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自分でできる雨樋掃除の方法!必要な道具と注意点、業者に依頼すべきケース

最終更新日: 2023年11月22日

屋根を囲うように設置されている雨樋は、目立たない場所でありながら家を守るために重要なパーツです。汚れなどで雨樋が詰まると雨水が溢れてしまいます。溢れた雨水が外壁にかかり、傷みや雨漏りを起こす原因にもなりかねません。

雨樋の詰まりによるトラブルを防いで、雨樋を適切に使い続けるには、定期的な掃除が必要です。雨樋は手順を守れば自分で掃除することもできます。

今回は、雨樋掃除の必要性や、自分でできる雨どい掃除の手順などを紹介します。

雨樋が汚れる原因

雨が滴る屋根

雨樋に汚れがたまると詰まるだけでなく、負担がかかると壊れてしまいます。どのような要因で雨樋にトラブルが起きるのかを理解しておくと、メンテナンスや破損の予防に役立つでしょう。主な原因を紹介します。

雨水に混じった落ち葉や土

雨樋のトラブルに最も多いのが、雨水に混じった枝葉や土などが流れ込む事です。周辺に森林や土のある場所がなくても、風で雨と共に異物が飛ばされ雨樋に入ってしまいます。

雨樋は屋根からの雨水をキャッチできるよう、上部が開いたU字状になっているのが一般的です。覆うものがないため異物が入りやすく、多くの汚れがたまると雨水によって葉や土が流される効果も薄くなってしまいます。

降水量が多い地域で雨樋の異物が流れやすかったとしても、水を集める集水器が詰まっている状態ではうまく排水されません。

動物の巣やフン

雨樋は異物だけでなく動物も入りやすい構造です。特にツバメやスズメが雨樋に巣を構えてしまい、巣材が詰まりの原因になるケースはよくあります。屋根に設置された雨樋は安定感があり狭く囲われた空間で、鳥が巣を作るのに恰好の場所です。

雨樋に入り込んだ動物の巣や排せつ物は、水の流れ道をふさぎ雨漏りを引き起こします。動物が侵入した場合は専門業者に駆除を依頼しましょう。動物の種類によっては鳥獣保護法の対象となっており、捕獲や駆除に申請が必要な場合もあります。

雨樋掃除に使う道具

雨樋の掃除を始める前に次のアイテムを用意しましょう。

  • 屋根に登れるほどの高さがある脚立やはしご
  • ゴミを取り除くためのホウキやトング
  • 水を流すためのホースやじょうろ
  • 軍手やゴム手袋
  • ゴミ入れ用の袋
  • バケツ
  • ヘルメット
  • パイプクリーナー
  • ワイヤーブラシ

雨樋の掃除は高所での作業となるため、万が一の事態に備えてヘルメットの着用が必須です。また、掃除用具以外に登るための道具も用意しなければなりません。

ほかにも、ゴミを入れる袋や手袋、水を流す道具、ゴミが詰まっているときに使う道具なども必要となります。

雨樋掃除の手順

雨樋

雨樋の掃除には正しい手順が大切です。詰まりの原因になっている場所も特定できるように、次の方法で作業を進めていきます。

  1. 雨樋に詰まったゴミを取り除く
  2. 雨樋に水を流す
  3. 縦樋の詰まりはパイプクリーナーでかき出す

1.雨樋に詰まったゴミを取り除く

雨樋を掃除するときは、まず雨樋に詰まったゴミを取り除きましょう。はしごや脚立を使って雨樋を覗き、トングでゴミを取るとスムーズです。はしごや脚立を使うときは、万が一の場合に備えてヘルメットを被りましょう

また、はしごを押さえたり、ホースの水を出したりする役割が必要なので、必ず2名以上で作業を行うことも大切です。

また、ゴミの溜まりやすい軒樋と縦樋が交わる部分はしっかりとゴミを取り除かなければなりません。ほかには、集水器にもゴミが溜まりやすいので、気をつけて見ておきましょう。

ゴミを放置すると、雨水が雨樋から溢れて地面が水たまりになるなどのトラブルが起きやすいです。

2.雨樋に水を流す

雨樋のゴミがおおよそ取り除けたら、次は水で洗い流す作業です。バケツやホースを使用して集水器から水を流してみましょう。集水器から勢いよく水を流したら、次はホースを使って軒樋全体に水が流れるように流します

水がちゃんと流れているかを確認しながら流しましょう。水が流れていない部分にはゴミがまだ残っていたり、雨樋自体が破損していたりする恐れもあるので、正常に水が流れるかどうかの確認が必須です。

きちんと水が流れれば、雨樋の掃除はこれで完了となります。掃除が終わったら再び異物が雨樋へ入り込まないよう、対策をしておきましょう。雨樋へ落ち葉や動物が侵入しにくくする「雨樋ネット」は、ホームセンターやインターネット通販で手に入れられます。

3.縦樋の詰まりはパイプクリーナーでかき出す

もし水が流れない場合は、パイプクリーナーやワイヤーブラシを活用するのもおすすめです。パイプクリーナーは、縦樋の下に通して引っ張るのを2回~3回繰り返してみましょう。ワイヤーブラシも、縦樋に通して何回か動かしてゴミをかき出します。

このときに、無理矢理力ずくで動かすと、雨樋の中が傷ついて故障し、水漏れなどのトラブルが発生しやすいです。そのため、詰まりが解消されないときは、無理をせず業者の利用も検討しましょう。

また、2階以上の雨樋の掃除は危険なので自分で行わず、専用の業者に依頼するのがベストです。雨樋の掃除は、プロの業者でも転落事故を起こすこともある危険な作業となります。なるべく業者に依頼して掃除してもらうようにしましょう。

自力で雨樋掃除する時の注意点

自力で雨樋掃除する時の注意点に気を付けて作業をしましょう。

注意点①2名以上で行う

雨樋掃除の手順は難しくありませんが、屋根に登らなければならない以上は落下のリスクを回避できません。そのため2名以上で作業を行いましょう。

1階の雨樋でも3mほどの高さの所にあり、脚立をかけて登る時にも支えてくれる人がいないと危険です。特に雨樋が2階以上の場所にある場合は、掃除中に落下すると命に関わることもあります。

作業になれていない人が無理に掃除をしようとすると、はしごをかけて登るときに雨樋にぶつかって、外れたりゆがませたりする危険も否めません。

屋根一周分をくまなくチェックしつつ、足元が不安定な状態で掃除するのは思いのほかハードな作業です。雨樋掃除は無理をせずプロに任せましょう。

注意点②雨樋の掃除をする時期は春と秋

雨樋を掃除するタイミングは、梅雨に入る前にあたる春と、落ち葉が増える秋です。
具体的な時期は、春は4月下旬〜5月上旬と、秋は10月が良いでしょう。春や秋は花びらや落ち葉が溜まりやすいだけでなく、風も強い日が多いので砂も飛んで来やすいです。梅雨や台風のシーズンの前に掃除と点検をし、ゴミを早めに取っておきましょう。

2階の雨樋掃除は危険なので業者に依頼を

2階の雨樋は地面から5~6mほどの場所になり、3階以上になると地面から10m以上の高さにあります。仮にベランダなどの足場が安定した場所であっても、転落すれば1階まで落ちてしまう恐れがあります。

自分で掃除するのは難しいため、業者に雨樋掃除を依頼しましょう。業者に依頼するならではのメリットがいくつかあります。

安全に雨樋の掃除ができる

プロは高所作業にも慣れているため、安心して掃除を任せられます。また、自分では手の届かない箇所も掃除してもらえるため、自分で掃除するよりも綺麗になります。

雨樋以外の部分にも異常がないか見てもらえる

業者に依頼すると、他の箇所にも異常がないか掃除のついでに点検してもらえます。

点検までなら無料でしてくれる業者がほとんどなので、依頼の際に「屋根の点検もしてほしい」と伝えましょう。

点検をしてもらえば、見えにくくて気づいていなかった破損個所を早期に発見し、補修できます。

業者に依頼した場合の費用相場は?

金属の雨どい

雨樋の掃除は自力でもできるものの、安全性や作業の仕上がりを考えるとプロに頼むのが安心です。自力で作業しない方がよい理由や依頼の相場、業者選びのポイントを解説します。

プロに頼んだ場合の費用相場

依頼する業者によって雨樋の掃除にかかる料金は変わりますが、数千~30,000円程度が相場です。

しかし雨樋のトラブルを放置して劣化や破損が起きている場合は、修理や交換をしなければなりません。1部分だけの修理であれば数千~30,000円で済むものの、全て交換する場合は安くても約150,000円・高ければ500,000円ほどかかるケースもあります。

修繕にかかる出費を抑えるためにも、早い段階で業者に雨樋掃除を依頼しましょう。作業に慣れたプロに頼めば、高圧洗浄機を使って詰まりも汚れもスッキリ落としてくれます。

業者選びには一括見積もりが便利

業者選びの際は1社だけでなく、複数社から見積もりを取ると適正価格を把握しやすくなります。しかし一つひとつ連絡先を調べて見積もりを依頼するのは、手間も時間もかかるでしょう。

オンラインの一括見積もりサービスを活用すれば、何度も自宅の状況を説明する手間もなく複数の業者から見積もりを取れて便利です。地域の業者とユーザーをつなぐプラットフォーム「ミツモア」では、最大5社から無料で見積もりが届きます。

業者の特徴や実際に利用したユーザーからの声も見られるため、依頼前の調査に必要な情報が十分にあります。不明点がある場合は、チャットで直接業者とやり取りするのがおすすめです。

雨樋の掃除費用を抑える方法

雨樋の掃除には相当の費用がかかります。しかし、雨樋は定期的に掃除をしなければならないため、1回あたりの金額を抑えたい人が多いのではないでしょうか。ここでは雨樋の掃除にかかる費用を抑える方法を紹介します。

自分で掃除する

汚れは溜め込めば溜め込むほど掃除が大変になり、その分業者に依頼したときの金額も上がってしまいます。そのため、金額を抑えるためには、普段からこまめに掃除しておくことが大切です。

こまめに掃除しておけば、ゴミが溜まりにくいので、1回あたりの掃除の負担も少なく、無理なく続けることができます。

掃除は、ゴミを取り除いて水を流すだけなので、慣れれば簡単です。軒樋の中のゴミはトングを使って取り除き、縦樋のゴミはパイプクリーナーなどでかき出します。最後に水を流してきちんと流れるか確認しておくだけでOKです。

ゴミがたくさん溜まらないうちにこまめに掃除して、業者に依頼するときの金額を抑えましょう。

雨樋の専門業者に依頼する

自宅にトラブルがあった場合、家を建てた工務店やハウスメーカーに修理などを依頼する人も多いのではないでしょうか。

工務店やハウスメーカーは、修理を提携している下請け業者に修理を依頼し、マージンをもらうのが一般的です。修理が終わって請求書が出てくるときは、工務店やハウスメーカーがとる分のマージンも金額に入るので、その分が上乗せとなります。

そのため、雨樋掃除の専門業者に直接依頼した方が、工務店やハウスメーカーに支払う中間マージンが発生しないので料金を抑えることが可能です。

また、専門業者に依頼するときは、業者によって修理にかかる金額やオプションの内容も異なるため、相見積もりを取ることも重要となります。複数の業者から相見積もりをとって内容を比較検討してから業者を決めましょう。

雨樋を掃除しないことのリスク

汚れた雨どい

雨樋(あまどい)は雨水を集めて、排水溝に流すためのパーツです。たまった汚れを放置していると、どのような問題が起こるのでしょうか?まずは掃除をする必要性を理解しましょう。

建物の劣化や雨漏りを引き起こす

雨樋には「軒樋」と「縦樋」の二つがあります。屋根に対して平行に設置されている軒樋が屋根からの雨水を集め、垂直の縦樋を通して地面に下ろす仕組みです。

雨樋に汚れがたまって詰まると、水が正しく流れず雨漏りを引き起こします。排水溝に向けて水が流れず、屋根から直接地面に水が落ちて建物にはねてしまうのも問題です。ひび割れがある外壁や基礎部分が雨水を吸い込むと、劣化が進みます。

詰まった汚れを掃除せずにいると、家全体に修繕が必要になって費用がかさんでしまいます。もちろん手入れを怠った雨樋自体も、詰まりからくる負担で損傷すれば交換が必要です。

シロアリの発生にも注意

木材を使用している住宅では、シロアリの発生にも注意しなければなりません。雨樋が詰まってうまく機能しない状態が続くと、湿気で木材が腐食しシロアリがすみ着きやすくなります。

湿度が上がって木材腐朽菌(木を腐らせる菌)が繁殖した家は、シロアリにとって絶好のすみかです。シロアリが増えると基礎部分や柱など、建物の強度を保つ部分まで食べられてしまう恐れがあります。

食害によりもろくなった木造住宅は、地震や災害による大きな衝撃に耐えきれません。万が一自然災害が起こったときに備えられるように、雨水から家を守る雨樋は小まめに手入れをしましょう。

ご近所トラブルの原因になる

雨樋が雨水を排水しにくくなると、自宅だけでなく隣近所に影響が及ぶのが問題です。汚れがたまった雨樋では本来のルートで排水できず、隣の敷地内に雨水が流れ込む恐れがあります。

近くにある家の外壁にはねた雨水がかかり、汚してしまうのも避けたいトラブルです。たまった汚れで雨樋への負担が大きくなると、金具が急に外れてしまいと隣人や車・隣家を傷付けるリスクもあります。

雨樋の手入れ不足で近隣に迷惑をかけると、大きなトラブルに発展する場合も少なくありません。近所と良好な関係を保つためにも、雨樋のメンテナンスが必要です。

雨樋の掃除は半年に1回の頻度で行う

雨樋は自分で掃除するのも手間はかかりますし、業者に依頼してもお金がかかるので、頻繁に掃除するのは大変です。どのくらいの頻度で掃除すれば良いのでしょうか。

雨樋の掃除は半年に1回程度春と秋に行うのがおすすめです。春や秋は気候が良い日が多いので、雨樋の掃除もしやすいでしょう。

ただし、雨樋の流れが悪いなどトラブルが起きているときは、臨機応変な対応が必要です。特に台風のあとなど風が強い日が続いたときは、たくさんの土や葉が飛んできている可能性があるのでこまめに掃除しましょう。

雨樋の詰まりを起こさないための予防策

雨樋はゴミや葉が溜まってすぐに詰まってしまいます。詰まりを放置すると思わぬトラブルにつながる可能性があるので、詰まりを起こさないようにすることも大切です。ここでは、雨樋の詰まりを起こさないための予防策を紹介します。

定期的に雨樋を点検する

雨樋が詰まりを起こさないようにするには、定期的に詰まっていないか確認することが大切です。特に風が強い日や台風のあとは、さまざまなゴミが飛んできている可能性があるので、一度点検しておいた方が良いでしょう。

ただし、自分で点検するのは1階の雨樋だけにとどめ、2階以上の高所の場合は、無理せず業者に依頼するのがおすすめです。高所の雨樋の点検は危険が伴うので、定期的に業者に依頼しましょう。

雨樋ネットを設置する

雨樋にゴミが溜まらないように、雨樋ネットを使用するのもおすすめです。雨樋ネットは網目のあるシート状のもので、丸めて雨樋に通して使用します。雨樋ネットを使うと、ゴミや落ち葉などが詰まりにくくなるので、詰まりによるトラブルの防止が可能です。

また、雨樋の上からかぶせるタイプの雨樋ネットも売られているので、使いやすい方を選んで使ってみましょう。

雨樋ネットにはメリットもたくさんありますが、掃除がしにくくなる点はデメリットです。掃除をするたびにネットを外さなければならないので、手間がかかってしまいます。ほかにも、雨樋ネットの網目よりも小さなゴミは雨樋に溜まってしまうのもデメリットです。

雨樋ネットの利用を検討している場合は、メリットやデメリットをよく考えて合うものを選びましょう。

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