ミツモアメディア

マウスが勝手に動くのはなぜ?原因と発生を防ぐチェックポイント紹介

最終更新日: 2021年08月27日

マウスカーソルが勝手に動き出す現象の原因や対策法を解説します。マウスが意図しない方向に動くと、マウスが故障したのではないかと不安になるかもしれません。

しかしマウスが勝手に動く原因は、身近なところに潜んでおり自力で解決できる場合もあります。

マウスが勝手に動く原因

黒いマウス

マウスの正常な動きを取り戻すには、マウスが勝手に動く原因を突き止めるのが肝心です。ここではマウスが勝手に動く原因を3点紹介します。

センサー部分の汚れ

使用中のマウスは、その裏面で机やマウスパッドに直接触れています。そのため裏面にあるセンサー部分は、ほこりやごみが溜まりやすい部分です。

センサー部分が汚れていると、マウスの動きをうまくパソコンに反映できません。そのためマウスカーソルが勝手に動いたり、意図しない方向に飛んだりするようになります。

マウス自体の汚れだけでなく、机やマウスパッドの汚れもマウスの誤作動につながります。机やマウスパッドが汚れていると、必然的にその上を行き来するセンサーも汚れてしまうからです。

バッテリーが切れかけている

ワイヤレスのマウスの場合、乾電池や充電池が切れかかっていると、マウスの誤作動が起こりやすくなります。電池容量が低下していると、マウスから発せられる電波の飛びが不安定になるからです。

マウスがおかしな動作をするときは、センサー部分の汚れの次にバッテリー切れを疑い、電池を交換してみましょう。充電式のマウスの場合には、しっかりと時間をかけて充電してみてください。

静電気が溜まっている

ワイヤレスマウスは使用中、静電気が内部に溜まります。うまく選択範囲を指定できず途切れてしまったり、ワンクリックがダブルクリックになってしまったりする場合には、この溜まった静電気が悪さをしている可能性があります。

マウスに蓄積する静電気を放電するには、マウスの電池を抜いた状態でマウスのボタンを何度かクリックし続けてみましょう。10秒程度クリックを続ければ、静電気が放電されて動作が正常に戻ります。

マウスの誤作動対策

Macのマウス

ここでは勝手に動くマウスへの対応策を紹介します。マウスが誤作動するときは、マウス自体の汚れを疑って対策を立てましょう。

マウスを掃除する

マウスの動きがおかしいときは、マウスの故障を疑う前に、マウス自体を徹底的に掃除すると良いでしょう。マウスを掃除すると、センサーの働きを邪魔していたほこりやごみが取り除けるため、マウスの動作が改善します。

除菌ウェットティッシュやエアダスター(手の届かない場所のほこりやごみを吹き飛ばすアイテム)などの道具を使えば、マウスを分解せずとも掃除が可能です。掃除だけでマウスの動きが改善する場合も多いので、勝手に動くマウスにお困りの方は、ぜひ一度マウスを掃除してみてください。

汚れないように注意する

マウスをきれいに掃除した後は、マウスを汚さず使えるように工夫しましょう。ほこりやごみによる誤作動を未然に防げます。

マウスを汚さずに使うコツは以下の通りです。

  • 外出や食事の後は手を洗ってからマウスを触る
  • パソコンが置かれたデスクで飲食をしない
  • 定期的にマウスを拭く
  • ほこり掃除がしやすいよう、パソコン周りに物を置かない

またシリコン素材でできた耐水性のマウスに変えたり、シリコン製のマウスカバーを付けたりするのも、マウスの汚れ対策に効果的です。これらのアイテムは水で洗えるので、マウスへの汚れの蓄積を防止できます。

マウスの掃除方法

マウスで仕事をする人

マウスを分解せずに掃除する方法なら、機械の扱いに不慣れな人でも問題なくマウスをきれいに掃除できます。ここでは光学式マウスとボール式マウス、それぞれの掃除方法を紹介します。

光学式マウスの場合

光学式とはLEDの光の反射を感知し、ユーザーの操作を読み取るタイプのマウスです。マウスの裏面から赤い光が出ていれば、そのマウスは光学式です。

光学式マウスの掃除では、以下の道具を用意しておきましょう。

  • 除菌ウェットティッシュ
  • 綿棒
  • つまようじ
  • エアダスター

光学式マウスを掃除するときは、まずマウスの電源を切ってください。無線タイプなら電池を抜き、有線タイプならパソコンとの接続を切りましょう。

始めに掃除するのはレンズ部分です。レンズとは裏面にある光を発する部分です。エアダスターを使ってほこりを吹き飛ばし、綿棒を使ってきれいに拭きましょう。

続いてマウス本体を除菌ウェットティッシュで拭きます。クリックボタンやスクロールホイールの周囲には隙間があり、ほこりやごみが溜まりやすくなっています。つまようじを使ってかき出すように掃除しましょう。

ボール式マウスの場合

ボール式とはボールの回転を利用し、ユーザーの操作を読み取るタイプのマウスです。ボールとマウスの間にごみが入ると、途端に反応が鈍くなります。

ボール式マウスの掃除では、以下の道具を用意しておきましょう。

  • 除菌ウェットティッシュ
  • 綿棒
  • つまようじ
  • 中性洗剤

ボール式マウスも光学式マウスと同じく、電源を切ってから掃除します。最初にマウス全体を除菌ウェットティッシュで拭きましょう。クリックボタンやスクロールホイールと本体の間に挟まる汚れは、つまようじを使ってかき出します。

次にマウスのボールを取り出して掃除します。マウスの裏面にあるボールのふたを左回しで回し開け、中のボールを取り出してください。マウスの内側にあるローラー(ボールの動きを感知する部品)の汚れは綿棒で落としましょう。最後にボールを中性洗剤で水洗いし、完全に乾かしてから元に戻します。

不具合が起きたらマウス本体を確認

マウスで仕事をする人

マウスの誤作動が起こる原因のほとんどは、マウス本体の汚れや溜まった静電気です。マウスが勝手に動いて困ったときは、まずこれらの原因を疑って本体をよく確認してみましょう。その上で今回紹介した対策法を実践すれば、自力でマウスの動きを正常に戻せるので、ぜひ試してみてください。

ミツモアでスマホ・パソコン修理のプロに見積もりを依頼しよう!

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロにスマホ・パソコン修理の見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

スマホ・パソコン修理の見積を依頼する!