「念願の新築に引っ越したのに、早速ゴキブリを発見してしまった」「古い家なら分かるけれど、新築なのにゴキブリが出るのはどうして?」
このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?せっかくの新築なのに頻発するゴキブリ被害、全て駆除してゴキブリのいない新築に戻したいですよね。
実は新築にゴキブリが現れるのは珍しいことではないのです。むしろ新築だからこそ、ゴキブリが出る可能性もあるんですよ。
この記事ではゴキブリが新築に現れる理由や対処の方法について解説していきます。綺麗な新築を楽しめるよう、ゴキブリに悩まされる日々に終止符を打ちましょう。
新築の家にゴキブリが出る理由!むしろ新築だからこそゴキブリに好まれやすい
新築にゴキブリが出る理由としては、主に以下の2つがあります。
- 新築の環境はゴキブリに好まれやすいから
- 新居の周囲がゴキブリの好む環境になっているから
より具体的に見ていきましょう。
新築の環境はゴキブリに好まれやすい
一般的な住宅にゴキブリが出やすいのは「機密性が低いため」ですが、新築には全く別の理由があります。新築だからこそゴキブリが出る理由には、次のようなものがあります。
- 引っ越し用のダンボールで、前の家から連れてきてしまったから
- 配水管にまだ水が通っておらず、登って来られるから
- 工事中は出入り自由な上、家電等の配管の穴があり侵入しやすいから
- 無人の新居は、ゴキブリの天敵がいない環境だから
- 締め切られた新居は、ゴキブリの好む温度・湿度・明るさになっているから
むしろ新築だからこそ「入りやすい」「敵がいない」といった好条件がそろっていることもあるんですね。そのため「築1年目だから出にくい」「築2年目以降は出やすい」などということはあまりないのです。
新居ならではの理由で侵入したゴキブリは、早期に対処すれば全滅させられる可能性が高いでしょう。新居には餌となるものがほとんど無いため、ゴキブリは「たまたま侵入しただけ」である可能性が高いんですね。
まずは「このような理由から新居でもゴキブリが出るんだ」ということを知っておけばOK。その上で、後述するゴキブリ対策を実践してみてくださいね。
新居の周囲環境に原因があることも
新居の周囲環境にゴキブリを寄せ付けやすい要素があれば、ゴキブリの発生確率も上がります。
以下に該当する場合は、ゴキブリが侵入しやすい環境にあるということ。新居のゴキブリ侵入リスクをチェックしてみましょう。
- 飲食店が近くにある
- 畑、公園、ゴミ捨て場、木が近い
- 近くにマンホールがある
- 近隣の建物で、害虫駆除をしていた
- 取り壊し中の建物がある
複数のチェックが付いた場合、一般の家よりもゴキブリの侵入リスクが高いと考えた方が良いでしょう。定期的なゴキブリ対策を行い、普段からゴキブリを寄せ付けない家にすることを徹底しましょう。
ゴキブリを寄せ付けないための対策をまとめた記事も参考にしてください。
新築の家でゴキブリが出やすいのはどこ?最優先に対策すべき場所ベスト5
新築にゴキブリが発生した場合「特にゴキブリの発生しやすい場所」を優先して対策するのがベストです。「水の通っていない配管」など、新築ならではの侵入経路が特定できれば、より効果的に対策ができますよね。
新築の家でゴキブリ対策すべき場所トップ5を紹介します。上位から順に対策をしていきましょう。
対策優先度1位:水回り(キッチン・洗面所・お風呂場)
【水回りのチェックリスト】
- 使用後は水気を拭き取る
- 使用していない排水口には蓋をする
- 水切りネットを使用する
- キッチンは週に1回以上掃除をする
- コンロ周りの油はこまめに拭き取る
新築の家で、最もゴキブリの発生率が高くなるのが「水回り」。水気のない配水管は、ゴキブリにとって一番の侵入経路となるからです。その上周囲にゴキブリの「餌や飲み物」となるものが多く、住みつく原因を作ってしまう場所です。
掃除がおろそかになってくる「築1~2年後」は特に要注意。今からでも遅くないので、チェックリストを活用してしっかりと対策をしておきましょう。
対策優先度2位:玄関
【玄関のチェックリスト】
- 週に1回以上掃除をする
- ホコリや髪の毛はこまめにとる
- 定期的に玄関や下駄箱内の換気をする
- 忌避剤を置いておく
玄関はゴキブリの侵入経路にもなりやすい要注意ポイント。水回りの次に重点的に対策したいスペースです。
玄関はついつい掃除を忘れがちな場所でもあります。玄関の掃除をおろそかにすると、土間の隅にホコリや髪の毛などがたまり、ゴキブリを呼び寄せる原因に。ゴキブリは少しのフケやホコリ・髪の毛でも餌にして生きることができるのです。
閉め切られた下駄箱も、湿気がたまりゴキブリが好む環境になります。「換気」と「掃除」を取り入れ、ゴキブリが住みつかない環境を維持しましょう。
対策優先度3位:寝室
【寝室のチェックリスト】
- ベッドの下のホコリを放置しない
- 布団はこまめに天日干しするか、布団乾燥機をかける
- 枕を定期的に洗う
- クローゼットを整理整頓する
- クローゼットを含めて寝室の換気をする
- 引っ越しのダンボールは全て捨てる
続いて優先したいゴキブリ対策場所は寝室です。優先度が高い理由はリビングに比べて掃除の手が回りづらい場所だから。他人の入らない寝室は、掃除が後回しになりがちです。
寝室はフケや髪の毛が多く発生しやすい部屋です。日中人が入ることも少ないため、ゴキブリにとっては快適な環境になりがち。
また非常に危険なのが「引っ越しのダンボールが寝室に置きっぱなし」というケースです。ダンボールはゴキブリの産卵場所になりやすいため、いつまでも置いておくのは絶対にNG。一刻も早く片付けるようにしてください。
対策優先度4位:庭(ウッドデッキや花壇・植木鉢)
【庭のチェックリスト】
- ガーデニング資材は封をして倉庫に片付ける
- 植木鉢や花壇は定期的にメンテナンスをする
- ウッドデッキは月に1回程度清掃する
- 植木鉢の場所を定期的に移動させる
- ガーデニングスペースは日当たりの良い場所を確保する
- ゴキブリが嫌うハーブを植える
新築に引っ越したことをきっかけにガーデニングを始める方も多いでしょう。けれどもゴキブリはガーデニングに使用される「堆肥」や「植木鉢」が大好きなので、気づかないうちに庭に集まってきてしまうことがあるのです。
「引っ越し当初はガーデニングをしていたけれど、最近はサボりがち」という人は特に要注意。枯れ葉やジメジメした植木鉢は、ゴキブリの絶好の隠れ場所になってしまうのです。
ガーデニングスペースがある場合、ゴキブリの苦手なハーブを植えるのも良いでしょう。「ミント」「タイム」「ラベンダー」などは性質も強く香りも良いため、初心者のガーデニングにもおすすめです。
対策優先度5位:ベランダ
【ベランダのチェックリスト】
- 月に1回程度掃除する
- 虫よけスプレーを定期的にまく
- 落ち葉や風で飛んできたものを放置しない
- 排水口を掃除する
- エアコンのホースにネットやキャップをする
掃除が最も後回しになりがちなベランダですが、ベランダは代表的なゴキブリ侵入経路の1つです。特にベランダの近くに木の枝や電柱などがある場合は、より注意が必要な環境と言えます。
月に1回程度は掃き掃除や排水口の清掃をする日を作るようにしてください。またエアコンのホースから侵入されるケースが多いので、ホースには害虫防止のネットやキャップを付けておくと良いでしょう。
新築に発生したゴキブリを確実に駆除する方法(入居からある程度時間が経っている場合)
すでに新築で発生しているゴキブリを駆除するには、基本的にはゴキブリ対策用の薬剤を使うのがおすすめ。放っておくとどんどん増えてしまう可能性があるので、なるべくすぐに行動に移しましょう。
それでは対策方法の具体的な内容を解説していきます。
駆除方法①:殺虫スプレーなどの薬剤を使う
いざゴキブリと遭遇した時に最も役立つのが「ゴキブリ専用の殺虫スプレー」。新居にはぜひ常備しておきたいゴキブリ対策アイテムです。
隠れてどこにいるか分からないゴキブリを退治するには、燻煙剤(くんえんざい)や毒餌を使うのが効果的です。
これらのアイテムの詳細は以下の記事で解説しています。
ちなみに殺虫スプレーを新居で使用する時には注意点があります。殺虫スプレーを長時間同じ場所に吹き付けると、床・壁紙や家具などが変色する可能性があるのです。あらかじめ目立たない場所にスプレーし、シミにならないかのチェックをしておきましょう。
スプレーのタイプによっても変色しやすい場所が異なるため、以下の表でチェックしてください。何種類かのスプレーを持っておき、場所にあったものを使用するのがおすすめです。
スプレーのタイプ | 代表的な商品 | シミになる可能性がある場所 | 備考 |
油性のスプレー | ゴキジェットプロ | ふすま、家具、建具、プラスチック材 | 油の成分が多いため、油染みが付きやすい場所は特に注意が必要です。プラスチック材は、変形の恐れもあります。 |
氷結タイプのスプレー | ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス | ふすま、家具、建具、大理石や御影石等の石材 | 油性のスプレーよりも染みになりづらい傾向があります。 |
アルコールスプレー | 消毒用エタノール | ワックスのかかったフローリング、ペンキ、ニスが塗られた場所 | アルコールには油を溶かす性質があります。 |
アルコールによるゴキブリ対策は、こちらの記事も参考にしてください。
ゴキブリが物陰に逃げてしまった場合に有効なアイテムも持っておくと安心です。おすすめは逃げた場所にワンプッシュすることで駆除&忌避できるタイプの殺虫剤。ワンプッシュタイプの殺虫剤には、以下の特徴があります。
- 効き目が持続する(ゴキブリ忌避効果がある)
- 狭い場所に使用しやすい形状になっている
- 即効性が高い
隠れたゴキブリが出てきて死ぬタイプの「ゴキブリワンプッシュ プロプラス」と、隠れ場所で死ぬタイプの「ゴキプッシュプロ」があります。
確実に駆除できたかどうかを確認したい場合は「ゴキブリワンプッシュプロプラス」がおすすめ。ゴキブリの死骸さえも見たくない場合は「ゴキプッシュプロ」を選ぶのが良いでしょう。
駆除方法②:すでにゴキブリが大量発生している場合は、プロの駆除業者に頼む
すでに新築にゴキブリが大量発生してしまっている場合は、やはりプロの駆除業者に頼むのが一番確実でしょう。巣の場所や侵入経路を特定して対策を打ってもらえるので、より確実に駆除できますよ。またゴキブリを見ずに済む点も良いですね。
ゴキブリ駆除を依頼するなら、ぜひミツモアを利用してみてください。お住まいの地域であなたが希望する条件に合ったゴキブリ駆除業者から、見積もりを出してもらえます。無料で複数社の比較ができるので、まずはお気軽に見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
入居直後にやるべきゴキブリ対策3つ
入居直後であれば、ゴキブリが増える前に駆除できる可能性が高いでしょう。被害を最小限に抑えるためにも、以下の対策を行いましょう。
入居後のゴキブリ対策において、重要なポイントは以下の3つです。
- 一刻も早く荷ほどきをし、ダンボールを片づける
- 燻煙剤(くんえんざい)や毒餌を使用する
- 家の隙間などの侵入経路をふさぐ
それぞれの対策について詳しく解説します。
入居時直後①:一刻も早く荷ほどきをし、ダンボールを片づける
「引っ越しから1年経ってもダンボールが片付いていない」。そんな家もあると思いますが、ゴキブリ対策のためには一刻も早く「ダンボール」を片付けることが重要です。
「ゴキブリが出る新居ならではの理由」で解説したとおり、ゴキブリは旧居から付いてきている可能性があるのです。また旧居から付いてきていなかったとしても、ゴキブリはダンボールを好むので、呼び寄せたり産卵場所として使われたりしてしまいます。
引っ越し後はなるべく早くダンボールを処理するようにしましょう。
入居時直後②:燻煙剤・毒餌を使用する
燻煙剤(くんえんざい)や毒餌は、見えないところに潜んでいるゴキブリを退治するための薬剤です。「新築でゴキブリを絶対に繁殖させたくない」という方は、引っ越し時にこれらを使用しておくと良いでしょう。
やり方は以下の通りです。
- 燻煙剤を使用する
- 2週間後に再度燻煙剤を使用する(1度目の燻煙剤使用後にふ化したゴキブリを駆除するため)
- 家具の裏やゴキブリを見たことがある場所付近に毒餌を設置する。(生き残ったゴキブリを、巣ごと全滅させるため)
新築のゴキブリ対策で「燻煙剤と毒餌」を使うのは、早期に決着を付けることが目的です。範囲が広く強力な薬剤を立て続けに使用し、室内のゴキブリを全滅させましょう。
入居時直後③:家の隙間などの侵入経路をふさぐ
最後にゴキブリの新たな侵入を防ぐための対策を行えば完璧です。以下の場所に隙間がないかを確認し、あった場合は対策をしましょう。
隙間を確認する場所 | 隙間を無くすためのグッズ |
キッチンシンクの下 | 隙間パテ |
室外機のホース | 使い古しのストッキング
市販のホースキャップ |
通気口 | 市販のネット |
排水口 | 市販のネット(編み目の細かいタイプ) |
またゴキブリの嫌う環境を維持すれば、ゴキブリの侵入や住みつきを防止できます。ゴキブリが嫌う家にするために、以下の3つの対策を取り入れましょう。
- 冬場に換気をし、冷気を入れる
- 換気で低湿度を心がける
- ゴキブリの嫌うハーブなどの忌避剤を利用する
ゴキブリ駆除のプロ探しはミツモアがおすすめ
地域のゴキブリ駆除のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。
ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。
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