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なぜゴキブリは絶滅しないのか?駆除するために知っておくべきこと

最終更新日: 2022年04月21日

ゴキブリの対処はとても難しいものです。なかなか駆除しきれないため「ゴキブリなんか絶滅してほしい」と考える人もいるでしょう。

ゴキブリの絶滅が難しい背景と、家庭に生息させないための方策やみつけたときの対処法について解説します。

ゴキブリが絶滅しない理由とは?

駆除しても次々と現れるゴキブリに、頭を抱えている人もいるでしょう。いろいろな対策をしても、なぜ絶滅させることが難しいのでしょうか。

①凄まじい繁殖力

駆除しきれない大きな理由として、極めて強い繁殖力が挙げられます。短期間で数多くの子孫を残せることが、ゴキブリの繁殖力につながっているのです。

普段は単独で活動せずに、コロニー(集落)を作って団体で生活します。メスの寿命は1年半程度ですが、1回あたり20~30個ほどの産卵を、生涯で15~20回行うのです。数多くの産卵が、ゴキブリの繁殖力の源流といえます。

メス1匹の一生につき、平均して400匹を超える卵を産みますが、20〜40日でふ化します。そして幼虫からサナギ、成虫へと成長し活動をはじめるのです。

繁殖力の強さは、産卵回数によるものだけではなく、卵にもその秘密が隠されています。カプセルのような役割を果たす「卵鞘(らんしょう)」の中にあるため、殺虫剤などからも守られるのです。

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②極めて高い生命力

ゴキブリが地球上に現れたのは、約3億年前だといわれています。以来、現代に至るまでの長きにわたって、数々の危機を乗り越えてきた高い生命力を持っているのです。

中でも「チャバネゴキブリ」の生命力は驚異的だとされています。致死量の薬剤にも耐えられる「抵抗性チャバネゴキブリ」も出現し、問題視されているほどです。

足が速いことも特徴で、体長の50倍もの距離をたった1秒で移動します。このスピードは人間に例えると時速300km以上にもなり、素早い動きで周囲からの攻撃をかわせるのです。

かむ力も強く、強力な「咬合力(こうごうりょく)」を武器に、ほかの昆虫が食べられない固いものでも、エサにしてしまいます

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③記憶力や学習能力も高い

迷路による実験によって、ゴキブリの記憶力の高さが証明されています。数回の試行で、出口までたどり着ける力を備えているのです。

特定の動作に対して電気ショックを与える実験によっても、その仕掛けを理解し、慎重に行動するようになるという結果も報告されています。

また本来は好むはずのブドウ糖を避けるゴキブリが現れた、という研究結果もあります。ブドウ糖と毒を混ぜたエサが増えたため、「甘い」と感じるはずの味覚を「苦い」と感知するように自らを変化させ、身を守っているのです。

さらに匂いでおびき寄せる罠に対抗するために、危険な匂いを学習する能力についても研究結果が出されています。このように、高い記憶力や学習能力も、ゴキブリが絶命しない理由のひとつといえるでしょう。

屋内にゴキブリを生息させないためには?

絶滅させることが難しいゴキブリを近寄らせないためには、屋内に生息させないことが重要です。

そのための効果的な方法について紹介しましょう。

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キッチンや排水口をきれいに保つ

ゴキブリは、少量の食べカスや洗い物の汚れなどもエサにします。食べものの切れはしが残るキッチンや、汚れがたまりやすい排水口などは、ゴキブリが寄って来やすい場所です。

「水が流れる排水口の下から登ってくることはないだろう」と考える人もいますが、そうではありません。少量の流水になら、管の内部につかまって水の流れに耐えられ、排水が止まったときに這い上がってきます

そのためキッチン回りや排水口近辺は、清潔さを維持しておくことがとても大切です。

窓や玄関などの隙間をふさぐ

窓や玄関はゴキブリが最も侵入しやすい場所です。そのため隙間をふさぎ、不用意に開放しておかないようにしましょう。

窓から室内に入る方法は、大きく二つあります。壁伝いでやって来る場合と、飛んで来る場合です。

「上層階ならば飛来してくることはないだろう」と思ってはいけません。途中まで樹木を登って、そこから壁伝いに来ることもあるのです。マンションの5階程度であれば、容易にたどり着けてしまいます

ダンボールや植物に注意する

ゴキブリをはじめとする昆虫の多くは、暖かく湿気のある場所での産卵を好みます保湿性を持ち保温性も高いダンボールは、絶好の産卵場所なのです。またふ化後には、エサとしてダンボールを食べることもあります。

そのため荷造りのために利用したダンボールを放置しておくことは、ゴキブリを招き寄せる要因になってしまうのです。

観葉植物などのプランターにも注意が必要です。土には十分な水分があり、幼虫の養分もふんだんに含まれています。またプランターの裏も、水気や汚れが付着しているため、卵が産み付けられやすい場所です。

ゴキブリを見つけたときの対処法

殺虫スプレーで死ぬゴキブリのイラスト

もしゴキブリを発見した場合は、どうするべきでしょうか。効果的な対処法について紹介します。

状況に合わせた駆除方法を選択する

目の前で這い回るゴキブリには、即効性のある「殺虫スプレー」が役立ちます。直接噴きかけ駆除しましょう。

部屋全体のゴキブリ対策には、くん煙剤が効果的です。霧状の薬剤を部屋のすみずみまで行き渡らせることで、隙間への対策もできます。ただし卵には効きません。

子どもがいる家庭などでは、人体への影響を心配することがあります。そのときはキッチン用洗剤や60℃以上の熱いお湯、濃度60%以上のアルコールなどをかけても駆除可能です。

また発見した場所からゴキブリの行動経路を推測し、「ベイト剤」という毒餌や捕獲器を仕掛ける方法もあります。すぐに退治はできませんが、場合によっては巣を壊滅できることも可能です。

関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介|ミツモア

確実に駆除するなら業者に依頼

生命力や繁殖力の高いゴキブリを確実に駆除したいなら、業者に相談することも検討してみましょう。ゴキブリが棲みつきやすい場所や弱点をよく知っており、徹底的に駆除をしてもらえます。プロによる駆除の後で予防策を講じればバッチリです。

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ミツモアでゴキブリ駆除を依頼する

ゴキブリが絶滅する可能性は残念ながら低い

およそ3億年にわたって活動を続けてきたゴキブリを、絶滅させることは難しいといえます。それほどの繁殖力と生命力を備えた昆虫なのです。

しかし、住宅内に近づけない方策や、見つけたときに駆除する方法はあります。防衛策と対処方法を効果的に実行しながら、あきらめずにゴキブリ対策を取りましょう。

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