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ケース別のゴキブリ対策!今すぐできる最強の予防策とは?

最終更新日: 2024年06月28日

ゴキブリは1年中生きている害虫です。特に気温と湿度が高い時期は活動が活発になるため、目の前に現れたら殺虫剤で退治するのはもちろん、ゴキブリを繁殖させないように侵入を防止することも大切です。

今回はマンションやアパートに住んでいる人でも可能なゴキブリの侵入を防ぐ最強の対策について、おすすめのアイテムを含めて紹介します。

最強のゴキブリ対策は「侵入防止+駆除剤」

ゴキブリは暗くて狭い湿気がある場所を好む夜行性の害虫です。春から秋にかけて成長し、気温が25℃を超える日が多い夏になると活発に動き始めます。冬に近づくと寒さで活動が鈍くなりますが、暖房が効いた部屋の中では20℃以上の温度の場合、1年中生息します。

単独よりも集合して行動する性質があるほか、繫殖力もとても高く、食べカスや仲間のフンといったあらゆるものも食べます。さらにサルモネラ菌や大腸菌などの病原菌も保有していることもあります。

家の中に潜んでいるゴキブリを何度駆除しても、壁の裏側やシンクの下など、1mmのすき間があれば、外から入ってきてしまいます。そのため侵入防止対策を行うのは欠かせません。

さらに家の中に隠れているゴキブリが繁殖しないよう、駆除剤を使います。このとき、すべての部屋で同時にくん煙剤を使ったり、ベイト剤や捕獲罠を冷蔵庫の下やトイレなどに置いたりして、逃げ場がないようにすることがポイントです。

この侵入防止と駆除剤の組み合わせが最強のゴキブリ対策であり、どちらか1つでも欠けてしまうと、何度もゴキブリの発生を繰り返してしまいます。

室内にゴキブリを侵入させないようにする対策

家庭でよく見かけるゴキブリは、主に「クロゴキブリ」と「チャバネゴキブリ」です。種類によって侵入経路が異なるため、種類の特性にあわせて対策を取る必要があります。具体的な対策は下記のとおりです。

ゴキブリの侵入防止策 効果の有無
玄関に忌避剤をまく 大いに有効
窓や網戸のすき間にテープを貼る 多少ある
すきまパテでシンク下や排水管のすき間をふさぐ 有効
換気扇にフィルターをつける 有効
ゴミ受けを使って排水口をふさぐ 多少ある
パイプクリーナーで排水管の中をきれいにする 大いに有効
防虫キャップでエアコンのドレンホースをふさぐ 有効
部屋の中にハーブ系の植物を置く 多少ある

玄関に忌避剤をまく

アース製薬 ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ|Amazon
アース製薬 ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ|Amazon

人の出入りが多い玄関は、室内にゴキブリが侵入しやすい場所のため、忌避剤をまいて侵入を防ぎましょう。特におすすめの商品は、アース製薬の「ナチュラス 天然ハーブのゴキブリよけ」です。ゴキブリが苦手な天然のハッカ油が含まれている忌避剤で、玄関やベランダなど、ゴキブリが集まりやすい場所に置いておくだけで1か月間忌避する効果が期待できます。

窓や網戸のすき間にテープを貼る

玄関と同様に窓や網戸のすき間もゴキブリが侵入しやすい場所です。ゴキブリが入ってこないように窓や網戸のすき間にテープを貼ってふさぎましょう。網戸と面する窓枠の内側に、窓を一周するように貼ると、ゴキブリだけでなく、蚊やコバエの侵入を防ぐ効果も期待できます。

すきまパテでシンク下のすき間をふさぐ

キッチンや洗面所のシンク下のすき間もゴキブリが侵入しやすい場所です。「すきまパテ」を使って、空いている部分を埋めましょう。「すきまパテ」は粘土でできている商品で、形状を好きなように変えられるのが特徴です。

「すきまパテ」だけでなく、排水管用のすき間防止用のテープで埋めるのもおすすめです。

換気扇にフィルターをつける

換気扇は直接外とつながっているため、すき間からゴキブリが侵入します。換気扇用のフィルターを取り付けて侵入を防ぎましょう簡単に装着できるフィルターがおすすめで、100円ショップやホームセンターで購入できます。

ゴミ受けを使って排水口をふさぐ

ゴキブリはキッチンやお風呂などの排水溝から、排水管を通して侵入してきます。

侵入を防ぐためには、網目が直径5mm以下のゴミ受けを使うのがおすすめです。物理的に侵入経路をブロックすることで、ゴキブリの侵入を防げます。網目の細かいものを使用すれば、小さな食べカスも受けられるため、排水管の掃除もしやすくなります。

パイプクリーナーで排水管の中をきれいにする

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排水管の中が汚れていると、排水トラップや椀トラップでゴキブリの侵入を防げても、腐敗臭で別の場所からゴキブリが出る場合があります。液体のパイプクリーナーや重曹などを使って排水管の中を掃除しましょう。排水口から投入して15~30分ほど放置した後、水を流し込むときれいになります。

防虫キャップでエアコンのドレンホースをふさぐ

イチネンTASCO 防虫ドレンキャップ|Amazon
イチネンTASCO 防虫ドレンキャップ|Amazon

エアコンの室外機のすぐ横には、「ドレンホース」というエアコンにたまった水を外に出すホースがあります。ここからゴキブリが室内に侵入することがあるので、ドレンホースの先端にドレンキャップをつけましょう。ゴキブリの侵入を防げるほか、エアコンからの排水もしやすくなったり、土やホコリが入るのを防いだりできます。

 

部屋の中にハーブ系の植物を置く

観葉植物や受け皿の水はゴキブリのエサになるほか、肥料を含んだ土は卵を産むのに最適な環境となります。もし部屋の中に植物を置く場合は、アロマティカスやスペアミント、レモングラスといったハーブ系の植物を置きましょう。ハーブ系の匂いはゴキブリにとって天敵のため、忌避剤としての効果も期待できます。

なおハーブ系の植物を置くときは、受け皿に溜まった水を定期的に捨てるなど、ゴキブリの住処が作られないように育てましょう。

家に隠れているゴキブリを見ないで駆除する対策

家にゴキブリが侵入しないように対策を行っても、キッチンや洗面所など、部屋の中にゴキブリが隠れている可能性があります。退治したいときは以下の駆除剤を使って侵入経路になりやすいところに仕掛けましょう。

駆除剤の種類 主な商品
くん煙剤 バルサン、ゴキムリエンダー、アースレッドWなど
ベイト剤(毒エサ) ブラックキャップ、コンバットキャップなど
捕獲罠タイプ ごきぶりホイホイ、ゴキファイタープロXなど

くん煙剤による駆除

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家の中にいるゴキブリをまとめて駆除したい人は、くん煙剤を利用しましょう。部屋中に殺虫成分を含んだ煙を充満させることで見えないところに隠れているゴキブリを駆除できます。

ただし効果を高めるためには、全部屋で同時に駆除する必要があるため、外出時に使用しましょう。さらにゴキブリの卵は駆除できません。初回の駆除から2〜3週間後にもう一度全部屋に使用しましょう。卵からふ化した幼虫を駆除できます。

レック バルサンプロEXノンスモーク霧タイプ|Amazon
レック バルサンプロEXノンスモーク霧タイプ|Amazon

くん煙剤の種類は主に3種類です。アース製薬の「アースレッドW」をはじめとした噴射力が強くて広範囲にわたって煙が広がる「煙タイプ」や、煙の量が少なくてあまり部屋を汚さない「水タイプ」、霧を拡散させてゴキブリを駆除する「ノンスモークタイプ」があります。

広い部屋や一般住宅では「煙タイプ」を、アパートやマンションといった集合住宅では「水タイプ」を利用しましょう。あわせて「バルサン プロEX ノンスモーク霧タイプ」をはじめとした「ノンスモークタイプ」のくん煙剤は、火災報知器のある部屋で利用するのがおすすめです。

ベイト剤(毒エサ)による駆除

アース製薬 ブラックキャップ|Amazon
アース製薬 ブラックキャップ|Amazon

冷蔵庫のすき間やごみ箱の周辺、洗濯機の下など、ゴキブリが侵入しやすい場所にベイト剤(毒エサ)を仕掛けましょう。ゴキブリが隠れ場所に戻ってから死滅するように成分や量が調整されているため、即効性はありません。ただ毒エサを食べたゴキブリだけでなく、フンや死がいを食べたゴキブリにも効くため、姿を見ずに巣ごとまとめて駆除したい人におすすめです。

主な商品はアース製薬の「ブラックキャップ」キンチョウの「コンバットキャップ」などです。多くの商品では数日経過しないと効果が発揮しませんが、「ブラックキャップ」は、仕掛けた当日から1年間効果を発揮してゴキブリや卵を駆除できます。

捕獲罠タイプによる駆除

アース製薬 ごきぶりホイホイ+デコボコシート|Amazon
アース製薬 ごきぶりホイホイ+デコボコシート|Amazon

ゴキブリを罠におびき寄せて駆除するタイプのものです。ゴキブリの死骸を見て駆除できたことを確認したい人におすすめのアイテムで、キッチンや風呂場、洗面所などに設置すれば、駆除できます。

主にフマキラーの「ゴキファイタープロX」などの商品がありますが、アース製薬の「ごきぶりホイホイ」はデコボコの粘着シートや足ふきマットを仕掛けているほか、ゴキブリの好物であるビーフやえびといった素材を使った誘引剤も使っています。

ゴキブリが住みにくい環境を作る対策

ゴキブリの侵入経路をふさぎ、家の中に隠れたゴキブリを駆除したうえでゴキブリが住みにくい環境を作るには、下記のような対策でエサと隠れ場所をなくすことが大切です。

こまめに家の中を掃除する

ゴキブリは雑食のため、食べのこしやホコリ、髪の毛などを食べます。洗濯機や冷蔵庫、タンスなどの裏側と下、食器棚の中は定期的に掃除するようにしましょう。あわせて食品や調味料を常温で保管するときは、タッパーなど密閉できる容器に保存したり、押し入れやクローゼットの掃除・整理整頓することも大切です。

生ごみを放置しない

生ごみをそのままにしておくと、臭いを発するだけでなく、ゴキブリやハエをおびき寄せてしまいます。三角コーナーや排水口にある生ごみは放置せず、すぐに処分しましょう

ただし生ごみを処分する際も注意が必要です。水気が残っているとゴキブリが寄ってくることがあるので、水気を切ってから捨てるようにしましょう。

不要な紙類やダンボールはすぐに処分する

紙類・ダンボールなどは、ゴキブリが卵を産みつけたり、越冬したりするのに都合がよい場所です。不要な新聞紙やダンボールは放置せず、すぐに処分しましょう

宅配便が届いたとき、ダンボールをくまなくチェックし、ゴキブリや卵がついていないかチェックすることで対策につながります。

関連記事:ゴキブリはダンボールが大好き?寄せ付けない対策や注意点を解説!ダンボール保管はNGなのか?

ゴキブリ駆除業者による対策とは?

自分でゴキブリの侵入対策をやってもすぐに効果は出ず、順を追って対策を進めるには時間がかかります。ゴキブリがどこに潜んでいるかわからず、不安を持っている人や対策をやってもゴキブリが現れて困っている人は、ゴキブリ駆除業者に依頼しましょう。費用はかかるものの、プロ目線の駆除や再発防止策を行ってもらえます。

 

ゴキブリ駆除業者がやってもらえる事

主に強力な殺虫剤やベイト剤を使ってゴキブリを死滅させたり、バキュームでゴキブリの成虫や幼虫、死がい、卵まで根こそぎ吸い取る作業を行います。ゴキブリの特性を熟知しており、巣がありそうな場所や侵入経路になりそうな場所を特定してもらえます。効率よくゴキブリの駆除や予防を行ってもらえます。

 

駆除業者に依頼する際の相場

建物の広さや間取り、周辺環境によって相場は異なりますが、ゴキブリ駆除業者に依頼した場合、料金は1~2万円ほどかかります。駆除または予防対策が終わるまで半日ほどかかる場合もあるため、依頼するときは事前に作業内容や料金を確認しておきましょう。

 

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ゴキブリの侵入防止や隠れている場所での駆除、住みにくい環境づくりに焦点をあてたゴキブリ対策について解説しました。自分たちでできる対策には限界があり、徹底的に侵入を防いで住みにくい環境を作りたいなら、自宅の状況に応じてゴキブリ駆除業者に依頼することをおすすめします。

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