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ゴキブリは繰り返し脱皮する!白いゴキブリは脱皮直後の姿!迷わず駆除しよう

最終更新日: 2022年04月21日

家の中でゴキブリによく似た白い虫を見たことはありませんか?もし「ゴキブリじゃないから駆除しなくてもいいかな…」と見逃していたなら、その優しさがあだとなっている可能性があります。

実はゴキブリは脱皮をする生き物。白いゴキブリがいたなら家の中で脱皮を繰り返して、大繁殖されている危険性があるのですよ。今回はそんな知られざるゴキブリの脱皮についてご紹介します。

身近なはずの害虫ですが、意外と知らないことだらけのゴキブリ。どんな生態かを知って、効率的に駆除していきましょう!

※脱皮したゴキブリの写真が出てくるのでご注意ください。

ゴキブリは脱皮をして真っ白な姿になる!

脱皮したゴキブリ

実はゴキブリは脱皮を繰り返す生き物で、脱皮直後は真っ白な色になるのです。

私たちが知っているゴキブリの色と言えば、黒や茶色といった暗い色合いですよね。白いゴキブリなんて、にわかには信じられないかもしれません。ですがよく考えてみると、セミも茶色や緑のものがいますが、羽化したては白や透明です。ゴキブリも同じで脱皮したては白色なのです。

もちろんゴキブリにも色々な種類がいます。例えば海外にはテントウムシのようなゴキブリや、タマムシのように美しい光沢のあるエメラルドのゴキブリも存在します。しかしこと日本においては、暗色以外のゴキブリはショップなどでしか見かけません。それにそもそも白いゴキブリ(種類として)は、世界でも発見されていません。

ですから白いゴキブリを見かけたとしたら、脱皮直後と考えてOK。「純白のゴキブリは縁起が良い」と思う方もいるかもしれませんが、結局のところ普通のゴキブリです。駆除の準備を進めるようにしてくださいね。

ちなみに生き物の脱皮は、非常に体力を使う行為です。そのため脱皮中~直後はかなり無防備。駆除するにはうってつけなのタイミングなのですよ。

ゴキブリ駆除におすすめのアイテムをこちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【一番効く】ゴキブリ対策のおすすめアイテム4選!効果や費用を比較し強力な商品を紹介|ミツモア

ゴキブリの脱皮はどのように起こる?

学校の理科の時間に、変態という言葉を聞いたことはないでしょうか。

カブトムシやチョウなどのように、幼虫から成虫の姿の差異が大きく、成虫になるにあたってサナギを経由するものを「完全変態」。バッタやカマキリのように、幼虫から姿があまり変わらず、サナギにならないものを「不完全変態」と呼びます。

ゴキブリは不完全変態をする虫で、サナギを作りません。変わりに脱皮を繰り返すことで、幼虫から成虫へと近づいていくのです。つまり脱皮をしているゴキブリはまだ成虫ではなく、幼虫の段階のゴキブリということですね。

ゴキブリの脱皮回数は5~10回ほどが平均。日本でよくみられるチャバネゴキブリなら成虫になるまでに約6回、クロゴキブリは10回ほど脱皮を行います。ちなみに脱皮をする際は、空気を吸い込むことで体を膨らませて硬い外骨格を破くのですよ。

脱皮のサイクルはゴキブリの寿命の長さとも関係しています。寿命の短いチャバネゴキブリは2カ月ほどで成虫になるので、週に1回の頻度で脱皮を行います。逆に成長がゆっくりで成虫になるまで1年ほどかかるクロゴキブリは、1カ月に1回のペースとなるのです。

脱皮をした直後のゴキブリは白色の姿をしており、体を覆う外骨格も柔らかくてフニャフニャ。しかし脱皮から1日ほど経つと乾燥して硬くなり、色も落ち着いて私たちの良く知る見た目へと変化していきます。

そして先ほどもお伝えしましたが、脱皮直後は無防備になります。栄養が足りていないゴキブリが近くにいた場合、たとえ仲間であっても食べられてしまうことがあるのです。

生まれたてのゴキブリも白いことがある

脱皮直後は白くなるゴキブリですが、卵から孵化(ふか)したばかりの時にも白くなることがあります。ただし数時間ほど経てばすぐに色がついて白色ではなくなるので、あまり目にする機会は無いでしょう。

ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)と呼ばれる固い殻に入っており、卵鞘の中には10~20個の卵が入っています。卵鞘から実際に孵化するまでの期間はおおよそ1カ月ぐらいで、そこからゴキブリの幼虫としての一生がスタートしていくのです。

関連記事:ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら要注意!駆除方法と今後の対策を解説|ミツモア

殻だけが落ちている場合も家の中で増殖している可能性アリ!

「動かないゴキブリを見つけたが、よく見ると外骨格である外側の殻だけの状態」。そんな不思議な経験はありませんか?そのような場面を見かけたら、理由は次の2つのどちらかと考えてください。

  • ゴキブリが脱皮をして抜け殻だけを捨て去った
  • アシダカグモがゴキブリを食べた

殻だけのゴキブリを見つけた場合は、既にご自宅でゴキブリが脱皮を終えて着々と成長している可能性があります。手遅れになる前に、早めにゴキブリ駆除の用意をしておいた方が賢明です。

ただしアシダカグモ(ゴキブリを好んで食べる大型の蜘蛛)が、ゴキブリを捕食した跡の可能性もあります。アシダカグモは捕食対象(この場合はゴキブリ)の体内を消化液で溶かしながら、中身を吸い取るという方法で食事をします。そのためアシダカグモに食べられると、外骨格だけが残ったままの死体が出来上がるのです。

基本的にアシダカグモは、見た目の恐ろしさを除けば人間には無害です。見つけたら外に逃がしてあげるようにしましょう。

何でも食べるゴキブリは自分の脱皮殻さえも食べてしまう!

ゴキブリの姿を良く見かける方でも、ゴキブリの脱皮殻自体はあまり見たことが無いかもしれませんね。それもそのはず、雑食性で何でも食べるゴキブリは、なんと自分の脱皮した殻までも食べてしまうのです。

なんとも驚きの生態ですが、脱皮中の仲間すら食べて共食いをすることもあるのがゴキブリ。そう考えると脱皮殻を食べるのは、なんだか当たり前な気もしてしまいますね。

白いゴキブリを放っておくのはNG!増える前に駆除しよう

くん煙剤

白いゴキブリはいわば成長段階のゴキブリで、見逃すといずれ卵を産んで繁殖をしてしまいます。そうならないよう白いゴキブリを見つけた時点で、ゴキブリ駆除の準備を進めておきましょう。

ゴキブリを殺すには殺虫スプレーが手っ取り早いと思いがちですが、目にするゴキブリは氷山の一角。ゴキブリを完全に駆除するには、群れ全体を叩かなければなりません。燻煙剤(くんえんざい)や、毒エサタイプのゴキブリ対策グッズも併せて使うのがおすすめです。

近年ではゴキブリの脱皮を妨害する駆除方法も開発中ですが、実用化まではまだ時間を要するようです。より画期的なゴキブリ対策グッズが発売されるのを期待しながら、現在使用できる対処法で駆除を進めていきましょう。

関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介|ミツモア

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