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ゴキブリが嫌いなアロマオイル8種類を紹介!効果的な使い方・作り方も徹底解説

最終更新日: 2024年06月28日

ゴキブリはハーブの香りがするアロマオイルが苦手。良い香りを楽しみながら手軽にゴキブリよけができるのなら、ぜひチャレンジしてみたいですよね!

アロマオイルを使ったゴキブリよけは比較的簡単にできますが、効果を上げるためには「使うアロマの種類」や「道具選び」が重要なのです。

この記事では、アロマオイルを使ったゴキブリ対策について解説しています。アロマオイルの使い方や、おすすめの商品についても詳しくご紹介していきますね!

アロマオイルはゴキブリに効く!効果的な使い方をチェック

アロマディフューザー

アロマオイルは、ゴキブリよけに高い効果を発揮します。アロマの力を生かしたゴキブリよけ商品が各メーカーから出ているのも、効果があることの証明と言えますね。

ゴキブリにアロマオイルが効く理由は、「清涼感」や「スパイシーさ」があるから。ゴキブリにとっては逃げ出したくなるような強い刺激臭になるのです。

アロマオイルによるゴキブリ対策の最大のメリットは、ゴキブリを近寄らせない効果があること。アロマオイルの香りは、ゴキブリを遠ざけるバリアの働きをします。そのため、ゴキブリを目にする機会を圧倒的に減らすことができるのです。

アロマオイルをゴキブリよけに使う方法としては、以下の3つがあります。

  1. アロマディフューザーというアイテムで室内に拡散させる
  2. 物に染み込ませて、部屋に置いておく
  3. アロマスプレーにして部屋に吹きかけておく

詳しいやり方は記事後半で解説しています。

ゴキブリよけにおすすめのアロマオイル8種!香りや効果を紹介

アロマオイル

ゴキブリよけに高い効果を発揮する8つのアロマオイルについてまとめました。

アロマオイル 香りの種類 人への良い効果 香りの相性が良いアロマ おすすめアロマオイル
ベチバー オリエンタル系

(ウッディーで湿った土を思わせる香り)

緊張を解き、リラックスさせる ラベンダー NAGOMIAROMA ピュアエッセンシャルオイル ベチバー10ml
ミント(ハッカ) ハーブ系

(メントールのすーっとした香り、ガムや歯磨き粉の様な香り)

気持ちがリフレッシュされる レモン 生活の木 エッセンシャルオイル スペアミント10ml
キャラウェイ ハーブ・スパイス系

(スパイシーな中にもほの甘さのある香り)

心を落ち着かせ、意識をクリアにする シナモン オーガニック  キャラウェイ 5ml【AEAJ表示基準適合認定精油】
クローブ スパイス系

(「チャイ」を思わせる、スパイシーな香り)

疲れた心が元気になる ミント

レモン

生活の木 アロマオイル クローブ 精油 3ml
シナモン スパイス系

(甘さの中にも刺激がある香り)

無気力な心が元気になる ラベンダー フレーバーライフ 精油 シナモンリーフ 3ml
レモン 柑橘系

(酸っぱさを感じる爽やかな香り)

気持ちを落ち着かせ、集中させる ユーカリ

ラベンダー

フレーバーライフ エッセンシャルオイル 10ml レモン
ユーカリ 樹木系

(清涼感と落ち着きのある香り)

頭がすっきりとし、集中力を高める ラベンダー enherb ユーカリエッセンシャルオイル5ml
ラベンダー フローラル系

(落ち着いた気持ちにさせくれる花の香り)

気持ちをリラックスさせ、安眠に導く レモン 生活の木 エッセンシャルオイル ラベンダー(フランス産) 10ml

天然成分が100%使用されており、ゴキブリ対策にぴったりの物を選びました。「香りのイメージ」や「人への効果」も選ぶ際の参考にしてください。

香りの種類は、大きく分けて以下の6つに分かれます。

オリエンタル系:甘さのあるエキゾチックな香り

ハーブ系:草の印象が強い、爽やかな香り

スパイス系:ピリッとした強さのある刺激的な香り

柑橘系:酸味を感じる、さっぱり系の香り

樹木系:森林にいることを彷彿(ほうふつ)とさせるような、落ち着いた香り

フローラル系:花の香りを思わせる、華やかで甘い香り

アロマオイルによるゴキブリ対策をする場合、生活空間がアロマの香りで満たされます。系統によって香りの印象が大きく異なるので、自分の好みに合う物を見つけてくださいね

またハーブはアロマオイル以外として使っても有効です。おすすめハーブや使い方をこちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ゴキブリ対策にハーブが効果的?ゴキブリが嫌うにおい・おすすめハーブを紹介|ミツモア

どれがいいのか分からない!アロマ初心者さんにおすすめのオイル

「種類が多すぎて選べない」「せっかくゴキブリよけにアロマオイルを買っても、苦手な香りだったら使い切れなさそうで心配」。そんなアロマ初心者さんは、次の3つのポイントでアロマオイルを選んでみましょう。

  1. 香りが親しみやすい:「ミント」「レモン」「ユーカリ」
  2. 価格が安い:「ベチバー」「ミント」「レモン」「ラベンダー」
  3. 色々な場面で使える:「ミント」「レモン」「ラベンダー」

アロマに慣れていない人や、香水の苦手な人がいる家庭では、香りの親しみやすさを重視しましょう。さっぱりとしつつ、なじみのある香りを選ぶと失敗が少なくなります。穏やかながらも清涼感のある「ユーカリ」は、男性にもおすすめです。

これからアロマを楽しみたい人であれば、ブレンドしやすく色々な場面で使えるオイルを選ぶと良いでしょう。香りの組み合わせを変えながら、毎日のゴキブリ対策を楽しむことができますよ。

ゴキブリが寄ってきてしまう逆効果アロマ

アロマオイルの中には、ゴキブリが寄ってくる逆効果の物もあるので要注意。以下のアロマオイルは、ゴキブリ対策としては絶対に選ばないでください。

  • アニス
  • バニラシード
  • オレンジ・スイート

ゴキブリは、フルーツや糖分を感じさせる甘い香りが大好物。餌としている食べ物の香りだからです。上記に挙げたアロマオイルは、いずれも甘くお菓子のような香りがします。ゴキブリ対策には「スーッとした清涼感と、ピリッと刺激的な香りが有効」と覚えておきましょう。

ゴキブリに効くアロマオイル・ディフューザーの選び方

アロマオイル・ディフューザー

アロマオイルでゴキブリ対策をする時には、使う道具選びも大切です。次の3つをしっかりと確認し、ゴキブリよけ効果を高めましょう。

  1. 高品質なアロマオイルを選ぶこと
  2. 拡散力のあるディフューザーを選ぶこと
  3. ブレンドする時は、香りの持続性を考えること

百均アロマはNG!ゴキブリよけには天然のアロマオイルを選ぶこと

まず大切な点が、アロマオイルの選び方です。ゴキブリよけとして使用するアロマオイルは、必ず天然成分が100%使用されている物を選んでください。天然成分が100%使用されているアロマオイルには、以下の表記があるため、購入前に必ず確認しましょう。

  • 「エッセンシャルオイル(Essential oil)」や「精油」といった表記
  • 精油の抽出方法
  • 精油の抽出部位

百均にもアロマオイルが売られていますが、ゴキブリよけとして選ぶのはNG。なぜなら、百均のアロマオイルは合成香料で「天然成分と似た香り」を出しているだけだからです。ゴキブリに効く成分が入っていないので、当然ゴキブリよけには意味がないという訳なのです。

また、効果を最大限高めたい場合は、高品質なアロマオイルを選ぶのが良いでしょう。高品質なアロマオイルは価格もお高めにはなりますが、その分より高い成分濃度を持っています。高品質なエッセンシャルオイルは、ハーブの栽培方法や採取地・エッセンスの抽出方法まで高いレベルで厳選されているので、商品を確認してみてください。

拡散力のあるディフューザーを選ぶ

ディフューザー(アロマを拡散させる道具)のタイプは大きく分けて4種類があり、それぞれ効果や価格・メリット・デメリットが異なります。傾向として、アロマの拡散力の強い物は、それだけ値段もアロマオイルの使用量も上がります。値段と効果のバランス・デザイン性などで、自分にぴったりのディフューザーを探してみましょう。

それでは、ディフューザーの代表的な4種類について順に解説していきます。

効果 価格 使いやすさ 特徴
ネブライザー式 ・原液を噴射する
・価格と効果が両方とも高い
超音波式 ・超音波を使う

・コスパが高い

・加湿効果がある

加熱式 ・蒸気を使う

・加湿効果がある

・加熱するため、衛生的に良い

気化式 ・特に手を加えず、自然とオイルの香りを広げる

「金額が少し高くても効果の高い物が良い」という方はネブライザー式を、「コスパ重視!」という方は超音波式を選びましょう。

超音波式と加熱式は加湿効果があるので、物置など湿度を上げたくない場所では使わないようにしてくださいね。

ブレンドの肝は持続性!効果を上げるアロマオイルのブレンド

上級者向けの方法ですが、アロマオイルをブレンドすることでゴキブリよけ効果を上げることもできますよ。

アロマオイルをブレンドする場合は、「香りの持続性」を高める組み合わせを選ぶのがポイント。香りの持続性を上げるためには、以下の方法でブレンドするのがおすすめです。

  • 香りの持続力を上げるベチバーをブレンドする
  • 揮発性の高いアロマオイル(ミント・ユーカリ・レモン)と、揮発性の低いアロマオイル(シナモン・クローブ)を組み合わせてブレンドする

揮発性の高いアロマオイルは、香りがすぐに立ちますが、その分消えるのも早いという特徴があります。一方揮発性の低いアロマオイルは、香りが立つのに時間がかかる分長く持続する特徴があるのです。

お互いの長所を引き立てるブレンドを探し、自分だけの「オリジナルゴキブリよけ」を作ってみてはいかがでしょうか。

ゴキブリよけに効果があるアロマの使い方3つ

エッセンシャルオイル

ゴキブリよけに効果的な、アロマオイルの使用方法を3種類紹介します。

  1. アロマディフューザーを使う
  2. 物に染み込ませる
  3. アロマスプレーを作る

それでは、順に見ていきましょう。

使い方①:アロマディフューザーを使う

「アロマディフューザー」とは、アロマオイルの成分を水蒸気や熱などの力で空気中に拡散させる道具のこと。ゴキブリよけに使用する場合、対策したい室内でアロマディフューザーを使用し、アロマオイルの成分を室内に拡散させてゴキブリ忌避効果を得ます。

【用意する物】

  • アロマディフューザー
  • アロマオイル
  • 水(ディフューザーの種類による)

【使い方】

  1. アロマディフューザーの電源を入れます。
  2. 水を使用するアロマディフューザーであれば、水を規定量入れます。
  3. アロマオイルを垂らします。
  4. リビングや寝室など、ゴキブリ対策したい場所でスイッチを入れます。
  5. 香りが弱くなってきたら、アロマオイルを足しましょう。

使い方②:物に染み込ませる

ガーゼや塩などにアロマオイルを染み込ませ、窓際やゴキブリの通り道などに設置する方法です。材料費が安く、身近な物で作れます。ただし香りが弱くなりやすく頻繁に取り替えなければならない点に注意が必要です。

【用意する物】

  • アロマオイルを染み込ませる物
  • ガーゼや塩
  • 珪藻土(けいそうど)ストーン(アロマストーン)
  • ジェリーボール(吸水性ポリマー)と精製水
  • アロマオイル

ジェリーボールとは、吸水性に優れた素材でできたインテリア用のビーズです。開封直後はカラカラに乾いて小さくなっていますが、水分を含ませるとふっくらプルプルに膨らむ性質があります。この性質を利用し、アロマオイルの成分を吸収させて天然の芳香剤を作れます。

【使い方(ガーゼ・塩・珪藻土ストーンの場合)】

  1. アロマオイルを、染み込ませたい物に垂らします。
  2. 玄関や窓際、家具の裏などに設置します。
  3. 数日から1週間で、新しい物に取り替えます。

【使い方(ジェリーボールの場合)】

  1. ジェリーボールに精製水を浸し、半日程度吸水させます。
  2. 十分に吸水させジェリーボールが2cmほどの透明な球体になったら、好みの容器に移し替えます。
  3. ジェリーボールが入った容器の中に、数十滴ほどのアロマオイルを垂らします。
  4. 香りが弱くなってきたら、オイルを追加します。
  5. 水分が乾燥し、ジェリーボールが小さくなってきたら精製水を追加します。

アロマオイルは紫外線で変色する物もあるので、アロマオイルを染み込ませるガーゼなどには、お気に入りの物を使わない方が良いでしょう。

使い方③:アロマスプレーを作る

アロマオイルの成分を抽出したアルコールスプレーを作る方法です。小分けのボトルに詰め、携帯できるのが大きな魅力。

【用意する物】

  • エッセンシャルオイル
  • 無水エタノール
  • 精製水
  • ミストスプレーボトル(遮光性のある物)

【作り方】

  1. 遮光性のスプレーボトルに、無水エタノール10mlと精製水40mlを入れます。
  2. ボトル内に、エッセンシャルオイルを4,5滴垂らします。
  3. よく振り混ぜれば使用できます。

アロマを使う時の注意点とは?

アロマディフューザーを使う人

アロマオイルによるゴキブリよけには、使用上の注意点もあります。中途半端に利用しても効果が現れなかったり、ご家庭によってはアロマの使用がお勧めできなかったりするケースもあるんですよ。

次の4つを事前に確認し、安全で効果の実感できるゴキブリ対策を行ってくださいね。

  1. アロマセット一式の準備にはお金がかかる
  2. 赤ちゃん、ペット、妊産婦さんがいる家では使用を控える
  3. 継続しなければ効果が現れづらい
  4. 発生してしまったゴキブリには効果がない

アロマセット一式の準備にお金がかかる

それなりの出費が必要になることが、注意点の1つです。百均で準備できる物はほとんどなく、一式の準備には初期費用が数千円単位かかります。

アロマオイルも比較的高額なため「自分で作れないの?」と思う人もいるのではないでしょうか。残念ながら、アロマオイルを自作するのは相当難しい作業。一滴のオイルを精製するだけでも、何10kg何100kgといった量の原料ハーブが必要になるのです。

できる限り金額を抑えたい場合は、ガーゼなどのアロマオイルを染み込ませる方法からスタートするのがおすすめです。

赤ちゃんやペット、妊婦さんなどに注意

比較的安全性の高いアロマオイルですが、使用上注意が必要な場合もあります。以下に該当する場合、使用を控えてください。

  • 動き回れる赤ちゃんや小さい子供がいる家庭
  • 犬や猫がいる家庭
  • 妊産婦さんがいる家庭
  • アロマオイルの使用でアレルギーを起こしたことがある
  • 高血圧など、医師治療を受けている

天然のアロマオイルは、植物の有効成分が凝縮されています。商品に記載されている用法用量や注意点を守り、正しく使用することが大切です。

あくまでも「忌避」なので、継続しないとNG

「一時期だけ」や「少量だけ」の使用では、思ったような効果が見込めない可能性もあるため注意が必要です。

とはいっても、「24時間は焚き続けられない」という場合は、以下の点を押さえるだけでも効果が上がります。試してみてください。

  • 夜間や夏場に集中的に焚く
  • 玄関、リビング、キッチン付近で頻繁に焚いておく
  • アロマオイルを染み込ませたガーゼなどは、窓際や家具の裏・キッチンの引き出しに設置する

確実にゴキブリを排除したい場合は、ゴキブリが侵入しそうなすき間を埋めるなどアロマ以外の方法を併用するのもおすすめです。以下の記事で方法を紹介しています。

関連記事:ゴキブリを寄せ付けない・侵入させない方法!玄関や部屋に使うおすすめグッズを紹介|ミツモア

発生したゴキブリを駆除する効果はない

アロマオイルでは発生してしまったゴキブリを退治することはできません。すでに何度もゴキブリを見かける状況の場合は、殺虫効果のあるアイテムを使って駆除しましょう。

目の前のゴキブリを駆除するには殺虫スプレー、家に潜むゴキブリをまとめて駆除したいときはくん煙剤がおすすめです。死骸を見たくない場合、ブラックキャップなどの毒エサも効果があります。

状況に応じた駆除方法は以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介| ミツモア