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ゴキブリは排水口から侵入する!効果的なふさぎ方を解説

最終更新日: 2024年04月09日

家の中にある排水口は、ゴキブリが入ってきやすい場所です。排水口からゴキブリが侵入するのを防ぐためには、カバーを付けたり排水管の掃除をしたりと日頃から対策する必要があります。ゴキブリの侵入を防ぐ対処法と、ゴキブリを駆除する方法を解説します。

排水口からゴキブリが侵入する原因

排水口とは、キッチンなどの水回りにある排水を外に流すための穴のことです。家の外にある排水溝と似ていますが、役割が違うことに気を付けましょう。排水口は代表的なゴキブリの侵入経路ですが、どのようにして入ってくるかを解説します。

排水トラップ・椀トラップがない

排水トラップとは、排水管をS字などの折れ曲がった形状にしたものです。S字にしてあるため、管の途中に水がたまるのが特徴です。

椀トラップは排水口の周りにおわん状の部品をかぶせて、水がたまるようにする道具を指します。どちらも水をためておけるため、虫が排水口をたどって家の中に侵入するのを防げます。

排水トラップや椀トラップがない排水口は、ゴキブリが侵入しやすくなっているため、注意が必要です。

排水口に封水がたまっていない

排水トラップや椀トラップは水をためるための工夫ですが、ここでたまった水のことを封水といいます。ゴキブリが排水管を登ってきても、封水がバリアとなって侵入を防ぐ仕組みです

せっかく排水トラップがあっても、排水管や部品に異常があると封水がたまりにくくなります。どこかが割れていたりすき間があったりすると水が漏れてしまい、ゴキブリが入ってくる原因になるのです。

排水トラップがあるのにゴキブリが入ってくると思ったら、排水管に不具合がないか確かめましょう。排水管にトラブルがあった場合、業者に修理を依頼するのがおすすめです。

排水口・排水管のトラブルを業者に相談する

封水を泳いで超えてしまう

家に出るゴキブリの中には、クロゴキブリチャバネゴキブリなどの種類が存在します。これらのゴキブリは水中を泳げるので、排水トラップがあっても侵入を防げるとは言い切れません

封水が5センチ程度の深さであれば、泳いで乗り越えてしまう可能性があるため、完全にはゴキブリを防げないことに注意しましょう。

排水口があるキッチンやお風呂は、家の中でも特に水気の多い場所です。泳げるゴキブリは水回りにも多く発生するため、排水トラップがあるからといって油断しないようにしましょう。

排水管の接続部分にすき間がある

排水口からよく侵入するチャバネゴキブリは、体長が1cm程度と非常に小さいのが特徴です。そのため排水管が通る穴の、わずかなすき間も、ゴキブリの侵入経路になってしまいます

キッチンや洗面台などの排水管は、床に穴を開けて通すのが一般的です。床に開いた穴と排水管の間に少しでもすき間があれば、そこからゴキブリが入り込みかねません。

家でゴキブリをよく見かけると思ったら、排水管の周りを確認してみましょう。接続部分のわずかなすき間なら、自分でふさぐことも可能です。

排水口からゴキブリが侵入するのを防ぐ方法

家の中にゴキブリが発生しているなら、まずは排水口周りをチェックしましょう。侵入を防止するために、自分で実践できる対処法を紹介します。

排水トラップ・椀トラップを付ける

マンションなどの場合は、始めからおわん型のトラップが設置されていない部屋も数多く存在します。市販の椀トラップを購入して、新たに設置するのも効果的な方法です

また、家に設置されている排水管に排水トラップがあるかどうかも重要になります。排水トラップのないまっすぐなタイプであれば、排水管自体を交換してみましょう。

業者に依頼して排水トラップを取り付ける場合、約8,000円の工事費用がかかります。そこに出張費用やトラップの処分費用、部品代も加わるため、総額は見積もりを取って確認しましょう。排水トラップ本体の代金は、約3,000~9,000円が目安です。

排水管を洗浄して清潔にする

排水管に汚れがたまっているとカビや雑菌が増える原因となり、ゴキブリが発生しやすくなります。ゴキブリの好む環境を作らないためにも、定期的な掃除は重要です

市販のパイプクリーナーなどを使って、排水管を清潔な状態に保つようにしましょう。家にあるものなら、酢や重曹を使って掃除する方法もあります。

排水管の奥の方を掃除したいなら、ワイヤーブラシなどの道具を利用すると便利です。ゴキブリが入ってくる排水管はもちろん、シンクやコンロの周りなどキッチン全体を清潔に保つよう意識しましょう。

排水口カバーを付ける

手軽にできるゴキブリ対策としては、排水口にカバーを付けるのもおすすめです。ゴキブリの中にはトラップの封水を乗り越える種類もありますが、カバーがあればゴキブリが入ってくるのを物理的に防止できます。

せっかくカバーを付けたとしても、穴が大きめのものだと小さなゴキブリには効果がないかもしれません。細かい網目状のものや穴が小さいものなどを選びましょう。

排水口にカバーを付ければ、食べ残しなどのごみが下に落ちるのを防げます。排水管にごみがたまりにくくなり、カビが発生しにくくなるのもメリットです。

排水管の接続部分のすき間をパテなどで埋める

排水管と床の穴とのすき間をふさぐには、パテなどの道具を使って埋める方法があります。排水管以外に、エアコンのドレンホースにも使える方法なので、ゴキブリ対策として試してみましょう。

賃貸の場合は後で取り外しにくくならないよう、固まらないタイプのパテを使うと便利です。時間が経っても柔らかなパテであれば、退去するときに取り外せます。

排水管の周りをきれいに拭いて汚れや水分を取ってから、棒状にしたパテをすき間に貼り付けましょう。粘土をこねるような感覚なので、初心者でも簡単に実践できます。

侵入してしまったゴキブリの駆除方法

室内にゴキブリが侵入してしまったら、どのように駆除するかを考えなければいけません。すぐに試せるゴキブリの駆除方法を見ていきましょう。

洗剤・殺虫剤で駆除する

ゴキブリの駆除には、専用の殺虫剤を使うのが一般的な方法です。ゴキブリは動きが早いのが特徴ですが、スプレータイプのものなら比較的対応しやすくなっています。

キッチンの近くで殺虫剤を使いたくないなら、食器用の洗剤をかけて駆除することも可能です。小さな子どもやペットがいる家庭なら、洗剤を使う方法が適しています。

ただし界面活性剤入りの洗剤でなければ、ゴキブリを退治できないことに注意が必要です。駆除した後は素手で触らず、ゴム手袋などを付けて対応して、きちんと周りを消毒しましょう。

ベイト剤を置く

ベイト剤とは毒エサを利用した殺虫剤のことです。部屋に置いておくだけで自分が見ていない間にゴキブリを退治できるため、虫が苦手な人におすすめの方法といえます。

見えないところに隠れているゴキブリを誘い出せるのも、ベイト剤のメリットです。毒エサを食べたり、巣に持ち帰ったりしたゴキブリを駆除できます。

すでにゴキブリの巣ができている場合も、毒エサによってまとめてゴキブリを駆除することが可能です。引き出しの中やコンロの下など、暗い場所にベイト剤を置き、ゴキブリがエサを見つけやすいようにしましょう。

排水口からゴキブリが侵入するのを防ぐには工夫が必要

キッチンなどの排水口は、ゴキブリが入ってきやすい経路の1つです。排水口や排水管にはカビや雑菌が増えやすいため、ゴキブリが発生しやすい環境になっています。日頃から排水口の周りを清潔な状態に保ち、ゴキブリが入ってくるのを防ぎましょう。

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