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ゴキブリ対策にクローブが効果的なのは本当!使い方・パックの作り方を徹底解説!

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最終更新日: 2022年04月20日

「クローブを使ったゴキブリ対策があるって聞いたけれど本当?でも、どうやって使うの?そもそもクローブって何?」

クローブに興味はあるけれど、ゴキブリ対策に効果があるのか半信半疑という人も多いかもしれませんね。しかしクローブにゴキブリよけパワーがあることは本当。クローブの持つ成分に、強いゴキブリ忌避効果があることが分かっているんですよ。

この記事では、クローブがゴキブリよけになる理由や、クローブを使ったゴキブリ対策の方法を解説していきます。

「ゴキブリを見るのも嫌だ!」という人や「なるべく自然の物でゴキブリ対策をしたい」という人は必見です。

クローブはゴキブリよけに効果的!理由はその成分にあった

スパイス

乾燥スパイスとして料理に使用されるクローブ。結論からいうと、クローブには強いゴキブリよけの効果があります。

サウジアラビアやアメリカの大学の研究によると、「クローブから抽出したオイルが、ゴキブリよけになることをはっきりと示す結果が出た」のだそうです。

クローブが持つゴキブリよけの効果や、クローブを使ったゴキブリ対策のメリットを見ていきましょう。

そもそもクローブとは?虫よけ成分が含まれる香辛料

クローブ

クローブには「オイゲノール」という殺菌成分が含まれており、この成分がゴキブリ忌避に効果が高いことが明らかになっています。オイゲノールには高い殺菌・抗菌力があり、皮膚刺激性があります。この性質が、昆虫や水生生物・犬・猫などの体の小さい生物にとっては毒性となるのです。

しかし高濃度でなければ人間にとっての危険性は低く、有用な成分です。抗炎症性もあるため、歯科治療などにも利用されているんですよ。

クローブはインドネシア原産のフトモモ科の植物です。スパイスとして市販されているクローブには、主に2つのタイプがあります。

  • 粉末タイプ:乾燥したクローブのつぼみを粉末にした物
  • ホールタイプ:乾燥したクローブのつぼみそのままの形で売られている物

ゴキブリよけとして使用する時は、持続性がありコストパフォーマンスにも優れた「ホール」のクローブを使用します。

クローブによるゴキブリ対策のメリット4つ

クローブを使ったゴキブリ対策のメリットは、大きく4つあります。

  1. ゴキブリに会わなくなる
  2. 殺虫剤に比べて割安
  3. 天然成分でゴキブリよけができる
  4. クローブの香りにアロマ効果がある

メリット1:ゴキブリに会わなくなる

クローブは、ゴキブリが嫌う成分を持っています。そのため、ゴキブリの通り道や侵入経路にクローブを使うことで、ゴキブリの侵入自体を防いでくれるのです。

置き型殺虫剤のようにおびき寄せて殺虫をするタイプだと、おびき寄せたゴキブリに遭遇してしまうことも……。その点クローブは、ゴキブリが寄りつかない環境に変えることができます。「見ることすら嫌だ」という虫嫌いの方にぴったりのゴキブリ対策なのです。

メリット2:殺虫剤に比べて割安

クローブをゴキブリよけにする時は、主に乾燥したホールのクローブを使用します。ホールのクローブの金額は、安い物で100g-600円ほど。100gあれば、一軒家でも1年間はゴキブリよけとして使用できます。

一方、一般的な置き型の殺虫剤は、1年間使用できる物だと1箱1,200円ほどの価格。

つまり、クローブを使用する場合、市販の置き型殺虫剤の半分程度の値段でゴキブリ対策ができてしまうのです。なるべく安くゴキブリ対策したい場合にも、おすすめできる方法といえます。

メリット3:天然成分でゴキブリよけができる

子供がいる家庭や、室内に観葉植物があるお家などは、なるべく殺虫成分のある薬剤は使いたくないですよね。クローブは「植物のつぼみ」を乾燥させた物なので、完全に天然素材。肉料理の味付けや、インドのミルクティー「チャイ」の味付けにも使われているスパイスです。

「なるべく化学成分は使用したくない、殺虫剤に不安がある」そういった場合にも、クローブであれば気兼ねなく使用できますね。

メリット4:クローブの香りにアロマ効果がある

クローブはスパイシーな中に甘さがある独特な香りが特徴。アロマオイルとしても利用されている植物です。

ハーブの香りやアロマテラピーが好きな人であれば、ゴキブリよけと同時に香りによる癒やし効果も期待できます。クローブのアロマは、疲れた時に気分を高揚させる力があるとも言われているんですよ。

クローブを使ったゴキブリよけグッズ(3種類)の作り方

クローブパック

クローブをゴキブリよけに使うにはいくつかの方法があります。ここでは最も効果があり、作るのも簡単な3つの方法を紹介します。

  1. クローブパック<おすすめ>
  2. クローブミストスプレー
  3. クローブアロマ

それぞれ使い方やおすすめの人が異なります。順番に見ていきましょう。

①クローブパック(手軽さ○持続性◎コストパフォーマンス◎)

クローブパック

乾燥クローブをお茶パックに入れて作る、置き型のゴキブリよけです。ゴキブリの侵入経路やゴキブリの隠れ場所に設置することで、効果を発揮します。

次のような人におすすめです。

  • ゴキブリの姿を見たくない人
  • スパイスやハーブの香りに抵抗がない人
  • ペットを飼っていない
  • 外から家に入ってくるゴキブリに困っている人

このタイプは1年程度、ゴキブリ忌避効果が持続します。「2年間放置すると再度ゴキブリが出現した」という口コミもあるので、1年で新しい物に交換すると高いゴキブリ忌避効果が見込めるでしょう。

クローブパックの作り方

【材料や必要な物】

  • 乾燥クローブ(ホール)100g:アパートやマンションで使用する場合は、50g程度でもOKです。
  • お茶パック:100均に売られている物でも問題ありません。
  • マスキングテープなどの、はがしやすいテープ:設置する時に使用します。

【手順】

  1. 乾燥クローブを、お茶パックにスプーン1杯ほど詰めていきます。
  2. ゴキブリの侵入経路や、家具の裏などに設置します。はがれやすいテープで貼り付けると、掃除などでずれることなく便利です。

おしゃれに作れば人に見られる場所への設置にも抵抗なし!

部屋にたくさん設置すればするほど、ゴキブリ忌避効果が高いクローブパック。しかし、「お茶パックを家の至る所に置くのは抵抗がある……」という人もいるかもしれませんね。

そういった場合は、インテリア感覚で見える場所に置ける「おしゃれなクローブパック」を作ってみましょう!

【おしゃれな作り方の例】

  • お茶パックを、巾着タイプや三角タイプ、または布製のサシェバッグに代えて作る
  • いくつかのクローブパックを麻ひもなどにリボンでくくりつけ、上から垂らす

シンプルな作り方よりも費用はかかりますが、クローブパックは長期間家に置いておく物。アロマのインテリアと同じように考え、お気に入りのひとつを作るのも楽しいですよ。

クローブミストスプレー(手軽さ△持続性△コストパフォーマンス○)

クローブミストスプレー

クローブのエキスが入ったアルコールミストを作り、吹きかけて使用する方法です。忌避材としても使えますが、ゴキブリに直接吹き付けて使用することもできます。

次のような人におすすめです。

  • クローブパックだと子供の誤飲が気になるという人
  • 常にゴキブリよけを携帯しておきたい人

効果は数日で薄れます。水分で薄まっていることや、アルコールに揮発性があることが原因ですね。ゴキブリの増える夏前には、こまめに吹き付けることで効果が上がります。

クローブミストスプレーの作り方

【材料や必要な物】

  • 乾燥クローブ(ホール):クローブのアロマオイルを数滴垂らすことでも代用できます。
  • 携帯スプレーボトル:100均に売られている物で問題ありません。
  • エタノール
  • ベビーオイル:ホホバオイルでも代用できます。

【手順】

  1. 携帯スプレーボトルの6分目くらいまでクローブを入れる。(アロマオイルで代用する場合は、オイルを数滴垂らす。)
  2. 携帯スプレーボトルの8分目くらいまでエタノールを入れる。
  3. ベビーオイルを4滴ほど垂らす。(オイルが多すぎると、スプレーが上手く機能しないことがあります。)
  4. 全体をなじませて数日置き、クローブの成分を抽出する。

クローブアロマ(手軽さ◎持続性△コストパフォーマンス△)

クローブ

クローブのアロマオイルを持っている場合は、アロマポットやディフューザー(アロマオイルを拡散させる機器)でアロマを焚くことでゴキブリよけができます。お手軽であることが一番の利点です。ただし効果があるのはアロマを焚いている時だけ。そのため、気になる場所で頻繁に焚いておく必要があります。

クローブアロマは次のような人におすすめです。

  • アロマオイルの道具を既に持っている人
  • アロマを楽しみながらゴキブリよけもしたい人
  • 子供やペットの安全性を考えなくても良い人

火を使ったアロマポットは、小さな子供やペットがいる家では危険です。使用を控えるか、子供の手が絶対に届かない場所で使用しましょう。クローブのアロマオイルは妊娠中には使用できませんので、妊娠中の人がいる家でも使用を控えてくださいね。

クローブアロマの作り方

【材料や必要な物】

  • クローブのアロマオイル:天然成分の物を用意します。
  • アロマポットやアロマディフューザー:アロマストーンでも可能ですが、香りの拡散力が弱いためたくさんの数が必要になります。

【手順】

  1. アロマポットやアロマディフューザーにオイルを垂らし、スイッチを入れます。

クローブアロマを作る場合は、オイル選びに注意しなければいけません。ゴキブリよけに使うアロマオイルは、天然成分100%のエッセンシャルオイルでないと効果がないのです。アロマオイルを選ぶ時は、合成香料でないことを確認してから購入するようにしてください。

クローブゴキブリよけの効果的な使い方解説

クロゴキブリ

クローブを使ったゴキブリよけは、薬剤のような「殺虫成分」が含まれていない分、効果的な使い方で忌避力を上げることが必須です。

クローブの効果を最大化するための「設置場所」「クローブ以外で必須となる対策」の2点を解説します。

クローブの置き方とおすすめの設置場所

クローブパックやクローブミストによるゴキブリよけは、以下の場所に設置(散布)するのが基本です。

  1. ゴキブリの侵入口
  2. ゴキブリの歩く道
  3. ゴキブリが好む場所
  4. 家の外でゴキブリが好む場所

もう少し具体的に解説していきますね。

置き場所①:ゴキブリの侵入口

ゴキブリの侵入口とは、外からゴキブリが入ってくる可能性がある場所のことです。具体的には以下の場所を指します。

  • 玄関
  • 窓際
  • システムキッチンの裏など、家の基盤とつながっている隙間
  • 排気口や換気扇など、家の外とつながっている場所
  • エアコンのドレンホース(エアコン内部にたまった水を、外に排出するためのホース)

置き場所②:ゴキブリの歩く道

ゴキブリは基本的に壁際や部屋の隅を歩いています。そのため、侵入口から続く壁際にクローブを設置(散布)すると効果が上がります。具体的には、以下の場所をチェックしてください。

  • 部屋の角
  • 侵入口から家具の隙間へ続く壁際
  • 家具と壁の隙間
  • ベッド下の壁際

置き場所③:ゴキブリが好む場所

ゴキブリが好むのは、「湿度の高い場所」「食べ物がある場所」「暖かい場所」です。以下のポイントをチェックし、クローブを設置してください。

  • 冷蔵庫の隙間
  • キッチンの引き出しの中
  • シンクの下
  • 洗濯機の裏
  • 洗面所・脱衣所の隅
  • 洗面所の引き出しの中
  • テレビの裏
  • 押し入れやクローゼット

置き場所④:家の外でゴキブリが好む場所

特に、ガーデニングをしている人は必見です!ゴキブリは堆肥のにおいや水分が大好き。ガーデニングには、ゴキブリが寄りつきやすい条件がそろっているのです。

以下のポイントに、ゴキブリよけを設置しましょう。

  • ガレージや、ガーデニング用品を置いている倉庫
  • 植木鉢の周り、プランタースタンド
  • ベランダの隅

家の外にクローブパックを設置する場合は、家の中で1年使用したパックを再利用するのがおすすめ。何もしないのと比べると、格段にゴキブリが寄りつきづらくなります。

ゴキブリ対策には清潔にすることが第一!クローブ対策以前に重要なこと

ゴキブリ対策の基本は、家の内外を清潔にすること。いくらクローブでゴキブリの苦手な香りを出していても、部屋がゴキブリにとって快適な状態であれば寄ってきてしまいます。

以下のポイントに気をつけて、ゴキブリを予防しましょう。

  • 餌となる物を放置しない:掃除をする。生ゴミは密閉して処理し、ため込まない。キッチン周りを清潔にする。
  • 水分を放置しない:こまめに換気し湿度を下げる。シンク周りの水分はできる限り拭き取る。
  • ゴキブリが侵入できる隙間を極力ふさぐ:換気扇やドレンホースにはネットをかける。家のひび割れや隙間はパテで埋める。排水口には蓋をする。
関連記事:ゴキブリを寄せ付けない・侵入させない方法!玄関や部屋に使うおすすめグッズを紹介|ミツモア

ペットがいる場合は要注意!クローブの注意点

カーペットと犬

ゴキブリよけの効果が高く比較的安全性も高いクローブですが、犬猫や水生生物などのペットには毒性があります。「使用しないようにする」または「獣医師に相談の上で許可が出た時のみ少量使用する」程度にとどめた方がよいでしょう。

また、人間への毒性は極めて低いものの「赤ちゃんが大量に口に入れること」や「妊娠中の大量摂取」には注意が必要です。動き始めた赤ちゃんや小さな子供がいる場合、クローブパックは絶対に手の届かない場所に設置するか、使用を控えることをおすすめします。

乾燥クローブが家にない?そんな時はこんなハーブで代用!

スペアミント ハーブ

クローブ以外にもゴキブリを寄せ付けない効果のあるハーブがいくつかあります。

  • シナモンリーフ(ただし、日本産シナモンのニッキはNG)
  • ハッカ(スペアミント)
  • フェンネル
  • ナツメグ
  • タイム
  • キャラウェイシード

ハーブの使い方については以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:ゴキブリ対策にハーブが効果的?ゴキブリが嫌うにおい・おすすめハーブを紹介|ミツモア

現れたゴキブリの駆除には殺虫効果のあるアイテムを使おう

殺虫スプレーから逃げるゴキブリ

ハーブ(クローブも含め)によるゴキブリよけは、いずれも殺虫効果はなく「ゴキブリを寄せ付けないようにする」だけである点には注意。「既に家の中にゴキブリの巣がある場合」や「クローブを使ったり掃除をしたりしてもゴキブリがいなくならない場合」は、本格的な駆除がおすすめです

ゴキブリを捕獲・退治する効果のあるアイテムには以下のような種類があります。

  • 殺虫スプレー
  • くん煙剤(バルサンなど)
  • 毒エサ(ブラックキャップ、ホウ酸団子など)
  • ゴキブリ捕獲機(ゴキブリホイホイなど)

これらのアイテムの効果的な使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介|ミツモア

家の中のゴキブリを駆除した上で、クローブパックによるゴキブリよけができればさらに安心でしょう。

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