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ゴキブリの卵を正しく駆除して大量発生を防ごう!駆除方法まとめ

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最終更新日: 2022年05月27日

ゴキブリを複数見かけたら、「家の中で繁殖しているのでは」と不安になりますよね。どんな見た目なのか、どこに卵を産むのかを解説し、ゴキブリを増やさないための対策を紹介します。

ゴキブリの卵はどんな見た目?

黒や茶色の固いカプセル状で、小豆のような見た目をしています。段ボールの中など、温かくて湿った暗い場所に産みつけられることが多いです。

ゴキブリの卵を見つけたらどうする?

卵に直接触らないようにゴム手袋やティッシュで卵を回収し、ビニール袋に入れてつぶします。こうすることで卵が孵化できなくなります。つぶした卵はビニール袋をしっかり閉じてゴミに出しましょう。

ゴキブリの卵を駆除する方法

ゴキブリの一生

ゴキブリの卵は殺虫剤が効きません。ゴキブリの卵を駆除する方法について解説します。

ゴキブリの卵を見つけたときの初期対応

ゴキブリの卵を駆除する方法は主に2つです。

方法①:卵ごと潰す

卵を見つけたら、ゴム手袋をした上でティッシュなどでビニール袋に卵を入れ、ビニール袋の中で殻を割りましょう。卵鞘(らんしょう)の殻を割ると中にある卵が乾燥するので、孵化(ふか)するのを防げます。そのままビニール袋の口をしばって燃えるゴミに出します。

ティッシュでくるんで潰しても良いですが、卵鞘の中にある卵は素手で触らないようにしましょう。ゴキブリの卵は細菌が多く付着していて危険です。

方法②:熱湯をかける

60度以上の熱湯をかけることで、卵をダメにすることができます。処理した卵はビニール袋に入れて破棄しましょう。

殺虫剤やゴキブリホイホイは意味がない

ゴキブリの卵は固い卵鞘に守られているので、殺虫剤やくん煙剤は効果がありません。これは、ゴキブリの種類にかかわらず同じことがいえます。

ゴキブリホイホイに産みつけられた卵も殻が破壊されていないと孵化してしまうので、殻を壊すことが重要なのです。

卵鞘を潰さずにトイレや台所の排水溝に流すという処理方法はNGです。流した先で卵が孵化し、排水溝から侵入してくる可能性があります。潰さずにティッシュでくるんでゴミ箱に捨てるという方法も、孵化してしまう恐れがあるのでやってはいけません。

卵の近くにはゴキブリの巣がある可能性

卵があるということは、ゴキブリの成虫が家の中に繁殖している可能性が高いです。近くに巣があることも考えられるので、くん煙剤や毒餌で成虫を駆除しましょう。特に卵を産むメスが毒餌を食べると、卵にも効果があります。

詳しい方法は「くん煙剤や毒エサで母ゴキブリを退治」でふれています。駆除しても何度もゴキブリが出現する場合や、徹底的に駆除したい場合は業者に依頼する手もあります。

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ちなみにゴキブリの巣は実体がなく、ゴキブリが寄り集まった場所を指します。巣ができる仕組みやできやすい場所、巣作りを防ぐ方法については以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:ゴキブリの巣がある場所は?駆除方法と発生を防ぐ対策を紹介|ミツモア

ゴキブリの卵の特徴

ゴキブリの卵

ゴキブリを駆除しても、卵が残っていたら繁殖してしまいます。ゴキブリの卵の特徴を把握し、孵化する前に駆除しましょう。

ゴキブリの種類別にみる卵の特徴【見た目、産卵期、大きさ】

ゴキブリの卵は共通して一方の面がギザギザになっていて、そこから幼虫が卵の殻を割って出てきます。見た目は小豆に似ていて、黒く、細長いです。

大きさや産卵時期・サイクル、1つの卵に含まれる幼虫の数はゴキブリの種類によって異なります。

クロゴキブリ

クロゴキブリは、1回の産卵で20~30個の卵が入った卵鞘を生みます。生涯で約17回ほどの卵鞘を産卵するといわれ、卵のサイズは12~13mmです。およそ1~2カ月の期間をおいて孵化します。産卵期は5~10月です。

関連記事:クロゴキブリは他のゴキブリと何が違うの?生態を知って駆除・予防しよう!|ミツモア
チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリの場合、1回で産卵するのは18~50個程度の卵が入った卵鞘です。生涯の産卵回数は3~10回とまちまちで、サイズは5mmほどと小さく、成虫になるまでの期間が短いためあっというまに増えてしまいます。産卵期はなく、一年中卵を産みます。

関連記事:チャバネゴキブリを駆除するには?おすすめの殺虫剤や注意点、生態を解説|ミツモア
ヤマトゴキブリ

ヤマトゴキブリの産卵回数は、メス1匹で生涯に7~19回と多めです。卵のサイズは7~10mmで、1つの卵鞘に12~16個の卵が入っています。卵は約1カ月ほどで孵化します。産卵期は7~10月です。

関連記事:ヤマトゴキブリの特徴や駆除方法は?寒さに強いゴキブリを退治しよう|ミツモア
ワモンゴキブリ

ワモンゴキブリは1つの卵鞘に10~14個の卵が入っています。卵の大きさは7~10mmで、6~8月が産卵期です。成虫の寿命が長いので、1匹のメスが産む卵の数は50~80個と多いです。卵は39日間ほどの期間を経て孵化します。

関連記事:ワモンゴキブリの生態!発生することで起こる被害と駆除方法を解説|ミツモア
関連記事:ゴキブリの種類と生態を紹介!繁殖時期や侵入経路から対策を練ろう|ミツモア

「ゴキブリは死ぬときに卵を産む」というのは嘘!

「ゴキブリは死ぬときに卵をまき散らすから、潰してはいけない」という噂を聞いたことがありませんか?

実はその噂、嘘なんです。ゴキブリは1度に1つの卵しか産めないので、死ぬ間際に大量に産卵することはありません。

ゴキブリの中には産んだ卵鞘をお腹に付けて生活する種類もいますが、殻が割れると孵化できないので、ゴキブリや卵自体を潰しても問題がありません

ただし、危機に瀕するとお腹につけていた卵が落としてしまうことがあります。卵の殻を割らずに放置すると孵化してしまうので、卵を見つけたら潰しましょう。

卵はカラカラで、孵化したら空っぽになる

ゴキブリの卵鞘はカラカラで、プラスチックの破片に似ています

ゴキブリの卵は一方のギザギザから幼虫が出ると、再び閉じるようになっています。卵を切ってみて中身が空っぽの場合、孵化が終わってゴキブリが繁殖してしまっているので、ゴキブリを駆除する方法を考えましょう。

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ゴキブリが卵を産みつけやすい場所

部屋に溜まった段ボールゴキブリの卵は、以下のような特徴の場所に産みつけられやすいです。

  • 温かい
  • 多湿
  • 暗い
  • 栄養源がある

具体的には以下のような場所が挙げられます。入念に掃除しておきましょう。

屋内
  • 電化製品と壁の間
  • シンクの下や排水管の近く
  • 段ボールや本の隙間
  • 観葉植物の下
  • 天井裏、床下
屋外
  • エアコンの室外機裏
  • 側溝の中
  • 植木鉢

また卵の近くには巣があり、ゴキブリが集まっている可能性が高いです。卵だけでなく、成虫も駆除しておきましょう。

関連記事:ゴキブリはダンボールが大好き?寄せ付けない対策や注意点を解説!ダンボール保管はNGなのか?|ミツモア 

ゴキブリに卵を生ませないためには

殺虫剤

ゴキブリの卵を駆除することも重要ですが、1番よい方法はそもそもゴキブリの発生を防ぐことです。ゴキブリの侵入、繁殖を予防する方法を紹介します。

卵が産みつけられる場所を作らない

ゴキブリの卵が産みつけられる場所を作らないようにしましょう。高温多湿で暗く、栄養源がある場所に卵を産みやすいです。

「ゴキブリが卵を産みつけやすい場所」で紹介しているような場所を入念に掃除したり、風通しを良くしたりしてください。

ゴキブリの侵入を防ぐ

ゴキブリが家に侵入する経路を排除しましょう。玄関の扉や窓のすき間、ベランダなどから侵入することが多いので注意しましょう。

忌避剤を使う、テープなどですき間を埋めるといったことをして、ゴキブリの経路を潰しておくのは有効な手段です。

また排水溝や換気口は、フィルターやゴミ受けを活用し、入ってきてしまわないようにすることも重要です。

関連記事:ゴキブリを寄せ付けない・侵入させない方法!玄関や部屋に使うおすすめグッズを紹介|ミツモア

エサを残さない

ゴキブリのエサとなる生ゴミや食べかすを残さないことも重要です。生ゴミを捨てることはもちろん、室内をこまめに掃除してゴキブリのエサになりそうなものがない状態にしましょう。

ゴキブリが好む環境である冷蔵庫の下やコンロのすき間などは、特に注意して清潔さを保つことが重要です。

タマネギなどゴキブリが好む食品の保管場所に注意し、好みそうなものは可能な限り排除しましょう。

ゴキブリは病原菌を持っていることから考えても、特に食品には注意が必要といえます。

くん煙剤や毒エサで母ゴキブリを退治

すでに家の中にゴキブリの侵入を許してしまっている場合は、くん煙剤や毒エサでゴキブリを退治しましょう

くん煙剤は部屋の隅々まで成分が行き届くので、ゴキブリを一掃することが可能です。2~3週間あけて2回使うとさらに効果が高まるといわれています。卵の状態のゴキブリには効果がないので、孵化するころを待ってもう一度焚くのです。

毒エサは殺虫スプレーのような即効性はありませんが、毒エサをゴキブリの巣に持ち帰らせて、巣の中にいる他のゴキブリごと一網打尽にすることができます。

また金属部品などの汚れを落とすパーツクリーナーで駆除するという方法もあります。詳しくは関連記事をご覧ください。

関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介|ミツモア
関連記事:ゴキブリ退治にパーツクリーナーが効果的なのはなぜ?即死するって本当?使い方や注意点を解説|ミツモア

プロに依頼するという手段も

何度も対策を重ねてもゴキブリの数が減らないということもあり得ます。

ゴキブリの卵は見つけにくく、わずかでも見逃していれば再び繁殖して元の数に戻ってしまうからです。屋根裏や床下に産卵されていたら、素人にはどうすることもできません。

何度駆除しても数が減らないという場合、業者に相談してみることも検討しましょう。大量発生の前に手を打っておきたいところです。

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業者によるゴキブリ駆除の費用相場

左胸に拳を当てる男性

ゴキブリの駆除を業者に頼んだ時の費用相場は以下の通りです。駆除にかかる時間は1~3時間です。

ワンルーム 8,000円〜30,000円
2LDK 21,000円〜50,000円
3LDK 25,000円〜60,000円
飲食店 1坪 3,000円〜

費用や時間は駆除する場所の状況や駆除の難易度などによって変動します。

苦手なゴキブリを見なくて済むうえに、自分では見つけられなかったゴキブリも駆除できるのでおすすめですよ。

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ゴキブリは繁殖力が高く、少しの間であっというまに数を増やしてしまいます。卵は見つけにくいところに産む習性があるため、素人では見つけにくいかもしれません。

ゴキブリの数がまったく減らない、すぐに発生してしまう場合は、プロの業者に相談することも検討してください。

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