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小さいゴキブリが毎日出たときの駆除方法。種類の見分け方も紹介

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最終更新日: 2024年06月12日

小さいゴキブリが毎日出るようになったら、どのように対処すればよいのでしょうか。ゴキブリは不衛生な環境を好み、食中毒やぜんそくなどのアレルギー症状を引き起こす原因にもなります。種類や見分け方も併せて、小さいゴキブリの駆除方法を解説します。

小さいゴキブリが急に毎日出始めた要因

それまではいなかったのに、急に小さいゴキブリが毎日出るようになった要因として、卵の孵化と新たな侵入経路の発生が考えられます。家の中にゴキブリが卵を産みやすい場所や、思わぬ侵入経路がないかどうか、チェックしてみましょう。

ゴキブリの卵がどこかで孵化した

小さいゴキブリが急に毎日出るようになったら、ゴキブリの卵がどこかで孵化した可能性があります。ゴキブリは暗く狭い・暖かい・湿気がある・餌が豊富な場所に卵を産みます。

家の中では、下記のような場所が狙われやすいため注意しましょう。

  • 冷蔵庫や食器棚の裏側
  • 排水溝
  • 水回りの排水口付近
  • 植木鉢の下
  • 段ボール
  • ブレーカーの中

またクロゴキブリの産卵時期は暖かい5~10月ですが、チャバネゴキブリは季節を問わず産卵します。このため1年を通して、ゴキブリが産卵しにくい状態を維持することが大切です

ゴキブリが侵入する隙間ができた

小さいゴキブリが毎日出るもう1つの原因は、ゴキブリが家の中に入り込める隙間ができてしまったことです。ゴキブリは驚くほど小さな隙間から侵入してきます。

例えば玄関ドアに郵便受けが付いている場合、その隙間を利用する可能性は高いでしょう。網戸や窓も、しっかりと閉まっていないとゴキブリの侵入ポイントとなります。

換気扇・排水管・エアコンのホースなど、外とつながっている場所も要注意です。ゴキブリは暗くジメジメした場所が好きなので、排水管に潜んでいることも多く、排水口の隙間から突然現れるケースもあります。

小さいゴキブリの種類と特徴

小さいゴキブリを見かけたら、卵からかえったばかりの幼虫の可能性が高いでしょう。ただしゴキブリにも種類があり、幼虫の特徴もそれぞれ異なります。家で見かけやすい小さいゴキブリの種類と、主な特徴を見ていきましょう。

クロゴキブリの幼虫

クロゴキブリは生息地域が広く、民家でもよくみかけるゴキブリです。成虫の体色は全体的に黒く、サイズは30~40mm程になります。

クロゴキブリの幼虫は、最も小さいときで4mm程度です。この頃は体が黒く白い横線がありますが、中期以降は全体的に赤褐色から茶褐色へと変化していきます。

クロゴキブリと間違えやすい種類に、ヤマトゴキブリがいます。成虫のサイズはクロゴキブリよりもやや小さいものの、幼虫は5mm程度とクロゴキブリの幼虫と同じくらいです。茶褐色で、背中に細い黄色の線が見えたらヤマトゴキブリと考えてよいでしょう。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリは成虫のサイズが15mm程度の、小型のゴキブリです。名前の通り、体色が茶色がかっているのが特徴です。

飲食店や食料品店、ホテルなどで発生することが多く、民家には少ないとされます。ただし繁殖力が強いため、油断は禁物です。

チャバネゴキブリの幼虫もクロゴキブリに比べて小さく、最小で3mm程度しかありません。体色は全体的に黒っぽく、胸の縁と脚は黄色です。また背中に黄色の斑紋が見られるのも特徴です。

ゴキブリではないケースも

小さいゴキブリに見える虫が、実はゴキブリではないケースもあります。以下の虫は家の中で見かけることが多く、小さいゴキブリと間違えやすいので、覚えておくとよいでしょう。

  • シバンムシ
  • チャタテムシ
  • トコジラミ

シバンムシは、カブトムシのメスを小さくしたような見た目が特徴です。2~3mm程の大きさで、米や小麦粉・乾麺・畳などを食害します。

チャタテムシはサイズ2mm程の半透明な体をしており、ダニと間違われることもあります。畳や本・段ボール・乾燥食品などを食害するほか、死骸が飛散するとアレルギーの原因となるため注意が必要です。

トコジラミは人やペットを刺して血を吸う害虫で、ナンキンムシとも呼ばれます。成虫のサイズは2〜10mm程です。いずれの場合も、その虫に効果的な方法で駆除する必要があるでしょう。

毎日出る小さいゴキブリの駆除方法

小さいゴキブリが毎日出るのは非常に厄介な問題ですが、適切な駆除方法を選べば、効果的に対処できます。自分で簡単に実践できる方法からプロの業者に依頼するメリットまで、ゴキブリの駆除方法を幅広く解説します。

殺虫剤スプレーや誘引毒餌を使う

小さいゴキブリが毎日出るときは、殺虫剤スプレーや誘引毒餌を使って駆除するのが効果的です。スプレーは即効性があり、出てきたゴキブリをすぐに仕留められます。ゴキブリの進行方向の少し前を狙って噴射すると、より確実です。

誘引毒餌は食べた直後ではなく、巣に帰ってから死ぬので、ゴキブリの死骸を見たくない人におすすめです。毒餌を食べたゴキブリのフンや死骸を仲間が食べるため、巣ごと駆除できるメリットもあります。

ただしどちらも、小さな子どもやペットのいる空間で使用する際は、吸い込んだり誤飲したりしないように注意しましょう。

粘着トラップ・捕獲器を設置する

粘着トラップや捕獲器は人やペットへの害がなく、手軽に使えます。家具の裏や水回りなどゴキブリの通り道に置くだけでよく、死骸を袋に入れて捨てられるので衛生的です。

粘着トラップはゴキブリを粘着面に誘導し、動けなくして捕獲する仕組みです。捕獲器には一方通行の扉が付いていて、一度入ったゴキブリは死ぬまで出られません。

なお粘着トラップの粘着力は、徐々に弱まっていきます。少なくとも月に1度は点検・交換を習慣にするとよいでしょう

くん煙剤でまとめて駆除する

くん煙剤は、部屋全体に殺虫成分を行き渡らせることで、害虫を一網打尽にできる強力な駆除法です。隙間に潜んでいる小さいゴキブリはもちろん、目に見えないほど小さなダニやノミなども、まとめて駆除できます。

ただしくん煙剤を使用する際は、事前にペットや観葉植物などを部屋から避難させる必要があります。家電製品や布団、子どものおもちゃなどは新聞紙やビニールシートで覆っておきましょう。

火災報知器やガス警報器は、煙に反応しないように袋をかぶせておくと安心です。使用後は部屋をよく換気し、床やソファなどに掃除機をかけて落ちている死骸を吸い取ります。火災報知器などのカバーも、取り忘れないように注意しましょう。

プロのゴキブリ駆除業者に依頼する

小さいゴキブリが毎日出てきて自分では対処しきれないときは、業者に依頼する方法もあります。業者では専用の薬剤を使うため、家庭用に比べて高い殺虫効果が期待できます。

死骸も適切に処理してくれるので、ゴキブリを見ずに駆除できるのもメリットです。再発予防対策をしてくれる業者もあり、一度依頼すれば長期間ゴキブリに悩まずに済む可能性が高いでしょう。

何度も市販のくん煙剤や殺虫剤を購入するより、費用・手間ともに軽減されるかもしれません。駆除業者を選ぶときは、利用者の口コミをチェックしましょう。

口コミが多く、かつ高評価の業者をいくつか選び、見積もりを取ります。複数の見積もりを比べることで、適正な価格かどうかが判断できます。

またゴキブリの中には毒餌や殺虫剤が効かない種類もいるため『1カ月以内にゴキブリが出た場合、無料で再駆除』のような保証があると安心です。

ゴキブリ駆除業者を探す

ゴキブリが出にくい環境を作るには

駆除に成功しても、ゴキブリにとって快適な環境が整っていると、再び発生する恐れがあります。ゴキブリが出にくい環境を作るには、どうすればよいのでしょうか。ゴキブリを防ぐための具体的な方法を3つ紹介します。

食べ残しや生ごみを放置しない

キッチンには料理の食べ残しや生ごみのように、ゴキブリの餌がたくさんあります。そのまま置いておくと、ゴキブリを引き寄せてしまうかもしれません。食べ残しは冷蔵庫で保存し、生ごみはビニール袋などに密封して清潔に保ちましょう

使った食器は速やかに洗い、食べカスを残さないようにします。お菓子やペットフードなどを、むき出しのまま置いておくのもよくありません。食べ終わったらすぐに片付け、テーブルや床に食べカスが落ちていないかどうかも、チェックしましょう。

高温多湿な環境を避ける

ゴキブリは、高温多湿な環境を好みます。室温25~30℃、湿度75%以上がゴキブリにとって最適な環境といわれています

キッチンや洗面所、浴室などの水回りはもちろん、湿気のたまりやすい押入れや家具の裏側などは、ゴキブリが発生しやすいため注意が必要です。

部屋の湿度が高くなりがちな季節には、エアコンや除湿機、換気扇などを活用して温度・湿度を調整しましょう。押入れや家具の隙間には、除湿剤を置くのもおすすめです。

ゴキブリのすみかを作らない

掃除や除湿を徹底していても、家の中にゴキブリのすみかとなる物があると再発につながります。例えば段ボールや新聞紙は湿気を吸いやすく、餌になるでんぷん質が含まれていることから、ゴキブリの格好のすみかといわれています。

特に段ボールには、配送の過程で卵が産み付けられている可能性もあるため、荷物が届いたらすぐに処分するのが賢明です。ごみ回収までに時間がかかる場合は室内に保管せず、ベランダや玄関ポーチなどに出しておくとよいでしょう。

小さいゴキブリを退治して快適に暮らそう

小さいゴキブリは、ゴキブリの幼虫または形や色が似た害虫である可能性が高いといえます。小さいゴキブリが出現する原因を突き止め、種類に合わせた効果的な駆除方法を実践することが重要です。

ゴキブリを駆除するときは、生息場所や侵入経路を探り、殺虫剤や粘着トラップなどを適切に使用しましょう。必要に応じてプロの業者に依頼するのも有効です。再発防止策にも注意を払い、ゴキブリのいない快適な暮らしを実現しましょう。

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