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ジェットバスのリフォーム知識まとめ。種類や効果、費用相場も解説

最終更新日: 2024年06月28日

浴槽の種類の一つ、ジェットバスに憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。実はジェットバスも、リフォームで自宅に取り入れることが可能です。今回はジェットバスに関する基礎知識と、種類や費用相場についても紹介します。

ジェットバスとは

ジェットバス

「ジェットバス」は大浴場や温泉施設で見かけるお風呂の一種です。この浴槽にはどのような特徴があるのでしょうか?ジェットバスの種類についても紹介します。

気泡やお湯を噴射する装置が付いた浴槽

ジェットバスとは、気泡やお湯を噴射する装置が付いた浴槽のことです。中に入れたお湯がぶくぶくと泡立ち、入浴すると程よい刺激を感じられます。

「ジャグジー」との違いについては、名前だけです。ジャグジーは世界で最初に開発した「ジャグジー社」の登録商名であり、ジャグジー社製以外のものはジェットバスと呼ばれます。両者に機能的な差異はありません。

タイプは4種類

家庭用のジェットバスは大きく分けて、「取り付け式」「マット式」「組み立て式」「設置式」の4種類です。それぞれに設置費用や利点が異なります。

「取り付け式」は工事不要で設置が可能です。気泡を発生させる小さな装置を浴槽に取り付けることで、既存の浴槽をジェットバスに変えます。ただし一定方向にしか泡が発生せず、本格的なジェットバスと比べるとパワー不足なのがデメリットです。

「マット式」は気泡を発生させるマット型の装置を浴槽の床に敷くタイプです。浴槽の底全体から気泡が発生しますが、基本的には浴室近くに電源コンセントがないと使えません。購入前には浴槽の大きさを計測しておきましょう。

「組み立て式」はジェットバス機能が付いた浴槽を空気を入れて組み立てます。ベランダで使えるサイズもあり、屋外でもジェットバスを楽しむのに最適です。コストはかかりますが、本格的なジェットバスと同等の高い満足感が得られます。

「設置式」は工事が必要ですが、自宅の浴槽が本格的なジェットバスへと生まれ変わるのが最大の魅力です。浴室の工法によっては浴槽だけでなく、全体のリフォームが必要になるケースもあります。

ジェットバスを使うメリット

お湯につかる女性

ジェットバスを使うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか?自宅の浴槽をリフォームする前に、メリットについても確認しておきましょう。

程よい刺激で体をほぐして癒やす

ジェットバスによって発射されたお湯は勢いよく泡立ち、入浴すると心地よい刺激を感じます。温浴効果に加えて筋肉もほぐれるので、疲れた体もじんわりと癒やされるでしょう。

セルフマッサージでは手が届かない部分がありますが、ジェットバスなら全身を刺激してくれます。ただお湯につかるだけでも癒やされますが、ジェットバスにすることでラグジュアリーな雰囲気を味わえてより一層リラックスできるでしょう。

ダイエットや美肌にも

ジェットバスによってほぐれた体は代謝が上がります。そのためジェットバス入浴は、ダイエットや美肌にもよいとされているのです。

ジェットバスから発生する気泡を体に当てることで、脂肪にも刺激が伝わります。ダイエットのためにマッサージをしている人は、この刺激がマッサージの代わりにもなるでしょう。

ジェットバスへリフォームする際の費用

清潔な浴槽

既存の浴槽からジェットバスへリフォームする場合、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか?注意点も合わせて見てみましょう。

以下の関連記事では、費用相場だけでなく実際のリフォーム事例を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:お風呂・浴室リフォームの費用相場・工期は?安くおさえる方法も解説|ミツモア

設置にかかる費用相場

ジェットバスの設置にかかる費用は、種類や既存の浴室工法によって変動します。種類別でかかる費用は以下の通りです。

  • 取り付け式:3,000~30,000円
  • マット式:10,000~30,000円
  • 組み立て式:600,000~2,000,000円
  • 設置式(浴槽のみのリフォーム):500,000~1,000,000円
  • 設置式(浴室ごとのリフォーム):800,000~1,800,000円

取り付け式・マット式・組み立て式は、購入後すぐに楽しめます。設置式の工期は浴槽のみで約1~3日です。据え置き型は約300,000円以上、埋め込み型なら約400,000~600,000円の工事費がかかります。

浴室ごとのリフォームは、タイル張りの在来工法で約500,000円、工期は平均約4~7日です。ユニットバスをリフォームする場合はさらに値上がり、費用相場は700,000~1,300,000円、工期は約3~4日かかります。

高額になるケースに注意

設置式の場合はジェットバス本体の価格に加えて「工事費」もかかる点を忘れてはなりません。ジェットバス自体も高額ですが、浴室の工法によって工事費と工期が変わります。本体価格だけを比較検討すると、総工費が高額になるケースもあるのです。

できれば工事費と合わせてどのくらいに収めたいのか、事前にシミュレーションをしておくことをおすすめします。

以下の関連記事では、浴室のリフォームを行う際に使える補助金について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【2022年】お風呂・浴室リフォームの補助金制度!どんな工事でいくらもらえる?自分は対象なのか?|ミツモア

コスト減には業者選びが大事

ジェットバス設置にかかるコストを抑えたい場合は、業者の選び方を工夫しましょう。業者によって工事費やサービス内容が変わります。

最初から一つに絞るのではなく、いくつか候補を挙げて検討しましょう。検討時には料金比較ができる「相見積もり」を取っておくと便利です。設置費用の相場が把握でき値引き交渉にも役立ちます。

多数の業者が登録しているミツモアなら最短2分で依頼ができ、一度に複数社の見積もりを取得可能です。依頼前にはチャットを通して直接やり取りができるため、希望に合った業者が見つけられます。

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ジェットバスを取り扱う主なメーカー

リフォーム業者

ジェットバスは種類によって機能が変わります。ジェットバスを取り扱うメーカーと、それぞれのリリース商品の特徴を見てみましょう。

3種のジェットバスから選ぶ「TOTO」

「TOTO」のジェットバスは3種類の浴槽タイプがあります。開口部が薄くバスタブの存在感をあえて目立たせない「MM」、自然なフォルムの「MO」、曲線デザインで南国のフルーツをモチーフにした「TR」です。

機能面では浴槽側面の穴からブロー水流を発生させる「ブローバスSX Ⅱ」、浴槽底面の8~10ヵ所から気泡を発生する「エアーブローⅡ」、浴槽側面に付いた照明が10色に変化する「水中照明Ⅲ」があります。刺激と癒やしの両方が楽しめるでしょう。

オプションで変更できる「リクシル」

「リクシル」はユニットバスにオプションを付けることで、2種のジェットバスに変更できます。首回りに直接湯をかけてくれる「肩湯」と、腰回りに優しい刺激を与える「サイレントジェット」、二つの機能を持つ「アクアフィール」が代表的です。

もう一つ代表的なのが「アクアジェット」で、浴槽の前後にある四つの穴から負担の少ない低刺激な気泡を発生させます。リクシルのジェットバスはどちらも低音設計なので、時間帯を問わず楽しめるのも魅力です。

2モード選択が魅力「トクラス」

「トクラス」のジェットバスはミクロの泡を発生させる「マイクロバブル」と、パルス噴流によってマッサージ感が得られる「ジェットバス」機能が付いています。ボタン一つで2種のモードに切り替え可能です。

マイクロバブルは浴槽内に数10〜数ミクロンの細やかな泡を発生させます。泡が肌の奥まで浸透することで、しっとり感とぽかぽか感が持続するのが魅力です。

ジェットバスでお風呂タイムをより快適に

明るい浴室

お風呂にこだわりたい人は、リフォームを検討するのも一つの手です。ただ温かいお湯につかるだけでも癒やされますが、ジェットバスがあればさらに入浴タイムが充実するでしょう。

手軽にお金をかけずに取り入れるか、浴室ごとフルチェンジするかでコストは大きく変わります。リフォーム業者は複数社を検討し、比較してから選ぶのがポイントです。

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