見積管理システムとは、見積書の作成から保管までをシステム上で行えるツールです。ツールによっては納品書や請求書も作成・保管できるため、バックオフィス業務の効率化や標準化につながります。
最終更新日: 2024年06月28日
「まずは様子見で導入したい」という担当者は、フリープランで使い勝手をチェックしましょう。無料で利用できる見積管理システム8選と選ぶ基準について紹介します。
無料で使える見積管理システム8選
無料で使える見積管理システムを8製品紹介します。
見積管理システム選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の見積管理システムが見つかります。 |
「MakeLeaps」手厚いサポートが嬉しい
- 定型パターンを作成してデフォルトに設定できる
- 送付通数の上限なし
- 無料プランでも手厚いサポートあり
「MakeLeaps(メイクリープス)」は見積書をはじめ、9種類の帳票の作成から承認までを管理できるツールです。グッドデザイン賞を受賞した分かりやすいUIで、デジタルリテラシーを問わず誰でも直感的に操作できます。
見積書は自社仕様に定型パターンを作成し、デフォルトとして使用可能です。内容は取引先ごとに変更・保存できるため、相手に合わせて作り直す手間がありません。請求書作成の負担が減る上、入力ミスの防止にもつながります。
無料プランだと利用上限は3社までですが、送付通数の上限はありません。チャット・メール・電話によるサポートの提供もあり、スモールスタートで導入したい企業におすすめです。
「PASELLY」簡易なCRMとしての利用も可
- 各種帳票の作成や合算書類の作成が可能
- 顧客情報の一元管理で簡易なCRMを実現
- テンプレートが豊富、カスタマイズが可能なので自社に合わせた書類デザインができる
「PASELLY(パセリ)」は見積書や各種帳票の作成から発行・送付までを一元管理できる、完全無料の帳票作成ツールです。簡易なCRM機能も搭載しており、取引先の情報はもちろん、見込み顧客の情報まで一元的に管理できます。
PASELLYの特徴は、利用できるテンプレートが豊富な点です。作成した書類を複製したり、見積書を請求書に変換したりすることも容易なため、用途や取引先にマッチした各種帳票を作成できます。
「invox発行請求書」電子帳簿保存法に完全対応
- さまざまな手段でデータ化を促進
- 原本画像と変更データの両方を10年間保管可能
- 見積から請求書まで一元管理が可能に
「invox発行請求書」は見積書や請求書など、国税関係の帳票を一元管理できるツールです。各種帳票は、AI とOCRオペレータが自動でデータ化します。
原本はもちろん、訂正履歴や申請・承認の変更データまで保存されるため、電子帳簿保存法の要件を適切に満たした上で10年間保存することが可能です。PDFや画像データだけでなく、スキャナや複合機でデータ化した紙ベースの帳票も保存できます。
「Misoca」ずっと無料で会計ソフトと連携も可能
- 無料版でも無制限で見積書を作成できる
- 見積書のメール送付が可能
- スマホアプリで見積書や請求書を簡単に作れる
「Misoca(ミソカ)」はテンプレートに必要事項を入力するだけで、見積書・納品書・請求書を簡単に作成できるツールです。無料版でも見積書・納品書の作成については上限が設定されていないため、コストの負担なく利用できます。
作成した見積書は、PDF形式や共有リンクで出力が可能です。取引先への送付は郵送とメール送信に対応しており、いずれも1クリックで発送作業が終わります。
スマホ・タブレットアプリをインストールしておけば、モバイル端末からも見積書の作成・送信ができるのもメリットです。
「抹茶請求書」あらゆる帳票をWEB上で作成・管理
- 見積書の作成はもちろん、顧客管理・商品管理まで対応
- 複数ユーザーでの利用が可能、権限の付与もできる
- 送った帳票の確認とコメント機能あり
「抹茶請求書」は各種帳票をブラウザ上で作成・発行できる、オープンソースの国産ツールです。複数ユーザーで利用できるうえ、ユーザーごとに権限を付与できます。
ツールの特徴は、顧客管理から商品管理まで対応している点です。取引先のデータや自社商品のデータは、簡易商品マスタに登録できます。見積書作成時に必要な情報を呼び出せば、手入力の工程をカットできる仕組みです。
作成した帳票は、ツールから直接メール送信できます。帳票にはコメントを受信できる機能が実装されており、取引先や上司からのコメントの確認も容易です。
「BillVektor」オープンソースなので完全無料
- 見積書・請求書作成と同時に送付書の作成が可能
- 見積書に記載した項目を請求書へ流用できる
- 発行日や取引先などのカテゴリ別で絞り込み検索ができる
「BillVektor」はWordPressのテーマとして使える、オープンソースの見積書・請求書作成ツールです。完全無料で使えますが、WordPressを利用していることが前提条件となります。
ツールをWordPressのテーマに設定すれば、見積書・請求書の作成や複製、さらには送付状の発行が可能です。見積書の内容は請求書にそのまま移行できるため、見積書さえ作ってしまえば請求書作成の手間はかかりません。
発行した見積書・請求書を見返したいときは、発行日や取引先などで絞り込み検索ができます。
「Invoice Plane」世界中で利用される高い利便性
- 世界193カ国でのダウンロード実績あり
- PayPal・Stripeなど電子決済に対応
- 海外製品だが翻訳パックをインストールすると日本語で使える
「Invoice Plane」はサーバーインストール型の見積書・請求書発行ツールです。オープンソースで提供されており、世界約193カ国・10万回以上ダウンロードされた実績を持ちます。外国産のツールではありますが、翻訳パックを利用すれば日本語での利用が可能です。
ツールの導入によって、見積書・請求書の作成から支払いまでのサイクルを一元管理できます。クライアントは25のオンライン決済プロバイダーから決済方法を選択できるほか、ビットコインによる決済も可能です。
「みんなの見積書Free」
- 見積書はもちろん、売上・入金管理まで対応
- タブ切り替え式なので素早く軽い
- インボイス制度に対応済み
ブラウザ完結型の各種帳票作成・管理ツールです。見積書はもちろん、発注書の発行や売上・入金管理まで対応できます。タブ切り替え型のため動きが軽く、操作のストレスを感じません。
軽減税率を含む複数の税率や、2023年10月より適用されるインボイス制度にも対応済みで、新制度スタート後も法律に準拠した見積書の作成が可能です。自社情報や顧客情報・商品マスタの管理機能を搭載している上、各種データの印刷・出力にも対応しています。
無料の見積管理システムを選ぶ基準は？
見積書の作成から管理までを行える無料ツールはさまざまあります。自社にマッチしたツールを選択するためには、どのような点に注目すべきなのでしょうか？
無料の見積管理システムを選ぶときに、チェックすべきポイントを紹介します。
必要な数のアカウントがあるか
見積管理システムを選択するときは、無料で利用できるアカウント数をチェックしましょう。無料版の場合、アカウントの上限が1名あるいは数名程度というケースが少なくありません。見積書作成に携わる社員全員にアカウントを付与できるのが理想です。
見積書を取引先とやり取りする場合、ツールによっては、取引先にもアカウントの付与が必要となるケースがあります。このタイプのツールを選択する場合、必要なアカウント数は取引先も含めて数えなければなりません。
機能は充実しているか
見積管理システムといっても、機能はさまざまです。まずは自社に必要な機能を明確化し、ニーズに合うツールを選択しましょう。
例えば見積書の作成から管理・請求書発行までを一気通貫で行いたいなら、CRM機能があると便利です。顧客情報をそのまま見積書に反映させられるため、手入力の手間がありません。帳票複製機能があれば、見積書の内容をそのまま請求書に移行することも可能です。
ただしツールによっては、無料版に機能制限を設けているケースがあります。ツールを選ぶときは「無料版でどこまで利用できるか」を細かくチェックするのがおすすめです。
見積管理の自動化で社員の負担を軽減
見積管理システムは見積書の作成から、発行・保管までを一元化できるツールです。搭載されているテンプレートを利用すれば、担当者は必要項目を入力するだけで適切に見積書を作成できます。
「まずはスモールスタートで様子を見たい」「コストの負担を抑えたい」という企業は、無料プランを利用することで自社とツールの相性を見極められるでしょう。
業務の効率化や労働生産性の向上が重視される昨今、見積書や各種帳票の作成・管理をツールで自動化することは、ごく当たり前に行われています。見積管理が社員の負担になっていると考えられる企業は、早急に自社にマッチしたツールの選定に取り掛かりましょう。
ぴったりの見積管理システム選びはミツモアで
見積管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの見積管理システムが見つかります。
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最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬソフトとの出会いもあるかもしれません。
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