IT市場の拡大や人材不足によって、エンジニアの獲得競争は激しさを増してきました。スカウト型採用は、低コストで優秀な人材を得られる手法として注目されています。
本記事では、エンジニア採用におすすめのスカウトサービスを9つ紹介します。さらに、エンジニア採用においてスカウトが適している理由や、サービスの選び方も解説します。
エンジニア採用におすすめのスカウトサービス9選の比較表
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Web/ITに特化したエンジニア特化型スカウトサービス6選

Web/ITに特化したエンジニアスカウトサービス6選を紹介します。
「Wantedly」意欲的な人材に出会える
- 企業理念や職場の魅力を伝えやすい募集・会社ページ
- スキルから希望する働き方まで、自社にマッチした候補者にアプローチ
- プロによるPR写真や動画撮影がオプション
登録人数が400万人以上と多く、返信率は平均約20%、月間応募数(1社当たり)は約25件と転職意欲の高い求職者にスカウトを送れます。
企業の応募ページには本数制限がなく、採用したい職種など切り口を変えながら企業の魅力をアピール可能です。ブログ形式の企業ページは、SNSやインターネット検索と連携してファンの流入を図れます。
応募・企業ページを評価する求職者を検索し、仕事の価値観でもマッチングを見極められるシステムです。自社に魅力を感じてスカウトを受けた候補者なら、働く意欲も高いでしょう。
| 登録者数 | 400万人以上 |
| 導入実績 | 要問い合わせ |
| 強みを持つ業界・業種 | エンジニア、ディレクター、マーケター、デザイナー |
| 料金形態 | 月額固定型 |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
「Green」エンジニア特化サービスの大手
- 20代・30代のエンジニア経験者が豊富
- いくらでも求人を掲載・投稿できて、ランニングコストは無料
- 一括アプローチや詳細検索で採用作業を軽減
登録者が120万人を超え、そのうち50%以上がIT・Web系エンジニア経験者なのが「Green」です。
料金は1件当たり60~120万円の成功報酬型で、職種ごとに一律で決められています。スカウトは月1,000件までは無料です。採用した人の理論年収で料金が変動しないため、予算を立てやすく無駄なコストを抑えられます。
求人票以外に各企業の広報ページが用意されており、プロのカメラマンやライターのサポートを受けながら作成できます。腰を据えてよいエンジニアを探したい企業に向いています。
| 登録者数 | 120万人以上 |
| 導入実績 | 9,000社以上 |
| 強みを持つ業界・業種 | ITエンジニア、Webデザイナー |
| 料金形態 | 成果報酬型 |
| 基本料金 | 60万円~120万円 |
「paiza転職」レベルチェックで採用を効率化
- 登録者のプログラミングスキルを5段階でランク付け
- 作成コードから候補者の考え方まで把握できる
- 登録・求人掲載などの初期費用が無料
「paiza転職」の特徴はプロフィールや資格だけでは判断が難しい、登録者の実力が可視化されていることです。求職者はプログラミングテストを受け、スキルの高さによってランク付けされています。
登録者は85万人以上おり、料金は採用した人の理論年収30%~の成功報酬型です。具体的な割合は、ランクによって変動します。
スカウト前にエンジニアの実力が分かるため、社内で育成する若手か入社してすぐに使える人材か、求める条件でターゲットを絞りやすいサービスです。
| 登録者数 | 85万人以上 |
| 導入実績 | 4,600社以上 |
| 強みを持つ業界・業種 | Web開発、ITエンジニア、マネジメント職 |
| 料金形態 | 完全成果報酬型 |
| 基本料金 | 30%~ |
「LAPRAS」手厚いサポートが嬉しい
- 返信率の高いSNSのDMを活用
- 候補者の転職意欲が高まる好機を通知
- ワンクリックでカジュアル面談につなげるための「興味通知」
登録者のSNS(X)にDMを送ることで、メッセージを読んでもらいやすくしているサービスです。スカウトのベストタイミングを知らせてくれるので、成功率の高いアプローチができます。
登録人数は3万人以上(2025年5月時点)で、料金形態は定額制の先行投資型です。具体的な料金は、企業規模によって異なります。
LAPRASの活用方法や個別化したスカウトメールの書き方など、エンジニア採用の幅広いアドバイスも受けられます。
| 登録者数 | 3万人以上 |
| 導入実績 | 1,000社以上 |
| 強みを持つ業界・業種 | ITエンジニア |
| 料金形態 | 月額費用のみ、月額費用+成功報酬型、成功報酬型 |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
「Findy」OSS技術に敏感な人材が多い
- 自社の魅力を引き出す求人票作成をAIが支援
- エンジニア採用のノウハウを持った専任サポートあり
- マッチング作業は「いいね」ボタンを押すだけ
数万件の求人票解析データを基にしたAIの求人票作成サポートや簡単なマッチングシステムなど、採用担当者の作業量を少なくしてくれる工夫があります。
登録人数は10万人以上です。オープンソースソフトウェア(OSS)の開発・保守スキルを持つエンジニアが多い傾向があり、スキルスコアによって求職者のスキルが分かりやすくなっています。
月額の基本利用料に加えて、成功報酬が発生する料金形態です。
| 登録者数 | 10万人以上 |
| 導入実績 | 要問い合わせ |
| 強みを持つ業界・業種 | Webエンジニア |
| 料金形態 | 基本利用料+成果報酬型 |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
「Forkwell Jobs」スカウト開封率と返信率に自信を持つサービス
- 5万9,000人以上のデータベースから即戦力エンジニアにアプローチできる
- 毎月開催される技術勉強会にてユーザーの集客を実現
- 65.2%の高いスカウト開封率を誇る
「Forkwell Jobs」は、5万9,000人以上のデータベースからプログラミング経験者や、即戦力となる20代~30代の若手社員をスカウトできるサービスです。
年間3万人以上が参加する技術勉強会の開催により、即戦力となるユーザーを集客することができます。
65.2%のスカウト開封率、16.9%の返信率を誇り、業界最高水準をキープしているのも魅力の一つです。ストレスを感じさせないために、スカウトメールの通知は1日1回、質の高い文面の作成に注力するなどの取り組みを行っています。
| 登録者数 | 5万9,000人以上 |
| 導入実績 | 要問い合わせ |
| 強みを持つ業界・業種 | エンジニア |
| 料金形態 | 要問い合わせ |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
全業界総合型のエンジニアスカウトサービス3選

Web/IT業界だけではなく、様々な業界に対応しているエンジニアスカウトサービスを3つ紹介します。
「ビズリーチ」独自の審査を通過した質の高い会員にアプローチ

- 業種50種類以上・職種100種類以上の中から求める人材にリーチ
- 採用計画に合わせた料金プランを選択可能
- 282万人以上の豊富な人材が登録済み
50種類以上の業種・100種類以上の職種から、理想の人材を探せる転職サービスです。登録者数は282万人以上と多く、自社にマッチした第二新卒を探せます。
ビズリーチの特徴は、独自の審査を通過した人のみが会員登録していることです。ポテンシャルが高く、即戦力になり得る第二新卒にスカウトを送れます。
料金プランは4種類用意されており、自社の採用計画に合わせて選択可能です。
| 登録者数 | 282万人以上 |
| 導入実績 | 3万4,700社以上 |
| 強みを持つ業界・業種 | プロデューサー経験者、マネージャー経験者など |
| 料金形態 | 成果報酬型 |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
ぴったりのダイレクトリクルーティング(中途採用)を無料で診断する
「dodaダイレクト」ピンポイントで選んだ人材に直接アプローチ

- 406万人以上の登録情報から求める人物像を検索しピンポイントで絞り込み可能
- 抽出した転職希望者に対し、個別のメッセージを送ることができる
- 最短1日のスピード面接設定が可能
「dodaダイレクト」は、406万人以上の登録情報から、職種やスキル、居住地、資格など、求める人物像を検索しピンポイントで絞り込むことができるスカウトサービスです。
検索し、抽出した転職希望者に対し、自社の事業戦略や業務内容、社風などを個別にカスタマイズしながら記載することができるため、採用成功確率を高めることができます。
転職希望者から返信があり次第、すぐに面接設定に入ることができます。そのため、最短1日で初回の面接設定が可能となり、素早い対応を行うことで、転職希望者の意向向上につながります。
| 登録者数 | 406万人以上 |
| 導入実績 | 要問い合わせ |
| 強みを持つ業界・業種 | ITエンジニア、営業、金融、メディカル、グローバル分野 |
| 料金形態 | 定額プラン、月額利用料+成果報酬プラン |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
「エン転職」スカウトメールの書き方のアドバイスももらえる
- あらゆる職種において経験豊富な人材にアプローチできる
- 開封率アップ・返信率アップにつながる機能が搭載済み
- 専属カスタマーサクセスのサポートを受けることが可能
「エン転職」は、IT系の職種だけでなく、クリエイティブ系や医療系、公務員、技術系などあらゆる職種において、経験豊富な人材が登録しています。
非公開求人としてスカウトメールを送付し、ポップアップで特別感を演出することによって開封率アップにつなげています。また、スカウト理由を記載する機能が搭載されているため、興味喚起につながります。
応募効果を高めるための求人票の書き方や、求職者に興味を持ってもらいやすいスカウトメールの書き方を専属のカスタマーサクセスがアドバイスしてくれるのも魅力的です。
| 登録者数 | 413万人以上 |
| 導入実績 | 要問い合わせ |
| 強みを持つ業界・業種 | 公務員、医療系、クリエイティブ系、営業系など |
| 料金形態 | サービス利用料のみ |
| 基本料金 | 80万円~ |
エンジニア採用においてスカウトが適している理由

ハイレイヤーの競争倍率は向上しているから
エンジニアの採用市場では、ハイレイヤー人材の確保が年々難しくなっています。彼らは企業から常時アプローチを受けていることが多く、求人サイトに登録しなくても多くのスカウトが届いている状況です。その結果、従来の求人媒体だけでは、こうした優秀な人材に出会えるチャンスが非常に限られています。
特に、ハイレイヤー層は「今すぐ転職したい」と考えている人が少なく、いわゆる転職潜在層として、オープンな求人に反応しないケースがほとんどです。だからこそ、LAPRASなど潜在層にリーチできるダイレクトリクルーティングサービスの活用がますます重要になっています。
エンジニアは転職潜在層が厚いから
日本国内には約109万人のITエンジニアがいますが、実際に転職活動を行っているのはその約10%、つまり約11万人に限られています。残りの90%、約98万人は「転職潜在層」と呼ばれ、現在すぐに転職する意向はないものの、より良い条件があれば転職に関心を持つ可能性があります。
しかし、こうした潜在層は従来の求人サイトや人材紹介だけではなかなかアプローチできません。そこで重要になるのが、企業側から直接候補者に働きかける「スカウト」の活用です。
スカウトの大きな利点は、人材紹介サービスや求人広告だけでは接触できない、転職市場に明確に現れていない優秀なエンジニアに直接アプローチできる点にあります。
特殊なスキルを要する技術職であるから
エンジニア職は、さまざまなプログラミング言語や最新技術への理解など、非常に専門性の高いスキルが求められます。さらに、AIの進化などIT業界の変化が激しいため、エンジニアには常に新しい知識を学び続ける姿勢が必要です。
このような専門的な人材は市場に多く存在せず、求人広告を出して待つだけでは、企業が求める即戦力のエンジニアと出会うのは難しくなっています。
未経験者や育成枠なら求人広告でも幅広く応募を集めることができますが、特殊スキルを持つ人材をピンポイントで採用したい場合は、企業側から候補者に直接働きかける「スカウト」が有効です。
エンジニア採用に使うスカウトサービスの選び方

スカウトサービスの中から自社に合ったものを選ぶには、求める採用条件に合った登録者の母数を調べる必要があります。発掘した候補者を獲得できる確率の高さも、大きなポイントです。2つの要素の見極め方を紹介していきます。
登録者の人数とスキル傾向を調べる
スカウトサービスを選ぶには、登録されている人材のスキル・年齢などの傾向が求める人材の条件と合うかが重要です。欲しい人材に連絡を取っても、必ず採用に応じてくれるとは限りません。
断られることも計算に入れた場合、エンジニアの登録者人数が採用したい人数の250倍以上ないと、候補者不足になる恐れがあります。
登録されている人材の傾向を知るには、実際に検索するのが効果的です。条件を絞って検索したときに、ヒットする人数がどれくらいか調べてみましょう。
他の導入企業に比べて自社に競争力があるか分析する
スカウトサービスを利用している企業の数や業種は、サービスの質や向いている業種を把握する材料になります。また導入企業の規模にも気を付ける必要があります。
導入実績の高さと、人材を採用できる確率の高さは別物です。優秀な人材は、他の企業からもスカウトされていると考えられるからです。
例えば、大企業が多く登録しているサービスは信頼感がありますが、優秀な人材は大手に行ってしまう可能性が高いでしょう。自社の採用条件・強みに応募するエンジニアが多く見込めるサービスなら、スカウトの成功率も上がります。
費用は先行投資型か成果報酬型か確認する
スカウトサービスの費用体系には、大まかに分けて先行投資型と成果報酬型があります。全体でかかる費用を見積もり、自社に合った料金体系を選びましょう。
先行投資型はデータベースの利用料を前払いする料金体系です。定額なので採用人数が多いほど費用対効果は高まりますが、採用できなくてもコストがかかります。スカウト数に制限があることが多いので注意が必要です。
成果報酬型は初期コストが低めで、採用できたときに支払いが発生する、コストパフォーマンスの高さがメリットです。採用した人の理論年収15%程度が相場となっています。同じ成果報酬型である人材紹介サービスは相場が30%程度なので、比較的安いといえます。
登録者情報の詳しさと返信率をチェックする
サービスの使いやすさを比較するには、登録者情報の詳しさとサイトの返信率も大事です。例えば、登録者のスキル・経験だけでなく働き方の希望や転職目的まで書いてあれば、アプローチ前に自社とよりマッチする人材を絞れます。
自社が候補者の求める条件に合い、かつ職場の魅力を十分にアピールできるなら、返信率も高くなります。サイト自体の返信率が高いということは、転職に意欲のある登録者が多いので採用成功率が高くなるでしょう。
エンジニア採用にはスカウトサービスを活用しよう

スカウトサービスは、求人サイトや人材紹介に比べて低コストに利用でき、欲しい人材にピンポイントでアプローチできるのが強みです。企業の条件に合う候補者だけに対応すればよいので、採用コストを効果的に使えます。
また、スカウトのベストタイミングを知らせてくれたり、自社に興味のある候補者を見つけやすい工夫があったり、サービスによってマッチングを高める機能が付いています。料金体系や登録者の傾向も踏まえて、自社に合うスカウトサービスを見つけましょう。
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ダイレクトリクルーティング(中途採用)は会社によって特徴もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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最大で5サービスの診断結果をお届けします。検討していたサービスだけでなく、思わぬサービスとの出会いもあるかもしれません。
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