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AI電話自動応答おすすめ10選比較|IVR・有人との違いや失敗しない選び方【2025年最新】

ぴったりのIVR(自動音声応答システム)をさがす
最終更新日: 2025年12月09日

電話対応に追われ、本来注力すべきコア業務が中断される。営業時間外の着信を取りこぼし、見えない売上機会を損失している。

こうした現場の悲鳴と経営課題を同時に解決する手段として、「AI電話自動応答サービス(ボイスボット)」の導入が進んでいます。従来の機械的な自動音声(IVR)とは異なり、AIが自然な会話で要件を聞き取り、予約受付やシステム入力までを完結させるこの技術は、単なる「電話番」の代替ではなく、業務プロセスそのものの変革を意味します。

本記事では、受電削減、予約自動化、発信業務など、目的別に厳選したおすすめのAI電話自動応答サービス10選を比較解説します。また、IVRや有人代行との決定的な違い、導入後に後悔しないための選定基準についても、最新の市場動向に基づき詳述します。

目的別チャート:あなたに最適なAI電話自動応答サービスはこれ!

AI電話自動応答サービスは、解決したい課題によって選ぶべきツールが明確に分かれます。まずは自社の状況に照らし合わせ、検討すべきカテゴリを特定してください。

  • 「受電対応を減らし、取次業務をゼロにしたい」
    • おすすめ:受電特化・一次取次タイプ
    • 該当サービス:IVRyミライAI など
    • 特徴:低コストで即日導入が可能。代表電話の一次受けや、担当者への転送・通知に特化しています。
  • 「予約や注文の受付を完全自動化したい」
    • おすすめ:システム連携・完結タイプ
    • 該当サービス:LINE WORKS AiCallAI Messenger Voicebot など
    • 特徴:予約台帳や受注システムと連携し、電話だけで手続きを完了させます。機会損失防止に効果的です。
  • 「督促、リマインド、営業電話を効率化したい」
    • おすすめ:発信(アウトバウンド)特化タイプ
    • 該当サービス:MOBI VOICEAIコンシェルジュ など
    • 特徴:大量のリストに対して同時発信を行い、結果を自動集計します。
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AI電話自動応答とは? IVR・電話代行との違いを比較

AI電話自動応答(ボイスボット)とは、音声認識技術と自然言語処理を用いて、AIが人間のように電話応対を行うシステムです。

仕組みは大きく3つのステップで構成されます。まず、顧客の話し言葉を「音声認識」でテキスト化し、次にその意図をAIが「解析」します。最後に、最適な回答を「音声合成」で読み上げ、対話を成立させます。

従来のIVR(自動音声応答)や、オペレーターが対応する電話代行サービスと比較すると、AI電話独自の強みが明確になります。

比較軸 AI電話自動応答(ボイスボット) IVR(自動音声応答) 有人電話代行
対応の柔軟性 (自然な会話で意図を汲み取る) (プッシュ番号操作のみ) 最高(臨機応変な対応が可能)
即時性・稼働 24時間365日・即時対応 24時間365日・即時対応 平日日中が中心(夜間は割増)
コスト 中〜低(月額数千円〜) (基本機能のみの場合) (コール数に応じた従量課金等)
データ活用 自動テキスト化・システム連携 限定的(プッシュログのみ) 手動報告(タイムラグあり)
顧客体験 ストレスフリー(会話で完結) ストレス大(階層が深く面倒) 安心感がある

AI電話自動応答は、IVRの「安さ・24時間対応」と、有人対応の「会話による柔軟性」の中間に位置し、定型業務を効率化する上で最もバランスの取れた選択肢と言えます。

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失敗しないAI電話自動応答サービスの選び方 5つの基準

導入後に「現場で使われない」「顧客から不満が出た」という事態を避けるため、以下の5つの基準で選定を行います。

1. 目的との適合性(受信特化 vs 発信対応 vs システム連携)

自社の課題が「電話取次の工数削減」なのか、「予約獲得数の最大化」なのかを明確にします。受電を減らしたい店舗が、高機能な発信特化型ツールを導入するのはオーバースペックであり、コストの無駄です。

2. システム連携の柔軟性(CRM/予約台帳/チャット)

業務効率化の鍵は「電話が終わった後の処理」にあります。

  • 通知連携: Slack、Chatwork、Teamsなどに、受電内容を即時テキスト通知できるか。
  • DB連携: Salesforceやkintone、自社の予約管理システムとAPI連携し、情報を自動登録できるか。
    この連携範囲が広いほど、手動入力を削減し、データの資産化が進みます。

3. 導入・運用の手軽さ(UI/UX)

専任のエンジニアがいなくても、現場の担当者が管理画面で設定変更できるかが重要です。特に、急な営業時間の変更や、アナウンス内容の修正をブラウザやアプリから直感的に行えるサービス(SaaS型)を選ぶと、運用コストを抑制できます。

4. 音声認識精度とカスタマイズ性

「専門用語」や「社有の商品名」を辞書登録できる機能は必須です。また、顧客層に高齢者が多い場合は、ゆっくりとした話し方や方言に対応できるか、無料トライアルやデモで実際の認識精度を確認する必要があります。

5. サポート体制とコストパフォーマンス

初期費用と月額固定費に加え、通話料やAI会話料などの「従量課金」の構造を確認します。安価なプランでも、受電数が増えるとコストが跳ね上がる場合があります。また、シナリオ作成の代行や、導入後のチューニング支援があるかも選定のポイントです。

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受電削減・一次取次におすすめのAI電話自動応答サービス4選

ここでは、主に「受電業務の効率化」や「代表電話の一次受け」に強みを持つ、導入ハードルの低いサービスを紹介します。

IVRy(アイブリー)

出典:「IVRy」公式サイト

月額3,000円台から利用可能。圧倒的なコストパフォーマンスと使いやすさ

株式会社IVRyが提供する、中小企業や店舗向けに特化した電話自動応答サービスです。最短5分でアカウント作成から稼働まで完了する手軽さが支持され、累計アカウント数は30,000件を超えています。

主な特徴:

  • アプリ感覚の操作性: 専門知識不要で、ブラウザから分岐設定やテキスト編集が自由自在に行えます。
  • 豊富な機能: 音声ガイダンス、SMS自動送信、通話録音、音声の自動テキスト化など、必要な機能が網羅されています。
  • 柔軟なプラン: 受電専用のスタータープラン(月額2,980円)から、外線発信も可能なスタンダードプランまで、事業規模に合わせて選択可能です。

AItelefonista(AIテレフォニスタ)

出典:「AIテレフォニスタ」公式サイト

SlackやTeamsへの通知連携に特化。小規模オフィスに最適な無料枠付きプラン

インター・ラボ株式会社が提供するサービスで、受電内容の「文字起こし」と「チャット通知」に強みを持ちます。

主な特徴:

  • 実質コストの低さ: スタンダードプラン(月額2,980円)には、毎月50回分の無料受電枠が含まれており、受電数が少ない小規模事業者にとっては非常にリーズナブルに運用できます。
  • 強力な通知機能: 電話の内容をAIが要約し、Slack、Chatwork、Microsoft Teams、LINE WORKSなど多様なツールへ即座に通知します。

ミライAI

出典:「ミライAI」公式サイト

月額500円からの従量課金制。名指し転送にも対応する次世代型

株式会社ソフツーが提供する、Googleの音声技術を活用したAI電話サービスです。待ち受けコストを極限まで抑えられる料金体系が特徴です。

主な特徴:

  • 従量課金モデル: 基本料金500円に加え、AI対応時間に応じた従量課金(16円/分〜)が発生します。受電頻度が低い「念の為の窓口」などに最適です。
  • 名指し人取次機能: 「〇〇さんをお願いします」という発話を認識し、社員名簿と照合して特定担当者のスマホへ直接転送・通知することができます。

ロボット自動受付

出典:「ロボット自動受付」公式サイト

大規模コールセンターのあふれ呼対策に強みを持つ堅牢なシステム

株式会社電話放送局が提供するサービスで、300回線以上の同時着信にも対応可能なスケーラビリティを有しています。

主な特徴:

  • 大量コールの処理: テレビCM放映時やキャンペーン時など、突発的に電話が殺到するシーンでも安定して稼働します。
  • WEB誘導の強化: 受付内容に基づき、SMSで専用のWEBマイページURLを送信することで、電話からWEBへのスムーズなチャネル誘導を実現します。

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予約・注文自動化などシステム連携に強いAI電話自動応答サービス3選

予約台帳やCRMと連携し、電話対応だけで業務を完結させる高度なサービスを紹介します。

AI Messenger Voicebot

出典:「AI Messenger Voicebot」公式サイト

対話デザインのプロによる「離脱させない」シナリオ設計と運用支援

サイバーエージェント子会社である株式会社AI Shiftが提供するボイスボットです。単なるツールの提供にとどまらず、成果を出すための運用サポートが充実しています。

主な特徴:

  • 継続的なチューニング: 専任のデータアナリストが対話ログを分析し、認識精度や完了率を向上させるための改善提案を行います。
  • 複雑な予約対応: 予約枠が埋まっている場合に代替案を提示するなど、有人対応に近い柔軟なシナリオ構築が可能です。

LINE WORKS AiCall

出典:「LINE WORKS AiCall」公式サイト

LINE WORKSとの強力な連携で、顧客接点を強化する

LINE WORKS株式会社(旧ワークスモバイルジャパン)が提供するサービスです。LINEのAI技術「CLOVA」を基盤とした高度な日本語認識能力を誇ります。

主な特徴:

  • LINEエコシステム: LINE公式アカウントと連携し、電話での予約受付後にLINEで確認メッセージを送るといった、シームレスな顧客体験を提供できます。
  • パッケージプラン: カスタマイズ開発だけでなく、店舗の予約や問い合わせに特化したパッケージ「VOICEIVR」により、導入ハードルが下がっています。

AI電話サービス(ドコモ)

出典:「AI電話サービス(ドコモ)」公式サイト

NTTドコモの通信品質と音声認識技術を活用した自動応答

NTTドコモおよびNTTコミュニケーションズが提供するサービスで、Amazon ConnectなどのAWS基盤と連携し、拡張性の高いシステムを構築できます。50種類以上の音声から、企業のイメージに合った声色を選択できる点が特徴です。

注記: 本サービスに関連する「ドコモAIエージェントAPI」は、2026年3月31日をもって提供終了が発表されています。長期的な運用を検討される場合は、後継サービスや代替ソリューションへの移行計画を含めた検討が必要です。

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督促・営業・リマインドなど発信(アウトバウンド)対応サービス3選

こちらから電話をかける「発信業務」を自動化し、生産性を劇的に向上させるサービスです。

MOBI VOICE(モビボイス)

出典:「MOBI VOICE」公式サイト

最大1,000件の同時発信が可能。BCP対策や大規模周知に

モビルス株式会社が提供するサービスで、短時間で大量の架電処理を行う能力に長けています。

主な特徴:

  • あふれ呼対策: 注文殺到時や障害発生時など、コールセンターで受けきれない電話(あふれ呼)を自動応答でカバーし、機会損失を防ぎます。
  • 即時シナリオ作成: 最短5分で自動応答シナリオを作成できるため、急な連絡事項が発生した際にも迅速に対応可能です。

PKSHA Voicebot(パークシャ)

出典:「PKSHA Voicebot」公式サイト

業界最高水準の音声認識と感情分析で、対話品質を担保

株式会社PKSHA Communicationが提供する、金融機関やインフラ企業での導入実績が豊富なサービスです。

主な特徴:

  • 感情分析機能: 顧客の怒りの感情を検知し、リスクが高いと判断された場合は即座に有人オペレーターへ転送するなどのリスク管理運用が可能です。
  • 対話の揺らぎ対応: 独自の自然言語処理技術により、顧客の曖昧な言い回しや複雑な文脈を正確に理解し、適切な回答へ導きます。

AIコンシェルジュ

出典:「AIコンシェルジュ」公式サイト

Azure OpenAI連携で、より人間らしい自然な対話を実現

株式会社TACTが提供するサービスで、生成AI(ChatGPT等)を活用した対話モデルの構築に積極的です。

主な特徴:

  • 生成AIの活用: 従来のシナリオ型では対応しきれなかったフリーな会話に対しても、LLM(大規模言語モデル)を活用して自然に応答できます。
  • リマインド活用: 予約の前日確認や、支払いの督促などを自動発信し、未入金や無断キャンセルの防止に貢献します。

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AI電話自動応答の導入メリットと成功事例

AI電話自動応答の導入は、コスト削減以上の価値を企業にもたらします。実際の導入事例に基づき、その効果を解説します。

1. 業務効率化と生産性向上

「電話番」を廃止し、社員をコア業務へ集中させます。

  • 住友生命の事例: 給付金請求受付にボイスボットを導入し、対応効率を約3倍に向上させました。有人対応では限界があった処理件数を大幅に拡大し、応答率90%以上を維持しています。

2. テキスト化によるデータ資産化

「言った言わない」のトラブル防止と、顧客の声(VOC)分析が可能になります。

  • アート引越センターの事例: 問い合わせの約30%を自動完結。地域特有の話し方(方言)にもチューニングで対応し、正確なヒアリングを実現しました。

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AIによる電話自動応答のデメリットと対策

AIは万能ではありません。導入後のギャップを防ぐために、AIの苦手な領域と対策を正しく理解しておく必要があります。

  1. 音声認識の誤変換

滑舌や周囲の環境音により、100%正確に認識できるわけではありません。

  • 対策: 重要な情報は復唱確認を行うシナリオにするか、SMS送信機能を併用し、確実性が求められる情報(住所や名前の漢字など)はWebフォームからの入力を促す設計にします。
  1. 複雑な文脈の理解不足

入り組んだ相談や、前後の文脈に強く依存する会話はAIにとって難易度が高い領域です。

  • 対策: AIで解決できないと判断した時点で、速やかに「有人オペレーターへ転送」する導線を確保します。「AIで粘らせない」ことが顧客満足度を下げないコツです。
  1. 「機械対応」への心理的抵抗

一部の顧客は、機械的な対応に拒否反応を示す場合があります。

  • 対策: 冒頭で「AIが対応します」と明示し、どうしても人が良い場合のために「0番を押せばオペレーターにつながる」といった選択肢を残すハイブリッド運用が有効です。

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AI電話自動応答の導入フロー

  1. 現状の入電分析: 「どんな用件」が「いつ」「何件」来ているかを可視化し、AIに任せるべき定型業務を切り出します。
  2. シナリオ設計: 一次受けのみを行うか、予約完了までさせるか、自動化の範囲を決定します。
  3. トライアル運用: 無料期間を活用し、実際の顧客の反応と認識精度をテストします。
  4. 社内連携テスト: チャット通知やCRMへのデータ登録が正しく動くかを確認します。
  5. 本番稼働・チューニング: ログを確認し、「AIが答えられなかった質問」を分析してシナリオを改善し続けます。

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まとめ:AI電話は「ツール選び」と「シナリオ設計」が命

AI電話自動応答サービスは、導入するだけで魔法のようにすべての課題を解決するわけではありません。しかし、「自社の課題に合ったツール選定」と「人がやるべき業務との切り分け(シナリオ設計)」を適切に行えば、企業の生産性を劇的に変える最強の武器となります。

まずは、低リスクで始められるIVRyミライAIなどの無料トライアルを活用し、実際の使用感や音声認識の精度を試してみることから始めてください。現場の負担がどれほど軽くなるか、その効果を実感できるはずです。

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