ETLツールはデータを活用・分析するための下準備に役立ちます。
社内のデータを集めて分析が容易な状態に成型し、適切な場所に格納できます。
さまざまな製品がありますが、無料で使えるものを利用すればコストの削減も可能です。
無料で使えるおすすめのETLツールや、選び方のポイントなどを紹介します。
無料で使えるETLツール7選
無料で使えるETLツールを7製品紹介します。
ETLツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のETLツールが見つかります。 |
「RapidMiner」1万行まで無料で利用可能
- フリープランなら1万行まで無料で利用できる
- 基本的なデータ加工作業だけなら十分
- ドラッグ&ドロップで初心者でも簡単操作
「RapidMiner(ラピッドマイナー)」は世界中に100万人以上の利用者がいるETLツールです。データの可視化や加工などを、1つのプラットフォームで完結できます。
メーカー・金融・マーケティングなど、さまざまな業界で活用されています。専門家以外でも利用できるように、ドラッグ&ドロップなどの基本操作で扱える設計です。
フリープランはデータ行1万行まで無期限で利用可能。無償で有料版と同じ機能を試せる、30日のトライアル期間も用意されています。
「trocco」フリープランでもユーザー数は無制限
- ユーザー数に制限なし!複数人での運用が可能
- クレジットカード登録不要で気軽に始められる
- 豊富な対応コネクタ
ETLによるデータ変換や、転送・データマート生成など、データエンジニアリング領域を幅広くカバーする分析基盤の総合支援ツールです。
無料プランでもユーザー数に制限がなく、転送時間無料枠は月10時間まで、転送元と転送先の合計コネクタ数は2種類まで無料で使用できます。クレジットカード登録せずに始められるのも魅力です。
データウェアハウス・ストレージ・クラウドサービスなど「約100種類の豊富な接続先」に対応し、ニーズに応じた追加も可能です。
「Talend Open Studio」利用できる機能が幅広い
- オープンソース版なので無料で幅広い機能が利用可能
- プログラミング知識は不要
- 使い方を紹介したチュートリアル動画もあり
誰もが再使用・改変・再配布などが可能な、オープンソースタイプのETLツールです。自由度が高く利用できる機能が幅広いので、自社に合った使い方が実現できます。
プログラミング知識がない人でも使える設計です。基本メニューを学べる入門用コンテンツや、分かりやすいチュートリアルが用意され、使い方に迷ったときも安心です。
「Stitch」手厚いマニュアルで専門知識がなくても運用できる
- 数回のクリックで簡単にデータを処理しデータウェアハウスに移動
- 情報を1つのデータハウスに一元化!分析時は常に最新のデータを呼び出せる
- 対応データソースは100種以上
専門知識がない人でも、数分でデータの抽出が可能になるETLツールです。複雑な手順を省き、データのパイプライン管理を自動化します。
抽出されたデータは、クラウドデータウェアハウスに一元化され、常に最新のデータに更新される仕組みです。複雑な処理から解放され、データの分析に力を入れられます。
接続できるデータソースは100種類以上と豊富です。標準プランの無料トライアルを利用して、操作性や使用感を試せます。
「Precisely Connect」高速処理でストレスフリーな使い心地
- 直感的な操作をかなえるGUI構成
- TPC-Hのデータを利用し超高速処理を実現
- 詳細なダウンロード資料など導入前にしっかり機能確認できる
データ統合処理やバッチ処理などを高速化できる、高品質なETLツールです。独自開発の「スマートETLオプティマイザ」で、データ処理の高速化を実現します。
50種類以上の関数を組み合わせ、複雑なデータ変換が可能です。各種データベースや、データウェアハウス・Hadoopと連携できます。
GUI構成とツリー構造で、開発ステップを分かりやすく表示する設計です。無料体験や資料が豊富で、IT知識が少ない人でも短期間で使用法を習得しやすいところも魅力です。
「Reckoner」シンプルで直感的な操作性が魅力
- 細かなところまで行き届いた設計で直感的に操作できる
- 実行前にプレビューが確認できる
- 権限管理・ISO27001認証取得済みなど強固なセキュリティ
使いやすさを追求した、ノーコード型のETLツールです。初めてデータの処理を行う人でも、扱いやすい設計になっています。
通常のデータ連携に必要なプログラムの作成が不要で、GUIを利用した直感的な操作が可能です。リアルデータのプレビューを確認でき、楽にデータ連携ができます。
「ISO/IEC 27001:2013」「JIS Q 27001:2014」などの第三者機関の認証を取得し、セキュリティ面が強化されている点も安心です。
「Power Query」Excelでのデータ処理に最適
- Excelで使えるので身近で操作しやすい
- ウェブ上のデータを素早くExcelに取り込める
- 元ソースを変更しないままデータを目的に応じて整理できる
ExcelやPower BIなどで使える、データ変換・データ準備エンジンです。対応するソフトウェアを使っている場合は無料で利用でき、外部データをインポートして列の削除やデータ型の変更などを行います。
変換に必要なプログラミングは自動で作成されるので、基本的にはマウス操作のみで処理が可能です。
変換は「Power Query M 数式言語」で処理され、必要に応じて付属のPower Query エディターによる微調整もできます。普段からExcelを使用しているなら、導入へのハードルが低いでしょう。
無料で使えるETLツールを選ぶポイント
無料で使えるETLツールの選び方を紹介します。
無料で使えるETLツールにはさまざまな制限が設けられている場合があります。どのような形式でデータを扱っているかは企業によって異なるので、自社に適したものを選ぶ必要があります。
扱えるデータ量を確認する
無料で使えるETLツールを選ぶ際は、必要な量のデータが扱えるかチェックしましょう。無料版は扱えるデータ量に制限があるケースがほとんどです。
中には実際に処理したデータ量で、使用料金が変動するものもあります。膨大なデータの処理をしたい場合には、有料版の使用を検討した方がよいでしょう。
一定の無料期間が設けられている場合は、期間終了後にプランを選択するように案内されることもあれば、自動で有料プランに切り替わるものもあります。
無料期間終了後にどのような扱いになるのかも、必ずチェックしておきましょう。
自社のIT知識で対応できるか
実際にデータを活用する担当者がITに関する知識をどの程度持っているかも、確認したいポイントです。
「ITリテラシーが高い人材が豊富」「社内エンジニアがいる」など、IT関係の知識が高い場合は、オープンソース系のETLツールも使いこなせるでしょう。
一方IT関係に疎い人ばかりであれば、サポートが少ない無料版は扱いが難しいケースもあります。そのためGUIを取り入れ直感的な操作を可能にしているものや、少ないステップで処理できるものがよいでしょう。
チュートリアルや無料の教育プログラムを利用して、使い方を学べるものだとより安心です。
自社で使用するデータベースと接続できるか
ETLツールで扱えるデータ形式と、自社で使用するデータベースが連携できるかも確認したいポイントです。無料・有料に関係なく、導入前に確認しておきましょう。
対応するデータ形式が不明なままでは、データの抽出や格納を行えません。ETLツールの接続先はデータベースのほかにも、CRMやSFAなどのアプリケーションや、クラウドサービス・広告・ファイル・ストレージなど多種多様なものがあります。
「どこからデータを抽出し、どこにデータを転送したいのか」を明確にしてから、対応可能なETLツールを選びましょう。
無料で使えるETLツールを活用してデータ管理をスムーズに
無料で使えるETLツールを使えば、データ処理にかかるコストを抑えられます。自社に合うツールを探すために、無料期間などを利用するのも1つの方法です。
専門知識がなくても簡単に扱えるように工夫されているものや、データ処理の高速化をかなえてくれるものなど、豊富な種類の中から選べます。
ただし無料版は使用可能な機能やデータ量に、制限が設けられているケースがほとんどです。トライアルなどを利用して自社に合ったものを選び、データ管理や分析をスムーズに行いましょう。
ぴったりのETLツール選びはミツモアで
ETLツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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