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無料トライアル版のあるDHW3選。導入のメリットや選び方を解説

ぴったりのDWH(データウェアハウス)をさがす
最終更新日: 2022年11月22日

企業が有する膨大なデータを保管できるDWH(データウェアハウス)は、データベースを活用したマーケティングに欠かせません。DWHを導入するメリットや選び方、無料トライアル版のある製品を紹介します。導入前に使い勝手を確認してみましょう。

無料トライアルが利用できるDWH3選

無料・FREEを表すイラスト

可能な限りDWHの導入費用を抑えたい企業は多いでしょう。しかし自社でシステムを一から構築しない限り、完全無料で使える製品やサービスはまずありません。

従って本格導入前に、使い勝手や操作性を確認したい場合、無料トライアル版や試用版を使ってみるのがおすすめです。無料トライアル版が利用できるDWHを紹介します。

SOFIT Super REALISM

SOFIT Super REALISMは大量のデータを高速に処理できるシステムで、Excelの基本操作さえ分かっていれば、簡単にデータの加工処理が可能です。処理速度がとにかく速く、社内の各所に存在している多様なデータを、一元的に管理できます。

アプライアンス型での提供が基本ですが、初期費用を抑えたい企業や、必要な期間のみ使いたいユーザーに対しては、クラウドサービスでの提供もできるようになっています。無料トライアルサービスの利用も可能です。

SOFIT Super REALISM|DX推進サービス

Amazon Redshift

Amazon RedshiftはAWS(Amazon Web Service)が提供している、クラウド型のDWHです。データを複数のノードで並列処理することで、高速化を実現しており、多くの人に使いやすいように、SQLにも対応しています。

データの抽出や分析は、全てSQLを使ってこなせるので、データベースの処理に慣れている人ならば、すぐに使いこなせるでしょう。強固なセキュリティでデータの盗難や流出を防ぎ、必要に応じて柔軟に、データ容量の調整ができるのも魅力です。

AWSのサービスの一つなので、無料利用枠を使えば、2カ月間の無料トライアルを使用できます。

Amazon Redshift(高速、シンプル、費用対効果の高いデータウェアハウス) | AWS

YDC SONAR

YDC SONARは主に、製造業におけるデータ活用を迅速化するためのDWHです。膨大かつ多様なデータから必要な情報を抽出し、AI連携機能によって、さまざまなモデルを使った品質予測が可能になります。

基本操作もドラッグ&ドロップが中心で使いやすく、テンプレートを使用して効率的に情報の抽出や分析ができます。

導入を検討している企業や活用の幅を広げたいユーザーに対して、期間限定(90日間)で本番同様の環境を試せるようなので、まずはベンダーに問い合わせをしてみましょう。

YDC SONAR

DWHをどう選ぶか?

考えている男性

次にDWHを選ぶ際に注目すべき点を解説します。どういった基準でDWHを選ぶべきかは、企業によって変わるはずですが、少なくとも以下の点は意識するようにしましょう。

運用形態で選ぶ

DWHにはベンダーの用意したサーバー上で、データベースを運用し、インターネット回線を通じて利用するクラウド型と、自社サーバーで運用するオンプレミス型があります。

さらにオンプレミス型には、サーバーとDWHのソフトウェアがセットになったアプライアンス型もあるので、自社の環境に合ったものを選択しましょう。

クラウド型は初期費用がかからない製品もあり、導入にかかるコストを抑えられるのがメリットです。システムの保守・メンテナンスはベンダーが担当するので、自社にシステムを管理する人員がいない場合でも、問題なく運用できるでしょう。

一方オンプレミス型(アプライアンス型)は、自社の状況に応じて、柔軟にカスタマイズできるのがメリットです。

システムの運用保守に人員が必要となりますが、専門知識を有するスタッフがいる企業にとっては、ベンダーの都合に関係なく、システム連携や機能の実装などができるので、DWHの運用の幅が広がるでしょう。

コストパフォーマンスで選ぶ

導入・運用コストとDWHの利用で得られる効果を、できるだけ詳細に算出し、コストパフォーマンスが最も高くなると考えられるシステムを、導入することが大事です。

機能性や導入のしやすさ、初期費用の安さなどでシステムを選択する企業は多いですが、自社の人的リソースや利用環境などに合っていなければ、思うような効果を上げられずコストの無駄になってしまいます。

まずはDWHを導入する目的を明らかにして、それを確実に達成できるシステムを慎重に選択しましょう。

スペックで選ぶ

処理スピードや操作性、拡張性、外部データとの連携性など、DWHのスペックによって最適なものを選びましょう。現場の技術レベルに応じたシステムを選ぶことが重要です。

たとえ高スペックで人気の高いシステムであっても、導入後に現場で使いこなせなければ、意味がありません。必要なスペックや機能を洗い出し、運用形態やコストパフォーマンスなども考慮しながら、バランスの良い製品はどれか検討しましょう

よく似たツールやシステムとの違い

パソコンを膝にのせているビジネスマン

DWHとよく混同される用語にBIやETLなどがあります。ここで違いをしっかりと確認しておきましょう。

DWHとBIとの違いは?

BI(Business Intelligence)企業の各所にある業務データを、収集・分析することで、企業の意思決定に役立てる施策、あるいはそれを実現するためのツールを指します。

時系列で整理されたDWHと混同されがちですが、DWHはデータの蓄積に重きを置いている一方、BIは収集したデータの分析を重視する点に、違いがあります。

ただし両者は対立する概念ではなく、BIを実践するためのデータ倉庫としてDWHがある、という位置付けです。両者は補完的なシステムであり、BIツールとしての機能を有するDWHもあります。

DWHとETLとの違いは?

ETLは「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「Load(書き出し)」の頭文字を取った用語で、企業の各所にあるシステムやデータベースからデータを抽出し、分析しやすく変換・加工し、DWHへとロードする一連の処理を指します

DWHを構成するツールという位置付けであり、さまざまな場所から多様なデータを抽出し、取り扱いやすいように加工するので、BIツールによる分析にも役立つでしょう。

ETLのツールも多くリリースされており、DWHと組み合わせることで、大量のデータをスムーズに処理できるようになります。

まずは無料版で操作性を確認してみよう

微笑んでいる男女

DWHの導入メリットや選び方、さらに無料トライアル版を利用できるDWHを紹介しました。DWHは各所にあるさまざまなデータを収集・統合し、分析しやすい形で蓄積するシステムです。

BIやETLなどと混同されがちですが、いずれもDWHと組み合わせて運用することで、企業の迅速かつ合理的な意思決定を後押ししてくれます。

導入の際には利用形態やスペック、コストパフォーマンスなどを、可能な限り詳細に判断し、自社の環境に最も合ったものを慎重に選ぶ必要があります。まずは無料トライアル版を導入して、機能や操作性を確認してみると良いでしょう。

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