無料で使えるデータバックアップ製品4選！選び方のポイントも紹介

大切な情報をうっかり消してしまった際や、システムの異常で復元できなくなった際に備えて、データをバックアップしておくと安心です。自動でバックアップを取ってくれるシステムの中には、無料で使える製品もあります。

本記事では無料で使えるデータバックアップ製品を4つ紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひ導入検討の一助にしてください。

無料で使えるデータバックアップ製品4選

「AOMEI Backupper」無料の技術サポートあり！トラブルの際も安心して利用できる

• 無料プランでも技術サポートを受けられ、疑問やトラブルを解消できる
• Windowsの最新バージョンから古い物まで、幅広く対応
• 毎日や毎月など、選んだ周期で定期的なバックアップが可能

保存対象データはシステム全体から、ファイル・ディスクまで対応できます。無料ながらバックアップ先も豊富で、ローカルドライブはもちろん、外付けHDDやNAS・USBメモリ・クラウドと、自由に選択可能です。

分かりやすい操作画面や、経験あるエンジニアの技術サポートも嬉しいポイントです。自社の状況に合わせた運用方法を選べる上、柔軟な変更も可能なのが強みです。

対応OSはWindows 11・10・8.1・8・7・Vista・XP(32・64ビット版)で、無料版はフルバックアップ方式と、増分バックアップ方式が使用可能です。幅広いOSに対応しているため、古いPCのデータをバックアップすることもできます。選んだ周期で定期バックアップをとることもでき、急なデータ破損が起こっても安心です。

「FBackup」zip圧縮で使用容量を削減しての保存が可能

• 自動でzipファイルを生成、フルバックアップでも容量が取られない
• 日時を指定して自動バックアップをとれ、やり忘れを防止できる
• 解凍の際にパスワードを設定でき、セキュリティ面も安心

対応OSはWindows 11・10・8・7・Vistaで、ファイル圧縮によるフルバックアップ方式、または圧縮無しのミラーバックアップ方式を選べます。保存先はUSBや他のデバイス、ネット上のクラウドが可能です。

フルバックアップの際に、標準圧縮を利用したzipファイルを自動生成できるのが特徴です。フルバックアップでも容量を少なく保存できます。フルバックアップをとれる無料製品を探している方におすすめです。

画面の指示に従って進めていくだけでの簡単操作でバックアップを取れます。手作業でもバックアップできますが、日時指定する予約機能が便利でしょう。

データバックアップ製品を無料で診断する

「EaseUS Todo Backup Free 2023」無料ながらバックアップや復元性能に優れたシステム

• 世界で2,000万人以上に利用されている、評価の高いバックアップソフト
• システム全体から個別のファイルなまで、細かく指定してバックアップをとれる
• シンプルで分かりやすい画面で迷わず操作できる

「EaseUS Todo Backup」の無料版は、バックアップ・復元性能において、有料版に劣らず高性能です。対応OSはWindows 11・10・8.1・8(32・64ビット版)・ 7SP1・7(32・64ビット版)と幅広く、Macに対応したバージョンもあります。

方式はフル・差分・増分バックアップの3種類で、保存対象データや保存先も一通り選択できます。バックアップされた古いデータの整理も簡単で便利です。結合・分割・圧縮で、重要な情報だけを選択保存でき、いらないデータに容量を割かなくてもよくなります。

またバックアップファイルの暗号化や、パスワード設定によるセキュリティの高さも強みです。無料版とは思えないほど自由度が高く、企業に合わせたバックアップができます。

「Backup」ミラーリング機能あり！完全無料のフリーソフト

• HDDの故障に備えて、2台のHDDにファイルを同時保存できる
• 指定した時間間隔でこまめにバックアップできるタイマー機能
• バックアップの対象データや、終了後の動作をパターンとして記録できる

メールやエクセルのテキストファイル、画像ファイルなどのデータを保存できる、無料バックアップ製品です。2024年現在、最新バージョンである1.22の対応OSは、Windows 11(64ビット)・Windows 10(64ビット)です。

ファイルデータのコピーが対象で、サイズや日付をもとに、2回目からは更新されたファイルだけをバックアップします。複数のストレージやHDDに同じ情報を同時に保存するミラーリングも行えます。

もとになるファイルと同じ形式でコピーされるので、バックアップデータを利用すれば誤って削除したデータも復元可能です。普段の仕事で使うデータをファイルだけバックアップしたい際、手軽に使える製品です。

データバックアップ製品を無料で診断する

無料版データバックアップ製品の選び方

データバックアップ製品を選ぶ際に注目する点は、対応OSやデバイスが合っているかだけではありません。希望のバックアップ方式が使えるか、どんなデータをコピーできるかも重要です。データバックアップ製品を選ぶときの選び方を解説します。

自社のOSやデバイスに対応しているか

データバックアップ製品を選ぶ際には、対応するOSとデバイスをチェックします。もし社内で使用しているOS・デバイスに未対応であれば、どんなに高性能なバックアップソフトでも使用できません。

また出先でクラウドを利用せず、スマホやUSB、デジカメのSDカード内にデータを保存する場合、使用デバイスに合ったバックアップソフトが必要です。

まずはデータバックアップ製品の対応OSがWindowsかMacか、OSのバージョン番号はいくつか、パソコン以外のデバイスにも対応するかを確認しましょう。

対応しているバックアップ方法は何か

バックアップの方法は主に4つの方式に区別でき、それぞれに長所と短所があります。

• フルバックアップ：ファイルデータだけでなく、OSやアプリ、各種設定まで、システム全体をバックアップ。復元にかかる時間は少ないが、バックアップの度に時間がかかり、保存に必要な容量も大きくなる
• 差分バックアップ：1度目にフルバックアップを行い、2回目からは最初のデータから変更された部分だけをバックアップする。フル方式よりバックアップがスピーディで、保存容量が少なくて済むが、データの復元には時間がかかる
• 増分バックアップ：差分方式との違いは、2回目からは初回のデータではなく、前回のデータから変更された部分をバックアップする点。差分方式よりも保存容量を縮小できるが、データの復元にもより時間がかかる
• ミラーバックアップ：バックアップデータを上書きしながら保存する。保存先には最新データしか残らないため、保存容量は少ないが、最後のバックアップ以前のデータは復元できない

機密情報などの重要データならフル方式、使用する容量をコンパクトにしたいなら、増分かミラー方式が適しています。各方式のメリット・デメリットを理解し、保存したいデータの重要度と、自社で用意できるバックアップ容量を踏まえて、無料製品を選びましょう。

データファイルをどこまで保存するか

バックアップするときには、コピーするデータの範囲も考える必要があります。OSを含めたデータを丸ごと保存したいのか、ファイルデータだけを保存すればいいのか、バックアップの対象データ範囲を設定しなければなりません。

イメージバックアップはフルバックアップと同じで、システム環境の全体を保存する方法です。データ復元の際に、OSやアプリをインストールし直さずに済み、短時間で作業が終わるのがメリットです。ただしバックアップには長時間かかり、バックアップデータも大きくなります。

ファイルバックアップは指定したファイルだけをコピーする方法です。イメージバックアップとは逆に、バックアップ作業は簡単で容量もあまり圧迫しません。しかし復旧作業のときにはOS・アプリの再インストールや、システム自体の障害に対処する手間がかかります。

データ復元にかかる作業工数と、無料バックアップに使う時間と保存容量を比較したうえで、行いたいバックアップに対応している製品を選びましょう。

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無料のデータバックアップ製品を導入して大切なデータをしっかりと守ろう

無料でも性能の高いバックアップ製品は見つかります。しかし、「いざというときの災害に備えてフルバックアップしたい」、「増分のみバックアップを行いたい」など、導入する目的によって向いている製品は異なるため、目的を明確にして導入する製品を選ぶ必要があります。

自社に合った無料のバックアップ製品を導入して急な事故や破損に備え、大切なデータを守りましょう。

ぴったりのデータバックアップ製品選びはミツモアで

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