請求書業務を効率化することで、早期段階での月締めや年度締めを叶える請求書代行サービス。
「いったいどのサービスがいいんだろうか・・・」「どこまで効率化できるのかわからず、外注しようか迷っている」とお悩みの担当者の方がいるかもしれません。
そこで本記事では、今回は請求書代行サービスの業務範囲や選ぶ際のポイント、利用メリットを詳しく解説します。おすすめの請求書請求代行サービスも一挙10種類紹介するので、ぜひ、サービス選びの参考にしてください。
請求書代行サービスとは
請求書代行サービスとは請求書の作成から発行、代金の回収、与信審査までをプロの業者や請求書システムに任せられるサービスです。
請求書代行サービスの業務範囲
業務内容 | 詳細 |
請求書の作成と発行 | 請求書の代行業者に依頼することで、請求書の作成から発行、封入、郵送までをプロが代行してくれる。
請求書システムを導入する場合は、社内システムとの請求データ連携やテンプレートの活用によって、請求業務の効率化を図れる。 |
代金の回収や入金の確認 | 滞っている支払いや未回収金の取り立てをプロの業者が代行してくれる。売掛金の入金保証など資金サポートを受けられる場合もあり、資金繰りが安定することや、経理担当者のストレス軽減につながるのがメリット。 |
与信審査の代行 | 与信審査をプロの業者に一任できる。財務状況や返済能力の有無など、信頼できる取引先か否かの細かな調査をスピーディーに行なってくれる。 |
請求書の代行業者や請求書システムを利用すると、請求書業務全体を削減できます。毎月の経理業務に追われている個人事業主や、成長期を迎えて今後負担が増えそうな中小企業など、規模を問わず幅広いケースにおすすめです。
一連の請求業務をプロやシステムに任せられるので、「ミスなく期限までにどうにか終わらせないと・・・」といった経理担当者への心理的負荷を軽減できます。
請求書代行サービス選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。対象の決済方法などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりのサービスを最短1分で自動診断。理想の請求書代行サービスが見つかります。 |
請求書代行サービスの費用相場【月額費用1~30万と手数料】
請求書代行サービスの費用を構成している要素は主に「初期費用」「月額費用」「利用手数料」「発行手数料」です。
初期費用は0円から始められるサービスが多い一方で、月額費用は10,000~300,000円までと業者ごとに幅広いプランがあります。
初期費用や月額費用とは別に、利用手数料があるのも請求書代行サービスの特徴です。利用手数料は取引額の数%と設定されることが一般的となります。
また請求書を発行するタイミングで、1枚につき約100~200円の発行手数料が生じる場合も。業者やプランごとに料金体験が異なるため、自社が毎月発行する請求書の枚数に合わせてお得なプランを比較しましょう。
請求書業務の代行サービスおすすめ10選
おすすめの請求書業務の代行サービスを10種類紹介します。
「請求管理ロボ」インボイス制度にも対応!作業時間を80%削減できる
- 請求書発行から自動催促までの業務をカバー
- 前月の繰越金を含めた請求書も発行可能
- インボイス制度・電子帳簿保存法に対応
請求書の発行から催促までのフローを、代行してくれるサービスです。柔軟な機能性により、ストレスフリーな請求業務を可能にします。請求情報の登録が必要なのは新規顧客のみのため、取引先が増えても業務負担が増えにくいでしょう。
毎月や単発といった複数の請求方法がある場合も、明細単位で管理が可能です。前月の未入金額を含む請求書の自動発行などにも対応しており、かゆいところに手が届くサービスといえるでしょう。
与信審査から回収までを丸投げしたい企業には、同社のシステム「請求まるなげロボ」もおすすめです。
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額料金 | 要お問い合わせ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「楽楽明細」紙の請求書の発行・郵送を完全代行!Web明細との併用も可能
- 発行・郵送を代行してくれ、Web発行明細と一元で管理できる
- 1通169円(税抜)からの低価格
- 1日1通から依頼可能!数が少なくても依頼しやすい
請求データをアップロードするだけで、請求書の発行から発送まで代行してくれるサービスです。請求データの形式はCSVとPDFに対応しており、送付形式はウェブ発行やメール送付、郵送に対応しています。
請求書の印刷から郵送代まで全て含めて、1通169円(税抜)からの低コストで依頼が可能です。1日1通から依頼でき、その場合も1通当たりの料金は変わりません。毎日少数の請求業務が発生する企業はもちろん、数日おきにまとめて請求書を発行したい企業にもおすすめです。
初期費用 | 100,000円~ |
月額料金 | 25,000円~ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「経理の代行.com」利用状況に合わせて契約体系を選べる!あらゆる経理業務の代行が可能
- 状況に合わせて月額・スポットいずれかの契約体系を選べる
- 追加料金で3~6営業日以内の発送が可能
- スポット契約なら1件から受付
請求書発行を含む、経理業務を代行してくれるサービスです。自社の状況に合わせて、月額契約とスポット契約のいずれかのプランを選べます。
月額制の場合は、月1~3回の発行回数によって料金が変わります。スポット契約は1通当たりの単価制となっており、発行枚数が多ければ割引されるのが特徴です。
オプションを付ければ、3~6営業日以内のスピード発送にも対応しています。請求書発行以外にもあらゆる経理業務を依頼でき、システムを導入しなくても、業務効率化や人件費削減が可能です。
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額料金 | 2,000円~ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「@Tovas」1社ごとに最適なプランを提案
- ワンクリックで帳票を送信可能
- ウェブ・メール・郵送・ファックス送信に対応
- 申し込み後、最短2営業日で利用可能
帳票をシステムにワンクリックでアップロードするだけで、取引先に請求書が送付できるサービスです。導入時には請求ファイルの形式や、種類・枚数をもとに、専門スタッフが1社1社に最適なプランを提案してくれます。
データを預ければ、請求書の発行から送付までを一貫して担ってもらえます。返信用ウェブサイトが用意されており、やり取りの管理も容易になるでしょう。
他システムと連携すれば、大量の請求書発行を1人の担当者で実行するのも不可能ではありません。
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額料金 | 要お問い合わせ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「Paid」未払い時の保障つき!企業間の請求業務を代行してもらえる
- BtoB向け後払いサービス
- 取引先と請求情報を登録すれば、請求書の発行から代金回収までを代行
- 与信審査や督促も代行するため請求業務が0に
企業間の決済に特化したサービスです。与信の審査から未払い時の督促までを、ワンストップで代行してくれるため、自社での請求業務をなくせます。
遅延や未払いが発生しても、代金を100%保障してくれる点も安心です。自社で行う作業は、取引先の登録と請求情報の入力のみで、以降は入金までPaidがフォローしてくれます。
API連携や専用の登録ページなど複数の運用手段が用意されています。自社のやりやすい方法での運用が可能です。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 0円~(保証料率:0.5~3.5%) |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「MakeLeaps」テンプレートと請求代行で簡単に請求業務を行える
- テンプレートに沿って入力するだけで、ミスなく請求書を作成可能
- ワンクリックで郵送またはメールでの請求書発行を依頼できる
- 初期費用0円ですぐに使える
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応している請求書代行サービスです。クラウド上で請求書を含む各種書類を簡単に作成でき、ワンクリックでメール送付ができます。1通158円(税抜)で郵送代行も依頼可能です。
各書類にはテンプレートが用意されており、書類間の変換もワンクリックでできるため、ミスなく書類を作成できるでしょう。グッドデザイン賞を受賞したインターフェースは、誰でも直感的に操作でき、移行もスムーズにできます。
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額料金 | 500円/人~(無料プランあり) |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | - |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「DSK 請求書作成代行サービス」コンビニ決済やゆうちょ支払いにも対応!特殊な請求方法の取引もスムーズ
- 支払状況に応じて名目や用紙タイプを選べる
- 請求書の種類は9インチ連帳・A4払込票・はがき・はがき(カラー)の4種類
- 毎営業日運用を実施
収納代行を専門に取り扱うDSK社が提供する、請求書代行サービスです。最小限の費用で運用を開始でき、人力ならではのきめ細かい対応が魅力です。
請求業務は毎営業日運用しており、顧客からの依頼に迅速に対応できる体制を整えています。請求書の様式は4種類用意されているため、自社の様式を大きく変えることなく、請求書発行を任せられます。
コンビニやゆうちょ銀行への収納代行も行っており、請求方法が特殊な取引先も任せられるでしょう。
初期費用 | 10,000円 |
月額料金 | 10,000円~ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | - |
インボイス制度への対応 | 要お問い合わせ |
電子帳簿保存法への対応 | 要お問い合わせ |
「マネーフォワードケッサイ」与信から入金確認までを一括で行なってくれ、作業負担が軽減される
- インボイス制度・電子帳簿保存法に対応
- 未入金時も100%入金を保障
- 請求書発行はメール・郵送どちらも選べる
企業間での掛け売り決済に特化したサービスです。与信審査から未入金時のフォローまで、一気通貫でサポートしてくれます。未入金時には代金を100%保障してくれるので、安心です。
インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しているので、法改正対応も任せることができます。最短7営業日で利用を開始できるスピード感もポイントです。
導入時には専門のスタッフが、フローの整備から運用開始までフォローしてくれます。APIは利用しやすいシンプルなものを採用しています。
初期費用 | 0~5万円 |
月額料金 | 0~3万円 |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | 要お問い合わせ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「SEIKYU+」請求書管理システムとのAPI連携で請求内容を入力する手間が省ける
- 与信から請求書の発行・発送・入金確認までワンストップで代行
- 手数料は0.5%~と業界最安水準
- 最短7営業日で利用開始可能
請求書発行を含む、請求業務の一切を代行してくれるサービスです。手数料は0.5%と業界最安水準を誇ります。売掛金は最短3営業日で入金されるため、自社のキャッシュフローを守ってくれるでしょう。
既存システムを使っている場合は、API連携が可能です。スクラッチで開発したシステムとも連携できるので、余計な業務を増やすこともありません。
最短7営業日で利用を開始できるので、いち早く業務効率化したいときにもおすすめです。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 0円~(サービス利用料:債権金額の0.5~3.5%) |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
「HELP YOU」専門スキルを持ったスタッフがサポート、安心して請求業務を行える
- 煩雑な経理業務を専門スタッフのチームがサポート
- 営業サポートと自由に組み合わせ可能
- ルーティン業務はロボットに任せてコスト圧縮も可能
経理のスペシャリストが、自社の業務を代行してくれるサービスです。経理業務は請求書の発行を含む入金管理や支払業務、立替精算などに対応しています。平均継続率は98%を誇り、顧客から高い満足を得ていることが分かるでしょう。
請求処理が特に増える繁忙期のみ、などの短期プロジェクトの依頼も可能です。経理だけでなく営業事務も依頼でき、契約時間の範囲内で両者を組み合わせることもできます。煩雑な業務はプロに任せ、自社の従業員をバリューの高い業務に集中させられるでしょう。
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額料金 | 3万円~ |
郵送代行 | ○ |
メール発行 | ○ |
インボイス制度への対応 | ○ |
電子帳簿保存法への対応 | ○ |
請求書代行サービスを選ぶ際のポイント
請求書代行サービスを選ぶ際は「代行を依頼したい請求書業務の範囲」や「料金体系」「自社の既存システムとの互換性」に注目しましょう。
代行を依頼したい請求書業務の範囲で選ぶ
請求書の発行だけを代行しているサービスもあれば、他の経理業務も代行しているサービスもあります。「請求書発行だけを外注したいのか」「その他の経理業務も任せたいのか」を事前に明確にしておくことが、自社にあったサービスを見つけるポイントです。
場合によっては、請求書の発行だけを依頼するよりも、他の業務も任せた方がコスト削減につながるかもしれません。まずはボトルネックとなっている部分を洗い出し、外注による費用対効果のシミュレーションをしておくことが重要です。
料金体系は自社の利用状況に沿うか
請求書発行代行の料金は主に初期費用や月額費用、利用手数料、発行手数料で構成されています。発行したい請求書の数や頻度に応じて、コストを最適化できるサービスを選びましょう。
中でも月額費用と発行手数料の相場はサービスによって差が大きくなっています。
月々に発行する枚数が少ないなら月額が安く手数料の割合が大きいサービスを、発行枚数が多いなら発行手数料のできるだけ安いサービスを選ぶのがおすすめです。
自社の既存システムと連携できるか確認する
システム型のサービスを利用する際は、すでに自社で運用しているサービスと連携できるかをチェックしましょう。連携を可能にする具体的な機能として、ExcelやCSVファイルの取り込み、API連携が挙げられます。
システム間の連携ができない場合、情報の二重入力の手間が発生し、ミスも起こりやすくなります。CSVやPDFをアップロードするだけで自動で請求書が発行できるサービスもあるので、自社の運用にマッチしているかに注目しましょう。
請求書代行サービスを導入するメリット
請求書代行サービスを利用すると、請求書の発行にかかる負担を大幅に削減できたり、インボイス制度へスムーズに対応できたりします。多様な支払いに対応でき、顧客からの心証がよくなるのもメリットです。
請求書の発行にかかる時間・手間を大幅に削減できる
請求書発行にかかる時間を削減できるのは、請求書代行サービスを利用する大きなメリットです。
請求書を印刷し、封をして宛名を貼るという一連の作業は、単純なのに時間がかかってしまいます。この時間を他の業務に充てられれば、と考えている企業も多いのではないでしょうか。
請求書代行サービスを利用すれば、煩わしい請求業務から解放されます。浮いた時間・人件費をより有効に使うことで、事業の成長へつなげることが可能です。
インボイス制度への対応をスムーズに行える
2023年10月から施行されるインボイス制度。さまざまな取り決めに漏れなく対応するのは、なかなか骨の折れる作業です。手探り状態で請求書を発行するのは不安も大きいでしょう。
請求書代行サービスの多くはインボイス制度に対応しており、必要事項を入力するだけで要件に沿った請求書を発行してくれます。確実に法令を遵守して請求書を発行できて便利です。
多様な支払いに対応でき、顧客からの心証がよくなる
自社で請求書を発行すると、支払方法を複数設定するのは難しくなります。しかし現在は多様な支払方法が存在している時代ですので、決まった支払方法にしか対応していない場合、顧客からは「不便だ」と感じられてしまうこともあるかもしれません。
請求書代行サービスの中には、クレジットカード支払いやコンビニ支払いなどに対応しているサービスがあります。多様な支払方法に対応することで、顧客が支払いを継続しやすい仕組みづくりが可能です。
請求書代行サービスで業務効率化への第一歩を
成長企業の場合、請求業務の負担増加に対して、社員の補填が間に合わないケースが発生します。そのようなときは、請求書発行を外注化すれば、従業員をコア業務に集中させられるだけでなく、人件費の削減にもつながるでしょう。
請求書代行サービスは数多く存在し、中には一切の請求業務を代行しているところもあります。自社にとって最適なサービスを見つけ、請求業務を効率化しましょう。
ぴったりの請求書代行サービス選びはミツモアで
請求書代行サービスは提供する会社によって特徴もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの決済代行サービスが見つかります。
ぴったりの請求書代行サービスを最短1分で無料診断
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ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランもサービスと一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
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最大で5種類の診断結果をお届けします。検討していたサービスだけでなく、思わぬサービスとの出会いもあるかもしれません。
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