社用携帯として多くの企業で導入されているiPhone。動作がスムーズであることやバッテリーの持ちの良さなど、機能面での高い評価が導入につながっているようです。
一方で、価格が高いというイメージから敬遠している企業担当者も少なくないでしょう。
当記事では、そんなiPhoneを社用携帯として導入する場合のメリットとデメリット、向いている企業の特徴や具体的にかかる費用などを解説しています。安く社用携帯を導入できるおすすめの法人携帯サービスも紹介しているので、社用携帯に迷っている企業担当者は参考にしてみてください。
社用携帯をiPhoneにする4つのメリットを解説
社用携帯にiPhoneを使う場合、4つの大きなメリットがあります。ここではそれぞれのメリットについて解説していきます。
社用携帯をiPhoneにするメリット
- データの安全性を保ちやすい
- 従業員が使いやすい
- 長期間利用しやすい
- Appleのカスタマーサポートを使える
データの安全性を保ちやすい
iPhoneのOS(iOS)はアプリ審査が厳格で、定期的なセキュリティアップデートが行われています。そのため、情報漏洩やウイルスの脅威に比較的強いです。
また、デバイスを紛失した場合でも、リモートワイプ機能により遠隔でのデータ消去が可能です。
社用携帯で顧客データや機密情報を扱う場合、データの安全性を保ちやすいというのは大きなメリットと言えるでしょう。セキュリティポリシーが明確であるため、データ保護や管理がしやすく、管理者にとっても利点が多いです。
従業員が使いやすい
iPhoneはモデルによって操作方法が異なる部分は少なく、多くのユーザーが使い慣れているUIのため、新入社員でもすぐに使いこなすことができます。
また、多くのビジネス向けアプリケーションがiOSに対応しているため、必要な業務ツールを早くかんたんに導入できるでしょう。
日本はiPhoneユーザーが多く、従業員個人が使っているデバイスがiPhoneである可能性が高いため、従業員が各種アプリや操作につまづく可能性が低いです。
長期間利用しやすい
iPhoneは古い機種であっても、最新のiOSアップデートが提供されるため、長期間同じ機種を利用できます。
企業はセキュリティや操作性の観点から、社用携帯を変更する必要がなく、頻繫な投資をおこなう必要はありません。
さらに、iPhoneは市場価値が高く、少し古いくらいの機種ならリセールも可能です。管理者は長期的なIT資産管理がしやすくなり、計画的に社用携帯のリースやアップグレード計画を考えられます。
Appleのカスタマーサポートを使える
Appleは優れたカスタマーサポートを提供しており、企業は問題が発生した際、サポートから迅速かつ効果的なサポートを受けることができます。
AppleCareやApple Supportなどを利用すれば、技術的な問題やデバイスの故障時にもスムーズに対処してもらうことが可能です。
業務の継続性を確保し、予期しないトラブルによる影響を最小限に抑える上で大きなメリットです。
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社用携帯をiPhoneにする3つのデメリットを解説
社用携帯をiPhoneにするとメリットも大きいですが、一方で以下のようなデメリットも生じます。
社用携帯をiPhoneにするデメリット
- 初期費用が高くなりがち
- 修理や交換にかかる費用が高い
- androidからのデータ移行が難しいこともある
初期費用が高くなりがち
iPhoneは端末代金が高く、古いモデルでも5万円~、最新モデルだと20万円ほどになります。そのため、androidと比べて初期費用がかさみやすというデメリットがあります。
社用携帯を新たに多くの台数導入する場合、初期費用が負担となる可能性は高いです。最新モデルを購入するとさらに負担が大きくなるため、予算に合わせて機種や台数を調整する必要があります。
修理や交換にかかる費用が高い
iPhoneの修理や交換にかかる費用は、品質の高さと技術的な複雑さから、高くなりがちです。
特に保証外の修理や破損があった場合、ディスプレイや内部部品の交換は、想定外の出費を引き起こすことがあります。企業管理者は、これを見越した保険や保証プランを検討する必要があるでしょう。
Androidからのデータ移行が難しいこともある
AndroidからiPhoneへのデータ移行は、端末によっては難しいケースもあります。独自に開発された業務アプリケーションや設定データの移行は、互換性やデータ整合性の問題が発生しやすいからです。
そのため、事前に計画的な移行プロセスを策定し、IT部門の支援を受けることが重要です。デバイスを乗り換える前にできるだけ、乗り換え可能か?どのようなデータ形式ならよいか?を確認しましょう。
iPhoneの社用携帯利用が向いている企業
社用携帯の導入に際して、以下のような要望が強い企業はiPhoneがおすすめです。
セキュリティ対策を重視している企業
iPhoneはApple独自のセキュリティチップを搭載しており、データを安全に暗号化処理できます。このプロセッサはOSとは独立して動作するため、悪意のあるプログラムの影響を受けにくいです。
また定期的にアップデートされるため、常に最新のセキュリティを利用できます。他にもFace IDやTouch IDによる生体認証技術、企業向けにMDM機能を提供している面から、高いセキュリティ性能を持つことが分かります。
そのため、重要な顧客情報や機密データを扱うセキュリティ対策を重視している企業にかなりおすすめの端末となります。
長い期間同じモデルを使いたい企業
iPhoneはそのバッテリーの寿命が長く、耐久性に長けた端末です。また長期的なソフトウェアサポートがあり、長い期間同じモデルを使いたい、簡単に機種変更したくない企業にとって最適な端末と言えます。
AppleはiPhoneのOSアップデートを数年間行うため、古いモデルでも数年間は最新のセキュリティや新機能を継続して利用できます。
企業は新しいモデルに移行せずとも、セキュリティや機能を維持できるため、長期的な運用がしやすい点が魅力と言えるでしょう。
iPhoneとスマートフォンの費用・性能を比較
ここで社用携帯としてiPhoneとandroidスマートフォンを利用する場合の費用や性能について、かんたんに比較していきましょう。
項目 | iPhone | androidスマートフォン |
機種代金/台 | 5万円~20万円程度 | 1円~15万円まで幅が広い |
月額費用/台 | 1,000円~8,000円程度 | 1,000円~8,000円程度 |
ランニングコスト | 修理頻度低く、長期使用でコスト削減 | 機種によって差異あり |
修理代金/台 | 1万円~10万円程度 ※ | 4,000円~1万円程度 |
セキュリティ | 高度なセキュリティ機能を標準装備 | モデルによって異なり、注意が必要 |
デバイス管理 | 一元管理が容易 | 一部モデルで管理ソフトが必要 |
アップデートサポート | 長期にわたり提供される | メーカーによってサポート期間が異なる |
ユーザーインターフェース | 直感的で使いやすい | UIはメーカーによってまちまち |
カスタマーサポート | AppleCareによる充実サポート | メーカーによってサービス品質が異なる |
互換性 | Apple製品との高い互換性 | 異なるプラットフォーム間で互換性に注意 |
※ AppleCare+に加入している場合は0~1万円前後
iPhoneは基本的な端末価格が高く、古い機種であっても5万円程度は掛かります。一方でandroidスマートフォンは幅が広く、エントリーモデルの古い端末であれば1円で購入できることもあります。ただ購入する際は1万円程度の端末が選ばれることが多いようです。
月額料金は殆どの法人携帯サービスで端末代金とは別に設定されており、iPhoneとandroidスマートフォンと変わることはありません。使えるデータ容量や通話時間によってプランが変わるため、iPhoneを安く利用したければ、安い法人携帯サービスを使うといいでしょう。
iPhoneを安く利用できる法人携帯サービス3選!
社用携帯としてiPhoneを導入する際、一番のネックはやはり価格と言えそうです。そこで、ここではiPhoneを安く利用できる法人携帯サービスを紹介します。
「OFFICE110」法人向けの特別プランを展開
- ショップにはない特別プランを法人向けに提供
- 主要キャリアを広く取り扱っている
- iPhoneも12~SE(第三世代)まで幅広く利用できる
OFFICE110では法人向けに特別な割引やキャンペーンを適用しているため、初期費用を抑えることができます。また、複数端末を一括で契約する際にもお得なプランを利用できるため、コスト効率が良いです。
Softbankやau、NTTdocomoなど主要キャリアを広く扱っているため、さまざまなキャリアを比較しながら自社にピッタリの法人携帯プランを見つけられます。
OFFICE110の料金プランはシンプルで透明性が高く、企業のニーズに合わせた柔軟な選択ができます。複雑な料金体系がないため、導入・運用のコストを分かりやすく管理できるでしょう。
「法人携帯テレニシ.biz」1台から法人携帯を導入できる
- 担当営業とCSの2名以上体制で法人利用をフォロー
- 全国約90店舗展開のソフトバンクショップと連携可能
- 基本料金が安く月額980円~の利用ができる
法人携帯テレニシは料金相談から納品、アフターサポートまでを担当営業だけでなく、アカウント部署も一緒に対応する2名以上体制の法人携帯サービスです。ソフトバンク100%子会社で、全国の多くの店舗を展開している点も魅力でしょう。
端末代金が気になる場合はオンラインからでも、店舗でも気軽に相談できます。iPhoneも勿論取り扱っており、法人契約の新規や乗り換えだと個人契約よりも安いプランで導入可能です。
iPhoneと一緒に社内Wi-Fiも整備したい、クラウドPBXとして利用したいなどの複合的なフォローも任せられます。
「コネクシオ」法人携帯の導入だけでなく運用も任せられる
- 端末設定をすべて済ましてからの納品サービスあり
- iPhoneをリユース品から安く購入可能
- 法人携帯の調達・運用・活用を一括できる
コネクシオは法人携帯の調達から運用まで一括して請負う法人携帯サービスです。リユースデバイスの買取・販売もおこなっているため、iPhone端末を安く調達できます。
社用携帯の契約以外もサポートする体制のため、一斉機種変更やスマホの管理部署変更など、比較的大きな変更の際に利用しやすいサービスです。
複数キャリアに対応しているので、キャリアごとに異なる手続きやインストール作業をそれぞれ対応可能です。
iPhoneを法人携帯サービスでお得に導入しよう!
社用携帯としてiPhoneを導入すると、長期的に使いやすい、万全のセキュリティで社内情報を守れるなどのメリットがあることが分かりました。ただ端末代金については一定の不安があることも事実です。
そこで、法人携帯サービスを検討してみることを勧めます。法人携帯サービスではiPhoneの端末代金や月々の利用料金について、企業の悩みを考慮した上で相応しいプランを提示してくれます。
法人携帯サービスを利用してiPhoneのデメリットを抑えながら、お得に社用携帯として導入しましょう。
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