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建売住宅のオプションは何をつける?費用や不要オプションも併せて解説

最終更新日: 2023年09月11日

建売住宅のオプションは、生活に欠かせないものから優先度の低いものまで、多岐にわたります。入居後に快適に暮らせるように、各オプションの優先度を判断し、予算を有効に使いましょう。建売に付けられるオプションの特徴と、費用の目安を解説します。

建売住宅に付けたいオプション

リビングとキッチン

建売住宅の標準装備だけでは、生活が不便に感じることも少なくありません。快適な生活に欠かせない、優先順位の高いオプションを見ていきましょう。

エアコン用穴あけ:1カ所2万円~3万円

建売住宅ではエアコンや暖房などの器具が、備え付けられていないケースがほとんどです。エアコンを取り付ける穴もないため、オプションであけてもらう必要があります。

穴あけ工事の費用相場は、1カ所につき2万~3万円です。さらにエアコン本体の購入費用や、取り付け工事費用がかかります。

本体の購入や取り付けは入居後でも構いませんが、エアコンの需要が高まる季節に入居する場合は、混んでいてすぐに取り付けられない可能性もあります。

入居直後にエアコンを使いたいなら、オプションで本体の取り付けまで依頼しておく方が、安心できるでしょう。急いでいない場合は、穴あけ工事だけ依頼しておけば問題ありません。

カーテンレール:5万円~10万円

賃貸アパートなどとは異なり、建売住宅には基本的にカーテンレールが付いていません。カーテンを購入してもレールがなければ使えませんから、事前にオプションで取り付けを依頼しておくとスムーズです。

カーテンレールの設置には、およそ5万~10万円の費用がかかります。窓の数や大きさ、取り付けるレールの種類によって料金に差が出るのが特徴です。

欲しいカーテンが決まっているなら、それに適したレールを選んで付けてもらうとよいでしょう。

照明:1つあたり5,000円~1万5,000円

トイレや浴室といった一部のスペースを除き、建売住宅には照明器具が付いていないため、あらかじめオプションを依頼するのが一般的です。

照明器具の価格は、1つあたり5,000~1万5,000円程度です。価格は部屋の大きさや機能性、デザインなどによって変わるため、各部屋ごとに適した製品を選びましょう。

デザインにこだわりたいなら、カタログなどを見て自分で注文するのも1つの方法です。

網戸:1枚あたり5,000円~1万円

網戸も建売住宅には欠かせないオプションです。網戸がないと、外から虫が入ってきたりホコリが入りやすくなったりと、さまざまなデメリットがあります。

特に夏場は小さな虫が入ってきやすいので、ベランダなどの大きな窓には網戸を付けておくのがおすすめです。網戸でホコリを防ぐことで掃除もしやすくなるため、積極的にオプションを活用しましょう。

網戸の設置にかかる費用は、1枚あたり約5,000~1万円です。窓の数や大きさ、必要性を考慮して設置場所と枚数を決めましょう。

建売住宅にあると便利なオプション

建売住宅のオプションには、QOLを高められるものもいくつか存在します。必須ではありませんが、より快適に過ごすためのオプションをチェックしましょう。

食器洗い乾燥機:10万円~20万円

忙しい家庭であれば、食器洗い乾燥機などの家電をオプションとして利用するのもよい方法です。食事の後片付けにかかる時間を短縮でき、暮らしにゆとりが生まれるでしょう。

スペックにもよりますが、食器洗い乾燥機の価格は10万~20万円程度が目安です。オプションで設置するなら、省スペースで利用できるビルトインタイプをおすすめします。

置き型タイプを導入した場合、キッチン周りが狭く感じられたり、インテリアの邪魔になったりする可能性があります。

フロアコーティング:15万円~50万円

フロアコーティングとは文字通り床やフローリングに、コーティングを施す加工のことです。床に傷や汚れが付きにくくなるため、小さな子どもがいる家庭にも向いています。

床を掃除する手間が省けるだけでなく、きれいな見た目を長くキープできるのも便利なポイントです。リビングや廊下など、傷が付きやすそうな場所では、より効果を感じられるでしょう。

フロアコーティングにかかる費用は、15万~50万円がおおよその目安です。家全体にコーティングを施すと高額ですが、1部屋だけ行う場合は比較的料金を抑えられます。

それほど必要性の高くないオプション

建売住宅には人によってはあまり必要性を感じないオプションもあります。優先順位が高いとはいえないオプションについて解説します。

床暖房:60万円~250万円

建売住宅のオプションとして、床暖房を付けることも可能です。床全体が温まるので寒い冬を快適に過ごせます。

ただし床暖房の設置には、およそ60万~250万円の費用がかかります。冬にしか使わない設備に高額な費用を支払うことに、コストパフォーマンスの悪さを感じる人もいるでしょう。

また床暖房はストーブなどの暖房器具に比べて、暖かくなるまでに時間がかかるため、部屋全体をすぐに暖めたいときには向いていません。メリットとデメリットを比較し、必要かどうかを見極めましょう。

床下収納:1万5,000円~3万円

床下収納も優先順位の低いオプションの1つといえます。本体価格は1万5,000~3万円と手頃ですが、工事費用が15万以上かかるのが主な理由です

費用が高い割に、上手に活用できていないケースも目立ちます。設置場所によっては物を出し入れしにくく、使い勝手が悪いと感じる人も少なくありません。

床下収納にはスペースを有効活用できるメリットがあります。収納する物や出し入れの頻度など、実際に使う様子をイメージしてみると、必要かどうかを判断しやすいでしょう。

オプションは住宅ローンに含まれるかどうか

住宅と電卓

建売住宅のオプション費用は、住宅ローンに含まれるのでしょうか。値引きの交渉や契約の仕方など、オプション契約に役立つポイントを紹介します。

物件価格に含むことが可能

建売住宅のオプション費用は、住宅ローンの対象となる物件価格として計算されます。そのため住宅ローンの融資を受ける際には、オプション費用を含めて打ち合わせするのが、ポイントです。

物件価格にオプション費用を含めるためには、すべてのオプションが決まった後で融資の審査を受ける必要があります。審査を何度も受けなくてよいように、タイミングには注意が必要です。

またオプションは、一度にまとめて契約する方が得になるといわれています。追加や修正が重なると余計な費用がかかるケースもあるため、よく考えて選びましょう。

値引き交渉ができるのもポイント

建売住宅のオプションは一般的な製品価格に比べて割高ともいわれており、業者との値引き交渉が可能です

どのオプションを利用するかを決めたら、見積もりの際に交渉をしてみましょう。すべてを同じ業者に依頼するだけでなく、複数の業者を使い分ける方法もあります。同じオプションでも価格が違うようなら、個別に依頼するのもよい方法です。

複数の業者を比べることで、オプションにかかる費用の相場も理解できます。金額に納得できるよう、事前にきちんと準備をしてから交渉しましょう。

必要なオプションを理解して建売住宅を購入しよう

建売住宅を購入する際は、オプションの費用がプラスされるのが一般的です。エアコンやカーテンレール、照明など生活に欠かせないアイテムも、ほぼオプションで契約することになります

また住宅ローンも、オプション費用を含めて計算されます。融資の審査を受けるまでに必要なオプションを決め、業者との交渉や契約を済ませるようにしましょう。

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