ミツモアメディア

窓の断熱性を高めるならリフォーム?DIY?予算に合わせて検討を

最終更新日: 2022年12月13日

冷暖房を使用しても効果を得にくい場合があります。窓は断熱性が低いため、閉めていても室内の温度を維持しにくいことがあるのです。窓の断熱性を高めれば過ごしやすい住宅環境となるでしょう。窓の断熱性を高める方法やおすすめのアイテムを紹介します。

窓の断熱性を高めるメリットとは?

窓の断熱性を高めればより過ごしやすい住宅環境を整えられます。なぜ窓の断熱性を高める必要があるのか、詳しく解説しましょう。

夏も冬も部屋が快適に

熱は温度差があると高い方から低い方へ移動し、均一な温度になろうとする性質を持っています。そのため夏の暑い空気が冷房の効いた涼しい部屋へ移動しようとしたり、冬は暖房で暖められた空気が外に逃げようとしたりするのです。

壁は断熱材を使用しているため、あまり熱の移動はありませんが、窓では多くの熱移動が発生しています。窓の断熱性を高めることで、過ごしやすい温度に室内を維持しやすくなるのです。

また室内の温度を維持しやすくなれば、冷暖房を必要以上に使わなくて済むため、光熱費の節約にもつながります。

遮熱との違いは?

遮熱には太陽光を反射することで、室内の温度上昇を防ぐ役割があります。夏の暑い日差しを反射して室内の涼しい温度を維持するには、とても効果的といえるでしょう。

ただし1年を通して快適な室内環境を維持するには、熱の移動を防ぐ断熱がおすすめです。遮熱は熱の反射が目的なので、冬の室内温度維持はあまり期待できません。暖められた空気が逃げないようにするには、断熱を行うのがよいでしょう。

窓の断熱性を高める方法

窓の断熱性を高めるためには窓やサッシを交換したり、二重窓にしたりと窓の構造を変えることが有効です。構造自体を変えると、より断熱効果を得られやすくなります。工事を行えない場合はコーティング剤を塗布する方法もよいでしょう。

窓やサッシを交換する

窓ガラスには1枚のガラスでできた「単板ガラス」、2枚でできた「複層ガラス」、3枚でできた「トリプルガラス」があり、ガラスの枚数が増えるほど断熱性が高まります。

ただしガラスの枚数が増えると厚みが出るため、サッシを交換するか既存のサッシに合うスリムタイプを選択する必要があります。

また窓枠であるサッシの素材によっても断熱性が変わります。サッシ自体を交換するのもよいでしょう。「アルミ」でできたサッシがもっとも断熱性が低く、その次が「アルミ樹脂複合」、もっとも断熱性が期待できるのが「樹脂」となっています。

二重窓にする

二重窓とは今ある窓の内側にもう一つ窓を設置する方法です。二重窓にすることで窓と窓の間に空気の層が生まれ、断熱性を高められます。二重窓はサッシの隙間風も防げるため、室内の温度を維持しやすくなるでしょう。

また結露の防止が期待できるのも二重窓の魅力です。結露は室外と室内の温度差により水滴ができてしまう現象で、結露ができるとカビが発生しやすくなります。二重窓にすると空気の層により温度差が生じにくくなり、結露予防につながるのです。

コーティング材を塗る

今ある窓ガラスを交換せずに断熱性を高めたい場合は、コーティング剤を塗布する方法が有効です。断熱シートを使用して断熱性を高めるよりも、効果が持続しやすいという特徴があります。

ただし断熱性が高いコーティング剤を使用すると窓の透明度が落ちる点や、素人がコーティング剤を塗ると塗りムラが生じやすい点がデメリットといえるでしょう。

手軽にできる窓の断熱性を高める方法

工事を行えない場合は手軽に断熱性を高められるグッズを使用するのもおすすめです。費用を大きくかけずに断熱性を高められるでしょう。どのようなグッズがあるのか紹介します。

パネルやカーテンを活用

遮光カーテンを使用することで、断熱性を高められます。厚手の遮光カーテンを使用すれば高い断熱性が期待できる反面、室内に光を取り込めず暗くなってしまうデメリットがあります。

レースのような薄手のカーテンを使用すると日光を取り入れられる一方、厚手のものよりも断熱性が劣るため注意が必要です。使用する部屋の状況によって使い分けましょう。カーテンを2枚取り付けて、状況に合わせて調整するのもおすすめです。

断熱パネルを窓の前に設置することでも、断熱性を高められます。窓の前に設置するだけなので、使いたいときにだけ取り出せるのがメリットです。

窓断熱スプレーを吹き付ける

窓断熱スプレーを窓に吹き付けるとコーティング剤が窓に膜を作り、窓の断熱性を高めてくれます。スプレーを吹き付けるだけなので素人でも簡単に行えますが、コーティング剤をきれいに吹き付けないとムラになり効果を得にくいのは難点です。

とはいえ窓断熱スプレーはホームセンターやインターネットで比較的安価に購入でき、取り入れやすい断熱対策といえます。

断熱シートやフィルムをDIY

断熱シートやフィルムを窓に直接貼ることで、断熱性を高められます。断熱シートやフィルムは冬のワンシーズンだけ使用できるものや、夏も使用できるオールシーズン用のものがあるため、使用する部屋の状況に合わせて選びましょう。

また断熱シートを貼り付ける前は、窓ガラスをきれいにすることが大切です。きちんと掃除することで断熱シートをきれいに貼り付けやすくなります。

窓の断熱性を高めるおすすめ商品

窓の断熱性を高めるためのおすすめ商品を紹介します。どれも簡単に取り入れられるアイテムばかりです。室内の温度を維持したい人は試してみましょう。

UVカット機能も「明和グラビア 断熱カーテンライナー」

明和グラビア MEIWA 断熱カーテンライナー(採光クリアN) 100cm×225cm 2枚セット クリアー

「断熱カーテンライナー」は窓やカーテンの隙間から、冷たい空気や暑い空気が室内に入らないようにして、過ごしやすい住宅環境をつくりやすくするアイテムです。

適温となった室内の空気が外に逃げ出さないように、守る役割も担っています。UVカット率が約99%もあり、家財や家の日焼け予防にもつながるでしょう。窓の大きさに合わせてサイズを調整しやすく、使いやすい断熱材といえます。

貼り付け簡単「ニトムズ 窓ガラス粘着断熱シート」

ニトムズ 窓ガラス 粘着 断熱シート 結露防止 幅90cm×長さ1.8m 1枚入 E1170

「窓ガラス粘着断熱シート」は窓に直接貼れる断熱シートで、剥離フィルムがないので簡単に貼れるのが特徴です。断熱性の高い三つの層と空気層が窓の断熱性を高めてくれ、結露の予防にもつながります。

ただし凹凸のあるガラスや特殊なガラスには使用できません。事前に自宅の窓に対応しているか確認しましょう。

好きなサイズにカットできる「USER 窓際あったか 発泡ボード」

窓際あったか 発泡ボード ライトスリム M 40cm×2.05m スノー柄 U-P171

「窓際あったか発泡ボード」は窓に立てかけることでサッシの隙間から入る冷気を予防してくれるアイテムです。冬の寒い時期に室内の温度を維持しやすくなります。

ハサミで簡単に切れるので、使用したい窓の大きさに合わせやすいのがメリットです。カーテンで押さえるように立てれば、倒れにくくなるのでおすすめです。

窓の断熱性を高めて住まいを快適に

窓は熱が伝導しやすいため断熱性を高めることで、過ごしやすい住宅環境を整えられます。断熱性を高めれば冷暖房を必要以上に使わなくて済むことから、光熱費の節約にもつながるでしょう。

窓の断熱性を高めるには窓やサッシの交換、または二重窓にするといった方法が有効です。熱が伝導しにくくなり、室内の温度を維持しやすくなります。

ほかにも断熱材の使用やカーテンの活用など、手軽に取り入れられる断熱対策もあります。工事の必要もなく素人でも行えるため、簡単に快適な環境をつくれるはずです。

窓ガラス交換・雨戸の修理業者の見積もりならミツモアがおすすめ

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

「相見積もり」ならミツモアがおすすめです。いくつかの質問に答えるだけで最大5件の見積もりが届き、さらにチャットでプロに直接相談できます。

具体的なサービス内容や見積もりの内訳など気になるポイントをすべて聞くことができるので安心です。サービス内容や費用が事前に明確な状態で業者を決めることができます。自分で調べる手間が省けるのは非常に便利ですよね。

ミツモアで気軽に見積もりをとりましょう。

ミツモアで窓ガラス交換・雨戸の修理を依頼する