みなさんのお子様が大好きなおもちゃは何ですか?プラレールや変身ベルト、お人形やレゴにアイロンビーズ・・・。子供にお片付けの習慣をつけさせたいけれど、大人ですら大変なお片付けなのでなかなか難しいですよね。

本記事ではおもちゃの収納を見直して、子供部屋やリビングの整理整頓を図る方法を解説します。お子様が自ら片付けたくなる収納アイディアも満載!キレイに片付いたお部屋で、スッキリのんびり過ごしましょう。
おもちゃの片付け3つのコツ

整理整頓を習慣づける初めの一歩は、おもちゃの後片付けです。お子様がご自身で片付けられたら習慣付けもできてパパ・ママの負担も減り一石二鳥です。
まずは大人の目線ではなく子どもの目線から「お片付け」について考えていきましょう。
子ども目線で考えよう
収納スペースを作っても収納がうまくいかない場合は、大人にとって片付けやすい収納が実は子どもにとっては片付けにくい収納になっている可能性が考えられます。
ご自宅の収納が子どもに合っているのか、次の3つのポイントから確認してみましょう。
ポイント①:子どもの遊び方に合わせる
リビングの一角や子供部屋など、お子様が遊ぶスペースと収納場所は、できるだけ近い方が片付けやすくなります。
大人にとって近いと感じる距離でも、体の小さな子どもにとっては案外遠く感じるものです。すぐにパッと片付けられる場所に収納スペースを確保すると良いですよ。
ポイント②:子どもの背丈に合わせる
子どもの背丈は大人の半分以下。高い位置の収納は子供にとって片付け辛いものです。収納する位置が床に近いほどお子様が片付けやすくなります。子どもの目線を考え、中身の見える高さにしましょう。
ポイント③:しまいやすさを考える
収納に扉のある棚や蓋つきのカゴ・ボックスを使用すると、片付ける際に持っていたおもちゃを1度置いてから扉や蓋を開け、おもちゃを再度手に取って片付け、最後に扉や蓋を閉めることになります。
一方、扉や蓋のない収納ですと、持ってきたおもちゃをポンと置くだけ。手順が少ない分、扉や蓋のない収納にした方が片付けやすいですね。
おもちゃの収納に便利なグッズ4タイプ

子ども目線での片付けやすい収納法を把握したところで、ここではどのような収納グッズが便利なのか4つのタイプ別に紹介します。
収納スペースやおもちゃの量など、ご自身のケースに照らし合わせてどのタイプが合うか見てみてくださいね。
【簡単お片付け】カラーボックスを使った収納
扉が無いため、おもちゃをポイポイと入れるだけの簡単お片付けが可能です。SNSで「#カラボ」と検索すると、カラーボックスを使った収納術が沢山見ることができます。
特にニトリのカラーボックスは、定番のカラー・合わせやすいサイズ展開・安価と三拍子揃った優れもの。棚の位置を変えることができ、お子様の成長に合わせて長く活用できるのも嬉しいメリットです。
カラーボックスはamazonでも多数の取り扱いがあるので、部屋に合ったカラーボックスを探してみましょう。
【小さめおもちゃ】スクエアボックスを使った収納
トミカなど小さめのおもちゃの収納におすすめなのがスクエアボックスです。100均の蓋つきのスクエアボックスをいくつか揃えれば、棚に重ねて収納することができます。少々柔らかめですが片手で持ってもたわむことなく運ぶことができますよ。
お片付けしやすいよう、表面に写真やシール、マスキングテープでラベリングをすれば、片付ける場所が分かってお子様のお片付けもはかどりますね。
【大きめおもちゃ】カゴを使った収納
大きめのおもちゃに便利なのが、持ち手のついたカゴです。収納場所からパッと持ち運べるうえに、遊び終わったらカゴにポイポイと入れてから収納すればよいので、お片付けが楽ちんになりますよ。
【上級テク】袋を使った収納
ちょっと変わった収納ですが、プレイマットになる袋があるのをご存じでしょうか。遊ぶときは円状のプレイマットとして使えます。縁にひもが通っているので、遊び終わったら縁にあるひもを引っ張るだけで、プレイマットからお片付け袋に変身!
プレイマットの上で遊ぶルールにしておけば、一瞬でお片付けができる優れものです。
【子ども部屋・リビング・お風呂場】場所別収納アイディア

さて色々な収納グッズをご紹介しましたが、今度はそれらを使いお子様の遊ぶ場所に合った収納アイディアを考えていきましょう。子ども目線で片付けやすい仕組みを作ってあげることで、自分で片付けられるという経験が生まれます。その経験が習慣へと繋がるので、是非お役立てください。
子ども部屋は位置決めと見やすい収納がポイント
子ども部屋はお子様が「自分の場所」と意識している場所ですので、意見を尊重することで「管理する」という意識が芽生えます。
自発的にお片付けができるチャンスなので、収納場所を決める時はぜひお子様と一緒に行ってください。定位置を決めることでお片付けの習慣が身に付きます。
きちんと完璧にお片付けすることはまだ難しいので、ポンポンと物を置けば片付くような、大雑把で見やすい収納にすることがポイントです。カラーボックスなどを上手く活用しましょう。
大きいおもちゃはそのまま、小さいおもちゃは100均の小物が入る収納グッズに入れてしまえば、それでお片付け完了です。
リビングに収納棚を作ろう
リビングのおもちゃ収納はインテリアとのバランスが大事です。他の家具と馴染む、あまり主張しすぎない収納スペースを心がけるとごちゃごちゃ感が薄れます。
縦横どちらにも広げられる無印のスタッキングシェルフを置くと家具との統一感もでき、増えていきがちなおもちゃの収納を後から増やすことができます。
オプションのチェストパーツを足すことで目隠ししたり、ディスプレイ用のスペースを作ってインテリアの一部にしたりと、自分で自由に使い方が決められるところが魅力です。
お風呂場のおもちゃはどこにしまう?
お風呂場のおもちゃのお片付けは、何と言っても「水切り」できることが1番のポイントです。水が残っているとぬめりやカビの原因になります。
フック付きステンレスかごにおもちゃをしまい、S字フックを使って物干しに掛けたり、吸盤付きフックを使って壁に掛けたりすると、お掃除の邪魔にならず水切りができる収納になりますよ。
おもちゃ別収納アイディア

子どものおもちゃはカラフルで大きさもまちまち。おもちゃ別に収納することで、統一感が生まれお子様がお片付けしやすくなります。ここでは様々なおもちゃに合った収納アイディアをご紹介いたします。
【プラレール・レゴ類】色やパーツで分類
お片付けが大変なおもちゃの代表格といえば、かさばるプラレールと細かいレゴです。ごちゃっとまとめて片付けてしまうと、次に遊ぶときにお子様がお目当てのパーツを見つけられずに泣いてしまうことも。
例えばレゴは100均で定番のプラスチックボックスを複数用意し、色やパーツごとにざっくりと分類して収納します。中身が判別しやすくなってお子様の創作意欲を駆り立てる手助けになりますね。
【ぬいぐるみ】見せる収納と隠す収納を使い分け
ぬいぐるみを飾ると部屋の雰囲気がかわいくなりますよね。しかしカラフルなぬいぐるみはインテリアの邪魔をしてしまうことも。
子供部屋では「見せる収納」でかわいく、リビングでは「隠す収納」でインテリアに溶け込むように片付けることがポイントです。
見せる収納例
- 棚に置いて飾る
- メッシュバッグに入れて吊り下げる
- 花を寄せ植えする用のワイヤーラックを壁に取り付ける
- ランドリーバスケットに入れる
隠す収納例
- スタッキングシェルフとバスケットを組み合わせる
- チェストに収納する
いずれもフタがない収納の場合はホコリがかぶってしまう恐れがあるので、普段ぬいぐるみで遊ばない場合は、定期的に外ではたいてホコリを取り除いてあげてくださいね。
【絵本類】床に近い位置で横に広く収納
本棚というと縦に何段もあるものを想像しがちですが、絵本を読むのは子供なので目線に合わせた配置が大事になってきます。床に近い位置で、横に広げていくことを念頭に置いて収納スペースを作りましょう。
絵本収納のポイント
- 床に近い位置で収納する
- 縦ではなく横向きに収納する
- 絵本の大きさ別に揃える
絵本の大きさ別に揃えることで、小さい本が埋もれにくくなります。また本を縦にしまうのではなく横向きに収納するこで、表紙が見えてお子様が絵本を選びやすくなります。カラフルな絵本の表紙はディスプレイにもなって、子供部屋のインテリアのアクセントになりますね。
その他の細かいものはケースで収納
パズルのピースやカードなどは、ファスナー付きケースやプラスチック袋にいれることで紛失を防げます。100均で買えるビニールのネットケースは中身が見えてソフトな手触りかつ、薄型で重ねて収納できておすすめです。
棚に収納する際にファイルボックスを使用すれば縦に収納できるので、たくさん入って取り出しやすくなりますよ。
おしゃれなおもちゃ収納2つのポイント

おもちゃ収納はお子様が小さな時期だけのものですが、そのうち2人目・3人目が生まれ、小学生に上がるまでと考えると、かなり長い年月使うことになります。
住み始めた時にせっかくこだわって揃えたインテリアが、おもちゃ収納で台無しになってしまうのは忍びないですよね。2つのポイントを押さえることでインテリアの邪魔をしない、おしゃれなおもちゃ収納を実現することができるので、是非ご参考になさってください。
テイストを統一する
おもちゃ収納はお子様が使うので、1番は安全性です。それを考慮した上で、お部屋のテイストに合わせると、インテリアの邪魔になりません。
ナチュラル系、モノトーン系など、テーマを1つ決めておくと、商品を選ぶときに迷う時間を短縮できますよ。
色や形を揃える
色をたくさん使うと、どうしてもごちゃごちゃとしているように見えてしまいます。色を使いすぎず、メインとなる色を2~3色に絞って決めておくと、統一感が生まれておしゃれに見えます。メイン色の中で濃淡のバリエーションを作ると良いでしょう。
またニトリや無印で買うのであれば、同じシリーズから選んで買うと家具の形がデコボコせずに整って見えます。色と形を揃えることで、インテリアの邪魔をせずごちゃごちゃしていないおもちゃ収納を実現できますよ。
おもちゃの片付けはいつから?

お片付けは習慣付けが大切です。始める時期に早すぎということはありませんが、いきなりパッとできるものではありません。
まずはパパママが一緒に遊んだ後お片付けをするところを見せて、真似ができるようになったら徐々にスタートしましょう。焦らず怒らず、お子様の成長に合わせて徐々にお片付けレベルを上げていってください。
片付けは何歳からできる?
いくつくらいだとどの程度のお片付けができるようになるのか、年齢別に見てみましょう。
【0~2歳ごろ】お手本を見せる
歩けるようになると、ようやくおもちゃを手に持って移動することができるようになります。それまでは、パパママがお手本となりお片付けをする姿を見せてあげてください。
言葉が少し分かるようになったら、ぬいぐるみをバスケットに入れる程度のお片付けができるようになるでしょう。「一緒に楽しくお片付け」を心がけてください。
【2~3歳ごろ】自分でできたら褒めてあげる
パパママが一緒にいる空間で、お片付けを自分でできるようになります。お片付けができたら、うんと褒めてあげてください。
おもちゃの量が増えるので、お片付けに分類が必要になってきます。文字はまだ難しいですが、絵でおもちゃの分類ができるようになるので、写真やイラストを使ったラベルを活用するとスムーズにお片付けできますよ。
【4歳以降】一緒に収納を考える
レゴやお人形で使うパーツなど小さいおもちゃが増えて、なくしてしまいやすい時期になってきます。4歳くらいになると自分でお片付けできるようになってくるので、どこになにをしまうのかお子様と一緒に細かく分けて収納場所を決めると良いでしょう。
使用頻度によりおもちゃの「1軍」「2軍」を作り、「1軍」は取り出しやすいところに、2軍は離れたところに収納するのも1つの手です。
ラベルを貼って見やすくしよう
おもちゃ収納に分類はつきものですが、子どもがどこに何を片付けるか把握してくれないと意味がないですよね。そこで便利なのが、「何を片付けるか」一目で分かるラベルを、収納アイテムに貼ることです。
ポイントはお子様に伝わりやすいかどうかです。「人形」「LEGO」と言葉を書いても読めなければ把握できないため、おもちゃの写真を撮って貼るのが1番手っ取り早く分かりやすい方法なんです。お子様と一緒に収納場所を決めてラベルを貼ると、自発的にお片付けができる手助けになります。
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おもちゃの片付けをしているとカビなどの思わぬ汚れに出くわす可能性もあります。掃除が難しそうな汚れはプロの業者に依頼しましょう。
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