子供にお片付けの習慣をつけさせたいけれど、大人ですら大変なお片付けなのでなかなか難しいですよね。


本記事ではおもちゃの収納を見直して、子供部屋やリビングの整理整頓を図る方法を解説します。おもちゃの収納スペースの大きさはそれぞれの家庭で異なりますよね。本記事ではおもちゃを収納するおすすめグッズをスペースの大きさ順で紹介していきます。
収納棚をつくって収納する
収納スペースに余裕がある方は、おもちゃや絵本用の収納棚を設置することをおすすめします。収納棚に高さが低めのボックスを配置したり、そのままおもちゃを置くことで子どもが手にとりやすくしまいやすい棚を作ることができます。
カラーボックスを使ってかんたん収納
扉が無いため、おもちゃをポイポイと入れるだけの簡単お片付けが可能です。SNSで「#カラボ」と検索すると、カラーボックスを使った収納術が沢山見ることができます。
特にニトリのカラーボックスは、定番のカラー・合わせやすいサイズ展開・安価と三拍子揃った優れもの。棚の位置を変えることができ、お子様の成長に合わせて長く活用できるのも嬉しいメリットです。
カラーボックスはamazonでも多数の取り扱いがあるので、部屋に合ったカラーボックスを探してみましょう。
リビングに収納棚を作ろう
リビングのおもちゃ収納はインテリアとのバランスが大事です。他の家具と馴染む、あまり主張しすぎない収納スペースを心がけるとごちゃごちゃ感が薄れます。
縦横どちらにも広げられる無印のスタッキングシェルフを置くと家具との統一感もでき、増えていきがちなおもちゃの収納を後から増やすことができます。
オプションのチェストパーツを足すことで目隠ししたり、ディスプレイ用のスペースを作ってインテリアの一部にしたりと、自分で自由に使い方が決められるところが魅力です。
絵本などは子どもでも届く低い位置で横に広く収納

本棚というと縦に何段もあるものを想像しがちですが、絵本を読むのは子供なので目線に合わせた配置が大事になってきます。床に近い位置で、横に広げていくことを念頭に置いて収納スペースを作りましょう。
- 床に近い位置で収納する
- 縦ではなく横向きに収納する
- 絵本の大きさ別に揃える
本棚を使うときは、上記のポイントをおさえておくと、キレイに収納することができます。
絵本の大きさ別に揃えることで、小さい本が埋もれにくくなります。また本を縦にしまうのではなく横向きに収納するこで、表紙が見えてお子様が絵本を選びやすくなります。カラフルな絵本の表紙はディスプレイにもなって、子供部屋のインテリアのアクセントになりますね。
ボックスをつかって収納する
ボックスは大きさ次第で子どもでも扱いやすく、棚を買えば小さなスペースでも何段にも重ねて収納することができるおすすめの収納グッズです。
ニトリや無印など幅広い店舗で取り揃えているので、お買い求めやすいですよ。
スクエアボックスでトミカなどを収納
トミカなど小さめのおもちゃの収納におすすめなのがスクエアボックスです。100均の蓋つきのスクエアボックスをいくつか揃えれば、棚に重ねて収納することができます。少々柔らかめですが片手で持ってもたわむことなく運ぶことができますよ。
お片付けしやすいよう、表面に写真やシール、マスキングテープでラベリングをすれば、片付ける場所が分かってお子様のお片付けもはかどりますね。
ボックスの色やテイストを揃えておもちゃの種類別に収納しよう
ボックスでおもちゃを収納するときに大切なのは、ボックスのテイストを統一することやおもちゃの種類別にカテゴライズすることです。注意すべきポイントをまとめました。
ポイント1 色や形を揃える
例えば色をたくさん使うと、どうしてもごちゃごちゃとしているように見えてしまいます。色を使いすぎず、メインとなる色を2~3色に絞って決めておくと、統一感が生まれておしゃれに見えます。
メイン色の中で濃淡のバリエーションを作ると良いでしょう。
またニトリや無印で買うのであれば、同じシリーズの箱を選んで買うと家具の形がデコボコせずに整って見えます。色と形を揃えることで、インテリアの邪魔をせずごちゃごちゃしていないおもちゃ収納を実現できますよ。
ポイント2 見栄えを良くしたければテイストを統一する
おもちゃ収納はお子様が使うので、1番は安全性です。それを考慮した上で、お部屋のテイストに合わせると、インテリアの邪魔になりません。
ナチュラル系、モノトーン系など、テーマを1つ決めておくと、商品を選ぶときに迷う時間を短縮できますよ。
ポイント3 【プラレール・レゴ類】色やパーツで分類
お片付けが大変なおもちゃの代表格といえば、かさばるプラレールと細かいレゴです。ごちゃっとまとめて片付けてしまうと、次に遊ぶときにお子様がお目当てのパーツを見つけられずに泣いてしまうことも。
例えばレゴは100均で定番のプラスチックボックスを複数用意し、色やパーツごとにざっくりと分類して収納します。中身が判別しやすくなってお子様の創作意欲を駆り立てる手助けになりますね。
その他の細かいものはまとめてケースで収納
パズルのピースやカードなどは、ファスナー付きケースやプラスチック袋にいれることで紛失を防げます。100均で買えるビニールのネットケースは中身が見えてソフトな手触りかつ、薄型で重ねて収納できておすすめです。
棚に収納する際にファイルボックスを使用すれば縦に収納できるので、たくさん入って取り出しやすくなりますよ。
ラベルを貼って見やすくしよう
ボックスを同じ色で統一したい方に便利なのが、「何を片付けるか」一目で分かるラベルを、収納アイテムに貼ることです。
ポイントはお子様に伝わりやすいかどうかです。「人形」「LEGO」と言葉を書いても読めなければ把握できないため、おもちゃの写真を撮って貼るのが1番手っ取り早く分かりやすい方法なんです。
お子様と一緒に収納場所を決めてラベルを貼ると、自発的にお片付けができる手助けになります。
カゴをつかって収納する
カゴ収納はおもちゃをざっくりとしまいつつ外観を損なわないおすすめの収納グッズです。カゴに放り投げるだけで片付けできるので、 まだ子どもが小さくておもちゃの分別などができない場合でも問題ありません。
大きいぬいぐるみなどかさばるおもちゃもカゴなら片付けられる
カゴはボックス状の収納グッズより大きいサイズのものが多く、大きなぬいぐるみなどボックスだとかさばってしまうものも問題なく収納できます。
また取っ手付きのカゴに入れれば寝室や子ども部屋まで簡単に移動させることができるので、子どもにとっては収納しやすく、親にとっては持ち運びやすい一石二鳥の収納方法です。
布を被せればどんなおもちゃを入れてもスッキリ
カゴだと一見中身が見えてしまうので片付いた感じがしない、とお考えの方もいるかも知れません。そういうときは大きな布をカゴの上から被せてしまえばいいのです。
ブロックやおままごとセットなどカラフルなおもちゃをカゴに収納していても、お好みの柄の布を被せてしまえばとてもスッキリして見えますよ。
折りたたみ式のカゴなら使っていないときもスペースを取らない
カゴには上記の通りたくさん便利な点がありますが、大きいからかさばると感じる方もいるかもしれません。
そんな方には折りたたみ式のカゴがおすすめ。使っていないときは小さくできるので、たくさん置いても邪魔になりにくいです。
こちらの収納バスケットは折りたたみ式なだけでなく、丸洗いも可能です。子どもたちが使っているうちに皮脂などで黒ずんでしまっても、洗うことできれいな外観を保てますよ。
ペグボードをつかって壁掛け収納する
小さな小物系おもちゃでよく遊んでいる子どもならペグボードを使って収納するのも一つの手です。
例えばおままごとが好きなお子さんであればペグボードにフックをつけて調理器具のおもちゃを掛ければキッチンさながらのスペースを作ることができます。
子どもが成長して小学生になったら勉強机を置く壁に設置し、板を貼り付けることで簡易棚を作ることもできるので、長期間にわたって活躍してくれますよ。
ベビープレイマットをつかって収納する
ちょっと変わった収納ですが、プレイマットになる袋があるのをご存じでしょうか。遊ぶときは円状のプレイマットとして使えます。縁にひもが通っているので、遊び終わったら縁にあるひもを引っ張るだけで、プレイマットからお片付け袋に変身!
プレイマットの上で遊ぶルールにしておけば、一瞬でお片付けができる優れものです。
例えば親戚の家に伺う時におもちゃを持っていきたいのであれば、おもちゃをプレイマットごと持ち運べるので、訪問先のお家の床を傷つけることなく遊ばせることもできる優れものです。
ぬいぐるみやお風呂のおもちゃのおすすめ収納方法
ここまでリビングや子ども部屋におけるおもちゃの収納方法を紹介してきました。ここではリビングや子供部屋にあるおもちゃの中でもインテリアとして活躍する、ぬいぐるみのおすすめ収納方法や、お風呂場にあるおもちゃの収納の基本を説明します。
ぬいぐるみは見せる収納と隠す収納を使い分けよう
ぬいぐるみを飾ると部屋の雰囲気がかわいくなりますよね。しかしカラフルなぬいぐるみはインテリアの邪魔をしてしまうことも。
子供部屋では「見せる収納」でかわいく、リビングでは「隠す収納」でインテリアに溶け込むように片付けることがポイントです。
見せる収納例
- 棚に置いて飾る
- メッシュバッグに入れて吊り下げる
- 花を寄せ植えする用のワイヤーラックを壁に取り付ける
- ランドリーバスケットに入れる
隠す収納例
- ボックスの中に入れて棚にしまう
- チェストに収納する
いずれもフタがない収納の場合はホコリがかぶってしまう恐れがあるので、普段ぬいぐるみで遊ばない場合は、定期的に外ではたいてホコリを取り除いてあげてくださいね。
お風呂場のおもちゃはどこにしまう?
お風呂場のおもちゃのお片付けは、何と言っても「水切り」できることが1番のポイントです。水が残っているとぬめりやカビの原因になります。
フック付きステンレスかごにおもちゃをしまい、S字フックを使って物干しに掛けたり、吸盤付きフックを使って壁に掛けたりすると、お掃除の邪魔にならず水切りができる収納になりますよ。
こどもが自分でおもちゃを片付けられるよう工夫しよう
整理整頓を習慣づける初めの一歩は、おもちゃの後片付けです。お子様がご自身で片付けられたら習慣付けもできてパパ・ママの負担も減り一石二鳥です。
まずは大人の目線ではなく子どもの目線から「お片付け」について考えていきましょう。
子どもは片付けを何歳からできるようになるのか
いくつくらいだとどの程度のお片付けができるようになるのか、年齢別に見てみましょう。
【0~2歳ごろ】お手本を見せる
歩けるようになると、ようやくおもちゃを手に持って移動することができるようになります。それまでは、パパママがお手本となりお片付けをする姿を見せてあげてください。
言葉が少し分かるようになったら、ぬいぐるみをバスケットに入れる程度のお片付けができるようになるでしょう。「一緒に楽しくお片付け」を心がけてください。
【2~3歳ごろ】自分でできたら褒めてあげる
パパママが一緒にいる空間で、お片付けを自分でできるようになります。お片付けができたら、うんと褒めてあげてください。
おもちゃの量が増えるので、お片付けに分類が必要になってきます。文字はまだ難しいですが、絵でおもちゃの分類ができるようになるので、写真やイラストを使ったラベルを活用するとスムーズにお片付けできますよ。
【4歳以降】一緒に収納を考える
レゴやお人形で使うパーツなど小さいおもちゃが増えて、なくしてしまいやすい時期になってきます。4歳くらいになると自分でお片付けできるようになってくるので、どこになにをしまうのかお子様と一緒に細かく分けて収納場所を決めると良いでしょう。
子ども目線で考えよう
収納スペースを作っても収納がうまくいかない場合は、大人にとって片付けやすい収納が実は子どもにとっては片付けにくい収納になっている可能性が考えられます。
ご自宅の収納が子どもに合っているのか、次の3つのポイントから確認してみましょう。
ポイント①:子どもの遊び方に合わせる
リビングの一角や子供部屋など、お子様が遊ぶスペースと収納場所は、できるだけ近い方が片付けやすくなります。
大人にとって近いと感じる距離でも、体の小さな子どもにとっては案外遠く感じるものです。すぐにパッと片付けられる場所に収納スペースを確保すると良いですよ。
ポイント②:子どもの背丈に合わせる
子どもの背丈は大人の半分以下。高い位置の収納は子供にとって片付け辛いものです。収納する位置が床に近いほどお子様が片付けやすくなります。子どもの目線を考え、中身の見える高さにしましょう。
ポイント③:しまいやすさを考える
収納に扉のある棚や蓋つきのカゴ・ボックスを使用すると、片付ける際に持っていたおもちゃを1度置いてから扉や蓋を開け、おもちゃを再度手に取って片付け、最後に扉や蓋を閉めることになります。
一方、扉や蓋のない収納ですと、持ってきたおもちゃをポンと置くだけ。手順が少ない分、扉や蓋のない収納にした方が片付けやすいですね。
子ども部屋は位置決めと見やすい収納がポイント
子ども部屋はお子様が「自分の場所」と意識している場所ですので、意見を尊重することで「管理する」という意識が芽生えます。
自発的にお片付けができるチャンスなので、収納場所を決める時はぜひお子様と一緒に行ってください。定位置を決めることでお片付けの習慣が身に付きます。
きちんと完璧にお片付けすることはまだ難しいので、ポンポンと物を置けば片付くような、大雑把で見やすい収納にすることがポイントです。カラーボックスなどを上手く活用しましょう。
大きいおもちゃはそのまま、小さいおもちゃは100均の小物が入る収納グッズに入れてしまえば、それでお片付け完了です。
収納グッズを使ってもおもちゃが片付かないときは
ここまで収納グッズを収納スペースにどれだけ余裕があるかに合わせて紹介してきました。しかしこれらのグッズを使ってもおもちゃが片付きそうにない、片付かないという方もいるかも知れません。
そんな方が取るべき手段を2つ紹介します。
あまり使わないおもちゃは子どもの目が届かない場所にしまう
子どもでも手に取りやすい収納スペースではすべてのおもちゃを収納できない方は、子どもが普段遊んでいない、いわゆる2軍・3軍のおもちゃを押入れなど子どもが手に取れない場所、目につかない場所にしまいましょう。
こうすることでおもちゃ置き場の整理ができるとともに、新しくおもちゃを買う頻度を減らすことができます。子どもにとって1ヶ月も触れていないおもちゃがあれば、それを新鮮に感じます。
1軍のおもちゃと2軍・3軍のおもちゃを定期的に入れ替えてあげることで、子どもはあまり飽きることなく遊んでくれることでしょう。
おもちゃの量が多すぎる場合は断舎離する
おもちゃがあまりに多くて収納しようがない方もいるかも知れません。そんなときは思い切っておもちゃを断舎離してください。
このときに大切なのは、子どもに「このおもちゃ、いらない?」と安易に聞かないことです。このように尋ねてしまうと、全部捨てちゃダメと答えてしまい、捨てられなくなってしまいます。
断舎離するときは子どもにお気に入りのおもちゃを選ばせるようにしましょう。また、子どもがどのおもちゃでよく遊んでいるか確認することも大切です。子どもは飽き性なので、あとあとこのおもちゃで遊びたい!と考えが変わることが頻繁にあります。
子どもがお気にいりのおもちゃとして選ばず、親から見てもあまり遊んでいないと思うおもちゃは捨てて問題ありません。
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