「洗濯機で洗濯したのに、何故かほこりが付いている」
このような経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか。
どれだけ丁寧に洗ってもほこりが付着してしまうと、「せっかく洗濯しているのに…」とストレスになってしまいます。
そこで本記事では、洗濯機で洗濯するとほこりがつく原因とその対策方法についてわかりやすくまとめました。
洗濯機で洗濯するとほこりが付く3つの原因
まずは、洗濯機で洗濯したあとにほこりが付いてしまう原因について見ていきましょう。洗濯機で洗濯したあとにほこりが付く主な原因は以下の通りです。
糸くずフィルターの詰まり
洗濯機には、「糸くずフィルター」というフィルターが設置されています。ゴミ取りフィルターと呼ばれることもあり、ほこりやゴミをキャッチするためのフィルターです。
糸くずフィルターが詰まって正しく機能していないと、洗濯中に衣類から剥がれた糸くずやほこりが再び衣類に付着してしまいます。
詰まりだけでなく、破損している場合なども注意が必要です。
洗濯槽の汚れ
洗濯槽の汚れもチェックしましょう。洗濯槽はぱっと見は綺麗に思えても、見えない所に汚れが溜まってしまっていることがあります。
その汚れの正体の多くはカビです。洗濯機は水をたくさん使うため、洗濯槽の中は湿度が高く、カビが繁殖しやすい環境です。
特に夏場などの暑い時期で湿気も多いと、衣類に付いた汚れや洗剤・柔軟剤の溶け残りがカビの栄養分となり、洗濯槽内にカビが繁殖してしまいます。このカビの固まりが洗濯物に付着すると、黒いカスのようなほこりとして現れることがあります。
洗濯物からの繊維落ち
洗濯物からの繊維落ちがほこりの原因となることもあります。特に、新品のタオルや毛羽立ちやすい衣類などは、洗濯をすることで繊維がほぐれ、ほこりとして他の洗濯物に付着してしまうことがあります。
また、繊維落ちだけでなく、洗濯前に衣類に付着していたほこりやゴミも洗濯中に他の衣類に広がることがあります。
洗濯物にほこりが付かないようにする対策8選
ここからは、洗濯物にほこりが付かないようにする方法について見ていきましょう。
それぞれ1つずつ解説していきます。
洗濯物の糸くずやほこりを取り除く
まず、洗濯物に付いているほこりを取り除いてから洗濯機を回すことがポイントです。また、アウターやズボンなどのポケットの中が空かどうかもよく確認しましょう。ティッシュやゴミが入っていると、他の洗濯物にほこりが付く原因となります。
また、繊維落ちしやすい素材のものは洗濯中に糸くずが発生しやすくなるため、事前に取り除いておくことでほこりの付着を抑えることができます。
糸くずの出やすい衣類は分けて洗濯する
糸くずの出やすい衣類は分けて洗濯するのも1つの手段です。糸くずの出やすい衣類と他の洗濯物を同じ洗濯機で一度に洗うと、ほこりが広がりやすくなり他の衣類に付着してしまいます。
例えばバスタオルやタオル、フリース素材の衣類などは糸くずが出やすいため、他の衣類と分けて洗濯しましょう。
洗濯ネットを活用する
分けて洗濯することが難しい場合や洗濯の量が少ない場合は、洗濯ネットを活用するのもおすすめです。
ほこりを付けたくない衣類を洗濯ネットに入れることで、糸くずやゴミの付着を防げます。衣類同士の摩擦も減るため、毛玉が発生しにくくなります。
また、ネットに入れることで衣類の型崩れや傷みを防ぎ、より長持ちさせる効果も期待できるでしょう。
洗濯ネットを使うときは適切なサイズのものを選び、衣類に応じて使い分けてください。ネットの目が細かくなるほど糸くずを通しにくくなるため、よりほこりの付着を防げます。
ランドリーボールを使用する
ランドリーボールは、洗濯機の中で衣類同士が絡まないようにするためのアイテムです。チリやほこりを絡めとってくれるタイプのものもあります。
また、衣類同士の摩擦も減ることで、繊維落ちも防げます。
洗濯物と一緒に洗濯機に入れて回すだけで良いため、気軽に使える点も魅力です。特にペットの毛や髪の毛や洗濯物の付着に悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
ドラム式の場合はしっかり乾燥させる
乾燥機能付きのドラム式洗濯機を使っている場合、乾燥の強さを「しっかり」にしておくことをおすすめします。
乾燥中の風でほこりや糸くずが飛ばされることで、洗濯物に付着しにくくなります。
水量を高くしてすすぎ回数を増やす
縦型洗濯機の場合、水量設定を高めにしてすすぎ回数を増やすこともおすすめです。また、例えば日立の洗濯機など、一部の機種には糸くずの付着を減らす洗い方を設定ができるものもあります。
糸くずフィルターのゴミをこまめに取り除く
糸くずフィルターのゴミはこまめに取り除きましょう。糸くずフィルターにゴミが溜まっていると、洗濯物にほこりが付着しやすくなるため、できれば毎回の洗濯後にゴミを取り除くことをおすすめします。
習慣化してしまえば簡単なので、都度取り除くようにしてみると良いでしょう。ドラム式の場合は、ドアパッキンに溜まった糸くずも一緒に取り除いておくとほこりが付きにくくなります。
定期的に洗濯槽を手入れする
定期的な洗濯槽のお手入れも欠かせません。洗濯機の洗濯槽内部には、見えない汚れや糸くずが溜まっていることがあります。
見た目は汚れていなくても、定期的な掃除を心がけましょう。月1回程度を目安に「槽洗浄」コースを活用して、洗濯機を清潔に保ちましょう。1ヶ月以上経つと汚れやカビが蓄積されやすくなるため注意が必要です。
日頃から洗濯機を清潔に保つ方法
日頃から洗濯機を清潔に保つことも重要です。ぜひ、以下のポイントもチェックしてみてください。
負担のかかる洗濯物はコインランドリーを活用する
家庭用洗濯機は、すべての衣類や寝具を洗うのに適しているわけではありません。無理な使用を続けると負担が蓄積し、洗濯機の性能が低下したり、最悪の場合故障してしまったりすることもあります。
大きな布団や極端に汚れの付着した作業着など、洗濯機に負担をかける洗濯物はコインランドリーを活用しましょう。コインランドリーの大型洗濯機は家庭用のものとは作りが異なるため、心置きなく使えます。
洗剤や柔軟剤を使いすぎない
洗濯機を回す際、ついつい多くの洗剤や柔軟剤を使ってしまうことがあるかもしれません。しかし、洗剤や柔軟剤が多すぎるとすすぎ残しが生じやすくなり、洗剤カスなどが洗濯機に溜まりやすくなります。
洗剤カスは排水の妨げやカビの原因となるため、洗剤や柔軟剤は適量を使うことを意識しましょう。
洗い終えた洗濯物を放置しない
洗い終えた洗濯物を放置しないことも大切です。洗い終えた洗濯物を洗濯機の中に放置してしまうと洗濯槽に湿気がこもり、カビや悪臭の原因になります。
洗濯が終わったらできるだけ早く洗濯物を取り出すようにしましょう。
洗濯後はフタを開けておく
洗濯後に洗濯物を取り出したら、内部が乾くまでフタを開けておきましょう。フタを閉じたままにしておくと洗濯機の内部に湿気がこもり、カビの原因となます。
特に湿度の高い夏場や雨が続く時期などは、洗濯槽がなかなか乾かないこともあります。乾燥に時間がかかることもあるため、風通しが良くなるように心がけましょう。
洗濯機のクリーニングはプロに依頼!
長年同じ洗濯機を使い続けている場合は、プロの業者に洗濯機を掃除してもらうのもおすすめです。洗濯物から落ちたほこりは、自分では掃除ができないような内部にも徐々に溜まっていきます。「掃除をしているのにほこりが気になる」といった場合は、プロに分解クリーニングを依頼するのがおすすめです。
「ミツモア」なら、豊富な経験と知識を持ったプロに見積もりの依頼ができます。簡単な質問に答えるだけで、最大5件の見積もりを無料で取得することが可能です。
洗濯機の掃除をプロに依頼するメリット
洗濯機の掃除をプロに依頼するメリットはたくさんあります。
- 分解して徹底的にクリーニングしてくれる
- 洗濯機の奥に隠れた汚れもきれいに取り除ける
- 毎日の負担が軽くなり、洗濯機の寿命を延ばせることがある
洗濯機は毎日のように使うため、定期的にメンテナンスすることで清潔に保てます。特にドラム式洗濯機は内部にほこりや洗剤の残りが溜まりやすく、自分で掃除するのが難しいことがあります。
プロに分解クリーニングをしてもらうことで、洗濯機の奥に隠れた汚れもきれいに取り除くことができ、洗濯機の寿命を延ばすことができます。
洗濯機の掃除をプロに依頼する場合の費用相場
あくまで目安になりますが、洗濯機の掃除をプロに依頼する場合の費用相場は以下の通りです。
- ドラム式洗濯機の料金相場…13,000~40,000円
- 縦型洗濯機の料金相場…12,000円~20,000円
ただし、ドラム式洗濯機などはメーカーやモデルによってオプション料金が加算されることもあります。