「ドラム式洗濯機の乾燥経路を掃除しようとして、歯ブラシを落としてしまった」
「アクセサリーやマスクを一緒に洗濯してしまったけど、取り出した洗濯物から出てこない」
洗濯機の内部に物を落としてしまうと、このままでは洗濯ができないのではないかと不安ですよね。
落とした物の大きさや形にもよりますが、歯ブラシなどの硬くて長さがある物の場合は、そのまま使い続けると洗濯機が破損してしまう恐れもあります。
洗濯機に異物を落としてしまったときの対処法を解説します。
ドラム式洗濯機の中に落とした異物を取り出すには分解が必要
歯ブラシや割り箸などの大きなものを洗濯機に落としてしまった場合、自然には出てきません。洗濯機の部品を分解して、直接取り出す必要があります。
落ちた場所によっては、そのまま放置して洗濯運転をすることができます。ただし、内部で動いて衝撃を受けることで歯ブラシや割り箸が折れ、洗濯機内部の部品を破損させるおそれがあります。実際に、折れた歯ブラシが内部のプラスチック部分を突き破り、水漏れを起こした例もあるようです。
綿棒やヘアピン、ティッシュなど小さなものは、洗濯を回したときの排水と一緒に流れ出てくれる可能性があります。運転終了後に排水フィルターを確認してみましょう。
ドラム式洗濯機に異物を落としたときはどこに連絡する?
ドラム式洗濯機に異物を落とした際の相談先は、「メーカーの修理窓口」または「洗濯機のクリーニング業者」です。
どちらも洗濯機の分解を行ってくれるので、落とした異物の取り出しが可能です。
依頼先それぞれのメリットをお伝えします。
メーカーの修理窓口
洗濯機メーカーは不具合が起きたときの修理窓口を設置しており、内部に物を落としてしまった場合の相談も受け付けています。
自宅の洗濯機を製造したメーカーから直接委託された修理業者が見てくれるので、安心感があります。
ただし対応してもらえるのは点検・修理のみで、点検代、修理代のほか、場所に応じた出張費がかかることが多いです。状況によっては異物を取るだけで高額な出費になってしまうこともあります。
代表的な洗濯機メーカーの修理窓口は以下の通りです。
メーカー | 修理窓口 |
---|---|
Panasonic | 洗濯機・衣類乾燥機 サポート |
日立 | 日立の家電品|お客さまサポート |
SHARP | 修理相談 サポート・お問い合わせ – SHARP |
東芝 | 出張修理 ご依頼内容入力フォーム |
洗濯機クリーニング業者
洗濯機クリーニング業者は、通常クリーニング目的で洗濯機を分解しますが、異物を落としてしまった場合も相談することが可能です。
特にホコリを取ろうとして歯ブラシや割り箸を落としてしまった方は、これを機に洗濯機内部をまとめて掃除してくれる分解洗浄がおすすめです。
メーカー修理の場合は基本的に洗濯機全体の清掃までは対応してくれないので、以下のようなお悩みを抱えている方はクリーニングを依頼してみても良いでしょう。
- 乾燥に時間がかかる・乾きにくい(ドラム式洗濯機)
- 洗濯物に黒いカスが付着することがある
- 洗濯機から嫌な臭いがする
- 普段からクリーナーや塩素系漂白剤を使った槽洗浄をしていない
ただし分解作業の実績や技術力は事業者によって差があるので、経験豊富な事業者を見極めることが大切です。
ドラム式洗濯機の異物を取り出すのにかかる修理代
メーカーに異物除去を依頼すると、7,000~30,000円ほどかかります。洗濯槽を外す必要が出てくると、料金が高額になっていきます。
また、東芝などメーカーによっては異物の除去を保証の対象外としていることもあります。問い合わせ時に確認しておきましょう。
業者に分解洗浄クリーニングを頼み、異物を取り除いてもらう場合、料金の相場は25,000~30,000円です。分解の難易度が高い洗濯機の場合は追加で2,000~5,000円かかることがあります。
落とした異物をそのままにして洗濯するリスク
落とした異物を放置して洗濯機を稼働させていると大きな故障や水漏れに繋がります。深刻な故障の場合、修理代が嵩んだり、最悪新しく買いなおす必要が出てくるかもしれません。以下で大きく分けて2つのリスクについて解説します。
内部の部品を傷つけて洗濯機が故障する
物を落としてから、運転時に「カラカラ」と音がなる場合。異物が本体の内部を傷つけてしまう可能性が高いです。歯ブラシや割りばしなどを長い物をを落としてしまうと乾燥経路や排水経路を突き破り水漏れや乾燥不良の原因になりかねません。
排水経路が詰まって水漏れが起こる
糸くずフィルターに被せていたネットが外れて流れたり、マスクが詰まったりすると深刻な水漏れを起こす危険性があります。
洗濯機の下が水浸しになると掃除が大変です。詰まってしまったことが分かった時点でなるべく早く、点検・修理を依頼しましょう。
汚れや乾燥不良が気になるなら分解洗浄を依頼するのがおすすめ
ドラム式洗濯機をしばらく使っていると、乾燥にかかる時間が長くなったり、洗濯物の乾きが悪くなったりすることがあります。
乾燥がうまくいかなくなるのは、たいていの場合は乾燥経路に詰まったホコリが原因です。歯ブラシでは届かない位置まで詰まっていることが多いので、洗濯機クリーニング業者に分解洗浄を依頼するのがおすすめです。
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