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洗濯槽クリーナーの代用には塩素系漂白剤!掃除の手順や汚れを防ぐ方法も解説

最終更新日: 2024年09月02日

「洗濯槽を掃除したいけれど、専用のクリーナーをわざわざ用意するのは気が進まない」「家にあるもので代用したい」という方もいるかもしれません。

この記事では、洗濯槽クリーナーの代わりに使える2種類の代用品や、代用におすすめできない製品などを紹介します。

洗濯槽クリーナーの代用品2選

洗濯槽クリーナーの代わりに使える物を2つまとめました。特徴を確認し、家にあれば使ってみましょう。

塩素系漂白剤

洗濯槽クリーナーの代わりに、ハイターやブリーチなど衣類用の塩素系漂白剤を使うことができます。塩素系漂白剤は殺菌力に優れており、洗濯槽の中のカビや雑菌を強力に除去することが可能です。

鼻をつく刺激臭があり、酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが発生して危険なため、取り扱いには十分注意しましょう。

酸素系漂白剤

洗濯槽クリーナーは、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤でも代用できます。塩素系漂白剤のような刺激臭はなく、衣類や肌に比較的優しいのが特徴です。

ただし洗濯槽の洗浄力や殺菌力は塩素系漂白剤に劣るため、使うなら塩素系漂白剤がおすすめです

洗剤が代用可能かどうか洗濯機の取扱説明書を確認しよう

漂白剤を使っていいかどうか、必ず掃除の前に取扱説明書に目を通してください

特につけ置きして使う酸素系漂白剤は、ドラム式洗濯機を中心に使用が推奨されていない機種もあります。

例えば日立の洗濯機は、縦型であっても酸素系漂白剤の使用は推奨されていません。またパナソニックの洗濯機など、塩素系・酸素系を問わず漂白剤が使用できない物もあります。

掃除する前に、必ず洗濯機の取扱説明書で漂白剤が使用可能かどうか確認しましょう。

塩素系漂白剤を使って洗濯槽を掃除する手順

洗濯槽を塩素系漂白剤で掃除する手順を解説します。

洗濯機の電源を入れる

まずは洗濯機の電源を入れます。この時点ではまだ洗濯機の運転をしないでください。

ぬるま湯を最大水位まで溜め、クリーナーを入れる

40℃ほどのぬるま湯を、洗濯槽に溜められる最大水位まで溜めます。水でも良いですが、ぬるま湯の方が洗浄力が高まるためおすすめです。

お風呂の残り湯を使いたい時は、入浴剤を混ぜていないお湯を利用しましょう

お湯を溜めたら、クリーナーを規定量投入しましょう。洗剤投入口ではなく、洗濯槽に直接入れてください。

槽洗浄コースまたは標準コースで運転する

洗剤を入れたら、洗濯機の槽洗浄コースで運転します槽洗浄コースがない洗濯機の場合は、通常のコースで運転しましょう。(洗い→すすぎ→脱水)

なお各工程の時間を自分で設定できるタイプの場合は、洗いコースを長めに設定するのがおすすめです。

どちらのコースで運転しても最後に洗濯槽から排水されるため、運転が終了すれば掃除は完了です。

汚れが残っている場合はすすぎと脱水をする

縦型洗濯機では、前回の掃除から期間が空いているなどの場合、掃除を完了しても汚れが見えるところに残っていることがあります

その場合はもう一度すすぎと脱水をしましょう。クリーナーを再度投入する必要はありません。

代用をおすすめできない洗剤3つ

洗浄力が低いなどの理由で洗濯槽クリーナーとの代用をおすすめできない洗剤もあります。3つ紹介するので確認してみましょう。

クエン酸

クエン酸は、洗濯槽クリーナーの代わりに使うことをおすすめできない製品の一つです。

クエン酸は酸性であり、洗濯槽が金属製の場合は傷めてしまうことがあるからです。また洗浄力も高くないため、汚れや雑菌を徹底的に除去できる塩素系漂白剤の使用がおすすめです。

重曹

重曹も除菌力や殺菌力がないという理由で、代用をおすすめできません。重曹には菌の増殖を抑える静菌作用しかなく、既に発生したカビや汚れを取り除くのには不向きです。

また水に溶けにくいため、溶け残った重曹が排水ホースの中で詰まって不具合に繋がるおそれもあります。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性の成分で、どちらかというと油汚れなどを落とすのに向いている成分です。セスキ炭酸ソーダには、重曹と同様に除菌力や殺菌力はありません

洗濯槽の中の汚れを落とすには、やはり塩素系漂白剤が向いているでしょう。

洗濯槽を汚れにくくする日頃の注意点4つ

掃除の際にどの洗剤を使うかも重要ですが、日頃から洗濯槽をお手入れして綺麗に保つことも大切です。普段からできる、洗濯槽の汚れを防ぐための注意点を4つ紹介します。

1~2ヶ月に一度漂白剤を使って掃除する

カビを防ぐため、漂白剤を使っての掃除は間を空けすぎず、1〜2ヶ月に一度ほどの頻度を守ってするのがおすすめです

一度カビが生えてしまうと、塩素系漂白剤でも酸素系漂白剤でも完全に除去するのは難しいため、定期的な掃除で予防しましょう。

洗濯機の中に衣類を放置しない

洗濯槽の中に、衣類を長時間放置することはやめましょう。特に洗濯後の衣類は湿っており、洗濯槽の中の湿度がぐんと上がってカビが非常に発生しやすい環境になります。

洗濯前の衣類はランドリーバスケットに集めておき、洗濯後は放置せずすぐに取り出して干すなど、洗濯槽の中に衣類を長時間溜めない工夫をしましょう。

洗濯洗剤や柔軟剤は決められた量を守って使う

洗濯洗剤や柔軟剤は、製品ごとに決められた量を守って使いましょう。規定量以上にたくさん洗剤を入れても、洗浄力が上がるということはありません。

すすぎきれなかった洗剤の成分が、洗剤かすとなって洗濯槽の中に残り、カビが発生する原因となります。衣類に汚れや臭いが移ってしまい、衛生的にも良くありません。

ドラム式洗濯機の場合は乾燥機能を使う

ドラム式洗濯機は、乾燥機能や自動おそうじ機能などで使用後にしっかり乾かすことでもカビを防げます

乾燥機能を使うと洗濯槽の中もしっかりと乾かすことができるため湿度が低く保たれ、カビが発生しにくい環境を作ることができます。

臭いや汚れが落ちない時は分解洗浄を依頼しよう

長年放置した頑固な臭いや汚れは、市販やメーカーの洗剤では落としきれないことがあります。

そんな時は、業者に洗濯機の分解洗浄をお願いするという選択肢もあります。パーツごとに分解し、丁寧に臭いや汚れを落としてくれるでしょう。

クリーナーを使用しても乾燥運転に時間がかかったり、黒いカスが付着したりする時は分解洗浄が必要なサインです。

洗濯機の分解洗浄の料金相場

専門業者に洗濯機の分解洗浄を依頼する時の料金相場は、以下の通りです。

洗濯機のタイプ 分解洗浄の料金相場
縦型洗濯機 1万2,000円~1万7,000円
ドラム式洗濯機 2万円~3万円

洗濯機の分解洗浄を業者に依頼する

分解洗浄を依頼できる業者は相見積もりで探そう

洗濯機の分解洗浄を依頼する業者は、複数の業者から見積もりを取って比べる「相見積もり」をして探しましょう。質の良いサービスをより適正な価格で提供している業者を見つけることができます。

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