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テレビを正しく廃棄するには?処分方法と家電リサイクル法を解説

最終更新日: 2021年07月06日

テレビは家電リサイクル法の対象となる家電です。安易な廃棄は法律違反にもつながるため、適切な方法での処分を心掛けましょう。テレビを処分したいときの選択肢や、家電リサイクル法に従ってテレビを廃棄する方法を紹介します。

テレビはゴミとして処分できる?

廃墟とテレビ

テレビの廃棄は、「家電リサイクル法」に則って行う必要があります。家電リサイクル法の概要や、テレビを廃棄したいときのポイントを紹介します。

テレビは家電リサイクル法の対象

家電リサイクル法は、正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」といいます。この中で対象と定められた家電については、必要な手続きに従って廃棄する必要があります。

家電リサイクル法に指定されている家電は、以下の4種類です。

  • テレビ
  • 洗濯機
  • パソコン
  • エアコン

家電リサイクル法は、廃棄物の減量と有益な資源の再利用を主目的として定められました。これにより、小売業者・製造者・消費者それぞれに「引き取り」「リサイクル」「料金負担」の義務が定められ、テレビの安易な廃棄は違法となったのです。

ただし、以下のテレビは家電リサイクル法が適用されません。

  • 携帯・車載用の液晶テレビ
  • 建物に組み込まれたテレビ(浴室用など)

上記以外のテレビは、ブラウン管・プラズマ問わず家電リサイクル法の対象です。

捨てる際は家電リサイクル券が必要

テレビを廃棄する際は、廃棄する人が処分費用を負担しなければなりません。処分費用は現金ではなく、「家電リサイクル券」で代用されます。

家電リサイクル券とは、テレビの廃棄が適切に行われたことを証明・確認するためのチケットです。それぞれの券には13桁の問い合わせ管理票番号が記されており、ネットから廃棄の流れを確認できます。

注意点としては、家電リサイクル券の額面は廃棄するテレビの仕様やメーカー・サイズによって異なる点です。我が家のテレビの処分料金を知りたい場合は、「一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター」の「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」からチェックしてみるとよいでしょう。

参考:再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金) | RKC 一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター

違法な不用品回収業者にご注意

家電リサイクル法の施行に伴って、違法な不用品回収業者によるトラブルが多発しています。「テレビの廃棄が面倒」「テレビの廃棄にお金をかけたくない」などの場合でも、「無料」「安価」をうたう不用品回収業者に声を掛けるのは避けましょう。

こうした業者のほとんどは、適切な認可を受けていない違法業者です。不法投棄・不適切処理が行われる可能性が高く、法律に則った廃棄が期待できません。

また、違法業者の中には「無料」「安価」をうたいながら高額請求してくる人もいます。軽い気持ちで頼むには、リスクが大きいと心得ましょう。

テレビの主な処分方法

地面に置かれたテレビ

テレビを処分する際は、主に「廃棄」「売却」の2種類の方法があります。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

自治体のルールに沿って処分

自治体に廃棄を依頼する場合、「回収」「持ち込み」の2種類の方法があります。

まず回収を依頼する場合は、以下の通りです。

  1. 自治体の担当課に電話する
  2. 回収日時を決める
  3. 郵便局にて家電リサイクル券を購入する
  4. 回収予定日に指定場所に持参する

自治体によっては家電リサイクル法対象家電の回収・処分を行っていなかったり、回収ではなく業者を紹介したりするケースもあるようです。詳細については、居住地の自治体に問い合わせてみましょう。

一方、自分で指定場所に持ち込む場合の手順は以下の通りです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券を購入する
  2. 郵便局でリサイクル料を振り込む
  3. 家電リサイクル券を持参してテレビを指定場所に持ち込む

持ち込みの際、事前予約を必要とする自治体もあります。こちらのケースでも、居住地の自治体に持参方法を確認するのがおすすめです。

家電量販店に引き取ってもらう

テレビの回収は「古いテレビを購入した店舗」「新しいテレビを購入する店舗」のどちらでもOKです。家電量販店には家電リサイクル法対象の家電を引き取る義務がありますので、断られる心配はないでしょう。

ただし、回収料金は各店舗によってまちまちです。料金体系も「配送料とリサイクル料がセット」「リサイクル料のみで配送料は別途徴収」などがあり、どこも同じではありません。各店舗の具体的な料金については、HPや電話でチェックしましょう。

買取専門店で売却する

テレビの状態がよい場合や他にも処分したい家具・家電などがある場合は、買取専門店で査定を受けるのもおすすめです。

リサイクル料や運搬費用を支払う必要がなく、収入を得られる可能性もあります。テレビのインチ数が大きかったり高性能だったりする場合は、数万円の高値が付くかもしれません。

ただし、査定料金は買取専門店のニーズや市場の人気に左右されます。

「こっちの業者はものすごく高値を提示してくれた」「こっちの業者には買取を拒否された」などのケースがあるため、事前の見積もりは必須です。面倒でも2~3社くらいには声を掛けましょう。

フリマアプリに出品する

コンディションがイマイチで買取専門店で売れなかったテレビでも、フリマアプリなら売却できるかもしれません。

スマホアプリを活用する人の中には、テレビ本体ではなく「部品がほしい」という人も散見されます。このような人に当たれば、コンディションの良し悪しは問われないでしょう。

うまく売却できれば、買取同様、リサイクル料を支払わずにテレビを処分することが可能です。

近年はスマホ一つあれば簡潔するフリマサイトがさまざまあります。複数のアプリで買い手を募集すれば、「テレビを買いたい」という人とマッチングする可能性はゼロではありません。

家電量販店に引き取ってもらう際の注意点

訪問業者

廃棄したいテレビの回収を家電量販店に依頼する場合、料金についてシビアなチェックが必要です。家電量販店にテレビを引き取ってもらう際、注意したいポイントを紹介します。

サイズによって料金が異なる

料金は、テレビのサイズによって異なります。家電リサイクル券では、ブラウン管式・液晶・プラズマ式のどちらとも、15型以下が「小」16型以上が「大」と分類されています。

近年はテレビの大型化が進み、「小」のテレビを廃棄するケースはまれでしょう。価格表を見るときは「小」の金額と間違えないよう注意が必要です。

なお家電量販店を利用する場合は、リサイクル料と回収料金をまとめて支払えます。ただし同じメーカー・サイズでも、店舗によって料金設定は異なることがほとんどです。

自宅回収はさらに割高に

自宅回収では「リサイクル料と運搬費用」に加えて、引き取り料金が加算されます。店舗にもよりますが、自分でテレビを持ち込むよりも数千円高くなるケースがほとんどです。

テレビの自宅回収について「新品購入」などの条件を設ける店舗も少なくありません。サービスを利用する際は、引き取り条件を確認しましょう。

なお家電リサイクルで必要な「運搬費用」とは、家電量販店からリサイクルセンターまでの費用のことです。料金内訳に運搬費用とあっても、自宅までの出張料は別途必要となります。

フリマアプリで売る際の注意点

スマホをいじる人

廃棄予定のテレビをフリマアプリで売却する場合は、テレビ処分のために十分な時間を確保できるかどうかがポイントとなります。アプリ利用の際の注意点を紹介します。

手間と時間がかかる

フリマアプリの多くは「スマホ一つで簡単」とうたっていますが、実際に売却するとなれば、さまざまな手間がかかります。フリマアプリを利用する際の流れは、以下の通りです。

  1. アカウントを作る
  2. テレビの写真を複数枚取ってアップする
  3. テレビのサイズ・型式等詳細情報を記載して出品する
  4. 購入者が現れたら対応する
  5. 梱包して郵送する
  6. 相手が受け取ったと連絡すれば料金が支払われる

フリマアプリでは写真がないと買い手が付きにくくなります。売りたい場合は複数枚の写真を載せて、説明もしっかり記入しなければなりません。

購入したい人がコメントや質問をしてきたらそれに答える必要もあり、常にスマホを手放せない状態になりがちです。

また売却できたら梱包・発送が必要です。テレビは壊れ物な上、大きさ・重量があります。しっかりした大きな箱を用意したり梱包材等を使用したりする必要があり、かなりの手間を取られるでしょう。

買い手が見つかるまで廃棄できない

フリマアプリで買い手を募集するのは簡単ですが、すぐに買い手が付くとは限りません。タイミングよく購入してくれる人が現れるまでは、「いつまでたってもテレビを廃棄できない」ということもあり得ます。

また、万が一売れたとしても、送料が高額になれば収入はわずかです。「こんなに手間・時間をかけたのに…」とガッカリするよりは、リサイクル料を支払って早めに処分してしまった方がよいかもしれません。

B-CASカードの処分方法

テレビのカード

テレビの横に挿入されている赤や青のカードは「B-CAS(ビーキャス)カード」です。テレビを廃棄する場合、このカードはどうすればよいのでしょうか?カードの処分方法を紹介します。

B-CASカードは返却する必要がある

B-CASカードは、B-CAS社がテレビ視聴者に貸与しているカードです。所有権はB-CAS社にあり、売却や譲渡はできません。テレビを廃棄する際は、カスタマーセンターに連絡すると返却用の封筒を送ってくれます。

このカードは有料放送の契約と紐付けられており、安易に処分すると有料契約が残ったままになってしまいます。処分の前に必ず有料放送契約の有無を調べ、残っている場合は契約を解除しましょう。

なお、B-CASカードは自身で廃棄できますが、カードの種類によっては返却を求められるケースもあります。不安な場合は、先にカスタマーセンターに連絡するのがおすすめです。

有料放送の契約がない場合は廃棄

有料放送の契約がない場合は、自分の手でB-CASカードを廃棄して構いません。この場合、B-CAS社への連絡は不要です。テレビを廃棄するタイミングで、B-CASカードも処分してしまいましょう。

注意点としては、B-CASカードをそのままゴミ箱に入れたりしないことです。カードにはICチップが付いており、ここには個人情報が入っています。廃棄する場合はカード裏面に設置されている、金色のICチップにハサミを入れましょう。

個人情報を読み取れないように処理した後なら、ゴミとして出しても問題ありません。

いらなくなったテレビは正しく廃棄しよう!

画面が割れたテレビ

テレビを処分する際は、「家電リサイクル法に従って廃棄する」「売却する」といった方法があります。自宅テレビのコンディションなどを考えて、適切な処分方法を選びましょう。

テレビを廃棄する場合は、違法業者に依頼しないことが大切です。「無料」「安価」な業者は避け、家電量販店や自治体に持ち込んだり回収を依頼したりすることをおすすめします。

テレビを正しく廃棄することは、環境への配慮にもつながります。資源を有効活用できるよう、個々が正しい認識を持つことが大切です。

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