ベビーカーは廃棄処分する以外に、売却・譲渡の選択肢もあります。ベビーカーの状態に加えて、処分にかけられる時間と手間から、適切な方法を選ぶことが大切です。正しく処分できるように、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。


ベビーカーを自治体で処分する方法

ベビーカーは自治体のルールに沿って、不燃ごみもしくは粗大ごみとして処分することができます。処分の方法は分解して不燃ごみに出すケースと、分解せずに粗大ごみに出すケースの2パターンに分けられます。
不燃ごみに出す
ベビーカーを不燃ごみとして出せるかは自治体ごとに異なります。
ベビーカーは大きいため、そのままでは通常のごみとしては出せません。多くの自治体では一辺の長さが30cm未満になるまで解体すれば不燃ごみに出せるようになります。
一方で指定のごみ袋に入れば問題なく捨てられたり、解体しても不燃ごみに出せない自治体もあります。そのため自治体の回収ルールを確認した上で不燃ごみとして出すようにしましょう。
不燃ごみに出せば、ごみ袋代以外に費用をかけずに処分できます。
粗大ごみの回収に出す
ベビーカーを解体せずそのまま処分するには、粗大ごみとして捨てる必要があります。粗大ごみに出す場合の費用相場は200〜700円です。自治体によって手数料が異なる他、サイズや材質によって金額が異なるケースもあります。
一般的には30cm以上の不用品は粗大ごみです。ただし自治体によっては細かく分別する必要があり、粗大ごみに出せないケースもあります。粗大ごみに出せるかどうか、事前に確認しましょう。
粗大ごみに出す手順
粗大ごみに出す手順は以下の通りです。
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収集日は指定できず、申し込みから1週間から1カ月程度かかります。
状態が良ければ売れる場合も

まだ使えるベビーカーなら、売却することでお得に処分できるかもしれません。リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう他、フリマアプリに出品する方法もあります。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップに買い取ってもらう方法なら、不要なベビーカーをすぐに手放せます。店頭買取の場合、その場で現金化できます。持ち込みの手間と時間を省きたいなら、出張買取や宅配買取を利用するのも1つの手です。
リサイクルショップにはベビー用品に詳しいスタッフが、在籍していないケースがあります。リサイクルショップに売却する場合は、高価買取は期待せず、手軽さを重視しましょう。
フリマアプリに出品
フリマアプリやネットオークションに出品して、売却することも可能です。リサイクルショップで買取不可になったベビーカーでも、売れることがある他、自分で値段を設定できるため、納得がいく取引ができるでしょう。またブランドのベビーカーだと、比較的高値で取引されることもあるので、有名ブランドのベビーカーの処分を考えている方におすすめです。
相場より低い値段で売れば、買い手がつく可能性が高いですが、逆に商品が売れ残ることもあります。
フリマアプリやネットオークションを利用する場合は、商品の掲載や梱包、発送を全て自分で行います。手間がかかる上に商品の状態に関して、購入者と認識の相違があると、トラブルになる恐れがあるため、注意が必要です。
ベビー用品専門店に買い取りに出す
ベビー用品を専門に扱う店の中には、使わなくなったベビー用品の買取を行っている店舗もあります。
ベビー用品専門店には深い知識を持ったスタッフがいるため、ベビーカーの価値を正確に査定してもらえます。高価買取を望むなら、ベビー用品専門店に売却するのもおすすめです。
全てのベビー用品専門店が、買取に対応しているわけではありません。店舗ごとに買取の対象品が異なる場合もあります。近くにベビー用品専門店がない場合は、宅配買取に対応している店舗を利用するのも手です。
譲るという選択肢も

大切に使ったベビーカーを捨てるのが忍びない場合は、ベビーカーを必要としている人に譲る選択肢もあります。知人や施設に譲ることで、まだ使えるベビーカーを、別の誰かに大切に使ってもらえます。
親戚や友人に譲る
小さな子どもの成長スピードは早く、ベビーカーはすぐにサイズが合わなくなってしまいます。
親戚や友人で子どもの生まれた家庭があるなら、ベビーカーを譲るといいでしょう。ベビーカーを買うお金を節約できるため、譲渡先の家庭にもメリットがあります。
ただし中古のベビーカーを利用することに抵抗がある場合や、既にベビーカーを購入していることもあります。相手にベビーカーを押し付けてしまわないよう、必要としているかどうか、事前に確認を取ることが大切です。
施設に寄付する
知り合いにベビーカーを譲るのは気が引ける場合は、ベビーカーを必要としている施設や、団体に寄付することを検討しましょう。
保育園や養護施設、孤児院の他、子育て支援を行う団体に寄付することで、施設はベビーカーの購入代金を他の費用に回せるため、喜ばれます。
施設に寄付する際の送料は、自己負担になります。施設によってはベビーカー以外のものを必要としていることもあるため、事前に寄付しても問題ないか、確認してから送付しましょう。
不用品回収業者を利用する

費用はかかりますが、不用品回収業者に回収を依頼すれば、手間をかけずにベビーカーを処分できます。都合のいい日時に、自宅まで引き取りに来てくれるため便利です。
ベビーカー以外にも使わなくなったおもちゃやベビー用品など、不用品がたくさんある場合におすすめです。
優良業者の見分け方
不用品回収を行う業者の中には、悪質な業者も存在するため注意しましょう。
料金体系や費用の内訳が曖昧な業者には注意しましょう。不当な追加料金を請求したり、不用品以外の家具や家電まで、強引に回収されたりする可能性があります。
請求書や領収書を、書面で発行してくれることに加えて、損害賠償保険に加入していて、補償がしっかりしている業者を選びましょう。
優良な業者を見つけるには、複数の業者から見積もりを取って、比較することが大切です。相見積もりをする際は、ミツモアを利用するのがおすすめです。
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売却・譲渡する場合の注意点

ベビーカーは売却・譲渡して手放すことが可能ですが、使い古したベビーカーをそのまま売却・譲渡するのはマナー違反です。ベビーカーを売却・譲渡する際の注意点を解説します。
見た目をきれいにしておく
使用年数が長くても見た目がきれいだと、査定額がアップする可能性があります。高価買取を希望するなら、買い取りに出す前に、きれいに掃除しておきましょう。
個人間取引や譲渡するときも、きれいに掃除しておくことが大切です。ベビーカーは赤ちゃんが使うため、汚れやすいものです。次の人が気持ちよく使い始められるように、隅々まできちんと掃除して、気持ちの良い取引を心がけましょう。
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自分に合った処分方法を見つけよう

ベビーカーにはさまざまな処分方法があります。自治体あるいは不用品回収業者に回収してもらう他、リサイクルショップやフリマアプリで、売却することも可能です。まだ使えるベビーカーを、知り合いや施設に譲渡する方法もあります。
ベビーカーの状態によって、適切な処分方法が異なります。処分にかかる時間と手間を考慮した上で、自分に合った方法を選択しましょう。
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