「学生時代に部活で使っていたサックス、もう10年くらい物置きにしまいっぱなし・・・」
「演奏しなくなったサックスを処分したいけど、どこに持っていけばいいのかわからない」
過去に使っていた楽器の処分に困っている方もいるのではないでしょうか。せっかく長年使ってきたものですし、ただ処分するのはもったいなく感じるかもしれません。
この記事では、サックスの処分について、売却や寄付など他人に使ってもらう方法まで幅広く紹介します。
サックスの寿命は?メンテナンスは必須
サックスを処分するタイミングでまず考えられるのは、楽器が故障してしまって使えなくなったときです。
しかし金属製のサックスは高価なので、可能な限り長く使いたいもの。手放す際も、ただ処分するだけでなく売却することができれば、無駄な出費を抑えることもできます。
ここでは、サックスの寿命とメンテナンスの重要性について紹介します。
サックスの寿命はどのくらい?
サックスをはじめとする管楽器の寿命は、演奏者の日頃のメンテナンス次第で決まるものです。日ごろの演奏後メンテナンスはもちろん、定期的な部品交換や修理を欠かさずに行っていれば、長い期間使用することが可能です。
金属製品であるため、金属疲労による性能の劣化を気にする演奏者もいるそうですが、長いものであれば数十年も使用されています。
サックスの寿命による処分のタイミングは、一概に決まるものではなく、メンテナンス次第であると覚えておきましょう。
サックスをなるべく長く使うために
状態の良いサックスであれば、処分だけでなく、売却や寄付の選択肢も広がります。なるべく長くきれいに使うために、日頃からこまめなメンテナンスを心がけましょう。演奏後のメンテナンス方法は次の4つです。
- 管内の水分を取り除く
- ネックの水分を取り除く
- マウスピースを洗浄する
- 楽器の表面をきれいに拭く
メンテナンスは楽器の性能はもちろん、衛生面でも重要です。面倒くさがらずこまめに手入れすることをおすすめします。
サックスを廃棄処分する方法
サックスは金属製の管楽器ですが、廃棄処分する方法がわからない方も多いことでしょう。とはいえ寿命を迎えてしまった、使わなくなったサックスをいつまでも手元に置いておく訳にもいきませんよね。
ここでは、サックスの処分方法について紹介します。意外と簡単に処分できるので、困っていた方はすぐに実行することをおすすめします。
一般的には「粗大ごみ」として処分
サックスのように一辺が30cm以上ある楽器は、多くの自治体で「粗大ごみ」に分類されます。
粗大ごみの処分は、「戸別回収」と「処理場持ち込み」の2パターンがあるので、都合の良い方法で処分しましょう。どちらの方法も費用は300円以上であることが多いです。
その①:戸別回収
戸別回収は、自治体に連絡し、自宅で回収してもらう方法です。手順は次の3ステップです。
- 粗大ごみ回収窓口に連絡またはWEB上で申し込み、回収の予約をする
- 粗大ごみ処理券を購入し、処分したいものに貼り付ける
- 予約した日の回収時間までに家の前に出しておき、回収してもらう
その②:処理場持ち込み
処理場持ち込みは、自分で処分したいものを処理場に持っていき、必要な費用をその場で支払う方法です。
持ち込む際にも事前予約が必要な場合があるので、詳しくはお住まいの自治体のホームページを確認しましょう。
不用品回収業者を利用する
自治体でなく、民間の不用品回収業者を利用する方法もあります。
戸別回収と同じで、時間と場所を指定すれば、業者が回収しに来てくれるので手間が掛からないのがメリットです。粗大ごみとして処分するときと同じで、不用品回収業者は壊れていても関係なく回収してくれます。自分の都合に合わせて確実に処分したい場合は、おすすめの方法です。
注意点としては、費用が粗大ごみとして処分するより割高になることが挙げられます。
サックスを買取に出してお得に処分
状態の良いサックスは、お金を掛けて廃棄処分するのではなく、買取に出してお得に処分することが可能です。サックスは高価な上に、メンテナンスの手間と費用が掛かる楽器なので、なるべく高値で売却したいですよね。
ここでは、買取の方法と高価買取してもらうためのポイントについて紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
ネットオークション・フリマサイトを利用する
不要になったサックスは、ネットオークションやフリマサイトを利用して処分できます。
この処分方法は、自分で状態を判断して売値を設定することができるのがメリット。一方で、サイトに登録するための商品説明や写真撮影、また実際に売れた後の梱包・発送まですべて自分で行う必要があるので注意が必要です。サックスの状態について、購入者との認識が違っていたりするとトラブルの原因にもなります。
サックスとネットオークション・フリマサイトの両方について、ある程度の知識がある方にはおすすめの処理方法です。
楽器買取業者を利用する
楽器買取業者を利用する方法も、良い状態であれば高価買取してくれるチャンスもあり、おすすめの方法です。専門的な知識をもった査定士が在籍しており、業者も中古サックスとして再販売する目的があるので、しっかり状態を見て適正価格で買い取ってくれます。
出張買取、宅配買取などの柔軟に対応してくれる業者もあるので、自分に都合の良い業者に相談すると良いでしょう。
サックスの買取相場
サックスの買い取り相場は、メーカー・ジャンル・状態によって決まります。御三家と呼ばれるYAMAHA(ヤマハ)、SELMER(セルマー)、YANAGISAWA(ヤナギサワ)のサックスであれば、高価買取が期待できます。
サックスの種類ごとの買取相場は次の通りです。
サックスの種類 | 買取り相場 |
アルトサックス | 15,000円〜160,000円 |
ソプラノサックス | 40,000円〜300,000円 |
ソプラニーノサックス | 100,000円~420,000円 |
テナーサックス | 40,000円〜320,000円 |
バリトンサックス | 150,000円〜900,000円 |
サックスを高価買取してもらうために
サックスを高価買取してもらうために、次の2つのポイントをしっかり守りましょう。
- 付属品をそろえ、ケースに入れておく
- メンテナンスをしておく
付属品は最初に購入した物だけでなく、自分で追加で購入した物を含めて、処分せずにすべてそろえておきましょう。
ケースまで買ったときの状態で一式そろっていれば、査定額がアップする可能性が高まります。新品同様であっても、ケースがないことで査定額が大きく下がるケースもあるので注意しましょう。
外観の汚れを綺麗にしてピカピカにしておくと、査定価格にもプラスの影響を与えることがあるので、日頃からこまめにメンテナンスすることをおすすめします。
サックスを必要としている人たちのためにできること
大切に演奏してきたサックス。買取にしろ処分で終わるのは、なんだか寂しいですよね。また、サックスは高価な楽器なので、中古であっても敷居が高く、誰でも気軽に挑戦できるものでもありません。
あなたには必要でなくなったサックスを、必要としている人たちのために届けてみませんか?
サックスを寄付する
サックスはもちろん、楽器を寄付できる団体や施設があります。
かつて自分が大切にしていた楽器が、ただ不用品として処分されてしまうのではなく、必要としている誰かの手にわたって使い続けてもらえたらうれしいですよね。
例えば「エコトレーディング」は、使わなくなって寄付された楽器を、東南アジア諸国に寄付している団体です。
東南アジアには多様な音楽文化がある一方で、楽器を買うお金がないため家庭も多く、音楽の道を断念する子供たちがたくさんいます。そんな子供たちに楽器を届けることができるのです。
楽器寄付ふるさと納税を利用して子供たちに寄付する
「楽器寄付ふるさと納税」を利用して、不要になった楽器を学校や音楽団体などへ寄付する方法があります。
演奏の技術ややる気がある学生がたくさんいても、楽器の数が足りていない吹奏楽部等の団体は多いです。ふるさと納税を通じてあなたの使わなくなった楽器を寄付することで、未来ある学生や団体にもう一度活躍してもらい、喜んでもらうことができます。
寄付した楽器の査定価格分が税金控除されるので、買取と同じように金銭面的なメリットがあるのも嬉しいですね。
知人に譲渡する
大切に演奏し思い入れがある楽器なので、「せっかく楽器を譲るなら、知ってる人に使ってもらいたい。」と言う方も多いと思います。そんな方には、知人に譲渡する方法がおすすめです。身近に楽器を譲渡する人がいなくても、SNSなどで買い手を呼びかけることも可能。
譲渡した後も、楽器がどう使われているか聞いたり、アドバイスしたりと、楽器はもちろん譲り受けてくれた人との繋がりも強くなるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
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