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畳の張り替え費用相場と目安時期を解説!自分でもできる?

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最終更新日: 2024年06月28日

「畳の表面がささくれて、色が変わってしまった」「畳のシミが落ちない」などのお悩みから畳の張り替えを検討している方も多いでしょう。

この記事では畳の張り替えの費用相場、張り替え時期の目安などを解説します。

畳の張り替え費用相場は3,000~22,000円ほど

畳の間

畳の張り替え費用は3,000~22,000円ほど(1畳あたり)が相場です。

畳の状態によって張り替えの方法や費用が異なる

名称 作業内容 相場(1畳あたり)
裏返し 裏返してもう一面を利用する 3,000~5,000円
表替え 畳表と畳縁を新しいものに替える 4,000~15,000円
新調 畳表・畳床・畳縁すべてを新しくする 10,000~22,000円

畳の使用年数や状態によって、張り替え作業の内容や費用が変わります。業者と相談して、経年数や畳の状態に応じて依頼する内容を決めましょう。

【2~3年経過】裏返し:3,000~5,000円

畳の裏返し

裏返しとは現在使用している畳表を一旦取り外し、裏返してまだ綺麗な面を再び利用する方法です。畳の張り替えをまだやったことがない部屋で張り替えを検討している方におすすめです。

費用相場 3,000~5,000円/1畳あたり

18,000~30,000円/6畳あたり

所要時間 1日
タイミング
  • 新しい畳にして2~3年後
  • 畳が変色した
  • 畳の触り心地が悪くなった

裏返しをするのは新しい畳にして2~3年後が目安です。

畳の色別に張り替え時期を説明

また図のように色が黄色に変化している、い草の触り心地が悪くなったなどがあれば裏返しのタイミングです。1日で終わり、3つの方法のなかでは一番費用を安く済ませることができます

【5~10年経過】表替え:4,000~15,000円

畳の表替え

表替えとは畳表と畳縁を新しいものに取り替える方法です。過去に裏返しをしたり、使用開始から5年以上経過している畳を使っている方に適した方法です。

費用相場 4,000~15,000円/1畳あたり

24,000~90,000円/6畳あたり

32,000~120,000円/8畳あたり

所要時間 1日
タイミング
  • 使用開始から5年が過ぎた畳
  • 畳表の裏面も劣化していて、裏返しができないとき

畳床が傷んでいなければ、何度でも表替えができます。傷む前に表替えをすることで、畳を長持ちさせることができますよ。

【10年以上経過】新調:10,000~22,000円

畳の新調

新調とは畳表・畳床・畳縁すべてを新しくする方法です。ダニやカビが発生した、10年以上経過している場合は新調した方が良いでしょう

費用相場
(張り替え+処分)
10,000~22,000円/1畳あたり

60,000~132,000円/6畳あたり

80,000~176,000円/8畳あたり

所要時間 1日
タイミング
  • 使用開始から5年が過ぎた畳
  • 畳表の裏面も劣化していて、裏返しができないとき

現在の畳の大きさを採寸してから、広さに合わせて畳を作り、再び張り替えに来てくれるので、実際に畳が変わるのは採寸から1週間前後です。

また畳を新しくするので、古い畳の処分費用が発生します。処分費用は1畳あたり1,000~2,000円です。

できるだけ安く畳を張り替える方法は?

真新しい畳の和室

畳の張り替えには費用がかかるため、可能な限り費用を抑えて安くしたいですよね。ここでは業者に張り替えを依頼する際に安くするためのポイントを紹介します。

購入と張り替えは同じ業者に依頼する

畳の購入と張り替えは同じ業者に依頼したほうが安く済ませることができます。畳本体と張り替え作業の費用の両方が含まれているセットプランが用意されている業者もあります。

購入と張り替えをそれぞれ異なる業者に依頼すると、セットプランや同時に依頼した割引がないため高くつくことも。安く済ませるためには同時に相談してみましょう。

繫忙期は避ける

畳の張り替えは年末年始やお盆といった時期が繫忙期です。

繁忙期に依頼すると予約が入らなかったり、作業費用が高くなることがあります。

できるだけ繁忙期を避けて依頼したほうが、費用を抑えて依頼することができるでしょう

長く付き合える業者を見つける

今後長く住む予定や他の部屋も張り替えをする場合は、長く付き合える業者を見つけた方がよいでしょう。

長く同じ業者に依頼してると、お得意様として安くしてもらえることもあるので、地域に密着していて長く付き合えそうな業者を見つけることもおすすめです。

複数業者から見積もりを取って比較

できるだけ安くするためには、複数の業者から見積もりをとって比較しましょう

複数の業者から見積もりをとると、料金だけでなく作業内容やアフターサービスなども比較して選ぶことができます。

とはいえ、多くの業者から見積もりを取るのは大変ですよね。

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畳の張り替えを依頼できる業者3選

畳の表替えをしている様子

畳の張り替えを依頼できるのは畳専門店やリフォーム業者、ホームセンターなどです。それぞれのメリットやデメリットを紹介します。

畳専門店

メリット 畳の品揃えが豊富

余計な手数料がかからない

デメリット 口コミやレビューが少ない

畳専門店は取り扱っている畳の種類や価格幅が広いので、希望にピッタリな畳を選ぶことができます。

一方で口コミやレビューが少ないため、どの業者が良い業者なのか見極めにくいのがデメリットです。

リフォーム業者

メリット 和室のリフォームも相談できる

畳の種類が豊富

デメリット 仲介手数料がかかることもある

リフォーム業者では畳以外の和室のリフォームについても相談することができます。「襖や障子の交換もしたい」「ペンダントライトを取り付けたい」といった和室のリフォームも検討している方におすすめです。

畳の交換は専門業者に委託している場合があるので、仲介手数料が必要な点がデメリットです。その分費用が高くなっていることも。

ホームセンター

メリット 気軽に相談することができる

畳の費用が安い

デメリット 専門業者に委託するため、手数料が上乗せ

ホームセンターは立ち寄ったときに、気軽に相談できるのがメリット。また1畳あたりの価格が安い畳を取り扱っていることが多いです。

しかしホームセンターが自ら張り替えをしているのではなく、ほとんどの場合は畳の専門業者に委託をしているので、その分仲介手数料がかかります

ホームセンターで畳を張り替える場合は一畳あたり5,000~7,000円ほどです。

畳の原状回復は貸主負担が基本

賃貸の契約書

賃貸物件で畳を原状回復するときは基本的に貸主の負担となります。自然消耗や経年劣化してしまう消耗品の交換費は、借主が負担します。

畳も消耗品として扱われている場合は借主が負担しますが、契約書に契約書に「借主が負担する」と明記されていないところでは、稀に貸主が負担してくれるケースがあるようです。

張り替え前に一度賃貸契約書を確認し、畳の張り替えについて記載がないか探してみましょう

借主に過失がある場合は負担することも

明らかに間違った使い方をしていたり、掃除をしていなかった場合は借主の負担となります。こまめに掃除をしておけば過失になることはないので、賃貸物件にお住まいの方は畳を傷めず、きれいに保つことを心掛けましょう。

関連記事:畳掃除の3つの心得|正しい掃除方法で傷めずきれいに|ミツモア

畳の張り替えをするときに知っておきたい注意点

畳の目

畳の張り替えの際には注意することは、安いだけの畳を選ばないことや、畳の購入と張り替えは同じ業者に依頼することなどがあります。畳を張り替える際に注意したい点について、詳しく解説します。

安いだけの畳を選ばない

高級な畳はその分価格が上がっていきますが、それとは逆に安い畳ももちろん存在します。予算の関係で手頃な価格の畳を選ぶ場合は、品質の確認をしっかり行うようにしましょう。

同じ値段でも畳によって耐久性や肌ざわりなどが異なります。せっかく張り替えた畳がすぐに傷んでしまわないためにも、ある程度は質の高いものを選んでおく方が無難です

基本的には前述のようにJAS2等品の畳がおすすめ。その他の細かい性能や注意点などは、施工業者に相談してみてください。

畳の購入と張り替えは同じ業者で

畳本体+張り替え作業の費用をセットにしている業者が多いため、別々で依頼するとかえって高くなることもあります。そのため畳の購入と張り替えは同じ業者に依頼したほうがよいでしょう。張り替えたい畳を取り扱っていない場合は、業者に相談すると取り寄せてもらうことができますよ。

張り替えを自力でやるのはおすすめしない

✕(バツ)のサインを持っている男性

畳の張り替えを自力でやるのは難しいのでおすすめしません。正確な採寸とそのサイズに合った畳がなければ、隙間ができてしまう可能性もあります。

張り替えに失敗すると、まだ使えるはずだった畳が使えなくなってしまうことも。余計な費用がかかってしまうこともあるので、評判の良い施工業者に相談して張り替えてもらいましょう。

自力でやるなら「置き畳」がおすすめ

できるだけ費用をかけずに新しい畳にしたいという方には、ホームセンターなどで売っている置き畳がおすすめです。

置きたいスペースだけ置くことができるので、傷や汚れがひどい箇所のみに置くといった使い方もできます

移動や設置がしやすいうえにカラーバリエーションが豊富で、自分好みのものが見つかりやすいです。また畳を張り替えるより費用は格段と安いです。

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畳の張り替えに関するよくある質問

畳の張り替えの費用相場は?

畳の「裏返し」の費用相場は一畳あたり3,000~5,000円「表替え」は4,000~15,000円です。畳を全て新調する場合は、張り替え費用の他に古畳の処分費用が発生するので、一畳あたり10,000~22,000円かかります。

畳の張り替えの目安時期は?

畳を使用し始めてから2~3年で「裏返し」を、5年以上で「表替え」、10年以上で「新調」をするのがおすすめです。他にも畳が変色したり、触り心地・踏み心地が悪くなったら張り替えた方が良いでしょう。詳しい目安は記事内で紹介しています。

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