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10月に七五三をしてもいい?時期をずらすメリットとデメリットとは

最終更新日: 2023年09月06日

子どもに関する行事は、正しく行ってあげたいと思うものです。子どもの成長を祝う七五三も例外ではありません。本来11月15日に行うべき七五三は、10月に行っても問題ないのでしょうか?10月に七五三を行う是非について解説します。

七五三は時期をずらしてもいいの?

家族三人で七五三

七五三を予定している人の中には、「七五三は11月15日にやるもの」というイメージに強く囚われている人もいるでしょう。確かに本来、七五三は11月15日に実施する行事とされてきました。時期をずらして七五三をしたいと思ったときに、知っておきたいことを紹介します。

11月15日に七五三をする理由

11月15日に七五三を行う理由には、主に2つの説があります。1つ目の説が、旧暦の11月15日に行った第5代将軍・徳川綱吉の長男である徳松の健康祈願を起源とするものです。

もう1つの説は、旧暦の11月15日が「鬼宿日」だからというものです。鬼宿日とは、月に1回のペースで訪れる開運日を指します。

暦が新暦に変更されたときに、七五三を行う日は変わらず11月15日に設定されました。旧暦と新暦では時期がずれているため、元々の七五三と現在の七五三はそもそも時期が違っています。

このことから「七五三は11月15日にやるべき」というのはただの通例といえるでしょう

時期外れに七五三を実施してくれる神社は多い

「七五三は11月15日にやらなくてもいい」という考え方の正当性は、昨今の神社の対応からも明らかです。

七五三のご祈祷は、11月に行うのが最もスタンダードですが、最近では10月のご祈祷を受け付ける神社も増えてきました。中には、9月や12月にご祈祷を受け付けている神社もあります。

「11月に申し込まないと、ちゃんとご祈祷してもらえないのではないか」「時期外れに七五三を申し込んだら、煙たがられるのではないか」などと、心配する必要はありません。

七五三を10月に行うメリット

10月に行う七五三には、七五三をつつがなく済ませたいと思っている人にとって、魅力的なポイントがたくさんあります。10月に七五三を実施するメリットを解説します。

混雑を避けられる

10月に七五三をするメリットとして挙げられるのが、人混みを回避できる可能性が高い点です

七五三のハイシーズンである11月に七五三をやろうとすると、ご祈祷希望の家族が神社に押し寄せ、待ち時間が長くなってしまいます。ご祈祷待ちの長い列ができれば、着慣れない着物にただでさえ鬱陶しさを感じている子どもは、きっとぐずりだしてしまうでしょう。

10月に七五三を実施すれば人出のピークを避けられるので、余裕を持って行事に臨めるはずです。想像した通りの和やかな七五三を迎えられるでしょう。

費用を抑えられる可能性がある

10月に七五三を行うと、晴れ着のレンタル料を抑えられる可能性も広がります。七五三のときに着る晴れ着は、レンタルが一般的です。ハイシーズンの11月を避けて晴れ着を借りれば、安いレンタル料で晴れ着を着られる可能性があります。

ご祈祷とフォトスタジオでの記念撮影を同日に済ませられれば、晴れ着を2回レンタルする必要がなくなるため、レンタル料金を約半分に抑えられます。10月はフォトスタジオの予約も取りやすいので、ご祈祷と記念撮影をいっぺんに終えられるでしょう。

関連記事:七五三の写真撮影・参拝にかかる費用の相場は?事例とともに紹介

気に入った晴れ着を選べる

お気に入りの晴れ着を着て七五三に臨める可能性が高まるのも、10月に七五三を行うメリットです。晴れ着のレンタルは、基本的に早い者勝ちです。人気の晴れ着は、早く押さえないと他の人に借りられてしまいます。

11月に七五三を行う場合、時期を前倒しして七五三を準備している家族に衣装を押さえられ、気に入った晴れ着をレンタルできない可能性が高まってしまいます。

せっかく七五三をするなら、子どもが本当に気に入った衣装で、当日を迎えさせてあげたいと思うものです。時期外れに七五三を行えば、心の底から「これを着て七五三をしたい」と思える衣装で、当日を迎えられる可能性が高まります。

関連記事:七五三の衣装の選び方を3歳・5歳・7歳別に紹介!女の子は袴履いても良いの?各種疑問を解決

11月に予備日を設定できる

10月に七五三を行うことで得られる最後のメリットは、余裕を持ってスケジュールを組める点です。11月に七五三を予定している場合、スケジュール通りに七五三を実行できなければ、12月に延期することになります。

12月はクリスマスや大晦日などのイベントや仕事の繁忙期と重なるため、何かと忙しい時期です。家族の予定が合わず、参加してほしい人が集まらない可能性があります。

10月に七五三を計画していれば、万が一予定が流れてしまっても、本来七五三をすべき11月に予備日を設けられます。「何が何でも本来の予定日にやらなくては」と焦る必要はありません。

七五三を10月に行うデメリット

10月に行う七五三には、10月に行うからこそ注意しなくてはならないポイントがあります。七五三を10月に行うデメリットを紹介します。注意点をしっかり頭に入れた上で、予定を立てましょう。

着物では暑い日がある

10月に七五三を行うデメリットとして考えられるのが、気温の高い日がある点です。東京の10月の平均気温は18℃前後ですが、条件がそろえば、25℃を超えてしまう日もあります。

七五三は基本的に着物で行うものです。当日の気温が高いと、暑さで体調を崩す危険性が出てきます。

10月に七五三をするなら、当日が暑くなるかもしれないという前提で準備することが大切です。「冷たい飲み物や保冷剤を持参する」「適宜休憩を取りながら行う」などの工夫をしましょう。

参考:過去の気象データ検索|気象庁

台風にはまだまだ注意が必要

台風を警戒しなくてはならないのも、10月に七五三を行うデメリットといえます

10月は台風の発生件数は少ないものの、接近もしくは上陸すると、確実に予定が白紙になるため、注意が必要です。台風を警戒するなら、10月の後半に七五三の予定を組むのがおすすめです。10月の後半なら安定した秋晴れの下、七五三を済ませられるでしょう。

10月の前半に七五三をしたい人は、台風で延期になる場合を考え、事前に準備しておくことが大切です。予備日を設定し、参加者には予定日と予備日の両方を伝えておきましょう。

家庭の事情に合わせて七五三の日程を選ぼう

11月に行うイメージの強い七五三ですが、10月に行っても何ら問題はありません。

それどころかハイシーズンの11月を避けて七五三を実施することで、思わぬメリットを享受できる可能性もあります。時期をずらすメリットに魅力を感じる人は、あえて10月を選んで七五三を行ってもよいかもしれません

ただし七五三は家族みんなで子どもの成長をお祝いする行事です。たとえ縁起のいい日でも、両親や祖父母の予定が合わなければ、盛大にお祝いするのが難しくなってしまいます。

「何が何でも通例通り11月にやりたい」「人混みを避けたいから絶対に10月にやるぞ」と意固地にならず、家族みんなの予定が合う日を最良の日とし、七五三の日程を組むのがおすすめです。無理のないスケジューリングで思い出に残る1日を過ごしましょう。

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