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コンセントキャップの選び方は?子どもの安全対策も検討しよう

最終更新日: 2024年06月28日

コンセントキャップは小さな子どもがコンセントの穴に指を入れて感電してしまったり、火災の原因になるトラッキング現象を防いだりするのに役立つアイテムです。商品によって仕様に違いがあるので、家庭に合わせた商品を選びましょう。

コンセントキャップとは?

コンセントキャップ

赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では、コンセントが感電などの思わぬ事故を招くことがあります。より安全にコンセントを使うための道具がコンセントキャップです。

コンセントプラグに差し込む商品

コンセントキャップはプラグに差し込み穴を塞ぐアイテムです。主な目的は「子どもの感電事故防止」です。

またホコリが積もるのを防止する役目もあります。むき出しのまま長期間放っておくと、ホコリが積もり火災の原因になるかもしれません。

ホームセンターや雑貨店、あるいはインターネットの通販サイトなどでも気軽に購入できます。どの商品も比較的安価なので、導入するハードルは低めといえるでしょう。

コンセントは身近な危険

例えば大人が目を離した隙に、小さい子どもがコンセントの差し込み口に指を入れようとしたとします。好奇心旺盛な子どもであれば、舐めようとしたり、何か道具を使っていたずらをしようとしたりするかもしれません。

実際小さい子どもによる感電事故は頻繁に起きています。ハイハイする年齢の子どもであれば、視線がちょうどコンセントの高さに来ることもあり、意識が向きやすいことも一因でしょう。

興味を持った子どもが無闇にいじらないよう、対策をしておいた方が安全です。

手軽でデザインが豊富

コンセントキャップは多くの種類が、さまざまな場所で販売されており、手軽に手に入れることができます。シンプルなものからキャラクターものまで幅広いデザインがあるのも特徴です。

ただし赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では、できるだけシンプルなデザインを選びましょう。

理由はユニークなデザインのものほど好奇心を刺激してしまい、キャップを取ったり壊したりする恐れがあるためです。設置する部屋になじむ色・デザインの商品を選べば、子どもの興味を引かずにすみます。

自然火災を防ぐ効果も

コンセント

子どもを事故から守るだけでなく、自然火災を防ぐ役目もコンセントキャップにはあります。火災の原因となるトラッキング現象、また火災発生のメカニズムについても説明していきましょう。

コンセント火災を起こすトラッキング現象

トラッキング現象はコンセントとプラグの間にたまったホコリが湿気をまとい、ショートによって発火することを指します。いわゆるコンセント火災です。テレビや冷蔵庫など、普段抜き差しを頻繁に行わない家電のコンセントで起こりやすくなります。差しっぱなしで長く使っているほど、ホコリがたまりやすいためです。

あるいは台所、洗面所付近のコンセントも、湿気が多い場所なのでトラッキング現象が起きやすくなります。これらの場所にあるコンセントは、ホコリがたまっていないか、定期的に確認をしましょう。

ホコリや異物の侵入で発生

トラッキング現象はホコリや異物がコンセントに侵入することがきっかけで起こります。そのため「ホコリをプラグ部分にためないこと」「使っていないコンセントの差し込み口を塞いでおくこと」が対策として有効です。

差し込み口を塞ぐ以外にも、ケーブルボックスなどで電源タップごと覆い、ホコリが積もらないようにする手段もあります。この場合ケーブル部分への付着も避けられる点もメリットです。

またプラグの経年劣化による変形などでもトラッキング現象が起きやすくなるため、年季の入ったものは買い替えを検討するのも良いでしょう。

カバータイプも便利

カバータイプのコンセントキャップ

コンセントキャップにはカバータイプと呼ばれるものもあります。どういうシチュエーションで使える道具なのか、またカバータイプの利点なども踏まえて解説します。

常にコンセントを刺している場所に最適

カバータイプはそれぞれの差し込み口ではなくコンセント全体を覆います。そのため常にコンセントを差しているような場所に使うと良いでしょう。

全体を覆い隠すため、色やデザインを選べばインテリア面での見栄えも良くなりますし、ホコリが入りにくく、トラッキング現象の防止にもなります。

逆に小まめな抜き差しを行う場所ではカバーを毎回取り外さなければいけないため、あまり効率的ではありません。

またカバータイプの種類によっては、ネジでカバーをしっかりと固定して使用する商品もあります。コンセントの使用頻度にあわせて商品選びをすると、失敗を減らせるでしょう。

使っていないコンセントにはキャップタイプを

カバータイプではなく、特定の差し込み口だけを塞ぐキャップタイプは、コンパクトさと値段の安さが魅力です。

カバータイプほどスペースを取らないため、狭い場所にあるコンセントにも使えます。空きがある差し込み口をそのままにしておくと、ホコリが入ってしまうため、キャップタイプを使って穴を塞ぐ使い方が効果的です。

カバータイプよりも小さい子どもが外しやすくなっているため、手の届かないテレビ裏や高い位置にあるコンセントに使うと良いでしょう。

コンセントキャップの選び方

コンセントキャップ

コンセントキャップを買おうとしても、どれを選んで良いか迷う方もいるでしょう。外れにくいものや誤飲しにくいものを選べば、不慮の事故を防げます。

外れにくいもの

簡単に外れてしまうキャップの場合、小さい子どもが興味本位で触っているうちに外してしまう恐れがあります。

そのため小さい子どもがいる家庭で使うのであれば、外れにくいタイプを選びましょう。差し込んだときに隙間ができるようなものや、フィット感が緩いものは危険なので、しっかり穴に装着できるものに替えた方が安心です。

インターネットで購入する際は、口コミなどを参考にするのも良い手段です。他の人の使用感を読み、「隙間があって緩い」などと書かれている口コミが多い商品は避けた方が無難といえます。

誤飲しにくいもの

小さい子どもがいる場合、キャップの誤飲にも気を配る必要があります。子どもは興味を持ったものを口に入れてしまいがちです。キャップを外した子ども半数近くが、口に入れる、あるいは入れようとしたともいわれています。

そうならないために、抜けにくいものや、シンプルで興味を湧かせないものが良いでしょう。あるいは子どもの口に入らないサイズのものなども、誤飲対策に効果的です。

子どもは目を離したわずかな隙に予想外の行動を取ります。万が一を防ぐために、デザインやサイズを意識して購入しましょう。

おすすめコンセントキャップ

市場に出回っているコンセントキャップの中から、おすすめの商品をいくつか紹介します。それぞれの商品の特徴や価格を比較し、各家庭のスタイルに合った商品を見つけましょう。

リッチェル「ベビーガード コンセントキャップR」

白色でシンプルなデザインの、2穴コンセント用商品です。コンセントの穴にしっかりフィットし、子どもが触っても簡単に外れないように設計されています。

12個入りで400円と安価なのもうれしいポイントです。コンセントが多い家庭でも気兼ねなく使いやすい、コストパフォーマンスに優れた商品といえます。

どのようなコンセントにもなじみやすいベーシックな商品なので、どれにしたらいいか悩んでいる人にもおすすめの商品です。

エレコム「コンセントキャップKAKUMARU ゾウ」

動物のゾウをモチーフにしたかわいいデザインが特徴の商品です。難燃性や耐衝撃性に優れたABS樹脂が使用されており、機能面も安心できます。

4個入りで1,000円ほどとやや高めですが、通販サイトによっては半額以下の400円ほどで購入できることもあるのでチェックしてみましょう。

また同じコンセントキャップのシリーズ商品として、ゾウ以外にも、ウサギやゴリラなどのバリエーションがあります。部屋によってモチーフを変えるなどの楽しみ方もでき、部屋をかわいく演出できます。

とてもかわいいデザインが魅力的な商品ですが、小さい子どもがいる家庭の場合では、逆に興味を引いてしまう可能性がある点に注意が必要です。

サンワサプライ「コンセント安全キャップ 3P対応 50個入」

ポリプロピレン素材のシンプルなキャップです。白色でどんな部屋にもなじみます。

50個入りの大容量セットなので、家庭はもちろん、オフィスや店舗用に購入するのも良いでしょう。先端が平たく薄めなので、小さい子どもが外しにくく、ぴったりと穴にフィットします。

2穴用と3穴用の両方のタイプが販売されているので、持っているコンセントの形状に合わせて購入しましょう。

plum forest「コンセントカバー」

ポリプロピレン素材でできた、コンパクトなサイズの商品です。シンプルなデザインのため、部屋の雰囲気に左右されずに使用できます。

持ち手が付いているため、抜く時に爪が割れにくく、抜き差しが簡単にできる設計です。色はピンク・グリーン・ホワイトの3色があり、部屋のデザインや壁紙に合わせたコーディネートができます。

またコンセントカバーという名称ですが、この商品はキャップ型のアイテムです。商品によってはカバーと書かれていてもキャップ式だったり、キャップと書かれていてもカバー式だったりすることがある点も覚えておきましょう。

ELPA「安全コンセントキャップ」

 キャップとプラグカバーがセットになっている商品で、一度に両方揃えたいという方向けのアイテムです。


それぞれ6個ずつ入っており、コンセントだけでなくプラグ側も保護できる点が特徴です。色もホワイトとダークグレーがあるため、インテリアが明るめ・暗めどちらでも対応できます。

価格も250円ほどと、非常に安価な点も魅力です。数は多くなくて良いから安くすませたい、という方におすすめです。

おすすめコンセントカバー

続いて、コンセントカバーのおすすめ商品を紹介していきます。コンセント全体を覆うカバータイプも、キャップタイプ同様にさまざまなラインナップがあるので、好みや用途に合わせて選びましょう。

リッチェル「ベビーガード コンセントフルカバーR」

 マルチメディアコンセント用のカバーです。1〜3口までコンセントの数に限らず使用できますが、凹凸のない2連のマルチメディアコンセントのみで使える点に注意しましょう。


ABS樹脂でできており、白くシンプルなデザインはどんな部屋にもなじみます。価格も手ごろなため、どれを買えば良いか迷っている方はこちらを選べば無難といえるでしょう。

カバーの下には配線を通す穴が開いているので、コンセントをしたままカバーを付けられます。

山崎実業 「コンセントガードウッディ」

日本の住宅でよく見かける、シンプルな1〜3口コンセント用のカバーです。ホワイトとブラックの2色展開で、部屋の色調に合わせて好きな方を選べます。

木目調のデザインが暖かい雰囲気を演出し、ナチュラルテイストの部屋にマッチします。

「コンセントカバーは付けたいけれど、おしゃれにも気を配りたい」という方にぴったりな商品といえるでしょう。

マイスト「セーフティロック コンセント用カバー」

 粘着テープで取り付けるタイプのカバーです。蓋が付いているデザインのため、カバーをした状態でも通常通り使うことができて便利。コンセント全体を覆うタイプのカバーではないので、出っ張り部分が少ないのもメリットといえます。


取り付け方と蓋の仕様上、コンセントの形状によっては使えない場合もある点に注意しましょう。

また使用していないコンセントはカバーによって守られますが、使用しているコンセントは上に蓋が乗っているだけです。

子どもがコンセントプラグを触ってしまうのを防止する用途には不向きである点も把握しておきましょう。

コンセントキャップやカバーの正しい使い方

コンセントキャップ

コンセントキャップ・カバーを購入しても、使い方が間違っていれば意味はありません。どうやって取り付けるか、また買い替えのタイミングはいつが良いかなどについて説明していきます。

正しく取り付ける

キャップタイプであれば、隙間がないように差し込み口へと差すだけです。しかしカバータイプは商品によって取り付けが難しい場合があります。

ほとんどの商品は粘着テープでコンセント部分に装着すれば完了しますが、商品によってはネジで固定しなければならなかったり、簡単な工事が必要であったりすることもあります。

商品を購入する時に、自宅のコンセントの形状と合っているのか、また取り付けが可能かを必ず確認しましょう。

子どもの成長に合わせて買い替えを検討

主に小さい子どものいたずら防止で役立つコンセントキャップ・カバーですが、どのくらいまで子どもが育てば、使わなくとも良くなるのでしょうか。

目安としては、小学生くらいになればひとまずは大丈夫と考えられます。とはいえ子どもの性格によっても大丈夫になる時期は異なりますし、全ての子どもに該当する目安ではありません。

子どもの様子を見つつ、大丈夫そうだと判断できたら、いたずらされにくいデザインや形状のものから、好みのものに買い替えても良いでしょう。

コンセントの安全対策を行おう

コンセントキャップ

コンセントの差し込み口を塞がないままにしておくと、子どもがいたずらをしたり、ホコリがたまったりして危険です。特にホコリが多くたまったまま放置し続けると、トラッキング現象が起き、火災の原因にもなります。

コンセントキャップやコンセントカバーは、さまざまな色・形の商品が販売されています。また店舗やネットで気軽に購入できるので、取り入れてみましょう。

商品ごとの特徴を比較した上で自分のライフスタイルに合った商品を使用し、事故や火災から身を守ることが大切です。

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