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引越し後も快適なWi-Fi環境を作る手順を解説!引越し前にやることや注意点をチェックしよう

最終更新日: 2024年01月31日

自宅で動画を見るときなどにWi-Fiサービスを使っている人は多いでしょう。
新居でも快適にWi-Fiサービスを使うにはいくつかやるべきことがあります。
引越し後も快適にWi-Fiを使えるようにするための方法をご紹介します。

引越し先でWi-Fiを使う方法は3つ

引越し先でWi-Fiを使うには大きく分けて3つの方法があります。

それぞれの方法や注意点を確認してみましょう。

現在のWi-Fi契約を継続する

現在利用しているWi-Fiサービスに特に不満がないのなら、引越し手続きを行って継続利用することをおすすめします。

継続利用をすればWi-Fiの電波を飛ばす機器であるルーターの交換が不要で、接続設定をし直す必要もありません。

継続利用をする場合でも2年以上同じルーターを使っているのならば契約内容の見直しをすることで、新しくて高性能なルーターを使えるようになるかもしれません。

新しいWi-Fi契約を結ぶ

現在使っているWi-Fiに不満があるならば、現在の契約を解約して新しくWi-Fiサービスを契約しましょう。新規契約はネットから手軽に申し込めます。

新規契約を結ぶ時は、回線速度だけではなく、お得な割引サービスや自分にあった使い方ができるかどうかをチェックしてください。

インターネット利用無料の物件に住む

賃貸物件を探しているときに「インターネット完備」や「インターネット利用可能」と書いてあるのを見たことはありませんか?インターネットを使えるように整備がされているため、物件によっては無料でWi-Fiが使えます

SNSなどでは「ネット無料の物件は速度が遅い」と言われることもありますが、近頃は価値を高めるために光回線を引いている物件もあります。気になるのであれば問い合わせや内見時に聞いてみると良いでしょう。

Wi-Fiを使える回線のメリット・デメリットの比較

Wi-Fiを使える回線は2種類あります。双方にメリットとデメリットがあるため、引越しを機にWi-Fi環境を作ろうとしている方や現在の契約を見直そうと考えている方はぜひ下記の比較表をご参照ください。

モバイル回線 光回線
メリット
  • 回線工事不要ですぐにWi-Fiが使える
  • 携帯とセットで割引があることも
  • 通信環境が安定している
  • オンラインゲームも快適にプレイできる
デメリット
  • 通信制限がかかることがある
  • オンラインゲームには不向き
  • 回線工事が必要
  • 月々の利用料が高額

モバイル回線

モバイル回線では携帯電話会社が提供している回線を利用してネットにつなぎます。

『Pocket WiFi』でおなじみのモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)やコンセントに挿すだけでネットが使えるホームルーターがあります。

回線工事をしないですぐにWi-Fiサービス利用ができるのが大きな特徴でありメリットです。

またモバイルルーターであれば持ち運びが可能なため出先でもWi-Fiサービスを利用できます。

モバイル回線でもYouTubeをはじめとした各種動画サービスは問題なく利用できます。

一方で短期間に使いすぎると利用速度に制限がかかることがあったり、リアルタイムで他プレイヤーと対戦をするようなオンラインゲームの利用には不向きであったりと、速度と安定性を求める人には向きません。

光回線

光回線とはNTTが提供しているネット回線です。2015年からは他の事業者も独自に光回線を使ったWi-Fiサービスを提供できるようになりました。NTT以外の事業者の光回線はnuro光が特に有名です。

利用できるデータ量も無制限で、モバイル回線に比べると通信速度が速く安定しています

光回線を利用するには光ファイバーという専用の通信線を各家庭まで引き込む必要があります。回線工事を行う必要があるため工事費がかかり、申し込んですぐに利用できるものではありません。

Wi-Fi契約を継続するときの手順

今使っているWi-Fi契約を引き継ぐのなら手続きは比較的簡単です。ただし1点だけ注意が必要なことがあります。

手順は以下の通りです。

① 新居が対応エリア内か確認

現在契約しているWi-Fiサービスの対象エリアを確認しましょう。地域によってはWi-Fi利用はできるものの高速通信ができる電波は利用できないということがあります。

利用しているサービスの公式サイトから対応エリアをチェックしましょう。使っているサービス名と「対応エリア」等のキーワードで検索すると効率よく該当するページを探せます。

② 契約中のサービスの引越し手続きを行う

新居が対応エリア内であることを確認したら引越しの手続きを行いましょう

モバイル回線であればウェブサイト上で住所変更をするだけで引き続き使えます。

光回線の場合は新居に光コンセントがあるかを確認してください。光コンセントがなければ回線工事が必要です。

引越し見積もりで料金を比べる

引越し先で希望するWi-Fiサービスが使えるかを確認する方法

引越し先で希望する回線が使えるかチェックする手順は以下の通りです。

続いて詳しい手順を確認しましょう。

新居がWi-Fiサービスの対応エリア内か確認する

はじめに自分の使いたいWi-Fiサービスの対応エリアを確認しましょう。

Wi-Fiサービスの公式ホームページには、対応エリアを確認するためのページがあります。

使っているサービス名と「対応エリア」等のキーワードで検索すると効率よく該当するページを探せます。

インターネットでチェックするほか、実店舗があれば店舗に問い合わせることもできます。

自分の使いたいWi-Fiサービスの回線を確認する

次に使いたいWi-Fiサービスの回線タイプをチェックしましょう。

以下は代表的なWi-Fiサービスの回線タイプを表にしたものです。

Wi-Fiサービス名 回線タイプ 回線工事が必要か 外出先で使えるか
auひかり 光回線(固定回線) 必要 ×
nuro光 光回線(固定回線) 必要 ×
Softbank Air モバイル回線(ホームルーター) 不要 ×
Pocket Wi-Fi モバイル回線(モバイルルーター) 不要

回線工事が必要かを確認する

使いたいWi-Fiサービスが光回線だった場合、回線工事が必要かチェックします。

光回線を利用するには光ファイバーケーブルを室内に引き込むために光コンセントを設置する必要があります。

壁に穴を空けて工事をするため、賃貸物件だと工事に大家さん(建物の所有者)の許可が必要です。

内見時に光コンセントの有無を確認するか、不動産会社に問い合わせましょう。

auひかりをはじめとした一部のコラボ回線は独自規格の光コンセントを利用しています。

光コンセントの有無について問い合わせるときは「この建物でauひかりは使えますか?」「nuro光を利用できますか?」など、具体的なサービス名を挙げて聞きましょう。

新しくWi-Fi契約を結ぶときの手順

Wi-Fiの継続利用をしない場合には新規契約手続きが必要です。

ここでは引越し前からWi-Fiサービスを使っている人を例に説明します。

もともとWi-Fiサービスを使っていなかった人は、②の項目をチェックしてください。

① 旧居のWi-Fiサービスを解約する

まず旧居のWi-Fiサービスを解約しましょう。解約はウェブサイトから行うと24時間いつでも手続きができます

モバイルルーターやホームルーターを使っている場合は特に事前準備は必要ありません。

光回線を引いていて、別の事業者の光回線に乗り換えるときは事業者変更手続きを行います。この手続きをするには事前に事業者変更承諾番号を取得しなければなりません。早めに手続きを開始しましょう。

② 新居で利用するサービスの契約をする

解約手続きが完了したらこれから使うWi-Fiサービスの契約をしましょう。

ウェブサイトから申し込むとキャッシュバックや端末料金の割引など、お得なキャンペーンに参加できることが多いです。

Wi-Fiサービス解約時の注意点

Wi-Fiサービスを解約するときには2つの注意点があります。知らないとお金を損してしまうこともあるため注意が必要です。

引越し前の時間があるうちにチェックしておくと、解約しようとしたときに慌てずに済みます。

更新月以外に解約すると違約金が発生する

多くのWi-Fiサービスには更新月が設定されています。更新月の決め方は事業者によって異なりますが、契約開始日の翌月を1か月目として、そこから24か月後が更新月となることが多いです。

表にまとめると以下の通りです。

契約開始日(例) 起点月 更新月
2023年1月10日 2023年2月 2025年2月

更新月以外に解約すると違約金が発生します。

解約をするのであればなるべく更新月を狙いましょう。ただし違約金と更新月までの月々の料金を比較して、違約金の方が安いのであれば更新月を待たずに解約しても良いでしょう。

回線業者とプロバイダー両方の解約手続きを行う

回線業者とプロバイダーを別々に契約している場合は両方の解約手続きをしなければなりません

どちらか一方の解約手続きはしたものの、もう片方の解約手続きを忘れているとWi-Fiを使っていなくても月々の基本料金を支払う必要があります。

引越ししてしばらくの間は、引き落としに使っている口座やクレジットカードの明細をまめに確認するようにしましょう。

万が一解約忘れがあったとしても早い段階で気づけます。

用途別おすすめのWi-Fiサービス

ひと言で「Wi-Fiサービス」と言っても、多くの事業者がさまざまなサービスを提供しています。

Wi-Fiなどの通信関係に詳しい人でなければ、どのサービスが1番良いのか迷ってしまうことでしょう。

用途別におすすめのWi-Fiサービスとその特徴をご紹介いたします。

動画をたくさん見たい人は『Speed Wi-Fi 5G X12』

現在はYouTubeやNetflixなど様々な動画配信サービスがあります。動画をたくさん視聴するとすぐに携帯のギガがなくなってしまいますよね。

出先でも動画を快適に見たいのであれば、持ち運びができるポケット型Wi-Fiがおすすめです。

GMOとくとくBBの『Speed Wi-Fi 5G X12』は、月間データ量の制限なしで快適に動画を楽しめます。

auやUQ mobileのスマートフォンを使っているのであれば、お得な割引を受けられる可能性もあります。

お家時間を快適に過ごしたい人は『SoftBank Air』

家で過ごす時間が長いのであれば、持ち歩き出来るポケット型Wi-Fiよりもコンセントに刺して使うホームルーターがおすすめです。

ホームルーターはポケット型Wi-Fiよりも安定した通信ができます

ホームルーターもいくつかありますが、おすすめは『SoftBank Air』です。

数あるホームルーターの中でも特に通信速度に優れており、キャンペーンを頻繁に行っているためいつ申し込みをしてもお得です。

引っ越してすぐにWi-Fiサービスを使う方法

ほんの数年前まで自宅内のWi-Fi環境というのは、余暇を充実させるぜいたく品という扱いでした。

しかしスマホが普及しきったことや社会情勢の変化により、今や自宅内のWi-Fi環境は電気やガス、水道と同じライフラインとして扱われています。

電気などのライフラインが1日でも使えないと困るように、Wi-Fiも使えないと困ってしまいますよね。

引越し前に手続きをうまく進められず、引っ越したばかりのときにWi-Fiが利用できなくなってしまうことは少なくありません。

対策は4つあります。チェックしてみましょう。

モバイルルーターを利用する

すぐにWi-Fiを使い始めたいときにおすすめなのはモバイルルーターを使うことです。ネットから申し込むと最短翌日にルーターが届きます。

通信速度に関しても、YouTubeなどの動画視聴くらいであれば全く問題ありません。

ホームルーターを利用する

パソコンを使う人やテレビをネットにつなぐ人であれば、モバイルルーターよりもホームルーターがおすすめです。

ホームルーターは一般的にネット申し込みをし、端末が届くのを待ちます。申し込みから最短3日で届くことが多いです。

すぐに使いたいのであれば、ホームルーターを取り扱っている店舗で申し込みをしましょう。在庫があればその場で受け取れるので、帰宅してすぐにWi-Fiを使い始められます。

店頭で申し込めばスタッフから詳しい説明も聞けるため、ホームページを見たけどいまいちよく分からないという方も店頭での申し込みをおすすめします。

レンタルのモバイルルーターをつなぎとして使う

光回線の開通工事までの間など、短期間だけWi-Fiを利用したいのであればレンタルのモバイルルーターを利用しましょう。

基本的に、Wi-Fiサービスの契約は月単位で長期間利用することを前提に結びます。しかしレンタルのルーターであれば数日のみ利用するといったようにごく短期間のみの契約ができます。

光回線の開通工事待ちなど、Wi-Fi環境が整うまでの間つなぎとして使えます。

スマートフォンのテザリング機能を使う

リモートワークなどで今日1日だけWi-Fi環境が必要だという場合には、スマホのテザリング機能を使うこともご検討ください。

テザリング機能を使えばスマホをモバイルルーターとして使えます。ただしスマホのギガを大量に消費してしまうため、あくまで緊急時の最終手段として利用しましょう。

新居でWi-Fiにつなげられないときの対処法

時にはWi-Fiサービスを使おうとしたらWi-Fiにつなげない、つながっているのにインターネットが見られないというトラブルが起きます。

Wi-Fiにつなげない、故障かな?と思った時は以下3つの対策を試しましょう。

① つないでいる端末を再起動する

はじめにWi-Fiサービスを使いたい端末の再起動をしましょう。スマホやゲーム機などの電源を切り、30秒ほどおいてから再起動します。

これだけでWi-Fiが使えるようになることは少なくありません。

再起動しても変わらなかったからと何度も再起動を試す人もいますが、基本的に再起動は1度のみで問題ありません。

再起動しても改善されない場合はほかの手段を試しましょう。

② モデムやルーターを再起動する

Wi-Fiを利用したい端末を再起動してもネットワークにつなげないときはルーターの再起動をしましょう。固定回線であればモデムも再起動してください。

モバイルルーターの場合はルーターのSIMカードの刺し直しも試してください。

③ LANケーブルが奥まで刺さっているか確認する

固定回線を使っている場合やLANケーブルで機器をつないでいる場合は、ケーブルがしっかりと奥まで刺さっているかチェックしてください。

ケーブルはカチ、という音がするまでしっかりと奥まで差し込みます。

LANケーブルが抜けているというのは単純なことではあるものの、意外と気づきにくいものです。

④ Wi-Fi設定サポートの業者に依頼する

端末の再起動など一般的な処置を試してもWi-Fiにつながらない場合は、修理などを頼む前にWi-Fi設定サポート業者に依頼し設定を手伝ってもらうと良いでしょう。

引越し後急にWi-Fiがつながらなくなったときは、たいてい機器の故障ではなく設定に何らかの問題があります。

サポート業者に手伝ってもらい設定を見直せば、買い替えなどよりもずっと安い費用でまた使えるようになるでしょう。

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引越しは全体像を把握して抜け漏れなく済ませよう

日常的にインターネットを利用し、リモートワークなども普及した現代において、引越し先のWi-Fi環境の整備は優先度が高い作業の1つです。

引っ越しに伴う手続きは他にも多くあります。以下の記事では全体像をまとめているので、手続き漏れがないようにチェックしておきましょう。

必要な手続きとあわせて引越し業者探しも忘れずに行いましょう。ミツモアには地域密着型を含む中小引越し業者が多く登録しており、大手業者に依頼するときよりもずっと安い料金を提示している業者もあります。

ユーザーからの口コミも充実しており、それぞれの事業者の安さ以外の魅力も分かります。「知らない業者に依頼するのはなんだか不安」と思われる方も、他の利用者からの評判を確かめられるので安心です。

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