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キッチンの流し台を交換するには?条件や選び方、費用を紹介

最終更新日: 2024年06月28日

「流し台の汚れや傷が気になるけどキッチン全体の交換が大変そう」とお悩みではありませんか。

流し台は「シンクの種類」「キッチンのタイプ」「サイズの条件」が合えば部分交換が可能です。

この記事では流し台のみ交換できる条件はもちろん、材質の特徴や安く抑えるコツまで詳しく解説します。

流し台の交換にかかる費用は?

流し台のみ交換する場合は10〜20万円、流し台とともに天板も交換する場合は20〜30万円が相場です。ただし、既存の流し台の状態や交換する流し台の種類によって金額は変動します。

流し台の交換をDIYすることはできる?

DIYでシンクを交換することは可能ですが、業者への依頼がおすすめです。作業の難易度が高いので、「採寸ミスでシンクが綺麗にはまらない」「水栓の処理が甘くて水漏れが起きた」などのケースが考えられます。

流し台(シンク)のみを交換できる?

キッチンの流し台

流し台のみ交換できるかどうかは「シンクの種類」「キッチンのタイプ」「サイズの条件」を確かめる必要があります。

流し台のみ交換できる 流し台のみ交換できない
条件
  • システムキッチン
  • オーバーシンク
  • 一般的なサイズのシンク
  • セクショナルキッチン
  • アンダーシンク
費用 10万円〜20万円 20〜30万円

システムキッチンは流し台・作業台・コンロが1枚の天板でつながっているタイプです。逆に3つがそれぞれ独立したセクショナルキッチンであれば、流し台のみ交換ができません。

シンクがどこからはめ込まれているかも確認しましょう。キッチンの天板(ワークトップ)の上にある場合は「オーバーシンク」、天板の下にシンクが埋め込まれている場合は「アンダーシンク」です。オーバーシンクであれば同じサイズの新品に交換できます。

オーバーシンク アンダーシンク
オーバーシンクのキッチン アンダーシンクのキッチン

また交換したい流し台が大き過ぎても小さ過ぎても設置できません。一般的な流し台のサイズは、間口60〜95cm、奥行き40〜45cm、深さ18.5〜20cmです。ファミリー向けの場合は間口70cmが目安となります。

オーダーメイドの流し台の場合、一般的な流し台のサイズと合わずに交換できない可能性が高いです。オーダーメイドの流し台をどうしても交換するなら、キッチン台全体のリフォームが必要になるでしょう。

流し台のみ交換ができない場合、費用が高くなる点にも注意が必要です。流し台に加えて天板も一緒に交換しなければいけません。

流し台(シンク)の交換にかかる費用の相場

机の上に置かれた電卓

流し台交換にかかる費用は、キッチンタイプによって異なります。

システムキッチン(流し台のみ) 10〜20万円
セクショナルキッチン(全体を交換) 20〜30万円

システムキッチンであれば流し台のみ交換が可能であり、10〜20万円が相場です。古い流し台の状態や交換予定の流し台の種類によって、金額は変動することに注意しましょう。人工(人造)大理石のシンクは高額に、ステンレス製やホーロー製のシンクは比較的安価に押さえられる傾向があります。

一方、セクショナルキッチンの場合は天板も交換する必要があります。相場は20〜30万円が一般的です。

以下の関連記事では、キッチン全体のリフォームに関する費用相場を紹介しています。流し台と一緒にキッチン全体のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:キッチンリフォームの費用相場は?予算別事例や費用をおさえるポイントを紹介|ミツモア

交換費用を抑えるコツ

流し台の交換費用を抑えたいなら、複数の業者に見積もりのお願いをしましょう。業者は工務店やハウスメーカー・キッチンの販売業者など様々です。同じ内容の工事でも業者によって費用が全く異なります。

相見積もりを取ることで、費用がどの程度なのか相場が分かります。そのため業者の請求金額が正当かどうか判断がつきやすくなります

品質にこだわることも大切です。ネットの口コミや業者の工事実績をチェックして、優良会社だと判断できるところを選びましょう

「ミツモア」ならサイト内を検索するだけで希望するエリアの業者が見つかります。複数の業者の見積もりも無料で出すことが可能なので、希望の条件にぴったりな業者と巡り合うことができるでしょう。

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流し台(シンク)の選び方

水色のキッチン

流し台を選ぶ時は以下の5点に気をつけましょう。

  • 耐久性・耐熱性
  • 防汚性
  • デザイン性
  • 費用
  • サイズ

耐久性・耐熱性

流し台には頻繁に熱湯や強い食器洗剤などを流すことになります。そのため「衝撃に強いか」「耐熱性が高いか」を重視することが大切です。耐久性・耐熱性が低いものを選んでしまうと劣化の原因になります。

またシンク自体にヒビが入ったり欠けたりすると、その部分からサビやカビが広がる可能性もあります。

ついデザインや色に目が行きがちですが、まずは「使いやすいか」「長持ちするか」を意識して流し台を選ぶようにしましょう。

特にステンレスと人口大理石の2つが耐久性・耐熱性に優れている素材です。

防汚性

「できるだけ汚れがつきにくい素材」「汚れがついてもすぐに掃除できる素材」もチェックすべきポイントです。流し台は毎日使用するものなので、水まわりの中でも汚れやすい箇所です。サッと拭き取るだけで汚れが落ちる素材であれば、普段のお手入れがラクになります。逆に汚れが落ちにくい素材を選んでしまうと、掃除が面倒になってしまう可能性が考えられます。

防汚性が高い素材としておすすめなのが、人工大理石とホーローです。油汚れやアカがつきにくいため、見た目のきれいさも保つことができますよ。

デザイン性

もし現在使っている流し台に不満がある場合、流し台だけでなく天板を含めた全体を交換することも可能です。流し台のみ交換をする場合、デザインは現在使っている商品と同じものを設置しなければなりません。

流し台の色にも気をつけましょう。流し台の色はキッチン全体の雰囲気を左右する重要な要素です。シンプルな雰囲気を出したいならステンレス、自分好みの色を選んでおしゃれにしたいなら人工大理石やカラーステンレスがおすすめです。

費用

流し台本体の価格は素材によって大きく変わります。予算の範囲内で選ぶのはもちろんですが、費用より機能性を見ることをおすすめします。長く使うことになる流し台には「普段の使いやすさ」「掃除のしやすさ」を重視することが大切です。

素材ごとの本体相場は以下の通りです。

ステンレス 1〜8万円
人工大理石 3〜10万円
ホーロー 7〜23万円
陶器 5〜18万円

ステンレスは価格帯が最もお手頃の素材です。人工大理石やホーローは見た目に美しいですが、ステンレスと比べて価格は上がります。

サイズ

流し台を選ぶ際はサイズにも気を配る必要があります。

メーカーによりけりですが、一般的な流し台のサイズは間口60〜95cm、奥行き40〜45cm、深さ18.5〜20cmです。主に小型サイズと大型サイズに分類できます。以下が目安となるそれぞれのサイズです。

サイズ 間口 奥行き 深さ
小型 60cm 48cm 17.5cm
大型 85cm 50cm 20cm

このように、一般的なサイズといっても間口や幅、深さは大きく異なります。自分が使いやすい高さはどれくらいか、実際に測っておくと流し台選びがスムーズに進みますよ。

流し台(シンク)に使われる素材4種類の特徴

流し台の材質によって汚れや傷への強さ、見た目の美しさなどが大きく変わります。使い心地が左右されるだけでなく、キッチン全体の雰囲気にも影響するのです。

流し台に使われる材質として代表的なものは以下の4つです。

耐久性 耐熱性 防汚性 デザイン性 費用
ステンレス 1〜8万円
人工大理石 3〜10万円
ホーロー 7〜23万円
陶器 5〜18万円

流し台を選ぶ際は、長く使い続けられるかどうかがポイントです。流し台は重量のある調理器具や皿、鋭利な刃物や熱湯などに触れる機会が多いため、耐久性・耐熱性に優れている必要があります。また防汚性が高く、清潔感を保ち続けられるものであれば安心して長く使えます。

カウンターとの相性も大事です。毎日使うキッチンのデザインは、ちぐはぐな見た目よりも統一感がある方が見た目がすっきりします。

キッチンの空間が黒や光沢系でスタイリッシュな雰囲気なら、ステンレス製や大理石製の流し台がマッチします。逆に清潔感あるホワイト系や木目を生かしたナチュラル系なら、ホーロー製や陶器の流し台がおすすめです。

耐久性に優れたステンレス

ステンレスは流し台の素材としてポピュラーであり、高い耐久性があります。汚れやサビに強く変色しづらいため、流し台にはもってこいの素材です。

またステンレスには臭いが付きにくいというメリットもあります。頻繁に肉や魚をさばいたり、熱湯を流したりしても安心です。手入れもしやすく清潔感もキープできます。

4つの素材の中で最もリーズナブルな価格なのも嬉しいポイントです。

一方で見た目にこだわりたい方には向いていないかもしれません。水垢が目立ちやすいため、掃除を怠ると光沢が褪せてしまいます。デザイン性も他3つの素材と比較すると劣るでしょう。

高級感がある人工(人造)大理石

大理石の流し台

人工大理石は見た目の高級感が人気の素材です。耐衝撃性に優れた「アクリル製」と値段を抑えた「ポリエステル製」の2つタイプがあります。人造大理石は天然の大理石を砕いて固めて作られるものであり、大理石特有の質感が楽しめる素材です。

人工(人造)大理石は人の手で色や模様を調整できるため、キッチンのインテリアや雰囲気に合わせて好きなものを選べます。模様のおかげで水垢や傷が目立ちにくいという点もメリットです。

ただし黄ばみや熱、シミに弱く変色が起きやすいというデメリットがあります。長く使用してついた細かな傷に汚れが染み込む可能性も考えられます。汚れは放置しておかず、すぐに拭くなどの心がけが必要です。

美しい色合いが魅力ホーロー

ホーローは金属にガラスの釉薬(ゆうやく)を焼き付けて処理した素材です。艶やかで美しい色合いが人気を集めています。海外の流し台はホーローを採用していることが多く、自宅のキッチンを西洋風に統一したい人におすすめです。

ホーローは金属とガラスの両方の特徴を持っているため、耐水性・耐熱性に優れています。傷も付きにくく手入れしやすい素材です。

ただし重量のあるものを落とすと破損し、割れ目からサビが発生する可能性があります。取り扱いには十分注意しましょう。

独特の質感を持つ陶器

陶器 流し台

ホーローと同じく釉薬(ゆうやく)を使って作られた素材が陶器です。透明感と独特の質感が特徴です。サビに強いだけでなく酸性・アルカリ性の汚れにも強く、清潔感を保ちやすいという強みも持っています。

ホーローと同様、重量のあるものを落とすと破損する可能性があるため注意しましょう。またホーローと比べると防汚性・耐久性はやや劣ります

流し台(シンク)の交換を業者に依頼する時のポイント

リフォーム業者と話す主婦

流し台を業者に依頼するときのポイントは以下の3つです。

  • アフターフォローがあるか
  • 予算に合わせて提案してくれるか
  • 相見積もりをとる

まずアフターフォローがあるかどうかを確認するようにしましょう。流し台交換には水道やガス工事が発生することがあるため、絶対にミスが発生しないとは言い切れません。アフターフォローがあれば、業者のミスで不具合が起こった場合に対応してくれます。ただし業者によって、有料であったり補償範囲が決まっていたりと内容は異なります。そのため依頼前には詳しい内容について明快にしておくことがポイントです。

流し台交換は高価なため、予算に余裕がないという方もいるでしょう。見積もり時に予算の上限を伝えておけば、優良業者はその範囲内で可能なことを提案してくれます

ただし相場から過度にかけ離れた値段を提示するのは避けましょう。拒否される可能性が高くなります。一般的に本体価格よりも安い値段で引き受けてくれる業者は存在しません。

依頼前に複数業者に相見積もりをとることも欠かせません。提示された価格が妥当かどうかの判断がつきやすくなります。

その際、業者ごとに「工事内容」「使用する素材」を変更しないようにしましょう。工事価格は工事内容・素材によって変動します。この2つを統一させなければ比較のしようがなくなってしまうので注意が必要です。

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流し台(シンク)は自分で交換できる?

DIYで使う工具

流し台交換をDIYで行うと費用を抑えることが可能です。しかし自力での流し台交換は、以下の理由からおすすめしません。

  • 採寸にミスがあるとシンクがきれいにはまらない
  • 水栓の処理が甘いと水漏れを起こす可能性がある
  • 水道工事が発生する場合がある
  • 事故が発生すると費用がかさむ可能性がある

流し台交換は難易度が高い作業です。採寸や水栓の処理に問題があると再度工事が必要になることがあります。経験が浅い、もしくは一度も行ったことがない人は業者への依頼がベストでしょう。

また水道工事が発生する場合、無資格のまま行うと法律違反になります。水道工事を行うには資格を持っていることが必須です。また大きな事故を引き起こした場合、30万円以上かかる可能性も考えられます。

このようにかかるコストやリスクを考えると、業者に依頼するのが安心です。

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一度に最大3件の業者に見積り依頼ができるので、料金の比較もしやすく、自分に合った業者に掃除を頼むことが可能です。

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