「トイレをクッションフロアにするか悩んでいるけれど、後悔するって本当?」「クッションフロアで失敗しないために、どのような選び方をしたらよい?」
トイレのインテリアを左右する意外と重要なポイント。お部屋の模様替えやリフォームなどのタイミングで、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、トイレのクッションフロアについて、後悔する理由やクッションフロアのメリット、失敗しないための選び方などをわかりやすく解説していきます。
トイレをクッションフロアにして後悔する主な理由
クッションフロアを検討している中で、「後悔した」という声を聞いたことのある方もいるでしょう。クッションフロアはトイレに適した素材であるといえますが、一方でデメリットがないわけではありません。
後悔しない素材選びのためにも、先人のリアルな評価を参考にして、慎重に検討しましょう。
ここでは、トイレをクッションフロアにして後悔する主な理由についてご紹介します。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
劣化しやすい
クッションフロアには撥水効果があるものの、経年劣化によって変色やひび割れ、プリントの剥がれなどが生じることがあります。また、クッション性のある柔らかい素材でできていることから、クッションフロアの上に重たいものを置いたままにしていると凹みが生じてしまうこともあります。
そのため、一般的なフローリングほどの耐用年数は期待できません。
クッションフロアの寿命は約10年程度であるといわれているため、長年使用する予定の場合は張り替えを前提に検討する必要があります。
汚れが目立つ
クッションフロアそのものが特段に汚れやすいということはありませんが、トイレは毎日使用するため、汚れやすい場所です。
また、クッションフロアのデザインにはさまざまなものがありますが、白に近い色や明るい色を選ぶと汚れが目立つことがあります。特にほこりや髪の毛、尿はねなどは気になりやすいでしょう。
また、凹凸のあるデザインを選んだ場合は、溝に汚れがたまってしまうことがあります。
デザインが合わなかった
クッションフロアは豊富なデザインの中から選べますが、壁や天井との組み合わせが悪いとアンバランスな印象になってしまいます。また、色柄のあるデザインや色の濃いクッションフロアは汚れが気になりにくい一方で、トイレが手狭に見えてしまうこともあります。
フローリングよりもデザインが選びやすい分、「組み合わせが難しい」「何を選んで良いか迷ってしまうと」感じることが多いです。
クッションフロア単体で選ぶのではなく、トイレ全体で統一感を持ったデザインにすることが重要です。
チープに見える
クッションフロアのデザインによっては、チープに見えてしまうこともあります。木目調やタイル調など、最近ではデザイン性の高いものも多く出ていますが、それでも本物と比較すると差があるものです。
デザインを選ぶときは、安っぽく見えないようなデザインを意識するとよいでしょう。
施工が甘く隙間がある
クッションフロアはシート状になっているものを、床の形状にあわせてカットします。そのため、施工のスキルによっては隙間が生まれてしまうことがあります。
隙間があると湿気や汚れが入りやすく、耐久性が弱まってしまうかもしれません。他にもカビが生える原因となるなど、不衛生になりやすいため注意が必要です。
クッションフロアに張り替えるときは、技術力の高いリフォーム会社への依頼がおすすめです。相談から施工まで、責任を持ってしっかりサポートしてくれる業者を選ぶとよいでしょう。
トイレをクッションフロアにするメリット
クッションフロアで後悔するという意見もありますが、トイレをクッションフロアにするメリットもたくさんあります。
トイレをクッションフロアにする主なメリットは以下の通りです。
それぞれ見ていきましょう。
手入れがしやすくて丈夫
トイレのクッションフロアは変色や汚れが目立ちやすいデメリットがあるものの、撥水性がよくお手入れの手間も発生しにくいです。
耐久年数は10年程度とされていますが、きれいな状態をキープして使い続けたい場合には大きなメリットでしょう。
しっかりと施工されていれば衛生面も保ちやすく、特に小さな子供がいるファミリーにとっては、扱いやすい素材であるといえます。
豊富なデザインの中から選べる
インテリアを決める際、床のデザインはとても重要です。
豊富なデザインの中から選べる点も、トイレの床をクッションフロアにする大きなメリットです。デザイン性が高く種類が豊富なため、インテリアのこだわりに応じて好みのものを選べます。
デザインが豊富な分選ぶ難しさもありますが、お気に入りのデザインが見つかれば納得できる空間にできるでしょう。
安全性が高い
クッションフロアは耐衝撃性があり、安全性が高いことも特徴です。例えばフローリングの場合、硬いものが落ちるとすぐに傷ついてしまいます。
しかしクッションフロアなら、ある程度の衝撃を吸収してくれます。また、防音性も見込めるため、マンションなどで生活音が気になる場合にも向いているでしょう。
ほかにも転んだときに怪我をしにくい、長時間居ても疲れにくいといったメリットもあります。
リーズナブル
クッションフロアはリーズナブルに導入できる点もメリットです。価格面でクッションフロアを選ぶ方もいるでしょう。他の素材と比較しても安価に購入でき、1畳あたり2〜3万円前後で購入できます。
新築時やリフォームにかかる費用を押さえたい場合には、クッションフロアを検討してみてもよいかもしれません。
手軽にDIYできる
クッションフロアは手軽にDIYしやすいのも特徴です。耐久年数の長い素材を使った場合も、いずれ劣化や汚れが気になるようになってきます。
クッションフロアなら、劣化を感じたときに自分で張り替えることも可能です。素材も比較的購入しやすいため、道具さえ揃えることができれば手軽にDIYできます。
トイレのクッションフロアで後悔しないための選び方
「トイレのクッションフロアで後悔したくない!」という方に向けて、クッションフロアの選び方のポイントをご紹介していきます。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
汚れの目立たない色・柄を選ぶ
クッションフロア選びでは、汚れの目立たない色や柄を選ぶことがポイントです。
こまめに掃除やメンテナンスができる場合はこの限りではありませんが、白や明るい色を選ぶと髪の毛やほこりなどが目立ちやすくなります。しかし一方で、濃すぎる色のクッションフロアでは汚れがわからず不衛生になりやすいといったデメリットもあります。
特に色へのこだわりがない場合には、ベージュやグレーなどの色を選ぶのがおすすめです。汚れが目立ちにくく、掃除のときも困りません。
壁や天井の色を考慮して選ぶ
クッションフロアを選ぶときは、壁や天井の色を十分に考慮しましょう。トイレ全体の色味を意識して、バランスのよいデザインを選ぶことがポイントです。
トイレが広く見えるデザインを選ぶ
クッションフロアのデザインによって、トイレの印象はがらりと変わります。実際には同じサイズであっても、広く見えるデザインを選んだほうがスッキリとした印象になりおすすめです。
床から天井にかけて「暗→明」の配色になるようにバランスを整えるのがポイントです。
清掃しやすいタイプを選ぶ
トイレは毎日使うものなので、掃除のしやすさも重要です。できれば凹凸がなく、平らな表面のタイプを選ぶようにしましょう。
日々の清掃がしやすいことで、トイレを常に衛生的に保てるようになります。
トイレのクッションフロアに関するよくある質問
最後に、トイレのクッションフロアに関するよくある質問をまとめました。ここでは、以下の項目について解説していきます。
Q. クッションフロアがダメと言われる理由は?
「クッションフロアがダメ」といわれる理由として、耐久性の問題やインテリアとの相性の難しさなどが考えられます。
クッションフロアはフローリングと比較して水や湿気に弱く、長期使用で劣化してしまうこともあります。また、重い物を置くと凹みが残りやすい点も特徴です。
さらに、デザインが豊富ではあるものの、インテリアとのバランスによってはチープな印象を与えてしまったり、バランスが悪くなってしまったりすることもあります。
Q. クッションフロアは防音になる?
クッションフロアの構造上、裏側のクッションにより、ある程度の防音効果は見込めます。例えば歩行音や物を落とした場合の衝撃音であれば多少は軽減できるでしょう。
子供が小さなご家庭などでは、安全面や防音面を重視してクッションフロアを選ぶのも選択肢の1つです。
しかし一方で、専門的な防音材ほどの効果は期待できません。また、経年劣化でクッション性が失われると、防音効果や耐衝撃も低下する点には注意が必要です。
Q. クッションフロアは何年持つ?
一般的なクッションフロアの耐用年数は、おおよそ10年程度が目安とされています。適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることもできるでしょう。
また、素材の品質や施工の質のほかに、使用頻度や日当たり、湿度などの環境条件によっても実際の耐用年数は変動します。
また、耐用年数を過ぎていなくても、外観から明らかな劣化を感じる場合や、落ちないカビ・汚れが目立ってきた場合などは、張り替えをおすすめします。
Q. クッションフロアはカビが生えやすい?
クッションフロアには、撥水性のある塩化ビニールが使われています。塩化ビニールは水回りの床に使用されやすい素材であり、クッションフロアそのものが「カビが生えやすい」ということはありません。
しかし一方で、トイレは高温多湿になりやすい環境であり、カビが生えてしまうリスクがあるのも事実です。特にクッションフロアの場合、継ぎ目や端部、壁との接合部分がカビの温床になりやすいため注意しましょう。
カビを予防するには、抗菌・防カビ加工された製品を選ぶのがおすすめです。また、定期的に十分な清掃と換気を行うことで、ある程度のカビ予防が期待できます。
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