ミツモア

漏電ブレーカーはテストボタンで動作確認を!漏電の対処法も知ろう

ぴったりの漏電修理業者をさがす
最終更新日: 2023年10月02日

思いがけず電気代が高いと、漏電の不安が頭に浮かびます。そのようなときは漏電ブレーカーを確認してみましょう。

漏電ブレーカーの動作は簡単にテストできます。漏電ブレーカーの仕組みやテストボタンの使用方法、漏電時の対処法について解説します。

漏電ブレーカーとは

ブレーカー

家庭内の設備として、ブレーカーはよく耳にします。一方「漏電ブレーカー」に聞き慣れない思いを抱く人は少なくありません。まずはその概要と仕組みについて触れていきます。

漏電を検知して遮断するためのブレーカー

一般家庭に備わるブレーカーには、3種類あります。

「アンペアブレーカー(サービスブレーカー)」は、住宅に通る電流の総量を管理します。たいていの場合、分電盤の左側の部分です。

ぞれぞれの家庭で1度に使用可能な電気の総量は、電気事業者との契約で「30A(アンペア)」「40A」というように設定されています。設定以上の電気量が発生するとブレーカーを落とし、住宅全体の電気を使えなくする装置です。

「安全ブレーカー」は、住宅内の各場所に供給する電流をコントロールします。複数のスイッチで操作し、通常分電盤の右側にある部分です。

そして「漏電ブレーカー」は、漏電を検知すると回路内の電気の流れを遮断します。落ちると住宅全体の電気を使用不可にするものです。一般的に分電盤の中央にあり、住宅の電気の安全性を守っています。

漏電ブレーカーの仕組み

漏電ブレーカーには、回路内の電気の「行き」と「戻り」の電流の差を感知する機能があります。通常であれば回路内に電気を流すと、使用している電化製品側からも同じ電流がブレーカー方向に流れてくるのです。

漏電が起こると電気が違う場所に流れ出ているため、戻りの電流値に差が出ます。

何らかの原因により差が出た電流値を自動的に感知し、一定以上の差になると電気を遮断するのが漏電ブレーカーの仕組みです。

漏電ブレーカーのテストボタン

むき出しのブレーカー

漏電ブレーカーが作動していないからといって安心はできません。不具合が生じているかもしれないからです。

問題なく稼働しているか確かめるために、テストボタンが装備されています。その使い方を見ていきましょう。

正常に作動しているのかを確認できる

テストボタンは漏電を確実に感知し、発生を検知したときに遮断できる正常な状態にあるかどうかを調べるためのものです。

漏電が起こると電気代の上昇や火災リスクも高まってしまいます。テストボタンが正しく機能するか、定期的なチェックができるようにしておきましょう。

メーカーによって配置や形状に違いはありますが、通常「テスト」と記載されたボタンが装着されています。その近くに押し込まれているようなボタンも見つかりますが、こちらは「漏電表示ボタン」です。

テストボタンの使用方法

まず漏電ブレーカーが「入」の状態であることを確かめます。次にテストボタンを押すと、問題なく機能しているならば押し込まれていた漏電表示ボタンが飛び出し、住宅内の電気が切れるでしょう。

異常がなければ、電力を元の状態に復旧させます。漏電表示ボタンを再度押し込み、漏電ブレーカーのつまみを「入」に戻せば電気が流れるはずです。つまみが中央部で停止しているなら、つまみを1度降ろしてまた上げてみます。

近年製造の分電盤では、つまみを戻すと同時に漏電表示ボタンも押し込んだ状態に戻る機種もあります。

作動しなかった場合は

テストボタンを押しても何も変わらない場合は、二つのことが考えられます。一つはテストボタンの故障です。調べる機能そのものに不具合が生じているかもしれません。

二つめは漏電ブレーカー自体の故障です。その場合は早急に漏電ブレーカーを交換する手配をしましょう。

ブレーカーの寿命は一般的に約13年だといわれます。それより使用年月が短いとしても、テストが機能しなければ電気工事業者に相談しましょう。

知っておきたい漏電の知識

コンセント

もしも実際に漏電を知らされたらどのように対処すべきでしょうか。発生した場合の対処法や、発生させないための取り組みについて紹介しましょう。

漏電が発生してしまった場合の対処法

実際に漏電が起きたときは、早めに漏電の原因を突き止めることが大切です。

漏電ブレーカーが落ちたら、まずは全ての安全ブレーカーを「切」にします。漏電ブレーカーを「入」に戻し、安全ブレーカーを一つずつ「入」にしましょう。

漏電が起きている場所の安全ブレーカーが「入」になれば、漏電ブレーカーが再び落ちるはずです。つまりその部分で漏電が発生していると判断できます。

漏電発生の場所に行き、範囲内にある全てのコンセントからプラグを抜きましょう。再度「入」にして何も起きなければ、範囲内で使用していた電化製品のどれかが漏電の原因だといえます。

漏電を起こさないためには

電気コードは折ったり曲げたりせず、束ねて使用することも控えましょう。折る・曲げるといった使い方は、コードに負荷をかけてしまい漏電を招く一因です。

プラグやコンセントを小まめに掃除することも漏電対策として有効といえます。たまったホコリが漏電を引き起こし、発火から火災にもつながる「トラッキング現象」の予防にも効果的です。

屋内にネズミなどが発生するならば、害獣対策を取りましょう。ネズミなどは電気コードをかじってしまうことがあるため、コードの絶縁体が破られないようにカバーで覆うなどが必要です。

漏電防止のため定期的な動作確認を

ブレーカー

漏電を検知してくれる漏電ブレーカーは、月1回はテストすることを推奨されています。漏電は住宅を危険にさらしてしまうため、日頃から十分な対策が求められるのです。

漏電ブレーカーのテストは、原理を知れば意外と簡単に作業できるのではないでしょうか。漏電ブレーカーについて知らなかった人も、この記事を参考に定期的な動作確認をして、暮らしの安心につなげましょう。

漏電修理・原因解決のプロ探しはミツモアがおすすめ

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

漏電修理・原因解決を業者に依頼したい場合、地域のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。

ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼

ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間がなくなります。

最大5件の見積もりが届く

無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。

チャットで見積内容の相談ができる

気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。

ミツモアで漏電修理・原因解決を依頼する

簡単1分!見積もり無料!