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引き戸がガタガタとうるさい!原因別に対処法を解説

最終更新日: 2024年03月11日

自宅の引き戸がガタガタとうるさくなってきている場合、いくつかの原因が考えられます。原因別の対処法を理解すれば、適切な対応を取れるでしょう。引き戸がガタガタとうるさくなる原因と、それぞれの対処法を解説します。

原因1:戸車にごみが詰まっている

引き戸がガタガタとうるさいなら、戸車のごみをチェックしてみましょう。戸車にごみがたまっていると、ガタガタの原因になります。

対処法:戸車のごみを取る

戸車とはドアの上下に付いている車輪のことです。引き戸が上つり式になっている場合は、下部のレールはなく、上部にのみ戸車が付いています。

戸車はごみを巻き込みやすく、ごみが詰まってくると引き戸の動きも悪くなっていきます。ごみの影響で戸車がスムーズに回転できなくなるためです。

引き戸がガタガタとうるさくなってきたら、戸車のごみを除去します。戸車自体に問題がないなら、ごみを取るだけでガタガタしなくなるでしょう。

戸車に詰まったごみの取り方

戸車のごみを除去するためには、最初に引き戸を外す必要があります。引き戸の外し方は次の通りです。

  1. 引き戸の両端を持って上に持ち上げる
  2. 引き戸を下のレールから外す
  3. 引き戸を斜めにして上のレールから外す

2人で作業を行えば、引き戸を安全に外せます。

引き戸が外れたら、引き戸に付いている戸車の掃除をしましょう。歯ブラシや針金などを使うと、ごみを取りやすくなります。

戸車自体を自分で外せる場合は、外して掃除する方がよりきれいにごみを除去できます。

原因2:下部レールが汚れている

引き戸がガタガタとうるさい場合は、下部のレールもチェックしてみましょう。レールにごみがたまっていると、引き戸の動きが悪くなります。

対処法:レールの掃除をする

引き戸の下部レールは、ホコリ・髪の毛・砂などがたまりやすい場所です。下部レールが汚れてくると、引き戸がスムーズに動かなくなり、ガタガタと音が鳴る場合もあります。

引き戸の動きが悪いなら下部レールも確認し、汚れている場合はきれいに掃除しましょう。ごみを除去すれば、うるさい音が出なくなる可能性があります。

下部レールの掃除は、戸車の掃除と一緒に行うのがおすすめです。引き戸を外したら、下部レールと戸車を同時にきれいにしてしまいましょう。

レール掃除の仕方

引き戸の下部レールを掃除する場合、まずは引き戸を外します。歯ブラシやサッシ用のブラシを使い、レールの汚れをきれいにかき出します

レールの端にたまったごみは取りにくいため、爪楊枝を使って除去するのがおすすめです。汚れが取れたら乾いた雑巾で拭き取り、引き戸を元に戻しておきます。

引き戸を外すのが面倒なら、輪ゴムを使って掃除しましょう。レールの上に輪ゴムを数個置き、輪ゴムを引き込むように引き戸を左右に動かせば、汚れが輪ゴムに絡まりながら取れていきます。

原因3:戸車やレールが破損している

戸車とレールを掃除しても、ガタガタとうるさいままなら、戸車やレールが破損している可能性があります。元の状態に戻すためには壊れたパーツの交換が必要です。

戸車は長く使用していると、どうしても劣化していくものです。戸車の摩耗や破損がガタガタの原因になる場合もあるため、できるだけ早めに交換する方がよいといえます。

またレールも長く使用しているうちに、歪んだり破損したりします。レールがずれているだけの場合もありますが、元に戻しても引き戸がスムーズに動かないなら、交換しなければならないでしょう。

対処法:壊れたパーツを取り換える

戸車を交換する際は、同じパーツを用意する必要があります。止めているネジを取ると戸車を取り出せますが、外れにくい場合はマイナスドライバーでこじ起こしましょう。

戸車を取り付ける木部がすり減っていると、高さが合わない場合があるため、木片や厚紙を使って高さを調整します。ネジ穴が大きくなっている場合は、割りばしや爪楊枝で埋木しましょう。

レールを交換する際は古いレールを外す前に、レールに沿って印を付けておくのがおすすめです。新しいレールを真っすぐに取り付けやすくなります。

古いレールを外したら、新しいレールを取り付けます。クギが出ていると戸車が引っかかる原因にもなるため、しっかりとクギを打ち込むことが重要です。

ドアの部品の修理・交換を依頼する

原因4:ドアや家そのものが歪んでいる

戸車やレールに問題がない場合は、ドアや家自体が歪んでいる可能性があります。ドアや家が歪んでいると、ガタガタと音が鳴るケースもあるのです。

ドアが歪む原因として、長期間の使用による劣化が挙げられます。15年以上使っているドアは耐用年数を超えている可能性があり、寿命を迎えているかもしれません。

また家自体が歪んでいる原因として考えられるのは、地震などの自然災害施工不良が挙げられます。

最初は問題なくても、家自体が少しずつ歪んでいくと、引き戸の枠や敷居も同様にゆがみが生じてしまうのです。

対処法:リフォームなどを請け負う業者に相談する

ドアや家自体が歪んでいる場合、自分ではどうしようもありません。戸車やレールの掃除・交換で問題が解消しないのなら、リフォームなどを請け負う専門業者に相談しましょう

特に家が歪んでいる場合は、専門家の調査が必要です。専門的な知識や資格を持っている人に、調査や改修を依頼しましょう。

素人が自分で行える範囲は、戸車やレールの掃除までです。立て付けが悪くなっていたり、パーツが壊れていたりする場合は専門業者に相談すると、自分では気付かなかったドアや家のゆがみも発見できます。

引き戸の音について相談する

引き戸の交換を依頼できる業者

引き戸の交換が必要だと感じたら、リフォーム業者またはドアの交換・修理の専門業者に相談するのがおすすめです。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

  • リフォーム業者
  • ドア交換・修理の専門業者

リフォーム業者

引き戸の交換は、リフォーム業者に依頼することが可能です。リフォーム業者なら、ドア以外のリフォームにも対応しているため、他にも改修したい場所がある場合に向いています。

一方でリフォーム業者のデメリットは、費用が高くなりやすいことです。大手のリフォーム業者に依頼すると、作業を外注している場合が多いため、費用がかさみやすい傾向にあります。

ドアの交換の経験に乏しい業者に作業を外注することも否定できないため、施工品質が落ちる可能性もあります。費用を抑えたかったり、品質も納得できる方がよいと考える場合は、地域密着型の業者を探しましょう。

ドア交換・修理の専門業者

引き戸の交換のみを頼みたい場合は、ドアの交換・修理の専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者なので、高い施工品質に期待できます。

適正価格で交換してもらえることも、ドアの専門業者に依頼するメリットです。ドアに関する専門知識が豊富なため、交換後に気を付けるべき点も教えてもらえるでしょう。

ドアの専門業者に依頼するデメリットとしては、ドア以外に改修したい場所がある場合に不向きであることが挙げられます。

ドア交換・修理の専門業者を探す

引き戸がガタガタするなら早めに対処しよう

戸車やレールの掃除をしても引き戸からガタガタと音が鳴り続けるなら、ドアの交換・修理の専門業者に相談しましょう。何が原因なのかを的確に判断し、状況に合わせて適切に対応してもらえます。

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