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浴室乾燥機の後付け費用の相場はいくら?安くするコツや工事できないケースなど

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最終更新日: 2025年07月31日

浴室乾燥機を後付けする場合の費用は5万円前後~15万円弱が相場です。ただし、浴室乾燥機本体の形式や熱源タイプなどによっても大きく異なってきます。また、浴室の状態や設備などによって取り付けできないケースもある点に注意が必要です。

本記事では、浴室乾燥機を後から取り付ける際の費用はもちろん、おすすめの商品や安く抑えるためのコツなどについても説明しますので参考にしてみてください。

浴室乾燥機の費用【タイプ別】

※上記はあくまで一般的な費用相場であり、実際の費用は製品のグレードや工事内容によって変動します。

※1 天井付けガス式は製品数が限られるため、設置条件や業者によって大幅に変動する可能性があります。

浴室乾燥機を設置する費用は、これらのタイプ以外にも、熱源の種類(電気式かガス式か)、浴室の広さ(規模)、新規で設置するのか既存の機種と交換するのか、さらには選ぶメーカーによっても変わってきます。電気式は比較的導入費用を抑えやすいですが、ガス式はパワフルな反面、初期費用が高くなる傾向があります。また、既存の換気設備の状態や、新たな配線・配管工事の有無も総費用に影響を与える重要なポイントです。

以下で、それぞれのタイプについて、さらに詳しく見ていきましょう。

  • 壁掛け型:比較的設置が容易で工事費を抑えやすい傾向
  • 天井埋め込み型(ビルトイン):天井と一体化している
  • 天井付け型:天井埋め込み型よりは設置の自由度が高く費用も安価

これらのタイプごとの詳しい費用や特徴について、次から解説していきます。

壁掛け型

高須産業 浴室換気乾燥暖房機|Amazon
高須産業 浴室換気乾燥暖房機|Amazon

壁掛け型の浴室乾燥機は、浴室の壁面に取り付けるタイプの製品です。

※上記は一例であり、販売店や工事内容によって費用は変動します。

壁掛け型の浴室乾燥機を後付けする場合の費用は、本体価格と工事費を合わせて電気式で約4.7万円~12万円程度、ガス式の機種であれば約9万円~20万円程度が相場です。

費用の差が出る主な要因としては、まず本体価格の違いが挙げられます。電気式の中でも、暖房能力や乾燥機能の有無、その他の付加機能によって価格帯が幅広いです。ガス式はパワフルな機種が多いですが、本体価格自体が電気式より高めになる傾向があります。工事費については、既存の換気口を利用できる場合は比較的抑えられますが、新たに電源配線が必要な場合や、壁の補強が必要なケースでは追加で料金がかかることがあります。

注意点としては、取り付ける壁面に十分な強度とスペースが必要となることです。また、既存の換気扇の位置や種類、浴室の構造によっては、希望の機種が設置できなかったり、追加工事が発生したりする可能性も考慮しておきましょう。

天井埋め込み型(ビルトイン)

パナソニック 電気式バス換気乾燥機|Amazon
パナソニック 電気式バス換気乾燥機|Amazon

天井埋め込み型(ビルトイン)の浴室乾燥機は、本体が天井内にスッキリと収まるため、浴室空間を圧迫せず、見た目が良いのが特長です。

※上記は一例であり、販売店や工事内容によって費用は変動します。

天井埋め込み型の浴室乾燥機を後付けする費用は、本体価格と工事費を合わせて電気式で約4.8万円~15万円、ガス式では約9.8万円~20万円程度が相場です。

価格差が生じる主な理由は、本体機能のグレードと工事の規模です。高機能なミストサウナ付きなどのモデルや、ガス式で熱源機との連携が必要な場合は本体価格が高くなります。工事面では、天井の開口作業が必須となり、既存の換気ダクトを利用できない場合や、浴室の構造によっては作業が複雑になり、工事費が壁掛け型よりも高くなるのが一般的です。特に古い戸建てなどで天井裏のスペースが十分にない場合は、設置が難しいこともあります。

注意点として、設置には天井裏に本体を収めるための十分なスペースが必要であり、梁(はり)などの構造物との位置関係も重要です。また、多くの製品がユニットバス向けに設計されているため、在来工法の浴室に設置する場合は、適合する機種が限られたり、追加の造作工事が必要になったりすることがあります。

天井付け型

高須産業 浴室換気乾燥暖房機|Amazon
高須産業 浴室換気乾燥暖房機|Amazon

天井付け型は、既存の天井換気扇を外し、その開口部を利用して取り付けるタイプです。天井に本体が露出する形で設置されます。

※上記は一例であり、販売店や工事内容によって費用は変動します。

天井付け型の浴室乾燥機を後付けする費用は、本体価格と工事費を合わせて約8万円~20万円程度が相場となることが多いですが、上記例のような電気式モデルでは工事費込みで約10万円強から検討可能です。

費用は、本体の機能やメーカー、そして工事の範囲によって変わります。既存の換気扇の開口部をそのまま使える場合は、天井を大きく開ける工事が不要なため、埋め込み型に比べて工事費を抑えやすい傾向にあります。しかし、開口部のサイズが合わない場合や、天井の補強が必要な場合には追加で料金が発生します。また、天井の材質や状態、配線の状況によっても工事の難易度が変わることがあります。

注意点としては、天井に本体が露出するため、埋め込み型に比べるとデザイン面で存在感が出ることです。また、製品によっては天井の強度を確認する必要がある点が挙げられます。既存の換気扇の種類や設置状況によっては、取り付けが難しい場合もあります。

浴室乾燥機おすすめ商品を比較

浴室乾燥機の後付けを考える際、どの製品を選べば良いか迷う方も多いでしょう。ここでは、人気のメーカーからおすすめの浴室乾燥機を選び出し、それぞれの特徴や費用目安をご紹介します。

製品を選ぶにあたっては、主に以下のような基準を考慮しました。

  • 対象ユーザー層:初めて浴室乾燥機を導入する方、機能性を重視する方、特定のメーカーを好む方など
  • 製品タイプ:壁掛け型、天井埋め込み型、天井付け型といった設置タイプ
  • 主要メーカー:パナソニック、三菱電機、リンナイなど、信頼性の高いメーカー
  • 価格帯:比較的導入しやすい価格帯から、高機能モデルまで幅広く

これらの基準を基に、各製品の概要を以下の表にまとめました。詳しい機能や特徴については、各製品の項目で解説します。

商品名 費用目安(工事費込み) 熱源方式 特徴(簡易的
パナソニック FY-24UW5 12.9万円~ 電気式 壁掛け型、2.4kWパワフル暖房、簡単施工
三菱 WD-240BK2 25.2万円~ 電気式 壁掛け型、PTCセラミックヒーター搭載、速暖性が高い
リンナイ RBH-W415K 20.5万円~ ガス式 壁掛け型、4.07kWパワフル暖房、ガス温水式
パナソニック FY-13UG7E 11万円~12万円 電気式 天井埋め込み型、ユニットバス用、24時間換気
リンナイ RBH-C4102K1P 21.7万円~ ガス式 天井埋め込み型、4.1kW暖房、3室換気対応
パナソニック FY-13UG6V 10.4万円~ 電気式 天井付け型、既存換気扇と交換、常時換気機能付き

パナソニック FY-24UW5

パナソニックの「FY-24UW5」は、壁面に手軽に設置できる電気式の浴室乾燥機です。

項目 内容
本体価格目安 7.4万円
工事費目安 5.5万円
熱源方式 電気式 (PTCヒーター)
主な機能 暖房(2.4kW)、衣類乾燥、涼風、換気

「FY-24UW5」の総額費用の目安は12.9万円からで、内訳としては本体価格が7.4万円、標準的な取り付け工事費が5.5万円程度です。

この製品は、特に「既存の浴室に手軽に暖房乾燥機能を追加したい」と考えている方におすすめします。壁掛け型のため、天井工事が難しい場合や、ユニットバス以外の在来工法の浴室にも設置しやすいのが特長です。2.4kWの暖房能力を備え、冬場のヒートショック対策や梅雨時の衣類乾燥など、基本的なニーズをしっかりと満たします。施工も既存の換気口を利用できるケースが多く、比較的短い時間で設置が終わる傾向にあります。主に1室用(~1.5坪)の浴室に対応しています。

三菱 WD-240BK2

三菱電機の「WD-240BK2」は、壁掛け設置タイプの電気式浴室暖房機です。

項目 内容
本体価格目安 19.7万円
工事費目安 5.5万円~
熱源方式 電気式 (PTCセラミックヒーター)
主な機能 暖房、涼風

「WD-240BK2」の総額費用の目安は25.2万円からです。本体は19.7万円が目安、こちらに標準的な壁掛け工事費5.5万円~が加わります。

このモデルは、主に浴室の暖房機能を重視する方、特に冬場の入浴を快適にしたいという要望に応える製品です。PTCセラミックヒーターを搭載し、パワフルな暖房性能と速暖性が特長です。ユニットバス(1坪以下)に対応しており、壁掛けタイプなので比較的施工が容易です。衣類乾燥機能はありませんが、その分、暖房機能に特化しており、寒い浴室を素早く暖められます。信頼の三菱電機ブランドと高い暖房能力を重視する方に選ばれています。

リンナイ RBH-W415K

リンナイの「RBH-W415K」は、ガス温水式の壁掛け型浴室暖房乾燥機です。

項目 内容
本体価格目安 14.5万円
工事費目安 6万円~
熱源方式 ガス温水式
主な機能 暖房(4.07kW)、衣類乾燥、換気(24時間対応)

「RBH-W415K」の総額費用の目安は20.5万円からです。本体は14.5万円が目安、標準的な取り付け工事費が6万円~です。別途ガス給湯器との接続工事が必要になる場合があります。

この製品の最大の特長は、4.07kWという高い暖房能力と、ガス温水式ならではのパワフルな衣類乾燥機能です。「電気式よりも強力な暖房や乾燥機能を求める方」や「すでにガス温水式の熱源機(給湯器など)を利用している、または導入を考えているご家庭」に適しています。壁の換気口を利用して設置可能で、既存の換気扇との交換も比較的簡単に行えます。初期費用は電気式に比べて高くなる傾向がありますが、洗濯物が多いご家庭や、冬場でも浴室をしっかりと暖めたい場合に有力な選択肢となるでしょう。

パナソニック FY-13UG7E

パナソニックの「FY-13UG7E」は、ユニットバス専用の天井埋め込み型電気式浴室換気乾燥機です。

項目 内容
本体価格目安 6万円~7万円
工事費目安 5万円~
熱源方式 電気式
主な機能 衣類乾燥、浴室暖房、換気、涼風、24時間換気

「FY-13UG7E」の総額費用の目安は11万円~12万円です。本体価格が6万円~7万円、天井埋め込みの標準工事費が5万円~となっています。

この製品は、「ユニットバスで、見た目を損なわずに浴室乾燥機を導入したい」という方に向いています。天井埋め込み型なので浴室空間が広く使え、1室換気タイプで衣類乾燥や暖房といった基本機能に加え、24時間換気機能も備えています。本体価格が比較的抑えられており、費用対効果に優れたモデルです。設置には天井の開口工事や配線工事が必要ですが、ユニットバスの天井パネルであれば比較的施工しやすいとされています。

リンナイ RBH-C4102K1P

リンナイの「RBH-C4102K1P」は、天井埋め込み型のガス温水式浴室暖房乾燥機です。

項目 内容
本体価格目安 16.7万円
工事費目安 5万円~10万円
熱源方式 ガス温水式
主な機能 暖房(4.1kW)、衣類乾燥、換気(1室暖房、3室換気対応)

「RBH-C4102K1P」の総額費用の目安は21.7万円からです。本体は16.7万円が目安、天井埋め込み工事費が5万円~10万円です。ガス温水式のため、熱源機との接続工事が別途必要になることがあります。

この製品は、4.1kWのパワフルな暖房能力に加え、浴室だけでなく洗面所やトイレなども含めた3室換気に対応できる高機能モデルです。「パワフルな暖房・乾燥機能と、複数の部屋の換気を一台でまかないたい」という要望を持つ方、特に浴室が1.5坪以下のユニットバスで、ガス温水システムの利用を考えているご家庭におすすめします。天井に埋め込むため見た目がすっきりし、浴室空間を有効に使えます。初期費用は高めですが、その分、高い暖房性能と多機能性を求める方に適しています。

パナソニック FY-13UG6V

パナソニックの「FY-13UG6V」は、天井付け型の電気式浴室換気乾燥暖房機です。

項目 内容
本体価格目安 約5.4万円
工事費目安 約5万円~
熱源方式 電気式
主な機能 衣類乾燥、暖房、換気、涼風、24時間換気(常時換気機能)

「FY-13UG6V」の総額費用の目安は10.4万円からです。本体価格が5.4万円、標準的な天井付け工事費が5万円~です。

この製品は、「天井埋め込み工事は避けたいけれど、壁掛け型よりも天井スペースを有効活用したい」という方や、「既存の換気扇から手軽にグレードアップしたい」という方に向いています。既存の天井換気扇の開口部を利用して比較的簡単に設置できる手軽さと、充実した基本機能が魅力です。天井付け型(カバー付き)なので、大掛かりな天井開口工事が不要な場合が多く、工事費を抑えやすい傾向にあります。衣類乾燥、暖房、涼風、そして常時換気機能も備えており、1室換気タイプとしてバランスの取れたモデルと言えるでしょう。

浴室乾燥機の後付けにかかる費用シミュレーション

「浴室乾燥機を後付けしたいけれど、実際の費用はどれくらいかかるのだろう?」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。

このシミュレーションでは、いくつかの簡単な項目を選ぶだけで、浴室乾燥機を後付けする際のおおよその費用がわかります。ご自宅や設置したい場所の状況に合わせて、「乾燥機のタイプ(壁掛け型、天井埋め込み型など)」、「熱源方式(電気式かガス式か)」、そして「追加工事(換気口の増設や電源工事など)の有無」を選んで、費用の目安を確かめてみてください。

浴室乾燥機の後付け費用相場

平均値


最低値


最高値

浴室乾燥機の後付け費用【内訳】

浴室乾燥機を後付けする際の総費用は、主に「本体代」「工事費」、そして場合によっては「オプション費用」の3つの要素で決まります。これらの内訳を理解すると、見積もり内容をより深く検討したり、予算に合わせた機種選びや工事内容の調整がしやすくなります。

それぞれの費用項目について、具体的にどのような内容が含まれ、どの程度の費用感なのかを詳しく見ていきましょう。

本体代

浴室乾燥機の費用を考える上で最も大きな割合を占めるのが「本体価格」です。前章でご紹介したように、製品のメーカー、グレード、搭載機能によって価格は大きく異なり、**一般的には数万円から20万円を超えるものまで幅広くあります。**高機能なモデルや人気メーカーの製品は価格が高くなる傾向にあります。

本体価格に影響する主な要素は、以下の通りです。

  • 熱源の種類:電気式かガス温水式か。一般的にガス温水式の方が本体価格は高くなる傾向があります。
  • 機能の多さ:暖房、乾燥、換気、涼風といった基本機能に加え、ミストサウナ、空気清浄、人感センサーなどの付加機能が多いほど高価になります。
  • メーカーやブランド:信頼性や実績のあるメーカーの製品や、デザイン性の高いモデルは価格が高めになることがあります。
  • 省エネ性能:初期費用は高くても、長期的に見て光熱費を抑えられる高効率なモデルも人気があります。

予算を抑えたい場合は、機能を絞ったシンプルなモデルを選んだり、型落ち品などを検討するのも一つの手です。しかし、安さだけでなく、本当に必要な機能が備わっているか、長期的に見て満足できるか、しっかり見極めることが大切です。

工事費

浴室乾燥機の設置には専門的な知識と技術が不可欠であり、必ず工事費がかかります。一般的な工事費の相場は3万円~10万円程度ですが、設置する浴室乾燥機のタイプ(壁掛け、天井埋め込み、天井付け)や、現在の浴室の状況によって大きく変動します。

基本的な取り付け工事費には、主に以下のような作業が含まれます。

  • 既存換気扇などの撤去作業(必要な場合)
  • 浴室乾燥機本体の取り付け作業
  • 電源接続のための電気配線工事(専用回路の増設が必要な場合も)
  • 換気ダクトへの接続工事(特に天井設置タイプの場合)
  • リモコンの設置と初期設定
  • 設置後の正常な動作確認

特に天井埋め込み型の場合は、天井の開口工事が必要になったり、新たに電気配線を引き込んだりする必要がある場合などは、工事費が高くなる傾向にあります。また、ユニットバスか在来工法の浴室かによっても、作業の難易度や手順が変わることがあります。業者によって基本工事に含まれる作業範囲が異なる場合があるため、見積もりを取る際には、どこまでの作業が含まれているのかを必ず確認しましょう。

オプション費用

浴室乾燥機を後付けする際には、本体価格や基本的な工事費以外にも、追加で料金が発生する「オプション費用」がかかることがあります。これらは必ずしも必要なものではありませんが、より快適さや利便性を高めたい場合に検討する価値があります。

オプション費用が発生する可能性のある項目としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 高性能フィルターの追加:花粉やPM2.5などに対応したフィルターで、浴室内の空気をより清潔に保ちます。
  • 人感センサーの搭載:人の動きを感知して自動で運転を開始・停止する機能で、消し忘れ防止や省エネに繋がります。
  • ミストサウナ機能の追加:対応機種に限りますが、自宅で手軽にミストサウナを楽しめるようになります。
  • ワイヤレスリモコンへの変更:壁への固定配線が不要なリモコンを選べる場合があります。
  • 古い製品の処分費:基本工事に既存品の処分が含まれていない場合、別途料金がかかることがあります。
  • 遠方の場合の出張費や駐車場代:業者によっては、規定のエリア外への出張費や、作業車両の駐車場代が実費で請求されることがあります。
  • 特殊な設置場所への追加工事費:例えば、通常と異なる壁材への取り付けや、配管の延長、補強工事などが必要な場合に追加で料金が発生します。これらの追加工事は、特殊な部品が必要な場合や、追加の加工作業が伴う場合に発生しやすく、費用はケースバイケースです。

これらのオプション費用は、数千円から数万円程度が目安です。見積もり時には、どのようなオプションがあり、それぞれどの程度の費用がかかるのかを事前に確認し、本当に必要なものだけを選びましょう。

浴室乾燥機を後付けした人たちの口コミや費用事例

お客様★★★★★ 5.0
見積料金 49,200円
2025年04月20日
参考情報
【浴室乾燥機(浴室暖房機)のタイプ】天井埋め込み(電気式) 【取り付けた機器のメーカー】三菱電機 【交換・新設・点検した機器】乾燥・暖房機
浴室乾燥機の交換作業をお願いしました。人当たりの良い方で安心して作業をお願いできました。今後も別件で何かあればお願いしたいと思います。



お客様★★★★★ 5.0
見積料金 84,000円
2025年02月15日
参考情報
【浴室乾燥機(浴室暖房機)のタイプ】天井埋め込み(電気式) 【取り付けた機器のメーカー】MAX(マックス) 【交換・新設・点検した機器】乾燥・暖房機
アーチ型の特殊なユニットバスの暖房乾燥機(DKT-2500)に異音が発生するようになって交換を希望しました。受けてくれる業者がなかなか見つからなかったけど、さいとう電工さんがギリギリできるとのことで、依頼しました。 作業は迅速丁寧で、感謝しています。

お客様★★★★★ 5.0
見積料金 92,000円
2025年05月01日
参考情報
【取り付けた機器のメーカー】高須産業 【浴室乾燥機(浴室暖房機)のタイプ】天井埋め込み(電気式) 【交換・新設・点検した機器】乾燥・暖房機
換気扇のみで冬場の入浴が厳しい浴室に換気暖房乾燥機を設置いただきました。元の換気扇を残して別途新設いただくつもりでしたが、換気機能が重複することや既存設備が流用できることから、当初よりも効率的(かつ経済的)な工事をご提案いただきました。作業も迅速丁寧できれいに仕上げていただき、これで冬場の不安が解消されました。また機会があれば新座電工様にお願いしたいと思います。このたびはありがとうございました。

浴室乾燥機の後付け費用が高くなる原因

浴室乾燥機の後付け費用は、機種や基本的な工事内容だけでなく、いくつかの要因によって予想以上に高くなることがあります。あらかじめ費用が高くなる可能性のあるケースを知っておくことで、予算オーバーを防いだり、代替案を検討したりすることができます。

費用が高くなる主な原因としては、以下の2点が挙げられます。

  • 熱源をガス式にする場合:パワフルな温風がメリットで、初期費用は高くなる傾向
  • 換気扇や照明などの位置により作業が煩雑化する場合:設置場所の状況によって追加の工事が必要になる場合も

これらの原因について、なぜ費用が高くなるのか、具体的にどのような状況で起こりうるのかを詳しく見ていきましょう。

熱源をガス式にする場合

浴室乾燥機には、電気を熱源とする「電気式」と、ガスを熱源とする「ガス式」があります。ガス式の浴室乾燥機は、電気式に比べて立ち上がりが早く、パワフルな温風で洗濯物を短時間で乾かせるという大きなメリットがあります。 特に、洗濯物が多いご家庭や、冬場の暖房効果を重視したい場合に人気があります。

しかし、一般的にガス式の浴室乾燥機は、本体価格が電気式よりも高価になる傾向があります。 さらに、設置にはガス配管工事が必要になる点が、費用を押し上げる大きな要因です。 浴室の近くまでガス管が来ていない場合は、新たにガス管を延長する工事が必要となり、その分配管工事費が追加で発生します。

ガス式を選ぶ際に費用が高くなる具体的な要因は以下の通りです。

  • 本体価格:同程度の機能を持つ電気式モデルと比較して、本体価格が高いことが多い
  • ガス配管工事:浴室までガス管を延長する必要がある場合、数万円以上の追加費用がかかる
  • 給湯器との連携:暖房機能付きの場合、ガス温水式の給湯器との接続工事が必要になる場合がある

ガス式はパワフルさという魅力がありますが、初期費用(本体代+工事費)は電気式よりも高くなることを理解しておく必要があります。 ランニングコスト(ガス代)も考慮に入れ、長期的な視点でどちらがご家庭に適しているか検討しましょう。

換気扇や照明などの位置により作業が煩雑化する場合

浴室乾燥機の設置工事は、現在の浴室の状況、特に天井裏の状態や既存設備の配置によって、作業の難易度が大きく変わり、それに伴って費用も変動します。特に、天井埋め込み型や天井付け型を設置する場合、予期せぬ障害物やスペース不足によって作業が煩雑化し、追加費用が発生することがあります。

具体的に、どのような場合に作業が煩雑化し、費用が高くなる可能性があるかを見てみましょう。

  • 天井裏のスペース不足 本体を設置するのに十分な高さや広さがない場合、天井の構造変更が必要になることも。
  • 梁や障害物の存在 設置したい場所に天井の梁や既存の配管などがあると、位置をずらしたり、特殊な加工が必要になったりする。
  • 既存の換気扇や照明の位置 乾燥機の設置場所と干渉する場合、既存設備の移設や撤去、配線の変更が必要になる。
  • 電気配線の状態 古い配線や容量不足の場合、専用回路の増設や配線の引き直しが必要になり、電気工事費が増加する。
  • 点検口がない 天井裏の状態を確認したり、作業したりするための点検口がない場合、新たに点検口を作成する費用がかかる。

これらの状況は、外から見ただけでは判断が難しいため、必ず事前に専門業者による現場調査(下見)を依頼することが重要です。 現場調査によって、設置の可否や必要な追加工事、正確な見積もり金額を知ることができます。安易に「標準工事費」だけで判断せず、ご自宅の状況に合わせた見積もりを取るようにしましょう。

浴室乾燥機を安く後付けするためのコツ

ポイントを紹介する主婦

浴室乾燥機の設置は少しでも安く済ませたいですよね。そんなときは以下の2点を工夫してみてください。

  • 住宅リフォーム業者に直接依頼する
  • 複数の施工店から見積もりを取り、比較して決める

住宅リフォーム業者に直接依頼する

浴室乾燥機を設置するとき、工事を依頼する先として家を建てたハウスメーカーが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

しかしハウスメーカーは実際の工事を下請けのリフォーム業者に発注します。

すると「工事内容は同じなのに、ハウスメーカーが中間に入っている分費用が割高になってしまう」構図が生まれるのです。

ハウスメーカーを間に入れず、リフォーム業者に直接依頼したほうが、中間手数料が発生しない分安く依頼することができます

複数業者から見積もりを取って比較する

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浴室乾燥機の取り付けを依頼する

自力で後付けできる場合もあるがおすすめできない

費用を抑える目的で「浴室乾燥機の後付けをDIYでできないか?」と考える場合もあるかもしれませんが、浴室乾燥機の自力での設置はおすすめできません。

その理由は、電気工事と水回りという、専門知識と技術が不可欠な作業が伴うためです。 特に電気配線工事は、「電気工事士」の資格を持つ人でなければ行うことが法律で禁じられています。無資格での工事は非常に危険です。

自力での後付け作業には、湿気の多い浴室での感電や漏電、火災のリスクが伴います。また、設置不良による水漏れで建物を傷めたり、本体が落下したりする危険性も無視できません。

万が一、故障や事故が起きてもメーカー保証や火災保険の対象外となる可能性が高いです。安全・確実に設置し、安心して使うためには、必ずプロの専門業者に依頼しましょう。

浴室乾燥機を後付けできないケースと対処方法

バツ印を見せる業者

便利な浴室乾燥機ですが、残念ながらどのような浴室にも必ず後付けできるわけではありません。設置スペースや既存の設備状況によっては、取り付けが困難だったり、不可能だったりするケースがあります。具体的には、以下のような状況が考えられます。

  • 設置スペースの不足:本体を取り付けるための十分なスペース(特に天井は約40cm四方)がない。
  • 取り付け面の凹凸:壁や天井が平らでなく、安定した設置が難しい。
  • 必要な設備の欠如:換気扇や点検口がない、または分電盤に空き回路がない。
  • 照明との干渉:設置希望場所に照明器具が近すぎる。
  • 自力設置のリスク:DIYでの設置は推奨されない。

これらのケースに該当する場合、どうすればよいのでしょうか。それぞれの状況と対処法について、詳しく解説していきます。

浴室乾燥機を設置するスペースがない(40cm四方目安)

浴室乾燥機、特に天井に取り付けるタイプ(埋め込み型・天井付け型)は、本体を設置するためにある程度のスペースが必要です。機種によって多少異なりますが、一般的には最低でも40cm四方程度のスペースが天井にないと、物理的に設置することができません。

壁掛け型の場合も、壁面に本体を設置するための平らなスペースが必要になります。十分なスペースが確保できない場合、残念ながら希望するタイプの浴室乾燥機は設置できません。

スペースが足りない場合に考えられる対処法はいくつかあります。

  • 壁掛け型への変更を検討する
  • 小型・薄型モデルを探す
  • 設置場所の変更

まずは専門業者に現場を見てもらい、設置可能なスペースがあるか、どのタイプの機種なら設置できるかを確認することが重要です。

取り付け希望の箇所に凹凸がある

浴室乾燥機を安全かつ確実に設置するためには、取り付け面(壁または天井)が平らであることが重要です。 もし取り付けたい場所に凹凸や段差があると、いくつかの問題が発生する可能性があります。

まず、本体を安定して固定することが難しくなります。 不安定な設置は、振動や騒音の原因になるだけでなく、最悪の場合、本体が落下する危険性も伴います。また、壁や天井との間に隙間ができると、そこから湿気が内部に入り込み、故障やカビの原因になることも考えられます。見た目にも隙間が悪目立ちしてしまうでしょう。

取り付け希望箇所に凹凸がある場合、以下のような問題が考えられます。

  • 不安定な固定:振動、騒音、落下の危険性
  • 隙間の発生:湿気の侵入による故障やカビ、見た目の悪化につながる
  • 密閉性の低下:換気や暖房の効率が悪くなる可能性

対処法としては、下地処理を行って設置面を平らにすることが考えられますが、これには追加の費用と手間がかかります。あるいは、凹凸のない別の場所に設置場所を変更するという選択肢もあります。状況によっては、凹凸が原因で設置自体が困難と判断される場合もあります。

換気扇や点検口、分電盤の空きなどがない

浴室乾燥機の後付けには、本体以外にもいくつか必要な設備があります。これらの設備が整っていない場合、設置ができなかったり、追加の工事が必要になったりします。

特に重要となる設備とその役割は以下の通りです。

  • 換気扇(または換気口) 多くの天井設置型乾燥機は、既存の換気扇の開口部やダクトを利用して取り付けます。換気扇がない場合は、換気機能付きの機種を選ぶか、新たに換気扇または換気口を設ける工事が必要です。
  • 点検口 天井裏に設置するタイプの乾燥機の場合、配線やダクト接続、将来的なメンテナンスのために天井裏を確認する必要があります。点検口がないと、作業が非常に困難になったり、状態を確認できなかったりするため、新設が必要になる場合があります。
  • 分電盤の空き回路 浴室乾燥機は消費電力が大きいため、多くの場合、専用の電気回路が必要です。分電盤に空き回路がない場合は、分電盤の交換や増設といった追加の電気工事が必要になり、費用も時間もかかります。

これらの設備がないからといって、必ずしも設置を諦める必要はありません。換気扇や点検口の新設、分電盤の改修工事を行えば設置できる可能性はあります。 ただし、いずれも追加費用が発生するため、予算を考慮して検討する必要があります。

換気扇近くに照明がある

天井設置型の浴室乾燥機は、既存の換気扇の位置に取り付けることが一般的です。しかし、その換気扇のすぐ近くに照明器具が設置されている場合、浴室乾燥機の取り付けが難しくなることがあります。

主な理由としては、物理的な干渉が挙げられます。浴室乾燥機の本体は、換気扇よりもサイズが大きいことがほとんどです。そのため、照明器具が近すぎると、乾燥機の本体とぶつかってしまい、設置スペースが確保できない可能性があります。

また、干渉しないまでも距離が近すぎると、以下のような問題が起こる可能性も考えられます。

  • 照明の熱による影響:照明器具が発生する熱が、浴室乾燥機の本体やセンサーに悪影響を与え、誤作動や故障の原因になる可能性があります。
  • 気流の阻害:照明器具が空気の流れを妨げ、乾燥や換気の効率を低下させる可能性があります。
  • メンテナンス性の低下:乾燥機と照明器具が近いと、電球交換やフィルター掃除などのメンテナンスがしにくくなることがあります。

対処法としては、照明器具を別の場所に移設するのが確実ですが、これには電気工事が必要です。あるいは、薄型の浴室乾燥機や、より小型の照明器具を選ぶことで干渉を避けられる場合もあります。設置場所自体を、照明から離れた位置に変更することも考えられますが、ダクトの位置などの制約も考慮する必要があります。

浴室乾燥機を設置できないときはどうする?

衣類乾燥ができる家電・設備の比較表
(画像作成:ミツモア)

衣類をすばやく乾燥させることが目的の場合、ドラム式洗濯乾燥機やガス衣類乾燥機、衣類乾燥除湿器などのアイテムも有効です。

洗濯乾燥機(ドラム式)のメリット・デメリット

導入費用 15~30万円(本体代)
1回あたりのコスト
(洗濯物5kg)
約25円
1回あたりの乾燥時間
(洗濯物5kg)
約2~3時間
シワのつきにくさ
メリット 洗濯から乾燥まで一気にできる
デメリット 衣類にシワがつきやすい、傷みやすい

とにかく洗濯を時短したい、多少シワになっても良いから干す手間をなくしたいという方には「洗濯乾燥機」がおすすめです。電気代も浴室乾燥機に比べて安いです。

ガス衣類乾燥機のメリット・デメリット

導入費用 15~25万円(本体代+工事費)
1回あたりのコスト
(洗濯物5kg)
都市ガス:約35円
LPガス:約63円
1回あたりの乾燥時間
(洗濯物5kg)
約1時間
シワのつきにくさ
メリット 乾燥にかかる時間が圧倒的に短い
デメリット 設置場所の壁に穴あけ工事が必要

戸建で洗濯機の周りの壁に穴あけ工事ができるのであれば、「ガス衣類乾燥機」もおすすめです。洗濯物が圧倒的に短時間で乾きます。

衣類乾燥除湿機のメリット・デメリット

導入費用 2~5万円(本体代)
1回あたりのコスト
(洗濯物5kg)
約72円
1回あたりの乾燥時間
(洗濯物5kg)
約3~4時間
シワのつきにくさ
メリット 消臭機能が充実している
どこでも部屋干しが可能
デメリット タンクに溜まった水を定期的に捨てる必要がある

浴室乾燥機の後付けは難しいけれどシワなくきれいに乾かしたい、干す手間はかかってもいい方には「衣類乾燥除湿機」という選択肢があります。

部屋に置いて洗濯物の下で稼働させるだけで、送風・除湿を駆使してすばやく衣類を乾かしてくれます。

エアコン+サーキュレーターや扇風機でも乾燥が早くなる

  • 特別な設備・家電が必要ない
  • 他の方法と比べて時間はかかる

部屋干しの場合、手持ちのサーキュレーターや扇風機とエアコンを工夫して使うだけでもかなり乾きが早くなります。

あまりお金をかけたくない方はぜひ実践してみてください。

洗濯物を干した部屋でエアコンを除湿モードに設定し、サーキュレーターや扇風機の風を洗濯物の真横または真下から当てます

こうすると、部屋の湿気が除かれ、空気の循環が生まれるので、外干しの状態に近づいて乾きが早くなるのです。

浴室乾燥機の電気代やガス代を抑える方法

ここでは、浴室乾燥機の電気代とガス代をなるべく抑える方法をご紹介します。

せっかく取り付けた浴室乾燥機ですから、お財布に優しい使い方をしたいところです。

  1. 常に換気をしておく
  2. 厚手の洗濯物は中央に寄せる
  3. フィルターをこまめに掃除する
  4. 湿気がたまらないように壁についた水滴は拭き取る

常に換気をしておく

浴室の中の空気がこもってしまうと、それを乾燥させるために動力を使うことになります。

不要な空気まで乾燥することになるので、浴室乾燥機に負荷がかかってしまい、電気代・ガス代の増加に繋がってしまいます。

常に換気をして、風の通り道を作るようにしておきましょう。

厚手の洗濯物は中央に寄せる

厚手の洗濯物を乾かすためには、中央に寄せて干しておくのがおすすめです。

端に厚手のものを干してしまうと、なかなか乾かずに何度も乾燥機をかけなければならなくなってしまいます。

洗濯物が乾きやすいように、厚手のものは中央に寄せましょう。

フィルターをこまめに掃除する

フィルターの掃除も重要です。

フィルターが汚れていると、ホコリやゴミが詰まって乾燥させるための空気が流れ出しにくくなってしまいます。

スムーズに空気を循環させるために、フィルターの掃除はしっかりとしておきましょう。

湿気がたまらないように壁についた水滴は拭き取る

湿気はカビの元にもなりますし、乾燥の邪魔をする原因にもなります。

結露は拭き取って、乾燥のスピードを上げられるようにしてください。

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