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浴室のカビ対策は効果的な換気で解決!換気のポイントやコツを紹介

最終更新日: 2022年12月22日

浴室は毎日使うため、家の中でも特に重要な場所です。ここでは浴室のカビ対策と換気のポイントを紹介していきます。浴室を清潔な状態で使い続け、住宅や自身の健康リスクを減らしていきましょう。

浴室のカビを防ぐためには換気が大切

カビの画像

繰り返す浴室のカビに困ってはいませんか?カビの発生するタイミングと換気扇の重要性について解説します。

カビは湿度60%以上で活発に

カビは湿度が60%を超えると活動が活発になります。特に「屋内で湿度が高い場所」といわれているのが浴室です。

湿度60% 活動が活発になる
湿度70% 2〜3カ月ほどでカビが発生する
湿度80% 約2週間であちこちに発生する

カビが発生し繁殖していくには20〜30℃の気温が必要になります。さらにカビの栄養となるバクテリアや水垢が付着している場所が、生育には適しているのです。

浴室は環境・エサという繁殖するための条件をすべて満たしているため、カビが繁殖しやすい場所となっているのです。

24時間換気可能な物件が標準に

近年の住宅は気密性が高く、湿気が抜けにくい物件が多くなりました。そのため2003年7月1日に「改正建築基準法」が施行されました。

この法律により2003年以降建てられた住宅には、24時間換気システムが必ず導入されるようになっています。24時間換気システムが機能していないと、シックスハウス症候群が発症してしまう可能性があります。

シックスハウス症候群とは、家具の材質やダニなどから発生する健康障害のことです。換気をしないことで空気の循環ができず、有害な物質が長時間部屋の中に留まってしまうことも原因のひとつであるといわれています。

このような気密性の高い住宅による健康障害を防ぐため、近年では24時間換気システムが導入されている物件がスタンダードになっていきました。

参考:「建築基準法に基づくシックハウス対策について」|国土交通省

浴室の効率的な換気方法

効率のよい浴室の換気方法を知ることで、カビや湿気を防止できます。

ガラリがあるならドアは閉める

ガラリがあれば開けたままにしましょう。ドアを閉めて換気するのが効果的です。ガラリとは浴室のドアの下部にある斜めの隙間のことで、浴室内の水滴が脱衣所に漏れるのを防いでくれます。また同時に、通気口としての役割も果たしてくれるのです。

浴室は空気を回すことが重要なため、換気扇を回している時は浴室のドアを閉めます。ガラリの通気口から空気の流れを作るようにしましょう。

もしドアを開けた状態で換気扇を回してしまうと、湿気が脱衣所へ流れてしまうため、換気の効率が悪くなってしまいます。

ドアを開けたほうがよい場合

ガラリがない場合は、ドアを少し開けることで換気することができます。換気とは空気を入れ換えることです。そのため換気には、給気と排気が重要です。

浴室では換気扇で排気が行われるようになっています。給気はドアを少し開けることでできるようになるため、これで空気の循環が可能になるのです。

大事なのは少しだけドアを開けることです。もしドアを開けすぎた状態で換気扇を回してしまうと、空気の流れが変わってしまいます。そうなると浴室全体が乾きにくくなってしまいます。

換気扇を回す際は給気口以外は密閉した状態を保つようにしましょう。

時期によっては乾燥機能の使用も

24時間換気機能は基本的に、フル稼働にしておきます。しかし冬場の入浴時は例外です。換気機能をつけてしまうと、給気の際に風で体を冷やしてしまいます。

冬場の寒い時期は、浴室乾燥機を使用しましょう。浴室乾燥機の特徴は換気ではなく、ヒーターを使う点です。ヒーターによる乾燥機能で効果的なカビ対策が行えます。

ただし浴室乾燥機は、電気代が割高になるデメリットがあります。電気代が心配なようであれば、冬場の寒い時期以外はできるだけ24時間乾燥機能を使うのがおすすめです。

関連記事:浴室乾燥機の電気代はいくらかかる?電気代を節約する方法も紹介|ミツモア

浴室換気のポイント

okサインをする女性

換気のポイントを抑えておくことで浴室だけでなく、住宅全体に湿気がおよぶのを防ぐことができます。

可能であれば24時間換気がベスト

換気扇は24時間付け続けるのがおすすめです。換気扇を止めてしまうと、気密性の高い住宅では空気の流れが止まってしまいます。

循環がなくなると、湿度が上がった際に湿気が部屋の中に留まってしまい、結露を発生させてしまいます。結露を放置したままにすると、カビが発生する原因になるのです。

換気扇を稼働し続ける中で心配なのは電気代です。しかし24時間換気扇をまわしていても、電気代は月々290〜390円程度ですみます。

400円以下の金額で浴室を清潔に保てると考えると、非常にコストパフォーマンスに優れています。可能な範囲で24時間換気をしておくようにしましょう。

浴室は密閉状態で使う

風呂場の湿気を防ぐことは重要ですが、同時に家全体の湿度を下げることも大切です。特に家の建材が木材の場合は注意が必要です。木材は湿気に弱い性質があります。

そのため浴室の換気が上手くいかないと、浴室内の湿気が外に漏れ、木材に影響を与える可能性があります。漏れた湿気をそのままにしてしまうと、木材が傷み、家全体を支える力が弱くなる可能性があるのです。

さらに腐朽が原因による、シロアリやほかの害虫が住みやすい環境ができてしまうことも注意すべき点です。

毎日使う浴室だからこそ、湿気の放出を一番に警戒し、きちんと密閉状態を保つようにしましょう。

換気扇はこまめに掃除を

換気扇はこまめに掃除して清潔にします。換気扇にはカビや汚れ、ほこりなどが侵入しやすい場所となっているのです。汚れたままにしておくと、換気扇を回す度に付着したカビやホコリなどが風呂場に撒き散らされてしまいます。

換気扇は定期的に掃除するクセを付けておくのがおすすめです。さらに換気扇を清潔に保つポイントとして、あらかじめ使い捨てフィルターを取り付けておくと汚れを防止できます。

月に1回フィルターを交換し、年に1回は本体を分解して掃除をすると、さらに安定して換気扇を清潔な状態にしておけます。

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効果的に換気扇を使用しよう!

お風呂の浴槽

換気扇は可能は冬の寒い時期を除いて、できる限り24時間稼働させるようにしましょう。少ない電気代で、毎日使用する浴室をきれいな状態にできます。

また浴室は密閉状態を保つことを心がけましょう。こうすることで住宅全体が湿気によるダメージを受けず、カビや害虫の発生などを防げるようになります。

加えて換気扇は定期的に掃除しておくと、カビや汚れ、ホコリなど撒き散らすリスクを回避でき、浴室全体をより清潔に保てます。

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