商圏分析は集客範囲を確認し、販売や営業の戦略を立てるときに欠かせません。商圏分析ツールを使うと、データを地図に落とし込む作業が簡単にできます。
無料で使えるツールの中から、おすすめのものをチェックしましょう。
省庁から提供されている無料の商圏分析ツール
総務省や経済産業省などの省庁が提供している、無料の商圏分析ツール。
地域ごとの情報が充実しているので、マーケティングに役立ちます。おすすめのツールを見ていきましょう。
商圏分析ツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の商圏分析ツールが見つかります。 |
「jSTAT MAP」総務省統計局が整備したデータを活用
- 都道府県から町丁・字までデータを視覚化
- ログインすると、取り込んだデータの保存も可能
- ログインした場合限定で分析結果をレポート形式で作成できる
総務省統計局が提供している無料の商圏分析ツールです。都道府県や市町村、町丁・字などの小さな地域までデータを視覚的に分かりやすく表現できます。
人口密度別の色分けや夜と昼の人口の比較など、商圏分析以外にも統計地図や防災地図の作成に役立ちます。ログインしなくても使えますが、ログインするとデータの保存や地域分析レポートの利用などが可能です。
「RESAS」豊富なマップを可視化
- 人口マップから消費マップ、企業活動マップまで利用可能
- 地域経済に関するさまざまなデータをダウンロード
- データ分析セミナーや動画、資料も無料で閲覧できる
経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局による、地域経済分析システムです。地域自治体によるさまざまな取り組みを、情報面でサポートするために提供されています。
人口マップや消費マップ、企業活動マップなどを閲覧でき商圏分析に効果的です。「サマリー機能」を利用し、地域経済に関するさまざまなデータやグラフを地域単位で入手することもできます。
地域経済の状況を可視化する「V-RESAS」を使用すれば、飲食店情報の閲覧数や決済データから見る消費動向などの各種資料なども閲覧可能です。データ分析セミナーや動画などのコンテンツも充実しています。
無料で利用可能な商圏分析ツール
商圏分析に役立つ、おすすめの無料ツールを見ていきましょう。
「MANDARA」Excel利用に特化
- Excelの地域統計データを地図化できる
- 色分けやグラフなど表現が多彩で分かりやすい
- フリーソフトながら紙媒体のテキストもあり
付属の地図ファイルや外部の地図データを取り込み、商圏分析が可能です。CSVファイルやクリップボードなどからExcel上の属性データを取り込み、マップエディタから地図データの設定や編集を行います。
属性データと地図データを結合して記号やラベルを描写した後は、画像ファイルやKMLファイルなどに出力できます。
塗りつぶしによる色分けやグラフの作成など、多彩な表現で地図化できるところが魅力です。入門用テキストや全ての機能を網羅したテキストなどが販売されているので、使用法をじっくりと学べます。
「FalconEyeGIS」背景図のオーバーレイができる
- 国土地理院が提供する地理院タイルは99種類から選択可能
- オーバーレイで災害時の範囲なども直感的に確認できる
- 画像・動画・音声などさまざまなファイルを添付可能
地図情報だけでなくGPXファイルやCSVファイル、シェープファイルなど、さまざまなデータを扱える無料の商圏分析ツールです。
100種類の背景図と、国土地理院が配信している「地理院タイル」のデータを99種類利用できます。背景図に重ねて災害関連の地図を表示できるため、緊急時を考慮した分析も可能です。
線や四角形、円といった図形の編集だけでなく、フリーハンドで絵を描く機能も搭載されています。地図上に画像や動画などを貼り付ける機能もあり、情報をより分かりやすく表現できるのが強みです。
「QGIS」モバイルデバイスでも対応可能
- マルチデバイスに対応
- 豊富なプラグインで機能の追加も可能
- 編集・分析・データ可視化などの必要な機能が詰まっている
非営利法人「QGIS.ORG」が管理を行うオープンソースタイプの商圏分析ツールです。無料でありながら、編集・分析・データ可視化など豊富な機能を使えます。
組織化された開発者グループによって性能向上のための改善や追加が行われ、さまざまなプラグインを使用できる点も魅力です。デスクトップだけでなくモバイルやタブレットにも対応しており、実地調査をしながら商圏分析できます。
「SIS Desktop Express」地図データを直接読み込める
- 変換することなくデータをそのまま読み込める
- Microsoft Officeを意識した親しみやすいデザイン
- マウスポインタの色や大きさを変えて、視認性を確保
無料で使えるデスクトップ用の商圏分析ツールです。約300種類の地図データを、変換処理することなく読み込めます。
空間・属性の検索や図形の3D表示など、地理情報システムに必要な機能が搭載されています。Microsoft Officeを意識したインターフェースを採用し、初めてでも使いやすい工夫が施されているところがポイントです。
作図補助機能や属性データのコピー・ペーストなど作業のしやすさを考えた機能もあり、効率よく分析できます。マウスポイントの大きさや色を変更することにより、画面に合わせて視認性を上げられる設計です。
「100%地図印刷」地図に特化したシステム
- 地図の確認と印刷ができる
- 実地調査での利用など、アナログで活用したい場合におすすめ
- 線の色や太さを指定して同心円の描画が可能
紙一杯に印刷したり全面フチ無しにしたりと、地図をきれいに印刷することに特化したシステムです。拡大地図やメモ欄の表示、ルート検索地図にも対応しています。
地理情報システムを活用する前に、実地調査を行って紙の地図に書き込んだり共有したりする際に便利です。
Googleマップ(通常版)や国土地理院地図版などから、好きな地図を選んで印刷サイズなどを設定するだけで操作が完了します。地図上に同心円やポリゴンを描画でき、範囲の確認や複数地点における距離の測定などもできるのが特徴です。
「はんけい」メートル精度の同心円も描ける
- メートル精度の同心円を3つまで描ける
- マーカー・サークルを一緒にドラッグできる
- マップは国土地理院のものを使用
地図の任意の場所をクリックし、起点となるマーカーからの距離を入力するだけで同心円を描けます。一度に表示できる距離は3つまでで、メートル単位の精度で測れるのが魅力です。
小数点を含む数値を入力すれば、細かい距離調整が可能です。マーカーとサークルはドラッグで地図上を移動させられるので、毎回数値を入力する手間がありません。違う場所にある店舗や施設の商圏も、簡単に確認できます。
無料で商圏分析できるスマホアプリ
スマホで商圏分析ができれば、オフィスにいなくても必要な情報を入手できます。商圏分析に使える無料のスマホアプリを見ていきましょう。
「ロケスマ」地域の店舗が一目で分かる
- カフェ・ファミレス・ガソリンスタンドなど近場の店舗をピンで表示
- 新規オープンした店舗がすぐに分かる
- チェーン店に特化して商圏分析に利用できる
飲食店やスーパーなど、さまざまなジャンルのチェーン店をアイコン化し、地図上に表示するアプリです。ローカルチェーンやローカルフードなど規模で検索したり、飲食店のジャンルなどで検索したりと細かく絞り込めます。新規オープンした店だけを表示させることもできます。
消費者が店を探すためにも利用できますが「競合となり得る近くの店」を把握したいときにピッタリです。
有益な情報を手に入れて戦略の幅を広げる
無料の商圏分析ツールを取り入れることで、これまで時間がかかっていた統計データの可視化をスムーズに行えるようになります。地理情報を有効活用し、戦略の幅を広げましょう。
商圏分析ツールを使えば、既存の地図を使ってさまざまなデータをオーバーラップして比較したり、簡単に同心円を描画したりと便利に使えます。
無料のものだと導入へのハードルが低く、気軽に利用できるところが魅力です。簡単に使用できるように工夫されているものを選べば、効率よく分析できるようになります。
ぴったりの商圏分析ツール選びはミツモアで
商圏分析ツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのツールを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの商圏分析ツールが見つかります。
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