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「新規顧客は獲得できるが継続利用してもらえず、収益を改善できない」
「顧客データが複数部署に散逸し、対応のばらつきにより離脱を招いている」
「SNSやアンケートフォーム、ウェブチャットの履歴を管理して顧客対応を改善したい」
顧客情報が個人や部署のデータにとどまり、組織として意思決定に活用できない状態になっていませんか?
CRM(顧客管理システム)は顧客情報を一元化するだけでなく、「どの顧客が重要か」を可視化し、顧客とのコミュニケーションを組織全体で改善する分析と管理ができます。顧客情報を経営判断や日々の営業活動に活かせる状態にすることで、既存顧客の継続率や顧客満足度の向上が期待できます。
この記事ではおすすめのCRMツールの比較と選び方のポイントを解説します。「自社にCRMが必要か」「SFAとどう違うのか」といった疑問にも答えます。
CRMツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。従業員数や必要なサービスなどの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりのサービスを最短1分で自動診断。理想のCRMツールが見つかります。
CRMとはCustomer Relationship Managementの略であり、「顧客関係管理」と訳されます。
CRMツールとは、顧客情報や対応履歴を一元管理し、受注後のフォローや顧客対応の品質向上に役立てるツールです。顧客情報を社内で共有することで、顧客ごとの状況に合わせた対応がしやすくなります。たとえば、顧客の基本情報や購入履歴、契約内容、問い合わせ履歴、担当者の対応内容などを管理でき、社内の関係者が必要な情報を参照できます。
CRMツールは、営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、顧客と接点を持つ部門で特に活用されます。具体的には、営業が受注した顧客情報をもとにカスタマーサポートが問い合わせ対応をしたり、マーケティング部門が既存顧客向けにリピート購入や契約継続を促す施策を実施したりする流れが考えられます。
SFAツールは営業活動の効率化を目的としたツールです。案件情報や商談の進捗、営業担当者の活動履歴、受注見込みなどを管理します。
CRMツールの中には、SFA機能を備えたものもあります。営業活動から受注後の顧客対応までを一元管理したい場合は、SFA一体型のCRMツールも選択肢になります。
▶ 【2026年】SFA(営業支援システム)比較33選!おすすめ製品を最短1分で自動診断|ミツモア
MAツールとは見込み顧客の獲得、育成、選別を自動化するツールです。商談に至るまでの工程を自動化し、活動効率を向上させます。
手間のかかるルーティン業務が自動化されるほか、自動フォロー昨日によって検討初期の顧客が離脱することが防げることが特徴です。
▶ 【2026年】MAツール比較30選!おすすめ製品を最短1分で自動診断|ミツモア
自社に合うCRMツールは以下の4ステップで選びましょう。
CRMツールは顧客情報を入れるものではなく、顧客対応や営業活動を改善するための仕組みです。導入目的があいまいなまま選んでしまうと、形骸化してしまうリスクがあります。まず、CRMツールで解決したい課題を1つに絞り込みましょう。
ミツモアの調査(2026年2月~4月)では、CRMツール導入理由の上位3位は以下の通りです。
このことから、CRMツールは営業活動だけでなく、既存顧客のフォローや問い合わせ対応の改善を期待して検討されていることが分かります。導入目的を決める際は以下のいずれかをベースに考えると失敗しづらいです。
| 導入の主目的 | 解決したい課題 | CRMツールの該当する機能 |
| 顧客情報の分析を進めたい | 見込み客・顧客の属性や接点を整理し、優先順位付けや施策判断に使いたい | 名寄せ機能、入力ルール、データの粒度 |
| 顧客コミュニケーションを効率化したい | 対応履歴や次アクションをチームで共有して、属人化を減らしたい フォロー漏れを減らしたい | 履歴の一元化範囲やタスクのリマインド、担当引継ぎ機能 |
| 問い合わせ対応を向上させたい | 複数チャネルを整理して、対応状況の可視化や一次返信の改善につなげたい | チャネル統合、ステータス管理、対応漏れ防止のリマインド機能 |
いきなり多機能なCRMツールを入れると、設定や入力項目、運用ルールが増えて定着のハードルが上がります。まずは導入目的に直結するポイントのみを満たすものを選び、スムーズに運用ができるようになったら範囲を拡大することをおすすめします。
運用設計が甘いと、高機能なCRMツールでも現場で使われず、形骸化してしまいます。以下のポイントに注意して、運用設計をしましょう。
| 決定すること | チェックポイント |
| 誰が入力するか | 現場メンバー、担当者、管理者のうち、誰が入力をするか |
| 何を入力するか | 目的に直結する情報のみを入力する設計になっているか |
| いつ入力するか | 商談後、問い合わせ対応後、週次など、入力タイミングを業務フローに組み込む |
| 誰が見るか | 現場(引継ぎ・漏れ防止)、管理者(整備)、マネージャー(経営判断)の用途が明確か |
定着しやすい運用設計であるかは、以下の項目を参考にセルフチェックができます。
CRMツールを活用するには、自社の業務に合わせて項目設計、権限、入力ルール、運用フローの4つを整える必要があります。そのため、導入・伴走支援をはじめとしたサポート体制などの提供体制の良しあしが定着と成果に直結します。機能差があまりないように感じられるときこそ、体制で選ぶ価値が大きくなります。
提供体制は以下の観点で比較しましょう。
| 項目 | チェックする観点 |
| 導入支援の範囲 | 初期設定、データ移行、運用設計まで支援してくれるか |
| 運用定着の支援 | オンボーディング、活用トレーニング、定例の振り返りなどがあるか |
| 他社導入実績 | 同業種・同規模・同じ目的での導入事例があるか |
| サポートの品質 | 問い合わせ窓口、対応時間、回答スピード、障害発生時の連絡先が明確か |
| カスタマイズ/連携の対応力 | 必要な連携や追加用権に対応できるか |
CRMツールの費用を比較するときは、以下の4つのポイントを確認しましょう。
初期費用は、初期設定やカスタマイズ、データ移行などの作業をどこまで頼めるかまでも確認しましょう。
月額費用は、何が原因で料金が上がるかを必ず確認してください。ユーザー数課金や機能課金、データ容量課金など、課金の単位はCRMごとに異なるので注意が必要です。
オプション費は、チャネル追加、名寄せ強化、外部連携、レポート強化など、目的達成に必要な機能が標準で足りるかを確認してください。
2026年1月~3月で、ミツモアにおける人気のCRMツールを紹介します。
(調査期間:2026年1月~3月)
| 製品名 | 提供会社 | 初期費用 | 月額料金 | 特徴 |
| Salesforce Sales Cloud | 株式会社セールスフォース・ジャパン | 0円 ※ パートナー企業による有償導入支援がほぼ必須 | 3,000円~66,000円/1ユーザー | 複雑な情報の集約と標準化で、データ駆動型経営を実現 |
| Oracle Sales Cloud | Oracle株式会社 | 要見積もり | 要見積もり | 基幹連携とAI予測で、組織の収益力と予見性を最大化 |
| SHANON MARKETING PLATFORM | 株式会社シャノン | 要問合せ | 66,000円~330,000円以上 | イベント管理と行動可視化により質の高い商談創出を自動化 |
| Sansan | Sansan株式会社 | 要見積もり | 要見積もり | 名刺を組織資産に変え、人脈共有で営業効率と成約率を高める |
| Zoho CRM | ゾーホージャパン株式会社 | 0円 | 要問合せ | 自動化とAI予測でKPIを可視化、営業生産性を最大化 |
| ホットプロファイルSales | 株式会社ハンモック | 要問合せ | 要問合せ | 名刺・SFA・MAを統合し、現場を可視化して営業を効率化 |
CRMツールは、所属組織や目的に応じて5種類に分けられます。導入目的や課題の整理が明確ではない方、これから検討を開始する方は以下の分類を参考に製品選びに活用ください。
CRMツールはクラウド型、オンプレミス型、自社開発の3種類に分けられます。2026年現在主流なのはクラウド型です。
クラウド型CRMツールの月額料金は、1ユーザーあたり3,000円~が相場です。初期費用は0円としていることが多いですが、有償の導入支援を必須としているサービスが少なくありません。
オンプレミス型の場合は、初期費用は10万円から100万円と幅広いです。月額料金も数万円~数十万円かかります。月額料金の内訳としては、サーバー代や保守運用を行う人件費などが挙げられます。
自社開発の場合は最も費用がかかります。初期費用、月額費用ともに100万円を超えるケースも少なくありません。もっともコストがかかるものの、もっともカスタマイズ性に優れ、自社に適合したシステムを導入できます。
ミツモアにてCRMツールの導入を検討しているユーザーの動向をまとめました。
調査期間:2026年2月~4月
CRMツールの導入を検討している業種は、小売・卸売が最多の16.9%です。2位は製造業(14.6%)、3位はサービス業(13.3%)です。小売・卸売業、製造業、サービス業の3業種で全体の44.8%を占めています。
小売・卸売業では、顧客数が多く購入頻度も高いため、エクセルや手書きでの管理が難しいです。CRMツールを導入することで、リピート施策の自動化などができるようになります。活用イメージも湧きやすいので、導入を検討する層が多いと考えられます。
製造業や建設・工事業を合わせると27%を占めます。伝統的なBtoB業種もDX化が進んでいます。CRMツールを導入して、既存顧客からのリピート受注・保守案件の確実な獲得を望んでいると考えられます。
サービス業や飲食、美容・サロンなど、対人接客業種においてもCRMツール導入検討が進んでいます。マーケティングの場では、新規顧客を獲得・維持するコストは既存顧客を維持するコストの5倍がかかると言われています。既存顧客をファン化し、来店サイクルを早めさせる施策を打って収益構造を改善させるために、CRMツールを導入すると考えられます。
CRMツールの導入目的として最も多いのは、顧客情報の分析(25.0%)です。次いで顧客コミュニケーションの効率化(21.7%)が挙げられます。
顧客情報の分析はマーケティング的側面が強いです。一方、顧客コミュニケーションの効率化はオペレーション的側面が強いです。単なる顧客名簿ではなく、誰がいつなにをなぜ購入したかを分析し、各顧客がどのような問い合わせ・クレームを入れたかを可視化することを目的にしていると考えられます。
リード管理で利用したい機能として最も多いのが、顧客情報の名寄せ(重複情報のチェック)が44.2%です。
顧客情報を手書きやエクセルでアナログな手法で管理をしていると、社名などの固有名詞に入力ブレが発生してしまい、同一の顧客であるにもかかわらず複数のデータが記録されがちです。
名寄せとは、入力された情報にブレがあったとしても他の情報と突き合わせて同一人物だと特定することです。名寄せによって重複情報を統合することで、同一顧客に別の営業担当者が別々にアプローチするなどの事故を防げます。また、過去の商談履歴やサポートの問い合わせ、セミナーへの参加などの情報が集約されるため、商談前の状況把握がスムーズになります。

CRMツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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