UVカット機能を始め、さまざまな効果があるガラスフィルムは、日常に取り入れたいアイテムの1つです。しかし自分で貼ろうとしてもどうすればいいかわからない!という人もいるでしょう。
ここでは失敗せずにガラスフィルムを貼る正しい手順を紹介します。
まずは下準備から始めよう
下準備には手間がかかりますが、きれいな仕上がりのために大切な工程です。まずはガラスフィルムを貼る前の下準備について詳しく見てみましょう。
用意するもの
ガラスフィルムを貼るときは適切な道具を使うことで、作業が簡単になりきれいに仕上がります。どれもホームセンターや100円ショップなどで簡単に入手できるため、事前に準備しておきましょう。
ガラスフィルムを貼る際には以下の道具が必要になります。
- 大きめの霧吹き
- 中性洗剤(食用洗剤でOK)
- 水
- 定規またはメジャー
- カッター
- ゴムベラ
- スキージー(水を切る/フィルムを貼った時の空気を抜く道具)
- キッチンペーパーなどの水を吸い込みやすい紙
- ガラススクレッパー(汚れを落とす道具)
霧吹きに水を入れ、中性洗剤を数滴混ぜて水溶液を作りましょう。この水溶液は、窓ガラスの清掃から貼り付けまで使います。
カッターや定規、スキージーなどはフィルムをカットする際や仕上げに使います。
作業前の下準備
必要な道具を準備したら、ガラスフィルムを貼り付ける窓の周辺から余分なものを移動させましょう。特に電化製品やカーテンなど、水にぬれてほしくないものは移動させておくことが大切です。
次に養生シートやゴミ袋、不要なシーツ・バスタオルなどを使用して、窓周辺を養生します。床のカーペットや壁紙も、広範囲をしっかりと養生しておきましょう。
養生が済んだら水溶液を吹き付け、窓ガラスをきれいに清掃します。
このとき雑巾を使うと窓ガラスに繊維が残り、仕上がりに影響が出ます。雑巾よりもゴムベラを使用し、余計なゴミが付かないよう注意しましょう。
ガラスフィルムを自分で貼る方法
下準備が完了したら、次はガラスフィルムを貼っていきます。事前に工程を確認し、落ち着いて作業できるようにしましょう。
- 窓の縦と横の長さを図る
- ガラスフィルムをカットする
- 水溶液を窓に吹き付ける
- フィルムの裏に水溶液を吹き付ける
- フィルムを貼る
- スキージーを使ってあら抜きをする
- 余分なフィルムをカットする
- 再度スキージーで水溶液と空気を抜く
- 8で押し出した水をキッチンペーパーで抜き切る
- キッチンペーパーで全体を拭いて完成
スキージーとは窓の清掃などで使う道具です。
それぞれの工程を詳しく説明します。
サイズを測ってフィルムを適当な大きさにカット
まず窓ガラスの縦と横のサイズを測り、少し大きめにガラスフィルムをカットします。大きすぎると作業がしづらいため、3〜5cm程度大きめが目安です。
サイズに合わせてガラスフィルムに印を付けたら、カッターでフィルムを切っていきます。不要な部分は後で切り落とすので、それほど正確にカットする必要はありません。
ただしガラスフィルムは想像よりもデリケートです。折り目やシワ、傷が付かないように注意が必要です。
平らな場所で、丁寧に作業することを心がけましょう。
水溶液を吹きかけてフィルムを貼り付ける
フィルムをカットしたら、窓ガラスにたっぷりの水溶液を吹き付け、フィルムを貼り付ける準備をします。このとき垂れるぐらい多めの水溶液を吹き付けることが、きれいに貼るコツです。迷わず思いっきり吹きかけましょう。
次にガラスフィルムの裏紙をはがしながら水溶液を吹きかけます。裏紙をはがすことに時間をかけると、空気中のほこりが静電気で吸い寄せられて粘着面に付いてしまうため、作業は手早く行いましょう。
フィルムをはがせたら、窓ガラスに合わせて貼っていきます。鍵が付いている方に端を合わせると、位置合わせが簡単です。
フィルムの1番上の両端を手先で軽く持ち、上から下まで均等に位置を合わせて静かに窓ガラスに貼っていきます。
スキージーであら抜き
位置が決まったらフィルム前面に水溶液を吹き付け、スキージーで水と空気を抜いていきます。片手でガラスフィルムを軽く押し、スキージーをゆっくりと内側から外側へ動かしていきましょう。
この作業のポイントは、やはりたっぷりの水溶液です。水溶液を吹きかけずにこの作業を行うと、ガラスフィルムの表面は傷だらけになってしまいます。
フィルムに傷が付いてしまうときれいに仕上がりません。作業前には忘れずに水溶液を吹き付けましょう。
余分な部分をカット
水抜きと空気抜きが済んだら、余分なガラスフィルムをカットします。窓のゴム枠よりやや内側に定規を当て、カッターで慎重にカットしていきましょう。
このとき窓ガラスぴったりにカットすると、水や空気が抜けなくなってしまうため、目安は窓のゴム枠より2mm程度内側を切りましょう。
透明な定規またはカッター用ガイドなどがあると正確にできます。
きれいに仕上げるポイントは焦らないことです。一気に切り取ろうとせず、少しずつ丁寧に作業すれば仕上がりもきれいになり、カッターによるケガも予防できるでしょう。
仕上げ
最後にもう1度全体に水溶液を吹きかけ、スキージーでゆっくりとフィルムと窓の間に残った水や空気を抜いていきます。強い力は必要ありませんが、フィルムを見ながら丁寧に圧をかけ、中心から外側に向かって押し出していきましょう。
窓枠あたりまで押し出した水は、キッチンペーパー等で吸い取って取り除きます。このときキッチンペーパーで強くこすると、余計なゴミが付いてしまう可能性があるため力を入れすぎないよう注意しましょう。
最終チェックをして、気になる部分がなければ完成です。完成直後は水分が若干残っていますが、時間とともに蒸発し、1〜2週間できれいに仕上がります。
きれいに貼るなら業者への依頼もおすすめ
きれいに貼れるか心配な場合は、業者に依頼するのもよい方法です。業者を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
難しそうと感じたら業者に依頼しよう
必要な道具を用意して下準備を行い、丁寧な作業を心がければ自分で貼ることができます。
しかし窓の材質や大きさ、場所によっては、自分で貼り付けるのが難しい場合があるため、自分で貼るのは難しそうだなと感じたら無理せずプロに依頼しましょう。
中でも「ガラス用フィルム施工技能士」の資格を持っている業者なら、より安心かつきれいに貼ってくれるでしょう。
ただし業者選びには注意が必要です。悪徳業者に依頼すると、余計なトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
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コツを押さえてガラスフィルムをきれいに貼ろう
ガラスフィルムを貼れば、家での暮らしがより快適になります。自分で貼る場合は小さな窓からチャレンジし、成功したら大きな窓に挑戦してみるのがおすすめです。
ただし2階の窓や天窓など、プロでなければ難しい場所もあります。自分で貼るのが不安な場合は、業者に頼むことで安全かつきれいに仕上げてもらえます。多くの優良業者が登録する「ミツモア」を活用して、納得のいく業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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