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台風の対策は窓ガラスを重点的に!DIYでできる対策なども紹介

最終更新日: 2022年12月10日

台風が発生すると自宅の窓ガラスが割れないかと、心配になる人は多いでしょう。窓ガラスは飛来物によって破損するため、あらかじめ対策しておくことが大切です。

さまざまな対処法の中から自分の状況に合った対策を行い、台風の接近に備えましょう。

台風で窓が割れる理由

そもそもなぜ窓ガラスは割れるのでしょうか。台風の接近にともなって風が強まり、その風圧によって窓ガラスが割れているわけではないのです。まずは窓ガラスが割れる原因について確認しましょう。

風圧ではなく風で飛んできた物が原因

台風で窓ガラスが割れるのは、強風によって物が飛ばされ窓ガラスに当たって衝撃が加わるためです。基本的には風圧で窓ガラスが割れることはありません。

気象庁の発表によれば平均風速20~25m/s (瞬間風速30m/s)以上で、木の枝が折れたり看板が飛んだりする危険性が高まります。これにより窓ガラスが割れるという被害が起きやすくなるのです。

窓ガラスが割れれば避難経路を確保しづらくなるほか、室内に風が一気に吹き込むことにより屋根が飛ばされやすくなります。

また平均風速が35m/s (瞬間風速50m/s)以上の風が吹くと、建物の外壁がめくれる可能性も出てくるため、さらなる被害が懸念されます。

台風に備えた事前準備

窓ガラスが割れる原因がわかったところで、被害が生じないように対策を行いましょう。窓ガラスを守るには「家の周辺に物を置かない」「網戸のチェック」「雨戸やシャッターの使用」の3点が大切です。それぞれの対策について詳しく解説します。

家の周辺に物を置かない

ベランダや庭にある物は風によって飛ばされ、窓ガラスを割る原因になり得ます。台風が来る前に室内に入れておきましょう。

例えばほうきやちりとり、ゴミ箱などを出している家庭もあるでしょう。植木鉢のように重たい物でも飛ばされる危険性があるため、室内に避難させておきます。また物干し竿にも注意が必要で、軽くて飛びやすいため室内に取り込んでおきましょう。

ほかにも自転車やテーブルなど、動かせる物はすべて片付けておくことをおすすめします。片付ける場所がないからとそのまま放置していると、近所の家や人に被害を与える原因にもなるため、注意が必要です。

網戸のガタつきをチェック

窓に網戸が付いている場合は、網戸が外れやすいかチェックを行います。網戸がガタガタと揺れる場合は、風によって窓ガラスを割る危険性があるため、取り外して室内に入れておきましょう。

ガタつきの心配がない場合は、網戸が外れないように固定するのがおすすめです。万が一台風による強風で飛び、近所の家や人に当たると大きな被害になります。たとえ外れる危険性がないように見えても、念のため対策をしておきましょう。

雨戸やシャッターは閉め忘れない

ベランダや庭の物を片付けても、ほかの場所から物が飛んでくる危険性があるため、雨戸やシャッターが付いている場合は事前に閉めておきましょう。

物が飛んできても雨戸やシャッターを閉めておけば、窓ガラスが割れる心配はありません。自転車や植木鉢などのように大きな物でなくても、小石が飛んでくるだけで窓ガラスは割れる危険性があります。万全の対策をしておくことが重要です。

DIYでできる対策と効果

窓ガラスを守る対策は養生テープを貼ったり、ダンボールで保護したり、飛散防止フィルムを活用したりとDIYでも行えます。どれも簡単な方法なので、台風の被害を抑えるために行っておきましょう。

養生テープを窓に貼る

養生テープを貼れば、窓ガラスが割れた際の飛散を抑えられたり、割れたガラスの落下を防ぎやすくなったりします。養生テープを貼ることによって、窓ガラスが割れにくくなるわけではない点に注意しましょう。

養生テープの貼り方は簡単です。窓ガラスに縦、横、斜めに「米」の字になるように貼るだけです。心配な人は窓枠に沿った形でも養生テープを貼っておくとよいでしょう。

ダンボールで固定する

窓ガラスが割れたときにガラスが飛散しにくくするために、窓の内側(室内側)にダンボールを貼り付けましょう。窓の大きさに合わせてカットしたダンボールを、隙間なく窓に貼るだけです。

貼る際は養生テープか布製のガムテープを使用するのがおすすめです。紙製のガムテープを使用すると、剥がしにくくなることに加え、跡が残ってしまう恐れがあります。

窓の外側にダンボールを貼り付けると雨でボロボロになってしまうため、必ず内側に貼りましょう。

飛散防止フィルムの活用

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っておけば、窓ガラスが割れてしまっても周囲に飛び散りにくくなります。特に台風直前にさまざまな対策を行う時間がない人は、あらかじめ貼っておくと安心です。急な地震などの際にも心強いでしょう。

ただし飛散防止フィルムは窓ガラス自体の強化にはつながりません。あくまで飛散を防ぐための対策だと考えておきましょう。

台風に備えた本格的な対策

簡単にできる対策以外に、工事を行ってできる対策もあります。あらかじめ工事をしておけば、台風が接近した際に慌てずに済むほか、急な強風にも対応できるでしょう。ここからは本格的な台風対策について確認しましょう。

シャッターを付ける

近年は窓にシャッターを取り付けていない家が増えています。しかしシャッターがあれば強風によって物が飛んできても、窓ガラスが割れる心配がありません。

たとえ養生テープやダンボールを貼り付けて対策しても、何か物が飛んできた場合には窓ガラスが割れる危険性が残っているのです。安全を確保するためには、シャッターの取り付けのほうが効果的でしょう。

電動で開け閉めできるシャッターであれば、台風が近づいてきて風が強まっているときでも、ボタン一つでシャッターを閉められるのでより安全といえます。

雨戸を備える

雨戸も窓ガラスを守るのに最適です。しかもシャッターよりも比較的安価に設置できます。雨戸を設置することで窓ガラスが割れるのを防ぐほか、台風によって発生した豪雨や強風の音を防ぐ役割もあるでしょう。

ただし使わないときはシャッターのようにスッキリ収納できないことや、手動で開け閉めを行う必要があるため、台風が近づいてきた際の戸締りは注意が必要です。

ガラスを強化する

不審者の侵入を予防するための防犯ガラスに交換すれば、強風で物が飛んできてもガラスが割れにくくなります。防犯ガラスは2枚のガラスの間に特殊な膜を挟んでおり、窓ガラスに衝撃が加わっても割れにくく、割れても飛散しにくい構造です。

飛散防止フィルムより費用はかかりますが、防犯対策としても有効といえます。また防犯ガラスに交換していれば、台風が接近した際に慌てることも少なくなるのがメリットです。

台風の被害を抑えるために早めの対策を

窓ガラスは台風により発生した強風の風圧によって割れるのではありません。強風によって飛ばされた物が窓ガラスに当たることが原因です。

台風が接近した際は、家の外に置いてある物をすべて室内に入れておくことが大切です。自分の家だけではなく、ほかの家や人への被害を予防するためにも必ず行いましょう。

ほかにも窓ガラスに養生テープやダンボールを貼ったり、飛散防止フィルムを活用したりするのもおすすめです。万が一割れた際にガラスが飛び散りにくくなるので、さらなる被害を防げます。

本格的な対策を行いたい場合は、シャッターや雨戸の取り付け、ガラスの交換を行っておくと安心でしょう。

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