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窓ガラス修理・交換にかかる費用相場はいくら?費用対効果を検討して賢く選択

ぴったりの窓ガラスの交換・修理業者をさがす
最終更新日: 2023年10月04日

窓ガラス1枚の交換にかかる費用はいくら?

窓ガラスを交換する場合の費用相場は2万~5万円ほどです。また、窓ガラスを修理する場合、2万~2万4,000円ほどかかります(厚さ3ミリのフロートガラスの場合)。

おすすめのガラスは何?

最も多く使用されているガラスを選びたいという方は「フロートガラス」がおすすめです。また、高機能なガラスに交換したいという方は、断熱・遮音性の高い「服装グラス」や紫外線をカットしてくれる「Low-Eガラス」がおすすめです。

窓ガラス交換にかかる費用相場は2万円~5万円

ガラスは種類やサイズで大きく値段が変動します。例えば、窓ガラス1枚の修理・交換費用の相場は2万円~5万円が目安となります。

また、一般的な窓ガラスによく使われる90×90cmサイズの場合、フロートガラスなら費用の相場は13,000~18,000円、ベランダガラスに多い90cm×180cmの場合、20,000円~27,000円が相場となります。

一般的なガラスの中でも割高な部類に属するワイヤー入りガラスの場合は、同じサイズでも2万~3万円と相場が上がります。

このように、窓ガラスの交換で発生する費用は、ガラス自体の値段が大きく影響します。一般的な透明ガラスと違い、高機能なガラスはオーバースペックになる恐れもあるため、窓ガラスを交換する際は、機能と値段のバランスを考慮することが重要です。

その他にかかる施工費や出張費など、費用の内訳についても覚えておきましょう。

 

費用の内訳

窓ガラスの交換にかかる費用の基本的な内訳は、「ガラス代+施工費」です。現場までの移動距離や依頼日によっては、出張費が加算される場合もあります。

ガラスは種類・サイズ・厚さにより、金額が異なります。一般的なガラスより機能性ガラスの方が高く、サイズや厚さが増すほど割高になるのです。

施工費は業者によって異なり、窓ガラス1枚につき1万2,000~1万5,000円が相場です。施工費を1万円以下に設定している業者もあります。

窓枠・サッシ・レールを修理したり、作業用の足場を組んだりする必要がある場合は、別途費用を請求されることが多いでしょう。

窓ガラスの値段を左右する3つの要素

窓ガラスにはいくつかの代表的な種類があり、サイズや厚さもさまざまです。これらの要素をもとに、窓ガラスの値段が決まります。

種類

一般的な窓ガラスとして使用されるガラスの種類には、「フロートガラス」「すりガラス」「強化ガラス」「ワイヤー入りガラス」があります。これらのガラスは、場所を選ばずに使える汎用性の高さや、比較的安価な価格帯が魅力です。

高機能なガラスの種類としては、「合わせガラス」「複層ガラス」「Low-Eガラス」が挙げられます。一般的なガラスと比較すると値段は高めですが、それぞれに特徴的な機能が備わっています。

一般的な窓ガラスによく使われる90×90cmサイズの場合、フロートガラスなら費用の相場は13,000~18,000円です。一般的なガラスの中でも割高な部類に属するワイヤー入りガラスの場合は、同じサイズでも2万~3万円と相場が上がります。

合わせガラスやLow-Eガラスなどの機能性ガラスになると、値段はさらに割高です。このように、ガラスの種類が変わるだけでも、数万円の差が出る可能性があります。

一方、ガラスの種類やサイズが変わっても、1枚当たりの施工費は大きくは変わりません。ガラス交換にかかる費用は、ガラスの値段が大きく影響するのです。

用途に合わせて適切なガラスを選ぶことで、その特徴を効果的に生かせるでしょう。

 

サイズ

ガラスのサイズも、値段を大きく左右する要素です。基本的にサイズが大きくなるほど、値段も高くなります。

ガラスのサイズを自分で測る際は、サッシ部分に注意が必要です。ガラスがサッシに隠れている部分を「飲み込み」といい、飲み込みのサイズはサッシにより異なります。

サッシからガラスを外さずにサイズを測る場合は、ゴムパッキンや飲み込みのサイズも考慮しなければなりません。より正確に測定したいなら、ガラスをサッシから外して測ります。交換を業者に依頼すれば、測定から行ってもらえるでしょう。

厚さ

ガラスの厚さには、さまざまな種類があります。サイズと同様、厚みのあるガラスほど価格も高めです。

ガラスの厚さは、種類により規格が決まっているものもあります。例えば強化ガラスの場合、十分な強度を保つために3mm以下の厚さでは製造できません。

建物全体の強度に合わせて厚みを選ぶことも重要です。許容耐荷重をもとに、適切な厚みのガラスを使用している可能性もあるため、薄過ぎるガラスを入れてしまうと、建物自体に何らかのトラブルを引き起こす恐れもあります。

一般的な窓ガラスとして使われる、フロートガラスに最も多い厚さは5mmです。アルミサッシ用なら3mm、より頑丈さを求めるなら6~8mmも多く選ばれています。

窓ガラス交換のタイミング

ガラス自体に寿命はないとされていますが、窓ガラスは使い続けていると次第に劣化していきます。交換するタイミングの見極め方をチェックしておきましょう。

窓ガラスに寿命はある?

ガラスは無機質であるため、寿命はないとされています。有機質である木材のように、時間が経てば腐っていくような現象は起こりません。

明治や大正の頃に建てられた建造物の中には、当時のガラスを現在までそのまま使っているものも数多くあるのです。ただしガラス自体に寿命がないとはいえ、日差しや火災などの熱による影響や、衝突・揺れなどの衝撃を受ければ割れてしまうことがあります。

「窓ガラス」の寿命として考えると、ゴムパッキンやサッシはガラスより早く劣化するパーツです。ゴムパッキンは雨風に弱く、カビが生えることもあるでしょう。

劣化の兆候は破損のサイン

寿命がないとされるガラスも、透明度が下がったり形が歪んだりと、使用環境により劣化していきます。ガラスが白く曇っていたり、細かい傷が付いていたりする状態は、劣化が進んでいる兆候です。これらのダメージは掃除をしても消えません。

窓ガラスの鍵がかかりにくい場合や開け閉めしにくい場合は、ガラスだけでなくゴムパッキンやサッシの歪みが、原因として考えられるでしょう。

劣化の兆候が現れてきた窓ガラスを使い続けていると、割れてしまうことがあります。防犯の観点からも、早めの交換を検討しましょう。

代表的な窓ガラスの種類

窓ガラスとして一般的によく使われるガラスの種類は、フロートガラス・すりガラス・強化ガラス・ワイヤー入りガラスの4種類です。それぞれの特徴を理解し、ガラスを選ぶ際に役立てましょう。

フロートガラス 流通量No.1

ガラスの中で最も流通量の多いガラスが「フロートガラス」です。「透明ガラス」とも呼ばれます。

フロートガラスの透明色は無色透明ではなく、やや青みを帯びていることが特徴です。美術館などでは、より透明度の高い「高透過ガラス」が使われています。

フロートガラスは窓ガラスを始め、テーブルの天板や陳列ケースによく利用されます。切断や穴あけの加工をしやすいことから、DIYの素材としても人気です。

家庭用の窓ガラスには、3~6mmの厚さがよく使われています。人形ケースなどでは2mmの厚さが利用されることもありますが、天板や窓ガラスとして使う場合は、強度を考慮し5mm以上の厚さを選びましょう。

すりガラス 微細な凸凹で不透明に加工

フロートガラスに砂を吹きかけ、微細な凸凹を付けて不透明に加工したものが「すりガラス」です。「曇りガラス」とも呼ばれます。

光が細かく乱反射するため、白っぽく見えることが特徴です。部分的にすり加工を施したり、グラデーションを付けたりできます。

最近はすりガラスの需要が減り、似たような不透明なガラスである「フロストガラス」が主流になってきています。フロストガラスは砂を吹きかけた後、表面にフッ素処理を施したガラスです。

汚れが付きやすいすりガラスと違い、フロストガラスはフッ素処理されているため、汚れが付きにくく手入れが楽な点で人気があります。

強化ガラス フロートガラスに比べ3.5~4倍の耐圧強度

フロートガラスに熱処理を施し、急速冷却することで強度を高めたものが「強化ガラス」です。フロートガラスに比べ、3.5~4倍の耐圧強度を誇ります。

万が一割れてしまった場合でも破片が粉々になるため、けがを負うリスクを軽減できることが特徴です。安全性に優れていることから、「安全ガラス」とも呼ばれます。

台風や地震などの自然災害時に、ガラスが割れた後の二次災害を防げるガラスとして、自宅の窓ガラスを強化ガラスに交換する人が増えています。小さい子どもが遊ぶ部屋の窓ガラスにも向いているでしょう。

特殊加工が施されているため、フロートガラスに比べ価格は高めです。幅広い厚さが展開されており、サッシを交換しなくてもガラスをそのまま交換できます。

ワイヤー入りガラス 火災時の破片の飛散防止

火災時の破片の飛散防止を目的とし、ガラスの中に金網を入れて作られるガラスが「ワイヤー入りガラス」です。高熱でガラスが割れても飛び散りにくい性質を持ち、「線入りガラス」「網入りガラス」「防火設備用ガラス」とも呼ばれます。

ワイヤー入りガラスは網目の形状により、「ひし形ワイヤー」「クロスワイヤー」「プロテックス」の3種類に大きく分けられます。

ガラス自体に「磨(みがき)」と「霞(かすみ)」の2種類があるのも特徴的です。磨はガラス表面を磨いて透明にしており、霞は不透明な加工が施されています。

値段は高いが高機能なガラス

窓ガラスに利用できるガラスの中には、用途に合わせて高い機能性を備えた種類も販売されています。いずれも値段は高めですが、さまざまな効果が期待できるガラスです。

防犯性が高い合わせガラス

2枚のガラスの間に合成樹脂のフィルムをはさみ、全てを接着して作られたガラスが「合わせガラス」です。主に防犯対策として使われるため、「防犯ガラス」とも呼ばれます。

ガラスを強化している点では、強化ガラスと同じです。ただし、強化ガラスは割れた時に破片が飛び散るのに対し、合わせガラスはフィルムが接着しているため、破片がほとんど飛散しません。

合わせガラスはフィルムの種類を変えることで、防音性を高めたガラスや紫外線をカットできるガラスもあります。防犯用として合わせガラスを使いたい場合は、防犯マークである「CPマーク」の付いたものを選びましょう。

断熱・遮音効果が高い複層ガラス

2枚のガラスの間に空気の層を作ったものが「複層ガラス」です。中間層には乾燥した空気が封入されています。空気の層を間に入れることで、断熱性を高めていることが特徴です。

窓ガラスは室内の温度が最も移動しやすい箇所になります。断熱性が高く温度が移動しにくいことで、室内のさまざまな問題が解決できるでしょう。

例えば結露の発生が抑えられるため、カビが生えにくくなります。冷暖房の効果も高められることから、節電にもつながるでしょう。

複層ガラスの中には、遮音効果が高くなるように作られているタイプもあります。騒音が気になる部屋の窓ガラスにも最適でしょう。

より高機能なLow-Eガラス

複層ガラスの間に「Low-E金属膜」と呼ばれる特殊素材をはさみ込んだものが「Low-Eガラス」です。さまざまな機能を備えており、近年注目を集めています。

遮熱・断熱効果が高く、冷暖房費の大幅な節約を期待できることが、Low-Eガラスのメリットです。年間数万円もの節約につなげられる可能性があります。

紫外線をカットしてくれることも、Low-Eガラスの特徴です。カーテンや窓の近くのソファーなど、日焼けしやすい家具を紫外線から守ることができるでしょう。

Low-Eガラスを使うと、複層ガラスの特性により室内外の温度差ができにくいため、結露防止効果も期待できます。

【コストカット直結】業者選びのポイント

窓ガラスを交換できる業者は、全国各地に数多く存在します。業者選びで失敗しないためにも、以下に挙げるポイントを押さえておきましょう。

すぐ対応してくれるか

ガラスが割れていたり、鍵が閉まらなかったりする場合は、生活に支障を来す恐れもあります。できるだけ迅速に対応してくれる業者を探しましょう。

即日対応をうたっている業者の中でも、自宅から近い地域にある業者がおすすめです。予約に空きがあれば、電話1本で駆けつけてくれる可能性があります。近所の業者なら、出張費もかからないでしょう。

ただし急いで交換を依頼する場合は、値段の検討がおろそかになりがちです。即日対応する代わりに、相場の何倍もの費用を現場で請求される恐れもあるため、電話をする際に料金の大まかな見積もり額をしっかりと確認しましょう。

対応可能なガラスの種類数

全ての業者がさまざまなガラスを扱えるとは限りません。機能性ガラスなど希望するガラスの種類がある場合は、対応可能かどうか確認しましょう。

ガラスの種類によっては、特別な知識や経験が必要なものもあります。ガラス自体を用意できても、そのガラスでの交換経験がなければ正確な作業は期待できません。

対応可能なガラスの種類が多いほど、さまざまなガラス交換に精通している業者だと判断できます。知識や経験が豊富なため、安心して任せられるでしょう。

保証やアフターフォローの有無

交換時には何の問題もなかったとしても、時間が経つにつれ、何らかの不具合が発生することも考えられます。保障やアフターフォローを設けている業者なら、万が一トラブルが起こった場合にも対応してくれるため安心です。

サポート体制が充実している業者は、一定期間内に発生したトラブルに対し、無償で点検や修理を実施してくれるでしょう。

【コストカット直結】見積もりの確認が最重要

業者に窓ガラスの交換を依頼する際は、見積もりを提出してもらい、項目を確認しましょう。3社程度から相見積もりを取れば、総額を比較して安い業者を選べます。

必要な項目が含まれているか確認

業者から見積もりを出してもらったら、値段の検討に必要な項目が全て含まれているかを確認しましょう。

見積もりの中にあるべき主な項目は、ガラス代・施工費・出張費です。基本料金・作業料金・運搬費・夜間料金・高速料金・緊急駆けつけ料などが含まれている場合もあります。

廃棄物があれば処分費が発生したり、足場代や養生費がかかるなら諸経費として含まれたりすることもあるでしょう。

項目が細かいほどチェックしやすく、信頼できる業者だと判断できます。必要項目の記載がなく、金額だけが書かれた見積もりを出すような業者には注意をしましょう。

時間や曜日で変動することも

業者の中には、土日祝日や早朝・夜間の交換に対応している業者もあります。仕事で時間が取れない場合や、急いで交換したい場合に便利です。

ただし、時間外料金を別途請求される可能性があることに注意が必要です。口頭での確認に加え、見積もりでも金額を確認しましょう。

時間外料金がかかるのを避けたい場合は、土日祝日や早朝・夜間でも一律料金で対応してくれる業者を探すのがおすすめです。

3社程度から相見積もりを取ろう

できるだけ費用を安く抑えたいなら、複数の業者から相見積もりを取りましょう。最低でも3社から見積もりを出してもらうのが理想です。

同じような作業をしてもらう場合でも、業者ごとにガラス代や施工費に差があります。同条件で相見積もりを取れば、単純な費用総額の比較が可能です。

見積もりの項目が業者によって異なる場合も、相見積もりならそれぞれの業者に詳細を確認しながら比較できます。交渉次第ではさらに安くしてもらえることもあるでしょう。

窓ガラス交換費用は種類・サイズ・厚さに依存

ガラスの値段は、種類・サイズ・厚さにより異なります。ガラスの種類には一般的なガラスと機能性ガラスがあり、高機能なものほど割高です。

窓ガラスの交換にかかる費用は、ガラスの値段が大きく影響します。機能と値段のバランスを考慮し、用途に適したガラスを選ぶようにしましょう。

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