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西日対策は必要?手軽に試せるグッズや効果的なリフォームを紹介

最終更新日: 2022年12月10日

強い西日は室内の温度が上がったり、冷房の効きが悪くなったりする原因の1つです。快適な暮らしを実現するためにも、効果的な対策を取り入れましょう。

室内外で役立つグッズを使う方法から、リフォームによる本格的な改善策まで紹介します。

西日の対策不足によるトラブル

西日対策を行っていないと部屋の中が暑くなるだけでなく、人間の体や家財・住宅にも影響を及ぼします。具体的にどのような問題が起こるのかを知っておくと、西日対策の必要性を感じられるでしょう。

日差しが人体に悪影響を及ぼす

部屋に西日が入りやすいと室温が上がり、快適に過ごせなくなってしまいます。部屋が暑くなる原因は、窓から直接入る日差しだけではありません。

日の出から午後にかけて日光で温められた室内に、日が落ちる前にも西日が入るとさらに部屋の温度は上がります。西日が入る部屋に住んでいる人は、夏場の熱中症に気を付けなければなりません。

また本来なら日差しが入りにくくなる時間帯に西日を浴びて、肌にダメージが出てしまうのも対策をしないデメリットです。

夏の夕方に降り注ぐ日光には、冬の真昼と同じくらいの紫外線が含まれているといわれています。日没前は顔に当たりやすい角度で光が差し込むため、西日対策をしないとシミやシワといった肌トラブルのリスクが大きくなってしまうのです。

光が家財や住居を劣化させる

部屋に西日が入ると家具や壁・床などに、日の当たる時間が長くなるのも問題です。長時間太陽光にさらされた家財や住居は、通常よりも劣化が早まります。

部屋にあるものを傷めてしまう原因は、日光に含まれる紫外線です。窓を閉めていても室内に入り込んでくるため、日差しを遮る工夫をしなければ家財や部屋を紫外線から守れません。

例えばカーペットを敷いておらず西日を浴び続けた床は、他の場所に比べて変色しやすくなります。革製品やプラスチックなど紫外線で劣化しやすい材質のアイテムも、西日が直接当たらないように保護が必要です。

室内で使える西日対策グッズ

部屋の中から行える西日対策は、簡単に取り入れられるのが魅力です。役立つグッズにはどのようなアイテムがあるのでしょうか?導入のハードルが低いグッズの種類を2つ紹介します。

手軽に設置「カーテンやブラインド」

普段あまり使わない部屋で窓に日光を遮るものを設置していない場合は、カーテンやブラインドを取り付けましょう。直接日差しが入らないようにするだけでも、家財や床・壁が浴びる紫外線を減らせます。

どちらも天候によって日光の量を調節できるため、ある程度の暑さ対策にも有効です。ブラインドの中にはカーテンレールに付けられる商品も出回っており、賃貸住宅でも手軽に取り入れられます。

ただしカーテンやブラインド自体に当たる日光は避けられません。猛暑の時期には遮熱効果が足りず、十分な対策にならない可能性があります。

窓ガラスに貼る「遮熱フィルム」

窓自体が日光の熱を遮ってくれれば、カーテンやブラインドだけで対策するよりも暑さが軽減されます。室内に使えるアイテムとしておすすめなのは、貼るだけで日差しの熱を遮断する「遮熱フィルム」です。

メーカーや種類によって効果は変わりますが、高性能なものだと窓際の温度を5〜6℃下げられるといわれています。室温が上がりにくくなればクーラーで下げる温度が小さくて済み、電気代の節約につながるのもうれしいポイントです。

室外に設置する西日対策グッズ

室内でできる対策は手軽に試せるものの、窓の外側に照りつける西日の熱はカットできません。部屋の外に日差しを遮るグッズを取り付ければ、より効果的な対策が可能です。室外に設置できるアイテムを三つ見てみましょう。

風通しのよさが魅力「すだれ」

上から吊るして使う「すだれ(簾)」は通気性が高く熱を逃がしやすいため、西日対策におすすめです。窓から少し離れた外に吊るしておけば、ガラスの付近に熱がたまりにくくなります。

すだれは細く割った竹を編み上げて作る伝統工芸品で、日本では古くから日よけグッズとして親しまれてきました。インテリアや家のデザインが和風であれば、なじみやすいでしょう。

網目にすき間はあるものの目隠し効果も期待できます。暑い日に窓を開けたいけれど、外からの人目が気になるという人にもおすすめです。

窓の外に日陰を作る「日よけシェード」

すだれは和風の住宅に合うのに対して、日よけシェードは洋風の住宅に合うアイテムです。デザインやサイズが豊富にそろっているため、自宅の雰囲気に合わせたタイプを選べます。

窓の外に日よけシェードを設置するメリットは、日陰を作り西日が直接室内に降り注ぐのを防げることです。窓に直射日光が当たらないようにすれば、室内が暑くなりにくく浴びる紫外線の量も減ります。

設置する場所は引き戸や窓の外側が一般的です。ベランダに出る窓から西日が入る場合は、ベランダ用のサンシェードを置いて涼める日陰を作るのもよいでしょう。

収納できる「外付けロールスクリーン」

外付けタイプのロールスクリーンは、外から窓が直接見えない状態になるアイテムです。室内のロールカーテンが外側に付いていると考えれば、イメージしやすいでしょう。窓ガラスに当たる西日をカットできるため、室温の上昇を防げます。

スクリーンに付いているひもを操作するだけで、部屋に入る光を調節できるのも魅力です。部屋に人がいて西日が入る時間帯だけ下ろす、半分だけ開けてちょうどよい光量にするといった柔軟な使い方ができます。

各メーカーから豊富なデザインのロールスクリーンが販売されており、自宅のデザインに合うアイテムを見つけやすいでしょう。

癒し効果にも期待「グリーンカーテン」

「グリーンカーテン」とはつる性の植物を窓の外で育て、カーテンのように日差しを遮る方法です。植物の手入れが面倒でさえなければ、大きな費用をかけず手軽に西日対策ができます。

グリーンカーテンの効果は日差しや熱をカットするだけではありません。リラックス効果があり家庭菜園としても楽しめます。

ただしマンションやアパートでグリーンカーテンを作るときは、避難経路を確保する工夫が必要です。風に飛ばされないようにしっかりと固定しておきましょう。

窓のリフォームで実現する西日対策

西日によるトラブルを根本的に改善したいなら、窓のリフォームがおすすめです。グッズを使った対策と違って、一度工事をしてしまえば長く効果が持続します。西日対策として効果を発揮するリフォーム方法をチェックしておきましょう。

複層の遮熱高断熱ガラスに交換する

1枚(単層)の窓ガラスよりも、2枚重なった複層ガラスの方が断熱性は向上します。遮熱断熱効果のある複層ガラスに交換すれば、効果の高い西日対策が可能です。夏の室温上昇だけでなく冬の寒さ対策にも役立ちます。

窓ガラスだけの交換なら外観を変えずにリフォームできる他、雨戸やシャッターを取り付けられない家でも取り入れられます。

ただし分譲マンションに住む人は、事前に大家さんや管理会社に連絡してリフォームしてもよいか確認しておきましょう。賃貸では共有部分となる窓ガラスを勝手に交換してしまうとトラブルになるため、管理者を通して業者に依頼するのが一般的です。

内窓を設置する

ガラス自体に断熱性がなくても、内窓を取り付ければ空気の層ができて断熱効果が高まります。西日による室温の上昇が軽減され夏場の熱中症対策に役立ちます。

分譲や賃貸でガラスの交換ができない場合も、内窓の設置は専有部分に当たる室内の施工になるため、基本的には問題ありません。ただ万が一リフォームしてからトラブルにならないように、念のため規約を確認してから業者へ依頼しましょう。

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西日対策をしてトラブルを回避しよう

強い西日を放っておくと人や家にトラブルをもたらします。安心して生活するためにもしっかりと対策をしましょう。特に室温の上昇は熱中症にもつながるため、西日が直に差し込むのを防ぐ対処が大切です。

入る西日の強さや部屋の暑さによって、室内・室外で使うグッズで対策するか、窓のリフォームをするかの選択は変わります。状況や生活スタイルを考えて、自分に合った方法を選びましょう。

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