サッシ交換費用はいくら？素材別の平均料金とどこに頼むと安くできるか

「サッシ交換の平均費用は？」「工賃が高いか安いかよくわからない」

90cm×90cmの窓サッシを交換するときの費用は、27,000～33,100円が相場です（※）。

ただし、サッシの種類や窓の大きさ、設置場所によって費用は変動し、依頼する業者によっても差が発生します。サッシ交換が安くなるコツと、高くなる注意点をチェックしてみましょう。

※ ミツモアにおける窓交換サービスの見積もり価格から算出しています。（2024年1月1日～12月31日）

サッシ交換の費用相場

ガラスとサッシの交換を行う場合の費用相場を、窓ガラスの種類と大きさ別に紹介します。

窓用サイズ（90cm×90cmまで）のサッシ交換の費用相場

※ ミツモアにおける窓交換・修理サービスの見積もり価格から算出しています。（2024年1月1日～12月31日）

ベランダ用標準サイズ（190cm×90cmまで）のサッシ交換の費用相場

※ ミツモアにおける窓交換・修理サービスの見積もり価格から算出しています。（2024年1月1日～12月31日）

ベランダ用大サイズ（210cm×135cmまで）のサッシ交換の費用相場

※ ミツモアにおける窓交換・修理サービスの見積もり価格から算出しています。（2024年1月1日～12月31日）

サッシ交換の費用シミュレーション

サッシ交換費用の内訳

窓ガラスのサッシ交換をする費用は、以下の4つの要因によって変動します。

① サッシの素材

サッシの素材は大きく分けると4つあります。サッシの素材を、価格の安い順で並べると以下の通りです。

サッシの素材とその特徴を表にまとめました。あわせてご確認ください。

断熱性を高めるためのリフォームでは、アルミ樹脂複合サッシが採用されるケースが多いです。木製サッシは自然素材由来の風合いが高く評価されるものの、防火設備としての基準をクリアできないことも多く、またお手入れに手間がかかることから採用する住宅はそれほど多くありません。

サッシの種類別の費用相場は以下の通りです。

※2025年4月18日ミツモア調べ

② 窓ガラスの種類

窓ガラスの種類によってもサッシ交換の費用は変動します。比較的安価に交換できるガラスと、高価なガラスがあります。

流通量が多く、製造時の手間が少ないガラスは安価に交換が可能です。一方で、製造時の作業が多い、オーダーメイドで製造したガラスは交換費用が高価になりやすいのでご注意ください。

特殊ガラスの中でもLow-Eガラスは流通量が多く、比較的安価な製品も増えています。ただし安価な製品の中には期待するだけの機能性を有していない可能性があるので、交換時は費用面だけでなく必要な効果を得られるかを十分に確認しましょう。

窓ガラスの種類別の費用相場は以下の通りです。サイズは窓用サイズ（90cm×90cm）を想定します。

※2025年4月18日ミツモア調べ

③ 窓ガラスの大きさ

交換する窓ガラスの大きさが大きければ大きいほど、必要なガラスの量も多くなり、ガラスの本体価格が高くなります。

サッシと窓ガラスの交換費用は、サッシと窓ガラスの本体価格と作業工賃によって変動します。そのため同じ素材のサッシを交換する場合でも、窓ガラスが大きいと交換費用が高くなりやすいです。

厚さ3mmのスタンダードな透明ガラスであっても、ガラスの大きさによって費用が大きく変動します。

※2025年4月18日ミツモア調べ

窓ガラスの大きさの目安は以下の通りです。

④ サッシ交換の工法

サッシ交換の工法には、はつり工法とカバー工法の2種類があります。そのうち工賃が安いのはカバー工法です。

はつり工法とは窓枠の周辺を壊し、サッシを取り出して交換する工法です。窓の大きさ・形状を変更する場合などにも行われる工法です。

カバー工法とは古いサッシの窓ガラスを外し、内側に新しいサッシを設置する工法です。はつり工事よりも安価で作業時間も短く済むメリットがあります。ただし窓の大きさなどを変更することはできないため、窓の大きさ等を変えたい場合はつり工法になる点に注意しましょう。

はつり工法とカバー工法の費用を比較したものを表にまとめました。

はつり工法

※2025年4月18日ミツモア調べ

サッシ交換を依頼できる業者はどこ？

サッシの交換は以下に挙げる4種類の業者に依頼できます。

それぞれの業者にはメリットとデメリットがあるので、依頼をする前によくチェックをしましょう。

① ホームセンター

サッシの交換はホームセンターにも依頼できます。サッシを購入して、そのまま工事の依頼をできるケースが多いです。

主要なホームセンターのサッシ交換費用は以下の通りです。

注意点は、カバー工法にのみ対応しているケースが多い点です。カバー工法は窓枠周辺の木材が著しく劣化していると施工ができないので、その場合はリフォーム業者等に依頼する必要があります。

② 窓ガラスの専門業者

窓ガラスの専門業者にもサッシの交換を依頼できます。カバー工法のほか、はつり工法で窓の大きさ等も含めて変更することも可能です。

窓ガラスの専門業者に依頼する場合のサッシ交換費用は、透明ガラスで以下の通りです。

※ミツモアにおける窓ガラスの修理・交換サービスの見積もり価格から算出しています。（2024年1月1日～12月31日）

地域で活躍する窓ガラスの専門業者であれば、比較的安い料金で施工をしてもらえる可能性が高いです。一括見積もりサイトで業者を探し、見積書を比較検討して施工業者を決定しよう。

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③ リフォーム業者

サッシ交換はリフォーム業者にも依頼できます。住宅全体の断熱性能を高める改修を同時に行う場合などにおすすめの依頼先です。

リフォーム業者にサッシ交換を依頼した場合の費用の目安は以下の通りです。

※2025年4月18日ミツモア調べ

はつり工法にも対応できるため自由度の高いサッシ交換が可能です。

注意点は全国展開をしているような規模の大きいリフォーム業者の場合は、実際の施工作業を行うのは下請けの業者である可能性がある点です。実際の施工を行う業者について、リフォーム業者にきちんと確認を行うことでミスマッチやトラブルを防ぐことが可能です。

④ 住宅設備メーカー

TOTOやLIXILなど、サッシなどの住宅設備を作っているメーカーにもサッシ交換を依頼できます。モデルルームなどで実際の製品を確認し、リフォームを依頼するケースが多いです。

住宅設備メーカーにサッシ交換を依頼した場合の費用相場は以下の通りです。

※2025年4月18日ミツモア調べ

カバー工法だけでなくはつり工法にも対応できるため、自由度の高いリフォームが可能です。

注意点は実際に施工を行うのは下請け業者であることが多く、中間マージンの発生により施工費用が高くなりやすいことです。

サッシ交換費用が高くなる3つの理由

サッシの交換費用が高くなる理由は3つあります。交換費用の変動理由を知って、納得のいく工事を依頼しましょう。

① 交換するガラスの機能性が高い

機能性が高い窓ガラスに交換する場合は本体価格が高くなるため、作業費用の合計も相応に高くなってしまいます。

リフォームをするのだからとグレードの高い窓ガラスを多用してしまうと予算オーバーになることも考えられるため、場所によって使用する窓ガラスを変えることも選択肢に入れましょう。

② 断熱性が高いサッシに交換する

サッシの価格と断熱性能はおおむね比例します。たとえば樹脂製サッシは断熱性が高く結露が発生しにくいのが特徴ですが、やや高価な傾向があります。一方でアルミサッシは安価ですが断熱性が低く、結露が発生しやすいため床や壁のカビや腐食などの心配があります。

そこでおすすめなのがアルミ樹脂複合サッシです。アルミサッシと樹脂サッシ双方の良い点を持っているサッシです。樹脂サッシよりも安価で、アルミサッシよりも断熱性が高く結露が発生しにくいので、コストパフォーマンスに優れているサッシといえます。

③ 交換する窓ガラスが大きい

窓ガラスが大きくなればなるほど、ガラスの本体価格が高くなるため施工費用も高くなる傾向があります。

交換する窓ガラスが大きくとも費用を節約するためには、複数枚割引を活用する、一括見積もりでお得な業者を選ぶなどの対策が有効です。

サッシ交換費用を安くする3つのコツ

サッシの交換には数万円単位でお金がかかることもあります。なるべく安く施工をするには3つのコツがあります。

① 一括見積もりで最もお得な業者を選ぶ

窓ガラスのサッシ交換の工賃は作業をする業者によって大きく異なります。一括見積もりサイトを使えば簡単にお得な業者を見つけられるので、施工業者を選ぶときは一括見積もりを活用しましょう。

見積もりが届くだけでなく、口コミのチェックもしやすい一括見積もりサイトであれば、見積書だけからではわからない、業者の良い点も分かります。

ミツモアなら最大で5事業者からの見積もりが届き、見積書の比較や口コミのチェックも簡単にできます。

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② 複数枚割引を利用する

リフォーム業者によっては、複数のサッシを交換する際に「複数枚割引」を提供していることがあります。交換したいサッシが複数あるのであれば、なるべく「複数枚割引」を提供している業者を選びましょう。

割引の幅は業者によって異なるものの、1枚1,500円程度の割引が適用されるケースが多いです。個別の事例に対する詳細は見積もりを取って確認しましょう。

③ カバー工法で施工する

サッシの交換方法には「はつり工法」と「カバー工法」があります。サッシを交換するだけなのであれば、なるべくカバー工法で施工してもらいましょう。

ただし以下の場合はカバー工法では施工できないので注意してください。

カバー工法は数時間程度でリフォームが完了するので、手軽なサッシリフォームの手段です。条件に合っているのであればなるべくカバー工法で施工してもらうことで、費用や施工時間を短縮できます。

サッシ交換の口コミ

サッシ交換費用の相見積もりで安い業者がわかる

窓1ヵ所（90cm×90cmまで）のサッシ交換を行った場合の費用相場は、27,000～33,100円です。サッシを交換するときは相見積もりをとって、最もお得な業者を見つけることをおすすめします。

ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで最大で5事業者からの見積もりが届きます。届いた見積書を比較し、口コミなどもチェックして総合的に1番お得な業者に施工依頼を出しましょう。

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