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シャワーの水漏れ原因は主に4つ!原因特定方法と自分でできる対処法を紹介します

最終更新日: 2024年06月28日

シャワーヘッドや水栓本体からちょろちょろとした水漏れがいつまでも止まらないと、一日の汚れを落とすはずのシャワータイムも気になって台無しです。

この記事では、シャワーの水漏れの原因と対策を紹介しています。自分でできるものもあるので、ぜひチャレンジしてみると良いでしょう。

シャワーの水漏れ原因は主に4つ!まずは原因を特定しよう

【主に4箇所】まずは水漏れの原因箇所を特定しよう

シャワーヘッドの水漏れの原因は、大きく次の4つの症状から特定することが可能です。

  1. シャワーヘッドからの水漏れ
  2. シャワーヘッドの根元からの水漏れ
  3. ホースからの水漏れ
  4. シャワー水栓からの水漏れ

1から3は、工具も不要で作業も簡単なので女性でも自分で解決できますが、4の場合は作業が複雑なため、プロの専門業者に依頼するのがおすすめです。

【主に4箇所】まずは水漏れの原因箇所を特定しよう

①シャワーヘッドからの水漏れ

シャワーヘッドからの水漏れの原因は次の2つの場合が多いです。

原因①:ヘッドの残留水の漏れ出し

シャワーヘッドの残留水は、通常であれば水の表面張力が働くことで、漏れ出すことはありません。

しかし、これは内部に空気を入れないことが条件であり、一度内部の残留水を抜いて空気を入れてしまうと、シャワーヘッドの穴から残留水が漏れ出してしまいます。

原因②:シャワー水栓内部のバルブの損傷

シャワーの水栓内部にある水量を調整しているバルブが損傷、もしくは不具合が起きてると、水漏れが発生します。

これは、バルブを交換せずに長い期間使用していると、ゴミを噛みこんだりパッキンが劣化したりするためです。

原因の見分け方

シャワーヘッドを上に向けることで、原因を見分けることが可能です。

  • 水がずっと出てくる
    →バルブの損傷もしくは不具合
  • 水が出てこない
    →残留水

②シャワーヘッドの根元からの水漏れ

シャワーヘッドの根元から水漏れする場合、シャワーヘッドとホースの接続部分のパッキン、もしくはシャワーヘッド本体の劣化が原因と考えられます。

正常であれば根元に水漏れする隙間がありませんが、2つのどちらかが劣化していると隙間ができていることがあるので、部品を良く観察してみると良いでしょう。

③ホースからの水漏れ

ホース自体が裂けていたり、穴が開いていたりすると水漏れの原因になります。長年の使用中にホースの材質が劣化して強度が落ちてくることに加えて、曲げたり引っ張ったりと無理な力が繰り返し加わり、物理的に破損するためです。

基本的にはホースだけの交換で済みますが、シャワーヘッドとの接続部がサビや汚れで固着していると外せなくなることがあります。その場合はシャワーヘッド付きのホースと交換するようにしましょう。

④シャワー水栓からの水漏れ

シャワー水栓本体から水漏れがある場合、次の3つの箇所と原因が考えらえます。

  1. ハンドル付近:
    シャワー水栓本体の内部にあるパッキンが、長い間の使用で劣化することが原因です。
  2. シャワーと蛇口の切替付近:
    内部にある開閉をコントロールしているバルブが、長い間繰り返し使用されることで損傷したり、ゴミの噛み込みなどで不具合を起こしていたりすることが原因です。
  3. 給水栓:
    水栓本体の水道水と給湯器のお湯の量をコントロールしている開閉バルブの故障が原因である可能性が高いです。

【対処法①】シャワーヘッドからの水漏れ

【対処法①】シャワーヘッドからの水漏れ

シャワーヘッドからちょろちょろとした水漏れは、気になって仕方ないため早く解決したいもの。でも、今までDIYの経験がなくて交換できるか自信がない方も多いと思います。

シャワーヘッドの水漏れは、簡単な対処法で解決でき、交換作業も難しくないのでぜひチャレンジしてみてください。

残留水が原因の場合も多い

シャワーヘッド内の残留水が滴り落ちる症状で、これは故障ではなく構造上の仕方ないことでもあります。

シャワーヘッド内の残留水を抜くこと、もしくは漏れ出さないようにするだけで良く比較的簡単に対処することが可能です。

  1. ヘッドを下向きにする
    内部の残留水を穴から出し切ることで水漏れを止める方法です。
  2. ヘッドを上向きにして置く
    残留水を出すのではなく、逆に漏れ出さない方法です。使い終わった後、壁やポールに掛けずに、床などに上向きで置いておくだけなので簡単にできます。
  3. ヘッドを分解する
    ヘッドを回してホースと分解して残留水を抜いてしまう方法で、これが一番簡単で素早く対処できます。

ヘッドを交換しよう

残留水を抜いても水漏れが止まらず、さらに水栓本体の故障でない場合は、シャワーヘッドが故障している可能性が高いので交換が必要です。

交換手順はメーカーや型番、設置場所によらずほぼ一緒で簡単。日頃からDIYに慣れていない女性でも、マイナスドライバーが一本あれば自分で交換することができるので、ぜひ挑戦してみましょう。

STEP1 止水栓を閉める

まずシャワー水栓本体にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉めましょう。マイナスドライバーがなくても、代わりに硬貨を使うことで閉めることも可能です。止水栓は水道管と給湯機からシャワー水栓本体への水量をコントロールする栓で、完全に閉めることで供給をストップできます。

水栓を閉めずに作業すると、思わぬ水漏れで衣服が濡れてしまい、作業がしにくくなることもあるので、忘れずに閉めておきましょう。

STEP2 ヘッドを交換する

新しいヘッドに交換する手順は次の3つになります。

  1. シャワーヘッドを反時計方向に回し、取り外す
  2. 必要があればアダプターやパッキンを交換する
  3. 新しいシャワーヘッドに交換する

ヘッドの交換は本当に簡単です。DIY未経験の方でも簡単に交換できるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

【対処法②】シャワーヘッドの根元からの水漏れ

【対処法②】シャワーヘッドの根元からの水漏れ

シャワーヘッドの穴からでなく、根元からちょろちょろと水漏れしている場合は、内部にあるパッキンを交換してみましょう。

パッキンの交換はシャワーヘッドの交換と比べると細かい作業になりますが、新しパッキンを種類を間違えずに購入できれば一人暮らしの女性でも簡単に交換できます。特別な工具も必要ないので、手順をチェックして挑戦してみましょう。

パッキンを交換しよう

シャワーヘッドの根元からちょろちょろと水漏れしている場合は、パッキンの劣化が原因かもしれません。パッキンはシャワーヘッドを外して、ホース側の接続部の内側にある黒いゴム製の部品です。

長い時間使用していると劣化して固くなったり、常に水に触れるものでもあるためゴミやサビで固着してしまっていたりすることもあります。

パッキンはホームセンターでも購入でき、値段も高くないので、シャワーヘッドの根元から水漏れが気になったら交換に挑戦してみましょう。

パッキンを交換しよう

STEP1 止水栓を閉める

まずシャワー水栓本体にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉めましょう。マイナスドライバーがなくても、代わりに硬貨を使うことで閉めることも可能です。

止水栓は水道管と給湯機からシャワー水栓本体への水量をコントロールする栓です。

止水栓を完全に閉めることで、水の供給をストップできます。水栓を閉めずに作業すると、思わぬ水漏れで衣服が濡れてしまい、作業がしにくくなることもあるので、忘れずに閉めておきましょう。

STEP2 ヘッドを外し、パッキンを交換する

新しいパッキンに交換する手順は、次の3ステップになります。

  1. シャワーヘッドを反時計方向に回し、取り外す。
  2. ホース側に接続部の内部にある、古いパッキンを外す。
    (※汚れなどで固着している場合は、ラジオペンチで引きはがす。)
  3. 新しいパッキンに交換して、シャワーヘッドを取り付ける。

ヘッドの交換と比べると少しだけ細かい作業になりますが、パッキンの種類さえ間違えなければ、DIY経験のない女性でも簡単に交換できます。

【対処法③】ホースからの水漏れ

ホースからの水漏れは、シャワーヘッドや根元と比べて頻繁に発生するものではありませんが、きちんと対処しないと水道代が無駄に掛かる原因になります。

シャワーヘッドやパッキンと同様、ホームセンターで新しい物も簡単に手に入り、作業自体も簡単です。しっかり情報インプットして、もしもの時にすぐに対処できるよう準備しておきましょう。

ホースを交換しよう

ホースからの水漏れは、シャワーヘッドや根元と比べてイメージが湧きにくいものですが、長い間使用していると高い確率で発生します。ホースからの水漏れの原因は、劣化により強度が低下することに加えて、毎日使用する中で繰り返し曲げたり引っ張ったりすることによる疲労で穴が空いたり裂けたりすることです。

ホースの交換はシャワーヘッドの交換より少しだけ面倒ですが、自分でも可能なのでぜひトライしてみましょう。

STEP1 止水栓を閉める

まずシャワー水栓本体にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉めましょう。マイナスドライバーがなくても、代わりに硬貨を使うことで閉めることも可能です。

止水栓は水道管と給湯機からシャワー水栓本体への水量をコントロールする栓です。

止水栓を完全に閉めることで、水の供給をストップできるので水漏れの心配がなく、安心して作業できます。

 STEP2 ホースを外し交換する

ホースの交換手順は次の4ステップです。

  1. シャワーヘッドを反時計方向に回して、取り外す
  2. シャワー水栓本体のナットをモンキーレンチで緩め、取り外す
  3. 新しいホースを水栓本体に繋ぎ、ナットを締める
  4. シャワーヘッドを取り付ける

止水栓を少しだけ開けて、水漏れがないことと、シャワーからきちんと水が出てくるか確認しましょう。

【対処法④】シャワー水栓からの水漏れ

【対処法④】シャワー水栓からの水漏れ

シャワー水栓本体のから水漏れが発生している場合は、シャワーヘッドや根元などと違い、分解して正しく原因を突き止めるなどの難しい作業が必要になります。

DIYの経験が浅く自信がない場合は、自分での作業はとりあえず応急処置までにとどめ、プロの業者に相談・依頼するの手もあることを覚えておきましょう。

シールテープを使って応急処置を行おう

シャワー水栓からの水漏れの場合、原因を正しく把握して解決するために、水栓を分解する必要があり、個人での対処が難しいかもしれません。そんな時は、プロの専門業者に依頼するのが一番ですが、その前にシールテープを使用することで応急処置をすることが大切です。

シールテープは馴染みのない物ですが、シャワー以外の水回り品の応急処置や修理にも役に立ち、ホームセンターでも手軽に手に入れることができます。この機会に準備しておくとよいでしょう。

 STEP1 止水栓を閉める

まずシャワー水栓本体にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉めましょう。マイナスドライバーがなくても、代わりに硬貨を使うことで閉めることも可能です。

止水栓は水道管と給湯機からシャワー水栓本体への水量をコントロールする栓です。

止水栓を完全に閉めることで、急な水漏れを防ぐことができるので衣類が濡れ、作業の邪魔になることを防ぐことができます。

STEP2 バルブを外す

バルブを外す作業は次の3ステップです。

  1. バルブを固定しているネジをドライバーで緩め、取っ手を取り外す
  2. マイナスの形をした溝を持つ部品に、マイナスドライバーを差し込む
  3. 差し込んだドライバーの柄を叩いて徐々に緩めて外す

慣れない作業になるので、力を入れた反動でぶつけて怪我をしたり、部品が破損したりしないように気を付けましょう。

STEP3 シールテープを巻き付ける

シールテープは2か所にしっかり巻き付けて、水漏れの応急処置をします。

  1. バルブ先端の少し下の部分に、シールテープを2、3回巻き付ける
  2. マイナスの形をした溝を持つ部品の周りにも、シールテープを2,3回巻き付ける
  3. 取り外した部品を元に戻す

シールテープはあくまで応急処置なので、水漏れが止まったとしても一時的なものに過ぎません。

根本的に水漏れを解決したい場合は、自分で分解して新しいバルブに交換するか、水栓本体を交換する必要があります。作業に自信がない方は、プロの専門業者に依頼するのが安心です。

水漏れ修理でよくある質問

水漏れ修理でよくある質問

シャワーヘッドの水漏れ修理は頻繁に起きるトラブルではないため、いざという時にバタバタ調べなくて済むよう、事前に疑問を解消しておくことが大切です。

ここでは、水漏れ修理でよくある質問と回答を紹介しているので、しっかりインプットして準備万端にしておきましょう。

賃貸の場合の修理料金はどうなる?

賃貸でシャワーから水漏れが発生した場合、修理料金は誰が負担するのか気になるところだと思います。

まずは管理会社や大家さんに連絡するのが一番です。普段からひいきにしている修理業者がいれば話が早く、また同時に修理料金の負担の話も進められます

。水漏れ修理料金の負担は、契約内容と水漏れ原因によります。

  • 劣化による水漏れ→大家負担
  • 小修繕(パッキン交換など)可能なもの→自己負担
  • 使用方法の間違いによる水漏れ→自己負担

賃貸に住んでいる方は、水漏れトラブルが起きる前に管理会社や大家さんに修理料金の負担について聴いておくと安心ですね。

修理料金はどのくらい?

自分で修理する場合は、新品のシャワーヘッドなどの料金のみで済みます。

自分で修理ができない場合は、プロの専門業者に依頼することになりますが、その場合は修理料金と出張料金が掛かります。

新しい部品料金 修理料金 出張料金
シャワーヘッド 3,000~8,000円 4,000円 3,000~8,000円
パッキン ~1,000円 4,000円 3,000~8,000円
水栓本体交換 2ハンドル式:
12,000~15,000円サーモスタット式:
20,000~35,000円
8,000~12,000円 3,000~8,000円

水漏れ修理の依頼はミツモアがおすすめ!

水漏れ修理の依頼はミツモアがおすすめ!

シャワーヘッドや水栓本体からの水漏れ対策や交換は、ためらわずに専門のプロに見積もりを依頼することをおすすめします。一日の汚れを落とし、体も気持ちもきれいにしてくれるシャワーだからこそ、確実にトラブルの原因を突き止めて解決したいもの。

自分で挑戦することも可能ですが、まず最初は気軽にシャワーの水漏れのプロ業者に相談・見積りするのが一番の近道かもしれませんよ。

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