ミツモアメディア

蛇口の水漏れを自分で修理する方法!業者に依頼すべきケースと費用相場も解説

最終更新日: 2025年06月11日

水道の蛇口(水栓)からポタポタと水漏れしていませんか? 長期間放置しているとこぼれた分水道代が高くついてしまうため、なるべく早めに対処したいですよね。

本記事では、水漏れが起こった場合に自分で修理する方法を詳しく解説しています。業者に依頼すべきケースや費用相場についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【10秒で診断】蛇口の水漏れ対処方法の症状診断ツール

蛇口の水漏れ診断シミュレーター
Q1. 蛇口を閉めてもパイプの先端からポタポタと水が滴りますか?

Q2. ハンドルやレバーの付け根部分から水が染み出していますか?

Q3. パイプ(スパウト)の根元・接続部分から水が漏れていますか?

Q4. 壁や台の設置面付近から水が漏れていますか?

Q5. 蛇口を設置してから10年以上経過していますか?

Q6. お使いの蛇口はセンサー式または特殊な海外製品ですか?

Q7. 水漏れの量が多く、床や壁への被害が心配なほど激しく漏れていますか?

診断結果
水漏れ原因:コマパッキン(ケレップ)の劣化

蛇口をしっかり閉めてもパイプ先端から水が滴る場合、内部のコマパッキン(単水栓・ツーハンドル混合水栓)やバルブカートリッジ(シングルレバー混合水栓)が劣化している可能性が高いです。これらの部品は水の流れを直接せき止める役割を持ち、長年の使用で摩耗やゴムの硬化が進むことで水漏れが発生します。部品交換で改善が期待できます。

診断結果
水漏れ原因:三角パッキンの劣化

ハンドルやレバーの付け根から水が染み出す場合、内部の三角パッキンが劣化している可能性があります。このパッキンは水栓の動きをスムーズにしつつ、水の漏れを防ぐ重要な役割を担っています。長年の使用でパッキンが硬化したり、ひび割れたりしてシール性が低下し、水漏れを引き起こします。適切なサイズのパッキンに交換することで修理可能です。

診断結果
水漏れ原因:Uパッキン(Oリング)の劣化

パイプの根元から水が漏れる場合、蛇口本体とパイプの接続部分に使われているUパッキン(Oリング)の劣化が主な原因です。パイプを左右に動かすたびに摩擦が生じるため、このパッキンは消耗しやすい部品の一つです。パイプの直径に合った適切なサイズのUパッキンに交換することで、水漏れを止めることができます。

診断結果
水漏れ原因:シールテープやパッキンの劣化

壁や台の設置面付近からの水漏れは、給水管との接続部分のシールテープの劣化(壁付きタイプ)や、蛇口本体根元のOリング・パッキンの劣化(台付きタイプ)が原因です。この部分の水漏れは放置すると壁内部や床下に水が染み込み、深刻な被害につながる可能性があるため、早めの対処が必要です。

診断結果
水漏れ原因:蛇口本体の経年劣化

蛇口を設置してから10年以上経過している場合、蛇口本体の寿命が近づいています。部品交換だけでは他の箇所からすぐに水漏れが再発する可能性が高く、内部の複数の部品が同時に劣化している状態です。この場合は、部分的な修理よりも蛇口全体の交換を検討することをおすすめします。

診断結果
業者への依頼推奨:特殊な蛇口の水漏れ

センサー式蛇口(タッチレス水栓)や海外製・デザイン性の高い特殊な蛇口は、内部構造が複雑で専用部品が必要な場合が多いです。これらの蛇口は分解すると故障のリスクも高まるため、メーカーの保証や専門知識を持った業者による修理が推奨されます。無理な自己修理は避け、専門業者に相談しましょう。

診断結果
緊急対応必要:激しい水漏れ

床や壁への被害が心配なほど激しく水が漏れている場合は、一刻も早い対処が必要です。まずは止水栓または元栓を閉めて水を止め、その後すぐに水道修理の専門業者に連絡してください。応急処置だけでは根本的な解決にならず、放置すると水道代の増加や建物への被害が拡大する恐れがあります。

診断結果
水漏れ原因:複合的な問題の可能性

診断の結果、明確な水漏れ箇所が特定できない、または複数の要因が考えられる状況です。以下の可能性があります:

  • 微細な水漏れで原因箇所の特定が困難
  • 配管内部など見えない部分での問題
  • 複数箇所の同時劣化

このような場合は、専門業者による詳細な点検と診断を受けることをおすすめします。

蛇口が水漏れしている原因と対処方法

蛇口の水漏れは、ある日突然起こりうる厄介な問題です。しかし、水漏れ原因の多くは部品の劣化であり、原因箇所と適切な対処法が分かれば自分で修理できることも少なくありません。

この記事では、蛇口の水漏れでよく見られる主な原因箇所と、それぞれの修理方法を詳しく解説します。

  • パイプの先端からの水漏れ: 蛇口をしっかり閉めても、ポタポタと水が止まらない状態です。主に内部部品の劣化が原因です。
  • ハンドルやレバーの下からの水漏れ: 水を出すときに、ハンドルやレバーの付け根部分から水が染み出してくる場合の対処法です。
  • パイプと蛇口の接続部分からの水漏れ: 蛇口の首(スパウト)の付け根から水が漏れる状態で、パッキンの劣化が主な原因です。
  • 壁の設置面付近や蛇口の設置部分からの水漏れ: 蛇口が壁やカウンターに取り付けられている部分からの水漏れで、原因は蛇口のタイプによって異なります。

これらの症状に応じた対処法を知ることで、迅速かつ的確に水漏れの問題を解決できるようになります。ご自身の状況と照らし合わせながら、読み進めてみてください。

パイプの先端からの水漏れ

蛇口をきちんと閉めたつもりでも、パイプの先からポタポタと水が滴り落ちる場合、蛇口内部の部品が劣化している可能性が高いです。特に、水の流れを止める役割を持つコマパッキン(ケレップ)やバルブカートリッジの摩耗が主な原因として挙げられます。

ここでは、蛇口のタイプ別にパイプ先端からの水漏れを修理する方法を解説します。ご自宅の蛇口の種類を確認し、適切な手順で対処しましょう。

単水栓

単水栓のパイプ先端から水漏れする場合、主に内部のケレップ(コマパッキン)の劣化が原因です。

必要な道具・部品

  • ケレップ (呼び13水栓用など、サイズを確認してください)
  • モンキーレンチ
  • プラスドライバーまたはマイナスドライバー (ハンドルの固定ビスの形状によって使い分けます)

交換手順

  1. 止水栓または元栓を閉めます。
  2. ハンドルの上部にあるカラービス(青色や赤色のキャップ)をマイナスドライバーなどでこじ開けて外します。
  3. 中に見えるネジをドライバーで緩めてハンドルを取り外します。
  4. モンキーレンチでカバーナットを反時計回りに回して取り外します。
  5. スピンドルを反時計回りに回して取り外し、古いケレップを引き抜きます。
  6. 新しいケレップを向きに注意して(ゴム部分が下になるように)差し込みます。
  7. 取り外した部品を逆の手順で元に戻します。
  8. 止水栓・元栓を開き、水漏れがないか確認します。

ケレップは、蛇口の水の流れを直接せき止める重要な部品です。 古くなるとゴム部分が硬化したり、欠けたりして水漏れを引き起こします。交換作業自体は比較的簡単なので、慌てずに手順通りに進めましょう。

ツーハンドル混合水栓

ツーハンドル混合水栓のパイプ先端から水漏れする場合も、単水栓と同様にケレップ(コマパッキン)の劣化が主な原因です。お湯側と水側の両方にケレップが使われています。

必要な道具・部品

  • ケレップ (2個、お湯用と水用で材質が異なる場合があるので確認が必要です)
  • モンキーレンチ
  • プラスドライバーまたはマイナスドライバー

交換手順

  1. 止水栓または元栓を閉めます。(給湯器のリモコンもオフにしておくと安全です)
  2. ハンドル上部のカラービス(湯側は赤、水側は青が一般的です)をマイナスドライバーなどでこじ開けて外します。
  3. 中のネジをドライバーで緩め、ハンドルを引き抜きます。
  4. モンキーレンチでカバーナットを反時計回りに回して取り外します。
  5. スピンドルを反時計回りに回して取り外し、古いケレップを引き抜きます。
  6. 新しいケレップを向きに注意して差し込みます。
  7. 取り外した部品を逆の手順で元に戻します。
  8. 水漏れしている側だけでなく、もう片方のハンドル内のケレップも同時に交換しておくと、後々の手間が省けます。
  9. 止水栓・元栓を開き、水漏れがないか確認します。

ツーハンドル混合水栓の場合、片方の水漏れでも、もう一方のケレップも同時期に劣化している可能性が高いです。 部品代も高くないため、両方一度に交換することをおすすめします。

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓のパイプ先端から水漏れする場合、内部のバルブカートリッジの不具合が原因であることがほとんどです。

必要な道具・部品

交換手順

  1. 止水栓または元栓を閉めます。(給湯器のリモコンもオフにします)
  2. レバーハンドルの下や側面にあるネジキャップをマイナスドライバーなどでこじ開けるか、手で回して外します。
  3. 中のネジをドライバーまたは六角レンチで緩め、レバーハンドルを引き抜きます。
  4. カートリッジを固定しているカバーナットや押さえ部品を、ウォーターポンププライヤーや専用工具で反時計回りに回して取り外します。
  5. 古いバルブカートリッジを引き抜き、新しいものと交換します。カートリッジの向きや爪の位置を間違えないように注意してください。
  6. 取り外した部品を逆の手順で元に戻します。カバーナットを締める際は、締めすぎに注意しましょう。
  7. 止水栓・元栓を開き、水漏れがないか確認します。

バルブカートリッジは、水温や水量を調節する心臓部です。 メーカーや機種によって適合するカートリッジが異なるため、必ず事前に確認してから購入しましょう。分解図などが手元にあれば、よりスムーズに作業できます。

ハンドルやレバーの下からの水漏れ

蛇口のハンドルやレバーの付け根部分から水がじわじわと漏れてくる場合は、内部のパッキン類の劣化が主な原因です。この部分のパッキンは、水栓の動きをスムーズにしつつ、水の漏れを防ぐ役割を担っています。

長年使用することでパッキンが硬化したり、ひび割れたりしてシール性が低下し、水漏れを引き起こします。

必要な道具・部品

交換手順

  1. 止水栓または元栓をしっかり閉めます。
  2. ハンドルの上部にあるカラービス(キャップ)をマイナスドライバーなどでこじ開けて取り外します。
  3. ビスの下にある、ハンドルを固定しているネジをプラスドライバーで緩めて外します。
  4. ハンドルを引き抜きます。固い場合は、少し揺らしながら慎重に引き抜きましょう。
  5. ウォーターポンププライヤーで、ハンドルの下にある大きなナット(カバーナットまたはパッキン押さえナット)を反時計回りに回して緩め、取り外します。
  6. ナットの下にある古い三角パッキンを取り出し、新しい三角パッキンと交換します。パッキンの向きに注意してください。
  7. 取り外した部品を逆の手順で元に戻します。ナットを締める際は、最初は手で締め、最後にプライヤーで軽く増し締めする程度にします。締めすぎるとパッキンを傷める原因になります。
  8. 止水栓・元栓を開き、ハンドルやレバーを操作して水漏れがないか確認します。

特にツーハンドル混合水栓の場合は、水側と湯側の両方のパッキンを同時に交換しておくと、後々の二度手間を防げます。シングルレバー混合水栓の場合は構造が異なり、多くの場合、バルブカートリッジ全体の交換が必要です。

パイプと蛇口の接続部分からの水漏れ

蛇口のパイプ(スパウト)の根元、つまり蛇口本体とパイプが接続されている部分から水が漏れる場合、その接合部に使われているUパッキン(Oリングとも呼ばれます)の劣化が主な原因です。このパッキンは、パイプを左右に動かした際の水の漏れを防いでいます。

パイプを動かすたびに摩擦が生じるため、Uパッキンは消耗しやすい部品の一つです。

必要な道具・部品

交換手順

  1. まず、止水栓または元栓を閉めてください。これを忘れると、作業中に水が噴き出す可能性があります。
  2. パイプと蛇口本体をつないでいるナットを、モンキーレンチまたはウォーターポンププライヤーで反時計回りに回して緩めます。ナットが固着している場合は、無理な力を加えず、少しずつ緩めていきましょう。
  3. ナットが緩んだら、パイプを上に引き抜くか、回しながら取り外します。
  4. 蛇口本体側、またはパイプ側に古いUパッキンが見えます。これを取り外し、新しいUパッキンと交換します。Uパッキンの溝がある側を蛇口本体側(水圧がかかる側)に向けて取り付けるのが一般的ですが、製品によって異なる場合があるので説明書を確認しましょう。
  5. パイプを元通りに差し込み、ナットを手で時計回りに締めます。最後にレンチで軽く増し締めします。締めすぎるとパッキンが損傷する可能性があるので注意が必要です。
  6. 止水栓・元栓を開き、パイプの接続部分から水漏れがないか、またパイプを左右に動かしてみて漏れがないかを確認します。

Uパッキンはサイズが合わないと水漏れの原因になるため、交換前に現在使われているパイプの直径を測っておくことが重要です。 ホームセンターなどで複数のサイズがセットになったものを購入するのも良いでしょう。

壁の設置面付近や蛇口の設置部分からの水漏れ

蛇口が取り付けられている壁の接地面や、洗面台・キッチンのカウンターの設置部分から水が漏れている場合、原因は蛇口の種類や取り付け方によって異なります。多くは、取り付けナットの緩みや、内部のパッキン、あるいは配管接続部のシールテープの劣化が考えられます。

この部分の水漏れは、放置すると壁内部や床下に水が染み込み、深刻な被害につながる可能性があるため、早めの対処が必要です。

単水栓

壁付き単水栓の根元から水漏れしている場合、壁の中の給水管との接続部分に使われているシールテープの劣化が主な原因です。

必要な道具・部品

交換手順

  1. 必ず元栓を閉めてください。 止水栓だけでは不十分な場合があります。
  2. 水栓本体をウォーターポンププライヤーや水栓レンチを使って反時計回りに回し、壁から取り外します。この際、配管内に残っている水が出てくることがあるので、雑巾で受け止めましょう。
  3. 壁側の給水管のネジ山に残っている古いシールテープや汚れを、ブラシや雑巾でキレイに取り除きます。
  4. 水栓本体のネジ山にも古いシールテープが残っていれば、同様に清掃します。
  5. 新しいシールテープを用意し、先端を少し折り返して厚みを持たせます。
  6. 水栓本体のネジ山の先端から2山ほど開けて、ネジの進行方向(時計回り)に、テープを軽く引っ張りながら7~8周程度巻き付けます。 巻き終わりは指でしっかり押さえて馴染ませてください。
  7. シールテープを巻いた水栓本体を、壁の給水管に時計回りに手でねじ込んでいきます。最初は軽く、徐々に抵抗を感じるようになります。
  8. 最後にプライヤーやレンチで、水栓が適切な位置になるまで1~2回転ほど増し締めします。締めすぎや、一度締めた後に逆方向に緩めるのは水漏れの原因になるので避けてください。
  9. 元栓を開き、接続部分から水漏れがないか確認します。

シールテープの巻き方と回数が非常に重要です。 巻き数が少なすぎると隙間から水が漏れ、多すぎるとネジ山を傷めたり、水栓が奥まで入らなかったりします。

ツーハンドル混合水栓

壁付きのツーハンドル混合水栓の場合、本体と壁から出ているクランク管(への字型の管)の接続部分、またはクランク管と壁内の給水管の接続部分からの水漏れが考えられます。ここでは、水栓本体とクランク管の間のパッキン(クランクパッキン)交換を説明します。

必要な道具・部品

交換手順

  1. 必ず元栓を閉めてください。
  2. 水栓本体と左右のクランク管を接続している大きなナットを、モンキーレンチでそれぞれ反時計回りに緩めます。左右同時に少しずつ緩めていくと、本体に無理な力がかかりにくいです。
  3. ナットが完全に緩んだら、水栓本体を手前に引いて取り外します。
  4. クランク管の先端に残っている古いクランクパッキンを取り除きます。固着している場合は、マイナスドライバーなどで慎重に剥がしてください。
  5. 新しいクランクパッキンを、向き(通常は平らな面が水栓本体側、溝がある方がクランク管側)に注意してクランク管の先端にはめ込みます。
  6. 水栓本体をクランク管に合わせ、左右の接続ナットを手で時計回りに締めていきます。この時、本体が水平になるように注意してください。
  7. 左右のナットをモンキーレンチで均等に、交互に少しずつ締め込んでいきます。片方だけを強く締めると、パッキンがずれたり破損したりする原因になります。
  8. 元栓を開き、接続部分から水漏れがないか確認します。

クランク管自体と壁の接続部(こちらにもシールテープが使われています)からの水漏れの場合は、クランク管の交換やシールテープの巻き直しが必要になり、難易度が上がります。

シングルレバー混合水栓

台付き(洗面台やキッチンカウンターに取り付けられているタイプ)のシングルレバー混合水栓の設置部分から水漏れしている場合、蛇口本体の根元にあるOリング(OVパッキンなどと呼ばれることもあります)の劣化や、給水・給湯ホースの接続部の緩みやパッキン劣化が考えられます。ここでは、本体根元のOVパッキン交換を想定して説明します。

必要な道具・部品

交換手順

  1. シンク下の止水栓(お湯と水の両方)または元栓を閉めます。
  2. レバーハンドルを取り外します。(「パイプの先端からの水漏れ」のシングルレバー混合水栓の手順1~3を参照してください)
  3. カートリッジ押さえを取り外し、バルブカートリッジを引き抜きます。(同手順4~5前半を参照してください)
  4. 蛇口本体のスパウト(首部分)を上に引き抜きます。固い場合は左右に少し揺らしながら慎重に引き抜いてください。
  5. スパウトが刺さっていた蛇口本体の溝部分に、古いOVパッキン(通常は上下2本)が見えます。これらをピンセットやマイナスドライバーの先などで丁寧に取り外します。
  6. 新しいOVパッキンを溝にはめ込みます。この時、2本のパッキンの溝が向かい合うように(または製品の指示に従った向きで)取り付けるのが一般的です。
  7. 取り外したスパウト、バルブカートリッジ、カートリッジ押さえ、レバーハンドルを逆の手順で元に戻します。
  8. 止水栓または元栓を開き、水漏れがないか確認します。

この作業は部品が細かく、取り付け向きも重要になるため、分解する際に部品の順番や向きを写真に撮っておくと、組み立てる際に役立ちます。 給水・給湯ホース接続部からの水漏れの場合は、ナットの増し締めやホースごとの交換が必要になることがあります。

【自分で修理or業者へ依頼】蛇口の水漏れ対処方法の判断基準

蛇口から水漏れが発生した際、自分で修理すべきか、それとも専門業者に依頼すべきか、迷うところでしょう。状況によっては自分で簡単に対処できることもありますが、無理をしてしまうと被害を拡大させてしまう可能性もあります。

ここでは、どのような場合に自分で修理を試みても良いか、そしてどのような場合は業者に依頼するのが賢明か、その判断基準を具体的に解説します。

  • 自分で修理したほうがいいケース: 水漏れの程度が軽く、原因箇所が特定できており、必要な工具や部品の入手も容易な場合です。
  • 業者へ依頼したほうがいいケース: 水漏れが激しい、原因が分からない、特殊な蛇口である、または自分で修理する自信がない場合などです。

これらの基準を参考に、ご自身の状況に合わせて最適な対処法を選択しましょう。

自分で修理したほうがいいケース

ご自身で蛇口の水漏れ修理に挑戦しやすいのは、いくつかの条件が揃っている場合です。これらのポイントを確認してみましょう。

  • ポタポタとしたたる程度の、比較的軽微な水漏れであること。 噴き出すような激しい水漏れは、応急処置に留めて業者を呼ぶのが賢明です。
  • 水漏れしている箇所と、その原因が自分自身で確実に見当がついていること。 例えば、「パイプの先からポタポタ垂れるので、おそらくコマパッキンの劣化だろう」といった具体的な推測ができる状態です。
  • 修理に必要な工具(ドライバー、レンチ類など)が既に家にあるか、または容易に入手できること。 特殊な工具が必要な場合は、購入費用も考慮に入れる必要があります。
  • 交換が必要な部品(パッキン、カートリッジなど)の型番やサイズが分かり、ホームセンターやインターネットで簡単に入手できる見込みがあること。 部品が手に入らなければ修理できません。
  • 過去にDIYの経験がある、または手先の作業に抵抗がないこと。 説明書を読んだり、細かい部品を扱ったりすることに慣れているとスムーズです。

これらの条件を満たしていれば、修理費用を抑えつつ、水回りの知識も深まる良い機会になるでしょう。 ただし、作業を始める前には必ず止水栓や元栓を閉め、手順をよく確認してから取り掛かるようにしてください。少しでも不安を感じたら無理は禁物です。

業者へ依頼したほうがいいケース

自分で修理する自信がない場合や、状況が複雑な場合は、無理せず専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。以下のようなケースでは、プロの技術を頼ることを検討しましょう。

  • 蛇口を設置してから10年以上経過している。 蛇口本体の寿命が近づいており、部品交換だけでは他の箇所からすぐに水漏れが再発する可能性があります。蛇口全体の交換も視野に入れるべきです。
  • センサー式蛇口(タッチレス水栓)や、海外製・デザイン性の高い特殊な蛇口を使用している。 これらの蛇口は内部構造が複雑で、専用部品が必要な場合が多く、分解すると故障のリスクも高まります。
  • 修理作業に少しでも不安を感じている、または過去にDIYで失敗した経験がある。 無理な作業は状況を悪化させ、結果的に修理費用が高くつくことがあります。
  • 水漏れの量が多く、床や壁への被害が心配なほど勢いよく漏れている。 一刻も早い対処が必要なため、迅速かつ確実な修理が期待できる業者に任せるべきです。
  • 水漏れの原因箇所がどうしても特定できない。 プロは経験と専門知識で的確に原因を診断してくれます。
  • 交換部品の選び方や、修理手順の説明を読んでもよく理解できない。 間違った部品を選んだり、手順を誤ったりすると、水漏れが直らないばかりか、新たな問題を引き起こすこともあります。
  • 自分で一度修理を試みたが、水漏れが改善しなかった、あるいは悪化してしまった。

上記に当てはまる場合は、水道修理の専門業者に相談することをおすすめします。

なお、業者へ蛇口の水漏れ修理を依頼した人たちの声も併せて紹介します。

お客様★★★★★ 5.0
見積料金 8,000円
2025年03月07日
参考情報
【水漏れが起きていた場所】キッチン 【依頼した時間帯】夜間(18時~22時) 【プロが駆けつけるまでの時間】緊急の依頼では無かった
キッチンの水道の蛇口より水漏れがあり交換をしていただきました。 丁寧かつ確かな作業、見積もり通りの金額で済み満足しております。 お世話になりありがとうございました。
お客様★★★★★ 5.0
見積料金 13,200円
2025年04月25日
参考情報
【プロが駆けつけるまでの時間】緊急の依頼では無かった 【水漏れが起きていた場所】蛇口 【依頼した時間帯】夜間(18時~22時)
蛇口の交換工事をお願いしましたが、とても親切な業者さんで安心してお任せできました。 こちらの些細な疑問にも丁寧に答えてくださり、施工内容の相談にも親身になって乗っていただけたのが印象的です。 作業後には、交換した商品の段ボールまできれいに持ち帰ってくださり、その気遣いにとても感謝しています。 また何かあればぜひお願いしたいと思える対応でした。ありがとうございました!
お客様★★★★☆ 4.0
見積料金 7,700円
2025年06月01日
参考情報
【水漏れが起きていた場所】蛇口
混合水栓と浄水器を交換していただきました。スピード感もって対応いただきました。

業者は適切な工具と部品を用意しており、さまざまな状況に対応できる知識と技術を持っています。初期費用はかかりますが、確実な修理と安心感を得られるでしょう。

蛇口の水漏れ修理費用をシミュレーション

蛇口の水漏れ修理にかかる費用は、設置場所や蛇口の種類、水漏れの原因、修理方法、依頼する業者など、多くの要因によって大きく変動します。そのため、「我が家の場合はいくらくらいかかるのだろう?」と具体的な金額を知りたい方も多いでしょう。

正確な費用は専門業者による現地調査と見積もりが必要ですが、ここでは費用感を掴むための一助として、いくつかのケースを想定してみましょう。






蛇口修理サービス
中央値
30,000
最低価格
27,000
最高価格
33,000

複数の業者を比較して、納得のいく業者に依頼しよう

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

突然の水漏れに焦って適当に見つけた業者に依頼してしまうと、高額な作業代を請求される、作業の質が悪いなどのトラブルが起きるかもしれません。止水栓や元栓を閉める応急処置をすれば、一時的に水漏れを止められます。複数の見積もりを取って料金やサービス内容を見比べたうえで、納得のいく業者に修理依頼するのがおすすめです。

質問に答えるだけで最大5社から見積もりが届く

ミツモアならスマホやパソコンから予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで、自動で条件にぴったりのおすすめ事業者から最大5件の見積もりが届きます。複数の業者に1社ずつ問い合わせる手間は必要ありません。

料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

チャットで見積内容の相談ができる

気になった業者とはチャットで相談することができます。契約前に事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能です。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。

水漏れ修理を業者に依頼する