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トイレのゴムフロートは交換できる?正しい方法や原因別の水漏れ対策

最終更新日: 2021年12月01日

1日に何回も使用するといっても過言ではないトイレは、故障すると日常生活に大きな支障が出ます。そんなトイレにとって必要不可欠な部品である、ゴムフロートの役割や劣化した場合の修理方法を詳しく解説します。

トイレのゴムフロートを交換する方法

トイレ修理 ゴムフロート

ゴムフロートの交換自体は決して難しい作業ではありません。とはいえ、適切に交換するためには構造を理解しておくことが大切です。構造を理解して正しく交換しないと甚大な水漏れにつながる場合もあります。

トイレのタンクの構造とゴムフロートの役割を把握しよう

トイレのタンクは水道管とつながり一定量の水をためる構造となっています。このとき、トイレタンクの排水口の水栓となっているのがゴムフロートです。

ゴムフロートはその名の通りゴム製であることが大半で、「フロート弁」「フロートバルブ」「ゴム玉」などとも呼ばれます。水を流すレバーとチェーンでつながっており、レバーの動きと連動して排水口の開閉をコントロールする仕組みです。

水が流れっぱなしになる場合、ゴムフロート自体が劣化しているケースやチェーンやレバーの不具合というケースが想定されます。

ゴムフロートの交換に必要な道具と手順

ゴムフロートの交換手順を簡単に解説すると、止水栓で水を止めた後、タンクを空にして、フロートを交換します。

交換に必要な道具は止水栓を止める際に必要なマイナスドライバーと、交換のための新しいゴムフロートです。ゴムフロートはホームセンターやネットショップで手に入れることができます。

具体的な交換手順は以下の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンク内への給水を止める
  3. タンク内の水を抜く
  4. レバーに接続されているチェーンを外す
  5. 作業がしやすいよう、オーバーフロー管を外す
  6. 古いゴムフロートを取り外す
  7. 新しいゴムフロートを取り付ける
  8. 逆の手順で組付けを行う
  9. レバーに接続されたチェーンを調整し修理完了

止水栓を締める際は電動ドライバーを使用せず、必ず通常の手締めのドライバーを使用しましょう。閉めすぎると水漏れの可能性があります。

チェーンや排水弁の状態確認で直ることも

ゴムフロート劣化による水漏れはチェーンの調整やゴムフロートの確認で直る場合があります。

なぜなら、トイレはレバーを回しチェーンが引っ張られることで、排水弁であるフロートが開き水が流れる仕組みだからです。

そのため、以下の2つの可能性が考えられます。

  • チェーンの長さがずれたことでフロートが開きっぱなし
  • フロートに異物が挟まっているために水漏れが発生している

ゴムフロートの交換をする前に、チェーンの調整やゴムフロートに異物が挟まっていないかを確認しましょう。確認することで余計な出費を抑えられます。

ゴムフロートが水漏れの原因ではないとき

トイレ 修理

トイレの水漏れはゴムフロートだけではありません。他の部品が破損したときにも水漏れが発生します。ゴムフロート以外の水漏れにつながる部品と、部品が故障した場合の対応を紹介します。

ボールタップが故障している場合

ボールタップはトイレのタンクの水量を測る部品です。ボール状の球体がタンク内で浮き沈みすることで、水の流入をコントロールしています。故障すると水の流入が止まらなくなり、水が流れ続けたり、タンクから水が漏れたりします。

ボールタップは給水管につながっているため、修理の際は給水管を外さなければなりません。このときウォーターポンププライヤーやモンキーレンチといった工具が必要です。

修理手順は止水栓を閉め、タンクを空にして給水管からボールタップを取り外し交換を行います。工具や部品を用意するのが大変ですが、揃っているのであれば比較的簡単に交換できるでしょう。

工具がない場合、止水栓を締めることで応急的な措置が可能です。

オーバーフロー管が破損している場合

オーバーフロー管は「溢水管(いっすいかん)」や「あふれ管」とも呼ばれる部品で、タンクが満タンにもかかわらず給水された場合、便器へとあふれた水を流す樹脂製部品です。破損するとレバーを操作していないにもかかわらず水が流れます。

タンクの底につながっているため、交換の際はモンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどの取り外し工具が必要です。

修理は止水栓で給水を止めた後、タンクを空にして給水管やタンクを取り外し交換を行います。タンクを外す必要があることから、大掛かりな修理になることも少なくありません。

また、壊れやすい樹脂部品なので破損しないように丁寧に交換をしましょう。

自分で解決できないときは業者に相談を

トイレの水漏れ修理業者

トイレの修理を文字に書き起こすと簡単そうに見えますが、修理や交換時に注意が必要な箇所がたくさんあります。自分での修理が難しい場合、業者に相談をしましょう。ここでは相場や業者の選び方を解説します。

タンクの水漏れ修理にかかる費用の相場

タンクの水漏れ修理にかかる費用の相場は6,000~30,000円と大きな開きがあります。

大きな差が出る理由は、調整だけで済む場合がある一方、タンクの着脱といった大掛かりな修理やパーツ交換が必要になる場合があるからです。

しかし、部品ごとの修理の相場は概ね決まっています。今回紹介したゴムフロートを交換する場合、6,000円から15,000円が相場です。見積もり時にこの金額より高額な費用を提示されたら高いと言えるでしょう。

しかし、ボールフロートやオーバーフロー管の故障の場合、着脱部品が多いため費用はかさむ傾向があります。高い見積もりを提示された際は、何を交換するか聞いてくださいね。

業者選びは複数会社から見積もりを取ろう

修理費用は業者によって大きくことなります。また、中には故障時の不便な生活や不安に付け込んで高額な修理費を請求する悪徳業者もいます。

悪徳業者にだまされないためにも業者を選ぶ際は複数の会社から見積もりを取り、費用を見比べることが必要です。最低でも3社の見積もりを取り、比較すると良いでしょう。

比較する際におすすめのサービスがミツモアです。ミツモアを利用すると、住んでいる地域の修理業者に一括で見積もりを取ることができます。

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ゴムフロートを交換して水漏れを直そう

トイレ 修理業者

ゴムフロートが故障するとトイレの使用が難しくなります。トイレは生活をする上で必要不可欠と言える設備だけに、故障すると日常生活に大きな支障が出ます。

今回はゴムフロートの故障の原因や、ゴムフロート以外のトラブルの紹介をしました。水漏れはパニックになるトラブルですが、冷静に対応すれば修理は可能です。

また、故障をしていない場合でも、ゴムフロートが劣化していないか定期的に確認をするとトラブルを事前に防げるでしょう。

もし故障してしまった際は止水栓を閉め、自分で修理をするという選択肢があります。自信がない人はミツモアで早めに業者を探して、修理を依頼するのがおすすめです。

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この記事では、ゴムフロートの交換や業者に依頼する際の費用について解説しました。

自分で対処することも可能ですが、水漏れの原因を自分で判断することは難しいです。一人で悩まず、困ったら業者に相談しましょう。

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