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水漏れ修理の費用相場はいくら?内訳や高くなる原因

近くの水漏れの修理料金を調べる
最終更新日: 2025年07月23日

水漏れ修理の費用相場は7,500円~13,200円です。(※)

水漏れ修理は早めにすることが大切ですが、焦って修理業者を決めてしまうと「修理費用が高すぎる」などのトラブルが発生することがあります。

水漏れ修理の費用相場や費用の内訳、修理費用を安く抑えるコツをチェックして、後悔のない水漏れ修理をしましょう。

※ミツモアにおける「水道の水漏れ修理」サービスの成約価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

水漏れ修理費用の相場をチェック

水漏れ修理の費用相場

水漏れ修理にかかる費用の相場は以下の通りです。

水漏れ修理の相場:7,500円~13,200円

※ミツモアにおける「水道の水漏れ修理」サービスの成約価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

水漏れ箇所別の修理費用を表形式にまとめました。

水漏れ箇所 修理費用相場
配管のSトラップ 8,400円~11,000円
給水管 10,000円~13,200円
排水管 10,000円~13,200円
止水栓 8,800円~10,780円
配管の漏水箇所がわからない 6,000円~8,800円
トイレの給水管 5,500円~8,800円
トイレの止水栓 7,700円~10,000円
トイレの手洗管 5,500円~8,800円
トイレのタンクの下側 12,000円~16,500円
トイレのレバーの付け根 5,500円~9,000円
便器本体 6,000円~9,680円
床と便器の隙間 15,000円~19,800円
洗濯機の給水周り 8,400円~10,780円
洗濯機の排水周り 8,200円~11,000円

※ミツモアにおける「水道の水漏れ修理」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

水漏れ修理費用の内訳

水漏れ修理の費用は、作業内容や使用する部材によって大きく変わります。見積書の内訳を理解することで、適正価格かどうかを判断できます。

一般的な水漏れ修理費用は、以下の4つの項目で構成されています。

それぞれの内訳を詳しく見ていきましょう。

① 作業工賃

作業工賃は、実際の修理作業に対する技術料です。水漏れの原因調査から修理完了までの作業全般に対する費用で、修理費用の中で最も大きな割合を占めます。

パッキン交換のような簡単な作業であれば3,000円~5,000円程度ですが、配管の交換や特殊な工具を使用する作業では10,000円~30,000円程度かかることもあります。

作業工賃の目安は以下の通りです。

作業内容 作業工賃の目安
パッキンの交換 3,000円~5,000円
蛇口の修理・調整 5,000円~8,000円
トイレタンク内の部品交換 8,000円~15,000円
配管の接続部分の修理 10,000円~20,000円
水道管の交換 20,000円~50,000円

※ミツモア調べ(2025年5月時点)

作業の難易度や所要時間によって工賃は変動します。事前に作業内容と工賃の詳細を確認することで、後から追加料金を請求されるトラブルを防げます。

② 材料費・部材費

材料費・部材費は、修理に使用するパッキンや配管、接着剤などの費用です。水漏れの原因や修理箇所によって必要な部材は異なり、部材の品質によって価格差が大きいことが特徴です。

たとえば蛇口のパッキンは数百円程度ですが、トイレの給水管やフレキシブル管は3,000円~5,000円、高機能な部品では10,000円を超えることもあります。

代表的な部材とその費用についてまとめると以下の通りです。

部材名 価格の相場 用途
ゴムパッキン 100円~500円 蛇口の水漏れ修理
Oリング 200円~800円 接続部の水漏れ修理
フレキシブル管 2,000円~5,000円 給水管の交換
ボールタップ 3,000円~8,000円 トイレタンクの修理
混合水栓カートリッジ 5,000円~15,000円 蛇口本体の修理

※ミツモア調べ(2025年5月時点)

材料費・部材費を抑えるためには汎用品を使うことが挙げられます。ただし耐久性や保証の観点からはメーカー純正品を使うことをおすすめします。

③ 出張費・駐車場費

出張費は修理業者が現場まで移動するための費用です。相場は2,000円~5,000円ですが、業者によっては出張費を取らないこともあります。遠方の業者に依頼すると出張費がかかりやすい傾向があるので、出張費を節約したいのであればなるべく近くの水道修理業者に依頼しましょう。

駐車場代は作業現場に駐車スペースがない場合に発生し、コインパーキングなどの実費が請求されます。都市部では1時間あたり500円~1,000円程度かかることが多く、作業時間が長引くと駐車場費も高額になります。

出張費や駐車場費は、見積もり段階で確認できる項目です。無料出張を謳う業者もありますが、その分作業工賃に上乗せされている可能性もあるため、総額で比較することが重要です。また、駐車場費を抑えるために、近隣の安い駐車場を事前に調べておくことも有効な方法です。

水漏れ修理が高くなる原因

水漏れ修理費用が高くなる理由は大きく分けると5つあります。

見積もり依頼を出す前に、修理費用が高くなる理由を知っておくことで「思っていたより修理費用が高い」などのトラブル発生確率を下げられます。

① 水道管の取り換えが必要

水漏れの原因が、水道管自体の劣化や破損の場合、部分的な修理では対応できないため配管の交換が必要です。特に築年数の古い建物では、配管全体が老朽化していることが多く、一部を修理しても別の箇所から水漏れが発生する可能性があります。

配管交換の費用は、交換する長さや設置場所によって大きく変動します。1mあたり10,000円~30,000円程度かかります。

壁の中や床下の配管交換では、壁や床を一度解体する必要があるため、工事費用が50,000円~200,000円と高額になることもあります。またマンションの場合は管理組合への申請や近隣への配慮も必要で、工期も長くなる傾向があります。

配管の材質をステンレスや樹脂製の耐久性の高いものに変更する場合は、さらに費用が高額になりますが、長期的に見れば再度の水漏れリスクを減らせるメリットがあります。

② 人件費などがかかっている

修理の規模や難易度によって、複数の作業員が必要になったり作業時間が長くなったりすると人件費が高くなります。人件費をはじめとした経費が高くなりやすい修理作業の例は以下の通りです。

  • 重い設備の移動
  • 高所作業
  • 狭い場所での作業

これらの作業では安全確保のために2名以上の作業員が必要になるケースが多いです。

ほかにも原因の特定に時間がかかる複雑な水漏れの場合、調査だけで2~3時間かかることもあり、その分の人件費が発生します。

専門的な技術や資格が必要な作業では、熟練した技術者の人件費が高く設定されています。給水装置工事主任技術者や配管工の有資格者による作業は、1時間あたり5,000円~8,000円程度かかることもあります。

専門技術者による確実な修理は、再発防止や保証の面でメリットがあるため、単純に費用だけで判断するのではなく、技術力と費用のバランスを考慮することが大切です。

③ 壁や床の補修が必要

配管が壁の中や床下にある場合、水漏れ修理のために壁や床を解体する必要があります。修理後は元通りに復旧する必要があるため、内装工事費用が追加で発生します。

壁紙とフローリングの張替えについて、費用相場をまとめると以下の通りです。

張り替え内容 1㎡あたりの費用相場
壁紙・クロスの張替え(標準タイプ) 1,200円~1,760円
フローリングの張り替え 8,000円~14,000円

※ミツモアにおける「壁紙・クロスの張り替え」「フローリングの張り替え」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)

水漏れによって壁や床材が腐食している場合は、さらに大規模な補修が必要になります。下地材の交換や防水処理なども含めると、補修費用だけで100,000円を超えることもあります。

またマンションで階下への水漏れ被害が発生している場合は、階下の天井や壁の補修費用も負担する必要があり、保険の適用範囲を事前に確認しておくことが重要です。

④ 高額な部材・材料を使っている

水漏れの修理費用は、使用する部材や材料の品質によって大きく変動します。高額になりやすい部材・材料の特徴は以下の通りです。

  • メーカー純正品の部品やパーツ
  • デザイン性の高い部品やパーツ
  • 高耐久など機能性に優れた部品やパーツ

たとえば輸入品の水栓金具や高機能な部品を使用する場合、国産の汎用品と比べて2~3倍の価格になることもあります。デザイン性を重視した水栓金具では、カートリッジ1つで20,000円~30,000円することもあり、見た目と機能性を両立させるにはコストがかかります。

最新の節水機能や浄水機能を備えた部品を選択すると、初期費用は高くなりますが、長期的な水道代の節約につながることもあります。また耐久性の高い材料を使用することで、メンテナンス頻度を減らせるメリットもあります。

見積もり時に複数の部材オプションを提示してもらい、予算と性能のバランスを考慮して選択することをおすすめします。

⑤ 早朝・深夜などの時間帯の対応を依頼する

水漏れは突然発生することがほとんどです。早朝や深夜、休日に対応を依頼すると割増料金が発生することが多いです。緊急対応の割増料金は通常料金の1.5倍~2倍になることが多く、早朝・深夜の対応では基本料金に10,000円~20,000円の割増料金が加算されることがあります。

24時間対応の水道修理業者に依頼する場合でも、時間外料金がないかを必ず確認しましょう。

割増料金が発生しても、水道修理業者をすぐに呼んだ方が良い水漏れの症状は以下の通りです。

  • 階下へ水漏れの影響が出る可能性が高い
  • 元栓を締めても水道メーターが回り続けている
  • 生活に支障をきたす規模の水漏れ
  • 電気設備への影響を及ぼす危険性がある

これらに該当しない水漏れであれば、いったん応急処置で様子を見て、通常営業時間内に依頼することで修理費用を安く抑えられます。夜中に水漏れが発生すると焦ってしまいますが、止水栓を閉めてバケツで水を受けるなどの応急処置で対応可能な場合は、通常営業時間内での依頼を検討しましょう。

水漏れ修理を安く抑えるコツ

水漏れ修理を安く抑えるには3つのコツがあります。

3つのコツを確認し、修理費用を節約しましょう。

① 相見積もりで安い業者を見つける

水漏れの修理の費用相場は修理業者ごとに大きく異なります。そのため、適正価格で修理をするためには複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

3社以上の見積もりを比較することで、相場価格を把握でき、適正価格で修理を依頼できます。見積もりを依頼する際は、同じ条件で比較できるよう、修理内容や使用部材を統一して伝えましょう。オンラインの一括見積もりサービスを利用すれば、効率的に複数の業者から見積もりを取得できます。

見積もりを比較するときは以下の点をチェックしましょう。

  • 作業内容の詳細が明記されているか
  • 使用する部材のメーカーと型番
  • 作業時間の目安
  • 保証期間と保証内容
  • 追加料金が発生する条件

価格だけで判断するのではなく、サービス内容と価格のバランスを総合的に評価することが大切です。極端に安い見積もりには、後から追加料金を請求される可能性や品質の低い部材を使用されるリスクがあるため注意が必要です。口コミや評判も参考にしながら、信頼できる業者を選びましょう

水道修理費用の相見積もりを取る

② 追加料金の発生条件を事前に確認する

見積もり金額はあくまで「指定された条件ではこの費用になる」という目安です。そのため実際に支払う金額とズレが生じる可能性があります。見積もり金額と実際の請求金額が大きく異なるトラブルを防ぐため、追加料金が発生する条件を必ず事前に確認しましょう。

追加料金の発生に関しては以下のポイントを確認すると、トラブルが置きづらいです。

  • 部材の在庫がない場合の取り寄せ費用
  • 作業時間が延長した場合の延長料金
  • 廃材処分費
  • 消費税の取り扱い

見積書に「○○一式」などの表記がある場合は、「一式」部分の詳細な内訳を求めましょう。

また、作業前に追加工事が必要と判明した場合は、必ず見積もりを取り直してもらい、納得してから作業を進めてもらうよう依頼しましょう。信頼できる業者であれば、追加料金の可能性について事前に丁寧に説明してくれます。

③ 火災保険を利用して水漏れ修理をする

火災保険に加入している場合、補償内容によっては水漏れに関する修理費用をカバーできる可能性があります。

給排水設備の故障による水漏れや、凍結による配管の破裂などは、多くの火災保険で補償対象となっています。保険を利用することで、自己負担額を大幅に減らせる可能性があります。まずは加入している火災保険の契約内容を確認し、水漏れが補償対象に含まれているか確認しましょう。

火災保険を申請する場合は、概ね以下の手順で進めます。

  1. 保険会社に連絡し、補償内容を確認
  2. 水漏れの状況を写真や動画で記録
  3. 修理業者から見積書を取得
  4. 必要書類を保険会社に提出
  5. 保険会社の審査を待つ

経年劣化による水漏れは補償対象外となることが多いため注意が必要です。また、保険金が支払われるまでに時間がかかることもあるため、緊急性の高い修理の場合は、一旦自費で修理し、後から保険金を請求する流れになることもあります。保険会社や代理店に相談しながら、最適な方法を選択しましょう。

水漏れに気づいたときの応急処置

水漏れに気づいたら、まずは水漏れの被害を拡大させないために応急処置をすることが大切です。

具体的な応急処置の方法は以下の4つです。

それぞれの詳細について確認し、水漏れによる被害を最小限に抑えましょう。

① 水栓または水道の元栓を締める

水漏れを発見したら、まず該当箇所の水栓を締めて水の供給を止めます。蛇口やトイレなど、個別に止水栓がある場合は、その止水栓を時計回りに回して締めます。

止水栓の場所が分からない、または個別の止水栓がない場合は、建物全体の水道元栓を締めます。一戸建ての場合は敷地内の水道メーター付近、マンションの場合は玄関横のパイプスペース内にあることが一般的です。

元栓を締める際の注意点として、急激に締めると配管に負担がかかり、別の箇所で破損する可能性があります。ゆっくりと確実に締めることが大切です。

また元栓を締めると建物全体の水道が使えなくなるため、飲料水の確保や、同居人への連絡も忘れずに行いましょう。

水漏れ箇所の周辺にある電化製品は、感電や故障を防ぐため、コンセントから抜いて安全な場所に移動させます。止水後は、床に溜まった水を雑巾やバケツで除去し、被害の拡大を防ぎます。

② 水道修理業者に見積もりを依頼する

応急処置が完了したら、複数の水道修理業者に連絡して見積もりを依頼します。緊急時でも、1社だけに依頼するのではなく、最低でも2~3社から見積もりを取ることが重要です。電話で状況を説明する際は、水漏れの場所、水漏れの程度、築年数、これまでの修理履歴などを正確に伝えます。写真や動画を撮影しておくと、より正確な見積もりが可能になります。

見積もり依頼時に確認すべき項目は以下の通りです。

  • 出張費の有無と金額
  • 見積もり作成は無料か有料か
  • 最短でいつ対応可能か
  • 概算費用の範囲
  • 営業時間と緊急対応の可否

オンラインの一括見積もりサービスを利用すれば、効率的に複数業者へ依頼できます。ただし、極端に安い業者や、電話対応が不誠実な業者は避けることが賢明です。地域で長年営業している業者や、水道局指定工事店に認定されている業者を選ぶと安心です。

地域の水道修理業者から見積もりを取る

③ 依頼する業者を決める

一括見積もりで複数の見積もりが揃ったら、価格やサービス内容、レスポンスの速さを総合的に比較して業者を決定しましょう。

最安値の業者を選ぶのではなく、適正価格で信頼できる業者を選ぶことが重要です。見積書の内容が詳細で、質問に対して丁寧に回答してくれる業者は信頼性が高いと判断できます。また、アフターサービスや保証内容も重要な判断材料です。

見積書の比較項目 チェックポイント
価格 相場と比較して適正か
作業内容 必要十分な内容か
使用する部材 品質と価格のバランスがよいか
施工後の保証 1年以上の保証があるか
対応時間 希望の日時に対応できるか

水道修理業者が決まったら、作業日時を調整します。作業当日は立ち会って作業内容を確認してください。

作業前に最終見積もりを再確認し、追加工事が発生した場合の対応についても事前に取り決めておくことで、トラブルを防げます。

④ 賃貸物件の場合は貸主へ連絡をする

賃貸物件で水漏れが発生した場合は、修理業者を呼ぶ前に必ず大家や管理会社に連絡をしましょう。賃貸物件で水漏れを発見したときの行動フローは以下の通りです。

  1. 水漏れの応急処置をする
  2. 水漏れの状況を写真などで記録に残す
  3. 貸主へ連絡する
  4. 貸主の指示に従い水道の修理をする

契約内容によっては、指定業者での修理が義務付けられている場合や、修理費用の負担区分が定められていることがあります。無断で修理を行うと、費用を自己負担することになったり、原状回復義務違反となったりするリスクがある点に注意が必要です。

連絡する際は、水漏れの状況を詳しく説明し、写真や動画で記録を残しておきます。経年劣化による水漏れは貸主負担、入居者の過失による水漏れは入居者負担となることが一般的です。

ただし、緊急性が高く、貸主と連絡が取れない場合は、応急処置として止水し、被害の拡大を防ぐ措置を取ることが認められています。その場合でも可能な限り早く貸主に報告し、対応について指示を仰ぐことが重要です。

水漏れ修理の費用を抑えるには一括見積もりがおすすめ

ミツモアでプロに仕事を依頼する流れの図解

水道の水漏れ修理の費用相場は7,500円~13,200円(※)です。水漏れは放置すると水道代の増加や建物への被害につながるため、早急な対応が重要です。

信頼できる修理業者を素早く見つけたい場合は、一括見積もりサービスの活用がおすすめです。ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最短2分で最大5社から見積もりが届きます。

登録業者の中から条件に合った業者を自動選定するため、業者探しの手間が大幅に削減できます。価格だけでなく、口コミや保証の有無も比較できるので、納得して業者を選べます。

複数の見積もりを比較することで、適正価格での修理が実現します。急な水漏れトラブルでも、スピーディーに信頼できる業者を見つけられるミツモアをぜひご活用ください。

※ミツモアにおける「水道の水漏れ修理」サービスの成約価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)